過去問題目次
海綿状血管腫の特徴はどれか。2つ選べ。
a 波動
b 硬結
c 拍動
d 退色性
e 被圧縮性
2歳の男児。Langerhans細胞性組織球症の診断を得た。
初診時のCT(別冊No.21)を別に示す。
適切な対応はどれか。1つ選べ。
a 経過観察
b 外科的切除
c 放射線照射
d 抗癌剤治療
e 副腎皮質ステロイド薬投与
12歳の男児。右側顔面の腫脹を主訴として来院した。
2年前に同部の腫脹と違和感に気付いていたが放置し、その後腫脹は次第に増大してきたという。
初診時の顔貌写真(別冊No.1A)、口腔内写真(別冊No.1B)、エックス線写真(別冊No.1C)、CT(別冊No.1D)及び生検時のΗ-E染色病理組織像(別冊No.1E)を別に示す。
適切な処置はどれか。1つ選べ。
a 切開排膿
b 抗菌薬投与
c 摘出・開窓術
d 下顎区域切除術
e 下顎半側切除術
60歳の男性。下顎左側臼歯部インプラントの違和感を主訴として来院した。
3か月前に違和感に気付いたが放置していた。
3日前から咬合時の違和感が増大してきたという。
インプラントの動揺は認めない。頸部リンパ節に腫大はなかった。
初診時の口腔内写真(別冊No.10A)、エックス線写真(別冊No.10B)及び生検時のH-E染色病理組織像(別冊No.10C)を別に示す。
適切な対応はどれか。1つ選べ。
a 経過観察
b 抗菌薬投与
c 歯肉切除術
d 下顎辺縁切除術
e インプラント除去術
61歳の女性。下顎右側大臼歯部の腫脹を主訴として来院した。
2か月前から同部の腫脹に気付いていたが放置していたところ、最近NM*の動揺が高度になってきたという。
初診時のエックス線写真(別冊No.39A)、CT(別冊No.39B)及び生検時のΗ-E染色病理組織像(別冊No.39C)を別に示す。
診断名はどれか。1つ選べ。
a 骨肉腫
b 扁平上皮癌
c エナメル上皮腫
d 線維性異形成症
e 慢性下顎骨骨髄炎
73歳の女性。摂食困難を主訴として来院した。
6か月前から義歯の不適合に気付き、1か月前から食事時に痛みが生じるようになったという。
初診時の口腔内写真(別冊No.2A)、エックス線写真(別冊No.2B)及び生検時のΗ-E染色病理組織像(別冊No.2C)を別に示す。
適切な治療法はどれか。1つ選べ。
a 腫瘤切除
b 抗癌剤投与
c 抗真菌薬投与
d 下顎区域切除
e 副腎皮質ステロイド軟膏塗布
20歳の女性。上顎右側前歯部の腫瘤を主訴として来院した。
2年前から腫瘤に気付いていたが放置していたという。
腫瘤は有茎性で、隣接歯の動揺およびエックス線写真上で骨吸収像は認めない。
初診時の口腔内写真(別冊No.15A)と生検時のΗ-E染色病理組織像(別冊No.15B)を別に示す。
適切な処置はどれか。1つ選べ。
a 減量術
b 骨膜上で切除
c 上顎骨部分切除
d 骨膜を含めて切除
e 隣接歯を含めて切除
39歳の女性。下顎左側臼後部の膨隆を主訴として来院した。
2か月前に気付いたという。
生検、埋伏歯抜去および開窓を行い、ある装置を装着した。
装置の写真(別冊No.26A)、初診時のエックス線写真(別冊No.26B)及び手術後と装置装着時の口腔内写真(別冊No.26C)を別に示す。
この装置を使用する目的はどれか。2つ選べ。
a 疼痛の軽減
b 薬剤の留置
c 創部の圧迫止血
d 開窓部の閉鎖防止
e 腔内への食渣の侵入防止
口腔癌患者の疼痛コントロールにおけるオピオイドの使用方法はどれか。2つ選ベ。
a 末期患者に限定する。
b NSAIDsと併用できる。
c 経口投与が優先される。
d 高用量から投与を開始する。
e 軽度な疼痛に対する第一選択薬である。
右側舌縁部に最大径3cmの舌癌を認めた。また同側顎下リンパ節のみに最大径が2 cmの転移を1つ認めたが、遠隔転移は認めなかった。
このTNM分類はどれか。1つ選べ。
a T1N1M0
b T1N1M1
c T2N0M0
d T2N1M0
e T2N1M1
78歳の女性。抜歯後の治癒不全を主訴として来院した。
左側の下顎臼歯部歯肉に硬結を伴う潰瘍を認め、左側顎下部に無痛性の腫脹を認める。
初診時のエックス線写真(別冊No.34A)、造影CT横断像と冠状断像(別冊No.34B)及び下顎歯肉部の生検時のΗ-E染色病理組織像(別冊No.34C)を別に示す。
矢印で示すのはどれか。1つ選べ。
a 膿瘍
b 鰓囊胞
c 多形腺腫
d 転移リンパ節
e ガマ腫<ラヌーラ>
舌に発生した疾患のΗ-E染色病理組織像(別冊No.9)を別に示す。
治療薬として適切なのはどれか。2つ選べ。
a 5-FU
b シスプラチン
c ストレプトマイシン硫酸塩
d シクロホスファミド水和物
e ベンジルペニシリンベンザチン水和物
15歳の男子。
かかりつけ歯科医のエックス線検査で右側の下顎小臼歯部に異常を指摘され、精査を希望して来院した。
自覚症状はないという。
初診時のエックス線写真(別冊No.12A)とCT(別冊No.12B)を別に示す。
疑われるのはどれか。1つ選べ。
a 内骨症
b 骨形成線維腫
c 骨性異形成症
d 線維性異形成症
e 石灰化囊胞性歯原性腫瘍
喫煙がリスクファクターと考えられているのはどれか。2つ選べ。
a 齲蝕
b 口底癌
c 地図状舌
d 慢性再発性アフタ
e インプラント周囲炎
25歳の女性。右側の上顎臼歯部の腫脹と疼痛を主訴として来院した。
エックス線写真(別冊No.9A)、CT(別冊No.9B)及び生検時のΗ-E染色病理組織像(別冊No.9C)を別に示す。
診断名はどれか。1つ選べ。
a 歯根囊胞
b 含歯性囊胞
c エナメル上皮腫
d 術後性上顎囊胞
e 角化囊胞性歯原性腫瘍
34歳の女性。下顎前歯部歯肉の膨隆を主訴として来院した。
3か月前に気付いたが疼痛がないためそのままにしていた。
膨隆は徐々に増大しているという。
口腔内写真(別冊No.36A)、エックス線写真(別冊No.36B)、CT(別冊No.36C)及び生検時のΗ-E染色病理組織像(別冊No.36D)を別に示す。
診断名はどれか。1つ選べ。
a 骨腫
b 骨肉腫
c 歯牙腫
d 骨形成線維腫
e エナメル上皮線維象牙質腫
77歳の男性。左側の下顎歯肉の腫脹を主訴として来院した。
1か月前から食事の際に接触痛があり、出血がみられることがあるという。
特記すべき既往歴はない。
頸部リンパ節の腫脹や開口障害はないが左側下唇の知覚鈍麻を認め、腫脹部の頰側には圧痛があり、わずかに硬結を触れる。
初診時の口腔内写真(別冊No.45A)、エックス線写真(別冊No.45B)、CT(別冊No.45C)及び生検時のΗ-E染色病理組織像(別冊No.45D)を別に示す。
適切な処置はどれか。1つ選べ。
a 洗浄
b 抗菌薬投与
c 摘出・搔爬
d 下顎辺縁切除
e 下顎区域切除
がん患者の苦痛についての模式図を示す。
②に入るのはどれか。1つ選べ。
a 霊的
b 医学的
c 社会的
d 身体的
e 精神的
54歳の男性。舌下面の腫脹を主訴として来院した。
腫脹は弾性軟である。初診時の口腔内写真(別冊No.10A)と口腔内超音波検査の画像(別冊No.10B)を別に示す。
考えられるのはどれか。1つ選べ。
a 膿瘍
b 血管腫
c 脂肪腫
d 粘液囊胞
e リンパ管腫
24歳の男性。下顎左側大臼歯部の腫脹を主訴として来院した。
同部に境界明瞭な無痛性の腫脹を認める。
初診時のエックス線写真(別冊No.17A)、CT(別冊No.17B)及びMRI T1強調像と脂肪抑制Τ2強調像(別冊No.17C)を別に示す。
最も疑われるのはどれか。1つ選べ。
a 骨肉腫
b 軟骨腫
c 含歯性囊胞
d エナメル上皮腫
e 線維性異形成症
舌白板症切除手術に際して生体染色検査を行った。検査前後の口腔内写真(別冊No.20)を別に示す。病変部の細胞は( ① )が減少しているため不染色領域として描出される。
①に入るのはどれか。1つ選べ。
a コラーゲン
b セルロース
c β-グルカン
d グリコーゲン
e プロテオグリカン
37歳の女性。下顎前歯部の無痛性の腫脹を主訴として来院した。1か月前にかかりつけ歯科医で下顎前歯を抜去されたが、改善しないという。
初診時のエックス線写真(別冊No.35A)、CT(別冊No.35B)及び生検時のΗ-E染色病理組織像(別冊No.35C)を別に示す。
診断名はどれか。1つ選べ。
a 歯原性粘液腫
b エナメル上皮腫
c 腺腫様歯原性腫瘍
d 角化囊胞性歯原性腫瘍
e 石灰化囊胞性歯原性腫瘍
57歳の男性。上顎左側歯肉の腫瘤を主訴として来院した。
3か月前に気付いたが、痛みがないためそのままにしていたところ、徐々に大きくなってきたという。鼻漏や頸部リンパ節の腫脹はない。
初診時の口腔内写真(別冊No.43A)、エックス線写真(別冊No.43B)、CT(別冊No.43C)及び生検時のΗ-E染色病理組織像(別冊No.43D)を別に示す。
行うべき処置はどれか。1つ選べ。
a 洗浄
b 副腎皮質ステロイド軟膏塗布
c 切除・搔爬
d 上顎洞根治術
e 上顎部分切除術
86歳の女性。顎下部の無痛性の腫脹を主訴として来院した。1か月前から自覚し、徐々に増大してきたという。初診時の造影CT(別冊No.48A)、MRI脂肪抑制 T2強調像(別冊No.48B)及び生検時のΗ-E染色病理組織像(別冊No.48C)を別に示す。
診断名はどれか。1つ選べ。
a 血管腫
b 脂肪腫
c 神経鞘腫
d 多形腺腫
e 悪性リンパ腫
舌癌に対する根治的治療で単独で行われることが多いのはどれか。2つ選べ。
a 温熱療法
b 外科療法
c 免疫療法
d 遺伝子治療
e 放射線治療
55歳の女性。口蓋部の着色を主訴として来院した。3か月前に着色に気付いたが、徐々に拡大しているという。初診時の口腔内写真(別冊No.17A)とΗ-E染色病理組織像(別冊No.17B)を別に示す。
本疾患の治療で正しいのはどれか。1つ選べ。
※第110回C問題の画像は厚生労働省ホームページでの公開をしていません
a 直ちに搔爬する。
b 多剤併用化学療法は無効である。
c 上顎骨を含めて広範囲に切除する。
d エックス線に対して高感受性である。
e メトトレキサート大量療法が適用される。
75歳の男性。下顎左側歯肉の異常を主訴として来院した。1か月前から左側下唇に軽度の知覚鈍麻を自覚するようになったという。
既往歴として骨粗鬆症、糖尿病および高血圧症がある。
初診時の口腔内写真(別冊No.7A)、エックス線写真(別冊No.7B)、CT(別冊No.7C)及び生検時のΗ-E染色病理組織像(別冊No.7D)を別に示す。
診断はどれか。1つ選べ。
a 扁平上皮癌
b エナメル上皮腫
c 薬剤関連顎骨壊死
d 慢性化膿性顎骨骨髄炎
e びまん性硬化性顎骨骨髄炎
71歳の男性。舌の腫脹を主訴として来院した。3か月前から食事時に接触痛が生じるようになったという。
頸部に腫大したリンパ節は触れない。初診時の口腔内写真(別冊No.27A)、造影CT(別冊No.27B)及び生検時のΗ-E染色病理組織像(別冊No.27C)を別に示す。
適切な治療法はどれか。2つ選べ。
a 開窓
b 外科的切除
c 抗菌薬投与
d 放射線治療
e 副腎皮質ステロイド軟膏塗布
33歳の女性。口蓋部の腫脹を主訴として来院した。
2年前に気付き、緩徐に増大してきたという。
鼻出血や疼痛はない。
初診時の口腔内写真(別冊No.23A)、エックス線画像(別冊No.23B)、CT(別冊No.23C)、FDG-PET/CT(別冊No.23D)及び生検時のΗ-E染色病理組織像(別冊No.23E)を別に示す。
診断はどれか。1つ選べ。
a 血管腫
b 骨肉腫
c 腺様囊胞癌
d 扁平上皮癌
e 悪性リンパ腫
60歳の女性。下顎右側小臼歯部の腫脹を主訴として来院した。
2年前から自覚していたが、そのままにしていたところ緩徐に腫脹は増大したという。
腫脹は骨様硬で、下唇の感覚異常は認められない。
生検を行ったところ、内部は軟らかい組織が充満していた。
初診時の口腔内写真(別冊No.31A)、エックス線画像(別冊No.31B)、CT(別冊No.31C)及び生検時のΗ-E染色病理組織像(別冊No.31D)を別に示す。
適切な治療法はどれか。1つ選べ。
a 開窓
b 皮質骨除去
c 下顎辺縁切除
d 抗癌剤投与
e 放射線治療
86歳の女性。かかりつけ歯科医で舌の腫瘤を指摘され来院した。
右側舌縁部に硬結を伴う腫脹を認める。
頸部に腫大したリンパ節は触れない。
初診時の口腔内写真(別冊No.18A)、造影CT (別冊No.18B)、FDG-PET/CT (別冊No.18C)、MRI脂肪抑制造影T1強調像(別冊No.18D)及び生検時のΗ-E染色病理組織像(別冊No.18E)を別に示す。
適切な治療法はどれか。1つ選べ。
a 開窓
b 切開排膿
c 外科的切除
d 抗菌薬投与
e 副腎皮質ステロイド軟膏塗布
67歳の男性。下顎前歯部歯肉の腫脹を主訴として来院した。
1か月前に気付き、徐々に大きくなってきたという。
オトガイ部の感覚に異常はなく、顎下リンパ節とオトガイ下リンパ節の腫脹もない。
初診時の口腔内写真(別冊No.27A)、エックス線画像(別冊No.27B)及び生検時のΗ-E染色病理組織像(別冊No.27C)を別に示す。
適切な治療法はどれか。1つ選べ。
a 歯肉切除
b KJ*の抜歯
c 下顎辺縁切除
d 下顎区域切除
e 放射線治療
42歳の男性。下顎右側大臼歯の動揺を主訴として来院した。
3年前から同部の歯肉の腫脹に気付き、徐々に歯が動揺するようになったという。
初診時のエックス線画像(別冊No.22A)、CT(別冊No.22B)及び生検時のΗ-E染色病理組織像(別冊No.22C)を別に示す。
適切な治療法はどれか。1つ選べ。
a 開窓
b 摘出・搔爬
c 下顎辺縁切除
d 下顎区域切除
e 放射線治療
神経鞘腫にみられるのはどれか。1つ選べ。
a 星状小体
b Lewy小体
c Russell小体
d Civatte小体
e Verocay小体
終末期口腔癌患者の緩和医療で正しいのはどれか。2つ選べ。
a 延命を優先する。
b 歯科医師が単独で行う。
c 根治的治療を主体とする。
d 疼痛コントロールが含まれる。
e QOLを高めることを目的とする。
35歳の女性。下顎左側臼歯部の膨隆を主訴として来院した。
病変は骨様硬で、疼痛や下唇の感覚異常はない。
初診時の口腔内写真(別冊No.2A)、エックス線画像(別冊No.2B)、CT(別冊No.2C)及び生検時のΗ-E染色病理組織像(別冊No.2D)を別に示す。
診断はどれか。1つ選べ。
a 骨形成線維腫
b エナメル上皮腫
c 線維性異形成症
d セメント芽細胞腫
e 腺腫様歯原性腫瘍
がんの薬物療法によって口腔に発生する有害事象はどれか。3つ選べ。
a 顎骨壊死
b 味覚障害
c 口腔粘膜炎
d 慢性GVHD
e 線維性異形成症
口腔癌のTNM分類でΜ分類の評価に用いられるのはどれか。2つ選べ。
a CT
b PET
c 口腔内超音波検査
d 歯科用コーンビームCT
e パノラマエックス線撮影
56歳の男性。開口障害を主訴として来院した。
3か月前から症状があるという。
最大開口量は28mmで、開口時に左側顎関節に疼痛を認める。
初診時のエックス線画像(別冊No.13A)、CT(別冊No.13B)及びMRI(別冊No.13C)を別に示す。
最も疑われるのはどれか。1つ選べ。
a 下顎頭肥大
b 顎関節強直症
c 化膿性顎関節炎
d 滑膜性骨軟骨腫症
e リウマチ性顎関節炎
24歳の女性。下顎左側臼歯部歯肉の膨隆を主訴として来院した。
1年前に気付いたが、疼痛がないためそのままにしていたという。
初診時の口腔内写真(別冊No.29A)、エックス線画像(別冊No.29B)、CT(別冊No.29C)及び生検時のΗ-E染色病理組織像(別冊No.29D)を別に示す。
この疾患を併発しやすいのはどれか。1つ選べ。
a ケルビズム
b Gardner症候群
c 基底細胞母斑症候群
d 鎖骨頭蓋骨異形成症
e McCune-Albright症候群
82歳の女性。下顎右側臼歯部の咬合痛を主訴として来院した。
5日前に気付いたがそのままにしていたという。
下顎右側臼歯部歯肉に異常はないが、右側のオトガイ神経支配領域に感覚異常を認める。
初診時の口腔内写真(別冊No.27A)、エックス線画像(別冊No.27B)、造影CT(別冊No.27C)及び生検時のΗ-E染色病理組織像(別冊No.27D)を別に示す。
診断名はどれか。1つ選べ。
a 歯根囊胞
b 扁平上皮癌
c 下顎骨骨髄炎
d 歯原性粘液腫
e エナメル上皮腫
66歳の男性。下顎右側臼歯部の腫脹を主訴として来院した。
6か月前に顎骨の膨隆に気付いたが、疼痛がないためそのままにしていたという。
自発痛や下唇の感覚異常は認めない。
下顎右側臼歯部に骨の膨隆を触知した。
生検を行ったところ内部に軟組織の充満を認めた。
初診時の口腔内写真(別冊No.22A)、エックス線画像(別冊No.22B)、CT(別冊No.22C)及び生検時のΗ-E染色病理組織像(別冊No.22D)を別に示す。
適切な治療法はどれか。1つ選べ。
a 開窓
b 摘出・骨削除
c 下顎区域切除
d 下顎半側切除
e 放射線治療
63歳の男性。舌の異常を主訴として来院した。
舌縁部に接触痛や硬結を伴わない病変を認める。
初診時の口腔内写真(別冊No.9)を別に示す。
確定診断に必要な検査はどれか。1つ選べ。
a PET
b 針生検
c 造影CT
d 部分(切開)生検
e 口腔内超音波検査
53歳の女性。上顎左側犬歯部歯肉の腫瘤を主訴として来院した。
6か月前から徐々に大きくなったという。
疼痛はない。
初診時の口腔内写真(別冊No.12A)とエックス線画像(別冊No.12B)を別に示す。
適切な処置はどれか。1つ選べ。
a 抗菌薬投与
b スケーリング
c 切開排膿
d 生検
e #Cの抜歯
69歳の男性。下顎前歯部歯肉の疼痛を主訴として来院した。
半年前に自覚し、1か月前から増悪してきたという。
初診時の口腔内写真(別冊No.25A)、エックス 線画像(別冊No.25B)、CT(別冊No.25C)及び生検時のΗ-E染色病理組織像(別冊No.25D)を別に示す。
診断名はどれか。1つ選べ。
a 骨髄炎
b 残留囊胞
c 扁平上皮癌
d 悪性リンパ腫
e エナメル上皮腫
腫瘍マーカーはどれか。2つ選べ。
a AST
b CEA
c CRP
d SCC
e KL-6
口腔癌の一次予防はどれか。2つ選べ。
a 禁煙指導
b 減塩指導
c 口腔がん検診の実施
d えん下困難者用食品の推奨
e 過度な飲酒習慣の改善指導
40歳の女性。病変部のエックス線画像(別冊No.16A)とCT(別冊No.16B)を別に示す。
最も考えられるのはどれか。1つ選べ。
a 骨腫
b 歯牙腫
c 線維性異形成症
d セメント質骨性異形成症<骨性異形成症>
e セメント質骨形成線維腫<骨形成性線維腫>
75歳の女性。左側舌縁部の腫瘤を主訴として来院した。
3か月前に気付いたが、大きさに変化がないのでそのままにしていたという。
腫瘤は無痛性で弾性軟である。
初診時の口腔内写真(別冊No.19A)とMRI(別冊No.19B)を別に示す。
まず行うべき対応はどれか。1つ選べ。
a 生検
b 切開
c 抗菌薬投与
d 擦過細胞診
e 舌部分切除
13歳の男子。下顎左側大臼歯部歯肉の腫脹を主訴として来院した。
2か月前に気付き、徐々に増大してきたという。腫脹は弾性軟である。
初診時の口腔内写真(別冊No.17A)、エックス線画像(別冊No.17B)、CT(別冊No.17C)、MRI(別冊 No.17D)及び生検時のΗ-E染色病理組織像(別冊No.17E)を別に示す。
診断名はどれか。1つ選べ。
a 含歯性囊胞
b 単純性骨囊胞
c エナメル上皮腫
d 腺腫様歯原性腫瘍
e 歯原性角化囊胞<角化囊胞性歯原性腫瘍>
68歳の男性。右側舌縁部の接触痛を主訴として来院した。
3か月前から口内炎の治療を受けているが症状は改善しない。
触診と画像検査で頸部のリンパ節に腫脹を認めなかった。
初診時の口腔内写真(別冊No.33A)、口腔内超音波検査の画像(別冊No.33B)及び生検時のΗ-E染色病理組織像(別冊No.33C)を別に示す。
適切な治療はどれか。2つ選べ。
a 化学療法
b 免疫療法
c 舌部分切除
d 組織内照射
e 副腎皮質ステロイド軟膏塗布
右側口蓋の病変の写真(別冊No.21A)とΗ-E染色病理組織像(別冊No.21B)を別に示す。
診断名はどれか。1つ選べ。
a 線維腫
b 乳頭腫
c 多形腺腫
d 粘表皮癌
e 扁平上皮癌
56歳の女性。下顎左側臼歯部の咬合時の違和感を主訴として来院した。
1か月前に自覚し、痛みがなかったためそのままにしていたという。
初診時のエックス線画像(別冊No.30A)とCT(別冊No.30B)を別に示す。
考えられるのはどれか。1つ選べ。
a 歯根囊胞
b 歯原性粘液腫
c エナメル上皮腫
d 線維性異形成症
e セメント質骨形成線維腫<骨形成線維腫>
73歳の男性。下顎左側臼歯部の疼痛を主訴として来院した。
3か月前に自覚したがそのままにしていたところ、徐々に増悪してきたという。
初診時の口腔内写真(別冊No.31A)、エックス線画像(別冊No.31B)及び造影CT(別冊No.31C)を別に示す。
治療方針を決めるにあたり必要な検査はどれか。4つ選べ。
a PET
b 生検
c 頸部超音波検査
d 上部消化管内視鏡
e 99mTcO4-シンチグラフィ
45歳の女性。口蓋部の腫脹を主訴として来院した。
1年前から自覚していたが、痛みがないためそのままにしていたという。
左側口蓋部に骨様硬の腫脹を認める。
初診時の口腔内写真(別冊No.36A)、エックス線画像(別冊No.36B)、CT(別冊 No.36C)、MRI(別冊No.36D)及び生検時のΗ-E染色病理組織像(別冊No.36E)を別に示す。
診断名はどれか。1つ選べ。
a 膿瘍
b 扁平上皮癌
c 歯原性粘液腫
d エナメル上皮腫
e 線維性異形成症
24歳の女性。右側頰部の腫脹を主訴として来院した。
同部に骨様硬の腫瘤を認める。
自発痛と圧痛はなく、開口障害は認めない。
内科で大腸内視鏡検査を受け、腫瘤性病変を指摘されている。
兄にも同様の顎骨病変がみられる。
初診時のエックス線画像(別冊No.8A)とCT(別冊No.8B)を別に示す。
最も疑われるのはどれか。1つ選べ。
a Marfan症候群
b Gardner症候群
c Peutz-Jeghers症候群
d von Recklinghausen病
e McCune-Albright症候群
65歳の女性。両側頰粘膜の接触時痛を主訴として来院した。
10日前からホジキンリンパ腫に対して血液内科で化学療法を受けている。
病変は両側の頰粘膜から口角に及び、易出血性である。
初診時の口腔内写真(別冊No.9)を別に示す。適切な対応はどれか。3つ選べ。
a 口腔の保湿
b 抗真菌薬の投与
c CO2レーザーの照射
d 創傷被覆保護剤の塗布
e 局所麻酔薬添加含嗽剤の使用
30歳の男性。下顎の腫脹を主訴として来院した。
3年前から自覚していたが無痛性のためそのままにしていたところ、徐々に増大してきたという。
初診時のエックス線画像(別冊No.10A)、MRI T2強調像(別冊No.10B)及び生検時のΗ-E染色病理組織像(別冊No.10C)を別に示す。
診断名はどれか。1つ選べ。
a 粘表皮癌
b 歯原性粘液腫
c エナメル上皮腫
d 石灰化歯原性囊胞
e 腺腫様歯原性腫瘍
67歳の女性。口底部の腫脹を主訴として来院した。
数年前から自覚していたが痛みがないためそのままにしていたところ、最近増大してきたという。
初診時の口腔内写真(別冊No.21A)、MRI脂肪抑制T2強調像(別冊No.21B)、術中の口腔内写真(別冊No.21C)及び摘出時のΗ-E染色病理組織像(別冊No.21D)を別に示す。
診断名はどれか。1つ選べ。
a 血管腫
b 脂肪腫
c 平滑筋腫
d リンパ管腫
e 類表皮囊胞
舌の白斑を主訴として来院した患者の口腔内写真(別冊No.26)を別に示す。
白斑の前方部に硬結を触れる。
病変の深達度の評価に有用なのはどれか。3つ選べ。
a MRI
b 造影CT
c 擦過細胞診
d ヨード生体染色
e 口腔内超音波検査
23歳の男性。上顎の腫脹を主訴として来院した。
6年前に気付き、徐々に増大してきたという。
腫脹は骨様硬である。
初診時の口腔内写真(別冊No.14A)、エックス線画像(別冊No.14B)、CT(別冊No.14C)及び生検時のΗ-E染色病理組織像 (別冊No.14D)を別に示す。
適切な対応はどれか。1つ選べ。
a 切開排膿
b 開窓
c 骨削除
d 上顎全摘術
e 放射線療法
舌背部の腫瘤を主訴として来院した患者の初診時の口腔内写真(別冊No.24A)と切除時のΗ-E染色病理組織像(別冊No.24B)を別に示す。
診断名はどれか。1つ選べ。
a 血管腫
b 脂肪腫
c 線維腫
d 神経鞘腫
e リンパ管腫
70歳の男性。舌の腫脹を主訴として来院した。
1か月前に自覚したが、痛みがないためにそのままにしていたという。
右側舌縁部に易出血性の腫脹を認める。超音波検査、CT及びFDG-PET/CTで頸部リンパ節転移と遠隔転移を認めなかった。
初診時の口腔内写真(別冊No.30A)、造影CT(別冊No.30B)、口腔内超音波検査の画像(別冊No.30C)及び生検時のΗ-E染色病理組織像(別冊No.30D)を別に示す。
TNM分類(UICC 2017)におけるstage分類はどれか。1つ選べ。
a Stage0
b StageI
c StageⅡ
d StageⅢ
e StageⅣ A
血管腫の患者にIVR治療を行うこととした。
初診時の口腔外写真(別冊No.13A)、口腔内写真(別冊No.13B)及び術前の選択的血管造影像(別冊No.13C)を別に示す。
栄養血管はどれか。1つ選べ。
a 顎動脈
b 舌動脈
c 顔面動脈
d 上行咽頭動脈
e 上甲状腺動脈
66歳の女性。下顎右側臼歯部歯肉の疼痛を主訴として来院した。
3か月前に自覚し、徐々に増悪してきたという。
下唇の感覚異常を認めない。
初診時の口腔内写真(別冊No.19A)、エックス線画像(別冊No.19B)、CT (別冊No.19C)、 FDG-PET/CT(別冊No.19D)及び生検時のΗ-E染色病理組織像(別冊No.19E)を別に示す。
適切な治療はどれか。1つ選べ。
a 副腎皮質ステロイド軟膏の塗布
b 歯肉切除
c 下顎辺縁切除
d 下顎区域切除
e 組織内照射
34歳の女性。かかりつけ歯科医にエックス線検査で病変を指摘され、精査を希望して来院した。
自覚症状はないという。
初診時のエックス線画像(別冊No.28A)、CT(別冊No.28B)、MRI (別冊No.28C)及び生検時のΗ-E染色病理組織像(別冊No.28D)を別に示す。
適切な治療法はどれか。1つ選べ。
a 開窓
b 摘出
c 塞栓療法
d 放射線療法
e 下顎区域切除
59歳の女性。抜歯後の治癒不全を主訴として来院した。
2か月前、近医で上顎左側第二小臼歯を抜去したという。貧血の既往がある。
上顎左側に疼痛と腫脹を認める。
初診時の口腔内写真(別冊No.34A)、エックス線画像(別冊No.34B)及びCT(別冊No.34C)を別に示す。
治癒不全の発症に関連すると考えられるのはどれか。1つ選べ。
a 骨粗鬆症
b 大理石骨病
c 線維性異形成症
d 基底細胞母斑症候群
e 副甲状腺機能亢進症
83歳の男性。口底部の腫脹を主訴として来院した。
4か月前に自覚したが、痛みがないためそのままにしていたという。
同部に弾性硬の腫脹を認める。
初診時の口腔内写真(別冊 No.21A)、CT (別冊 No.21 B)、MRI (別冊 No.21C)、FDG-PET/CT(別冊No.21D)及び生検時のH-E染色病理組織像(別冊No.21E)を別に示す。
適切な対応はどれか。1つ選べ。
a 経過観察
b 切開排膿
c 開窓
d 摘出
e 切除
47歳の男性。左側下唇の知覚異常を主訴として来院した。
数か月前に自覚したが、痛みがないためそのままにしていたところ、徐々に左側下顎が腫脹してきたという。
左側下顎角部に骨様硬の膨隆を触知し、左側下唇に知覚低下を認める。
初診時の口腔内写真(別冊No.24A)、エックス線画像(別冊No.24B)、CT(別冊No.24 C)、FDG-PET/CT(別冊No.24D)及び生検時のΗ-E染色病理組織像(別冊No.24E)を別に示す。
診断名はどれか。1つ選べ。
a 骨肉腫
b 扁平上皮癌
c エナメル上皮腫
d 線維性異形成症
e 中心性巨細胞肉芽腫
上皮性腫瘍の発生頻度が高いのはどれか。2つ選べ。
a Gardner症候群
b 基底細胞母斑症候群
c Sturge-Weber 症候群
d von Recklinghausen 病
e Melkersson-Rosenthal症候群
15歳の男子。下顎左側大臼歯部の腫脹を主訴として来院した。
3か月前から徐々に増大してきたという。
同部に骨様硬の膨隆を認めるが、粘膜は正常である。
初診時のエックス線画像(別冊No.16A)、CT(別冊No.16B)、摘出物の割面写真(別冊No.16C) 、H-E染色病理組織像(別冊No.16D)及び矢印で示す部分の拡大像(別冊No.16E)を別に示す。
診断名はどれか。1つ選べ。
a 歯牙腫
b 骨形成線維腫
c 歯原性粘液腫
d 線維性異形成症
e セメント芽細胞腫
50歳の男性。右側顎下部の腫脹を主訴として来院した。
1か月前から徐々に増大してきたという。
右側顎下部皮膚に発赤は認めない。
CT(別冊No.5A)、MRI (別冊No.5B)、FDG-PET/CT(別冊No.5C)及び生検時のΗ-E染色病理組織像(別冊No.5D)を別に示す。
診断名はどれか。1つ選べ。
a 結核
b 神経鞘腫
c 放線菌症
d 悪性リンパ腫
e IgG4関連疾患
口腔癌患者の造影CT(別冊No.16)を別に示す。
矢印で示す病変の触診所見はどれか。2つ選べ。
a 硬結
b 熱感
c 波動
d 癒着
e 捏形性
17歳の男子。下顎右側臼歯部の腫脹を主訴として来院した。
5か月前に気付いたが痛みがないためそのままにしていたところ、徐々に腫脹が増大してきたという。
診察の結果、顎骨保存療法を行うこととした。
初診時の口腔内写真(別冊No.22A)、エックス線画像(別冊No.22B)、CT (別冊No.22C)及び生検時のΗ-E染色病理組織像(別冊No.22D)を別に示す。
術前に説明が必要なのはどれか。2つ選べ。
a 顔貌の変形
b 再発の可能性
c 下唇の運動障害
d 埋伏智歯の萌出誘導
e オトガイ部の知覚異常
中咽頭癌患者への周術期口腔機能管理の目的はどれか。3つ選べ。
a 手術時間の短縮
b 入院期間の短縮
c 呼吸器感染症の予防
d 手術時出血量の軽減
e 口腔粘膜炎重症化の予防
若年者に好発するのはどれか。2つ選べ。
a 白板症
b 類天疱瘡
c 悪性黒色腫
d 線維性異形成症
e 腺腫様歯原性腫瘍
43歳の男性。右側舌縁部の疼痛を主訴として来院した。
1か月前から気になっていたがそのままにしていたという。
右側舌縁に13×13 mm大の病変を認め、頸部リンパ節に異常は認められない。
初診時の口腔内写真(別冊No.9A)、MRI(別冊No.9B)、舌の口腔内超音波画像(別冊No.9C)及び生検時のΗ-E染色病理組織像(別冊No.9D)を別に示す。
適切な治療法はどれか。1つ選べ。
a 重粒子線治療
b 舌半側切除術
c 舌部分切除術
d レーザー照射
e 5-FU軟膏塗布
悪性リンパ腫に対して行われるのはどれか。3つ選べ。
a 化学療法
b 頸部郭清術
c 放射線療法
d 高気圧酸素療法
e 造血幹細胞移植
疾患と原因遺伝子の組合せで正しいのはどれか。1つ選べ。
a Apert症候群────────TCOF1
b 基底細胞母斑症候群────GNAS1
c von Recklinghausen病───NF1
d Treacher Collins症候群───FGFR2
e McCune-Albright症候群───RUNX2
舌腫瘤の切除物のΗ-E染色病理組織像(別冊No.20)を別に示す。
診断名はどれか。1つ選べ。
a 血管腫
b 乳頭腫
c 平滑筋腫
d 扁平上皮癌
e リンパ管腫
上顎悪性黒色腫の口腔内写真(別冊No.27)を別に示す。
MRIの信号強度の組合せで正しいのはどれか。1つ選べ。
T1強調像 T2強調像
a 低 ──────── 低
b 低 ──────── 高
c 高 ──────── 低
d 高 ──────── 高
e 中等度 ────── 中等度
72歳の男性。左側上唇の変色を主訴として来院した。
5年前から自覚していたが、徐々に膨隆し、頻繁に誤咬するようになったという。
膨隆部は硬結を触知し、圧痛を認める。
初診時の顔貌写真(別冊No.9A)、口腔内写真(別冊No.9B)、MRI T1強調像(別冊No.9C)及び生検時のΗ-E染色病理組織像(別冊No.9D)を別に示す。
診断名はどれか。1つ選べ。
a 血腫
b 血管腫
c 悪性黒色腫
d 色素性母斑
e メラニン色素沈着症
口底部の腫脹を主訴として来院した患者の口腔内写真(別冊No.11A)、MRI T1強調横断像(別冊No.11B)及び脂肪抑制T2強調横断像(別冊No.11C)を別に示す。
最も考えられるのはどれか。1つ選べ。
a 脂肪腫
b 神経鞘腫
c ラヌーラ
d 類表皮囊胞
e 甲状舌管囊胞
6歳の女児。下顎の膨隆を主訴として来院した。
かかりつけ歯科医のエックス線検査で異常を指摘されたという。
下顎左側乳臼歯部に骨様硬の膨隆を触知するが圧痛はない。
初診時の口腔内写真(別冊No.14A)、エックス線画像(別冊No.14B)、 CT(別冊No.14C)及びΗ-E染色病理組織像(別冊No.14D)を別に示す。
診断名はどれか。1つ選べ。
a 歯牙腫
b 線維性異形成症
c セメント芽細胞腫
d 石灰化上皮性歯原性腫瘍
e セメント質骨性異形成症
かかりつけ歯科医でエックス線異常像を指摘されて来院した患者のエックス線画像(別冊No.22)を別に示す。
自覚症状はなく、腫脹も認められない。
下顎両側中切歯は歯髄電気診で生活反応を示した。
適切な対応はどれか。1つ選べ。
a 経過観察
b 抜髄
c 摘出
d 抜歯
e 下顎辺縁切除
20歳の女性。下顎右側大臼歯部の腫脹を主訴として来院した。
3か月前から徐々に増大してきたという。
同部は骨様硬で軽度の圧痛を認める。
初診時の口腔内写真(別冊No.6A)、エックス線画像(別冊No.6B)、CT(別冊No.6C)、MRI(別冊No.6D)及び生検時のΗ-E染色病理組織像(別冊No.6E)を別に示す。
適切な治療はどれか。1つ選べ。
a 開窓後摘出
b 皮質骨除去術
c 下顎辺縁切除術
d 下顎区域切除術
e 放射線療法
78歳の男性。右側舌縁部の疼痛を主訴として来院した。
6か月前に自覚し、かかりつけ歯科医で副腎皮質ステロイド軟膏の処方を受けているが、再発を繰り返しているという。
50年間毎日20本以上喫煙しており、飲酒歴はない。
初診時の舌縁の写真(別冊No.21)を別に示す。
適切な対応はどれか。3つ選べ。
a 細胞診
b 禁煙支援
c 舌部分切除
d 抗菌薬の投与
e 歯の鋭縁の確認
56歳の女性。下顎左側臼歯部の痛みと歯の動揺を主訴として来院した。
2か月前から疼痛を自覚し、次第に動揺してきたという。
下顎左側臼歯部に42×20 mm 大の腫瘤を認め、生検の結果は扁平上皮癌であった。
FDG-PET/CTで遠隔転移を認めなかった。
初診時の口腔内写真(別冊No.31A)、エックス線画像(別冊No.31B)及びFDG-PET/CT(別冊No.31C)を別に示す。
TNM分類(UICC2017)はどれか。1つ選べ。
a TlN2bM0
b T2N1M1
c T3N2aM1
d T4aN2bM0
e T4bN3aM0
38歳の女性。かかりつけ歯科医のエックス線検査で下顎右側犬歯部の異常を指摘され、精査を勧められ来院した。
K*に打診痛と動揺はなく、歯肉に炎症所見はない。
歯髄電気診で生活反応を示した。
初診時の口内法エックス線画像(別冊No.10A)、パノラマエックス線画像(別冊No.10B)、歯科用コーンビームCT(別冊No.10C)及び摘出物のΗ-E染色病理組織像(別冊No.10D)を別に示す。
診断名はどれか。1つ選べ。
a 線維性異形成症
b セメント芽細胞腫
c 腺腫様歯原性腫瘍
d 石灰化上皮性歯原性腫瘍
e セメント質骨形成線維腫
口腔がんの予防における健康習慣の実践で適切なのはどれか。3つ選べ。
a 禁煙
b 適正体重の維持
c 糖質コントロール
d 過度な飲酒習慣の改善
e 定期的な口腔衛生管理
75歳の女性。上顎左側第一大臼歯の動揺を主訴として来院した。
1か月前から徐々に動揺してきたという。
頸部に腫大したリンパ節は触れない。
初診時の口腔内写真(別冊No.26A)、エックス線画像(別冊No.26B)、CT(別冊No.26C)及び生検時のΗ-E染色病理組織像(別冊No.26D)を別に示す。
適切な治療はどれか。1つ選べ。
a 抜歯
b 化学療法
c 抗菌薬投与
d 上顎部分切除
e レーザー照射
口腔癌治療におけるニボルマブの作用機序はどれか。1つ選べ。
a 増殖因子受容体の阻害
b 癌細胞のDNA合成阻害
c ヘルパー T細胞の活性化
d 細胞傷害性T細胞の活性化
e 形質細胞による抗体産生亢進
65歳の女性。上顎前歯部の腫瘤を主訴として来院した。
3か月前から徐々に増大してきたという。
初診時の口腔内写真(別冊No.26A)、エックス線画像(別冊 No.26B)及び生検時のΗ-E染色病理組織像(別冊No.26C)を別に示す。
適切な対応はどれか。1つ選べ。
a 経過観察
b 抗菌薬投与
c 切除
d 上顎部分切除
e 放射線療法
我が国において全がん罹患率に占める口腔がんの割合はどれか。1つ選べ。
a 0.1〜0.3%
b 1〜3%
c 5〜7%
d 9 〜17%
e 20〜25%
緩和医療で行われるのはどれか。すべて選べ。
a 治療目標の設定
b 疼痛からの解放
c 積極的な延命処置
d 患者の意思決定の尊重
e 多職種連携による生活支援
線維性異形成症の原因遺伝子はどれか。1つ選べ。
a p53
b KRAS
c FGFR2
d GNAS1
e RUNX2
超選択的動注化学療法は( )を応用した画像診断的介入治療<IVR>である。( )に入るのはどれか。1つ選べ。
a CT
b MRI
c PET/CT
d 血管造影
e 超音波検査
14歳の男子。下顎左側臼歯部の歯肉の腫脹を主訴として来院した。
3か月前から自覚していたが、徐々に増大してきたという。
初診時の口腔内写真(別冊No.17A)、エックス線画像(別冊No.17B)、CT(別冊No.17C)及び生検時のΗ-E染色病理組織像(別冊No.17D)を別に示す。
診断名はどれか。1つ選べ。
a 顎骨中心性癌
b 歯原性線維腫
c 歯原性粘液腫
d エナメル上皮腫
e 歯原性角化囊胞
28歳の女性。開口困難を主訴として来院した。
2年前から左側顎関節部の疼痛を自覚し、近医でスプリント療法を受けていたが、開口量が2横指まで減少してきたという。
初診時のエックス線画像(別冊No.30A)、左側顎関節部のCT(別冊No.30B)、MRI(別冊No.30C)及び切除物のΗ-E染色病理組織像(別冊No.30D) を別に示す。
診断名はどれか。1つ選べ。
a 骨腫
b 骨肉腫
c 変形性顎関節症
d 滑膜性骨軟骨腫症
e リウマチ性顎関節炎
上顎部分切除術が適応となるのはどれか。1つ選べ。
a 口蓋隆起
b 多形腺腫
c エプーリス
d 悪性リンパ腫
e 歯原性粘液腫
26歳の男性。左側頰部の腫脹を主訴として来院した。
左側耳下腺乳頭の後方部に可動性、弾性軟の腫瘤を触知する。
初診時の造影CT(別冊No.34A)、造影3D-CT(別冊No.34B)及びMRI(別冊No.34C)を別に示す。
考えられるのはどれか。1つ選べ。
a 血管腫
b 脂肪腫
c 神経鞘腫
d 類皮囊胞
e リンパ管腫
口腔癌のTNM分類で、頸部リンパ節における節外浸潤<節外進展>を示すのはどれか。1つ選べ。
a T4a
b T4b
c N3a
d N3b
e M1
下顎右側の腫脹を主訴とする患者のエックス線画像(別冊No.25A)、CT(別冊No.25B)及びMRI(別冊No.25C)を別に示す。
最も疑われるのはどれか。1つ選べ。
a 骨肉腫
b 慢性骨髄炎
c 単純性骨囊胞
d エナメル上皮腫
e 腺腫様歯原性腫瘍
問題番号 | カテゴリ | 問題 | 正答率 |
---|---|---|---|
問題番号:108A-87 | 海綿状血管腫の特徴はどれか。2つ選べ。 a 波動
正解:DE |
正答率:78.9% | |
問題番号:108A-113 | 2歳の男児。Langerhans細胞性組織球症の診断を得た。 適切な対応はどれか。1つ選べ。 a 経過観察
正解:(解答なし) |
正答率:0.0% | |
問題番号:108B-1 | 12歳の男児。右側顔面の腫脹を主訴として来院した。 初診時の顔貌写真(別冊No.1A)、口腔内写真(別冊No.1B)、エックス線写真(別冊No.1C)、CT(別冊No.1D)及び生検時のΗ-E染色病理組織像(別冊No.1E)を別に示す。 適切な処置はどれか。1つ選べ。 a 切開排膿
正解:C |
正答率:85.9% | |
問題番号:108B-10 | 60歳の男性。下顎左側臼歯部インプラントの違和感を主訴として来院した。 インプラントの動揺は認めない。頸部リンパ節に腫大はなかった。 初診時の口腔内写真(別冊No.10A)、エックス線写真(別冊No.10B)及び生検時のH-E染色病理組織像(別冊No.10C)を別に示す。 a 経過観察
正解:D |
正答率:77.4% | |
問題番号:108B-39 | 61歳の女性。下顎右側大臼歯部の腫脹を主訴として来院した。 初診時のエックス線写真(別冊No.39A)、CT(別冊No.39B)及び生検時のΗ-E染色病理組織像(別冊No.39C)を別に示す。 診断名はどれか。1つ選べ。 a 骨肉腫
正解:B |
正答率:91.8% | |
問題番号:108D-2 | 73歳の女性。摂食困難を主訴として来院した。 初診時の口腔内写真(別冊No.2A)、エックス線写真(別冊No.2B)及び生検時のΗ-E染色病理組織像(別冊No.2C)を別に示す。 a 腫瘤切除
正解:A |
正答率:99.8% | |
問題番号:108D-15 | 20歳の女性。上顎右側前歯部の腫瘤を主訴として来院した。 初診時の口腔内写真(別冊No.15A)と生検時のΗ-E染色病理組織像(別冊No.15B)を別に示す。 a 減量術
正解:D |
正答率:65.5% | |
問題番号:108D-26 | 39歳の女性。下顎左側臼後部の膨隆を主訴として来院した。 装置の写真(別冊No.26A)、初診時のエックス線写真(別冊No.26B)及び手術後と装置装着時の口腔内写真(別冊No.26C)を別に示す。 a 疼痛の軽減
正解:DE |
正答率:78.3% | |
問題番号:109A-88 | 口腔癌患者の疼痛コントロールにおけるオピオイドの使用方法はどれか。2つ選ベ。 a 末期患者に限定する。
正解:BC |
正答率:55.2% | |
問題番号:109A-116 | 右側舌縁部に最大径3cmの舌癌を認めた。また同側顎下リンパ節のみに最大径が2 cmの転移を1つ認めたが、遠隔転移は認めなかった。 このTNM分類はどれか。1つ選べ。 a T1N1M0
正解:D |
正答率:86.0% | |
問題番号:109B-34 | 78歳の女性。抜歯後の治癒不全を主訴として来院した。 初診時のエックス線写真(別冊No.34A)、造影CT横断像と冠状断像(別冊No.34B)及び下顎歯肉部の生検時のΗ-E染色病理組織像(別冊No.34C)を別に示す。 a 膿瘍
正解:D |
正答率:96.7% | |
問題番号:109C-50 | 舌に発生した疾患のΗ-E染色病理組織像(別冊No.9)を別に示す。 治療薬として適切なのはどれか。2つ選べ。 a 5-FU
正解:AB |
正答率:87.2% | |
問題番号:109C-57 | 15歳の男子。 初診時のエックス線写真(別冊No.12A)とCT(別冊No.12B)を別に示す。 a 内骨症
正解:A |
正答率:57.6% | |
問題番号:109C-58 | 喫煙がリスクファクターと考えられているのはどれか。2つ選べ。 a 齲蝕
正解:BE |
正答率:79.8% | |
問題番号:109D-9 | 25歳の女性。右側の上顎臼歯部の腫脹と疼痛を主訴として来院した。 診断名はどれか。1つ選べ。 a 歯根囊胞
正解:C |
正答率:75.4% | |
問題番号:109D-36 | 34歳の女性。下顎前歯部歯肉の膨隆を主訴として来院した。 口腔内写真(別冊No.36A)、エックス線写真(別冊No.36B)、CT(別冊No.36C)及び生検時のΗ-E染色病理組織像(別冊No.36D)を別に示す。 a 骨腫
正解:D |
正答率:89.0% | |
問題番号:109D-45 | 77歳の男性。左側の下顎歯肉の腫脹を主訴として来院した。 初診時の口腔内写真(別冊No.45A)、エックス線写真(別冊No.45B)、CT(別冊No.45C)及び生検時のΗ-E染色病理組織像(別冊No.45D)を別に示す。 a 洗浄
正解:E |
正答率:70.6% | |
問題番号:110A-41 | がん患者の苦痛についての模式図を示す。 ②に入るのはどれか。1つ選べ。 a 霊的
正解:C |
正答率:48.2% | |
問題番号:110A-83 | 54歳の男性。舌下面の腫脹を主訴として来院した。 a 膿瘍
正解:B |
正答率:88.1% | |
問題番号:110A-115 | 24歳の男性。下顎左側大臼歯部の腫脹を主訴として来院した。 a 骨肉腫
正解:D |
正答率:53.4% | |
問題番号:110A-128 | 舌白板症切除手術に際して生体染色検査を行った。検査前後の口腔内写真(別冊No.20)を別に示す。病変部の細胞は( ① )が減少しているため不染色領域として描出される。 a コラーゲン
正解:D |
正答率:68.5% | |
問題番号:110B-39 | 37歳の女性。下顎前歯部の無痛性の腫脹を主訴として来院した。1か月前にかかりつけ歯科医で下顎前歯を抜去されたが、改善しないという。 a 歯原性粘液腫
正解:B |
正答率:95.4% | |
問題番号:110B-47 | 57歳の男性。上顎左側歯肉の腫瘤を主訴として来院した。 a 洗浄
正解:E |
正答率:95.4% | |
問題番号:110B-52 | 86歳の女性。顎下部の無痛性の腫脹を主訴として来院した。1か月前から自覚し、徐々に増大してきたという。初診時の造影CT(別冊No.48A)、MRI脂肪抑制 T2強調像(別冊No.48B)及び生検時のΗ-E染色病理組織像(別冊No.48C)を別に示す。 a 血管腫
正解:E |
正答率:94.4% | |
問題番号:110C-107 | 舌癌に対する根治的治療で単独で行われることが多いのはどれか。2つ選べ。 a 温熱療法
正解:BE |
正答率:83.3% | |
問題番号:110C-112 | 55歳の女性。口蓋部の着色を主訴として来院した。3か月前に着色に気付いたが、徐々に拡大しているという。初診時の口腔内写真(別冊No.17A)とΗ-E染色病理組織像(別冊No.17B)を別に示す。 a 直ちに搔爬する。
正解:C |
正答率:62.0% | |
問題番号:110D-7 | 75歳の男性。下顎左側歯肉の異常を主訴として来院した。1か月前から左側下唇に軽度の知覚鈍麻を自覚するようになったという。 a 扁平上皮癌
正解:A |
正答率:94.2% | |
問題番号:110D-28 | 71歳の男性。舌の腫脹を主訴として来院した。3か月前から食事時に接触痛が生じるようになったという。 a 開窓
正解:BD |
正答率:98.2% | |
問題番号:111A-78 | 33歳の女性。口蓋部の腫脹を主訴として来院した。 診断はどれか。1つ選べ。 a 血管腫
正解:E |
正答率:82.7% | |
問題番号:111A-87 | 60歳の女性。下顎右側小臼歯部の腫脹を主訴として来院した。 適切な治療法はどれか。1つ選べ。 a 開窓
正解:C |
正答率:90.0% | |
問題番号:111B-77 | 86歳の女性。かかりつけ歯科医で舌の腫瘤を指摘され来院した。 適切な治療法はどれか。1つ選べ。 a 開窓
正解:C |
正答率:99.9% | |
問題番号:111B-87 | 67歳の男性。下顎前歯部歯肉の腫脹を主訴として来院した。 適切な治療法はどれか。1つ選べ。 a 歯肉切除
正解:C |
正答率:70.1% | |
問題番号:111C-71 | 42歳の男性。下顎右側大臼歯の動揺を主訴として来院した。 適切な治療法はどれか。1つ選べ。 a 開窓
正解:D |
正答率:79.2% | |
問題番号:111D-25 | 神経鞘腫にみられるのはどれか。1つ選べ。 a 星状小体
正解:E |
正答率:23.4% | |
問題番号:111D-43 | 終末期口腔癌患者の緩和医療で正しいのはどれか。2つ選べ。 a 延命を優先する。
正解:DE |
正答率:99.5% | |
問題番号:111D-47 | 35歳の女性。下顎左側臼歯部の膨隆を主訴として来院した。 診断はどれか。1つ選べ。 a 骨形成線維腫
正解:A |
正答率:85.0% | |
問題番号:112A-34 | がんの薬物療法によって口腔に発生する有害事象はどれか。3つ選べ。 a 顎骨壊死
正解:ABC |
正答率:89.8% | |
問題番号:112A-49 | 口腔癌のTNM分類でΜ分類の評価に用いられるのはどれか。2つ選べ。 a CT
正解:AB |
正答率:90.0% | |
問題番号:112A-67 | 56歳の男性。開口障害を主訴として来院した。 最も疑われるのはどれか。1つ選べ。 a 下顎頭肥大
正解:D |
正答率:74.6% | |
問題番号:112A-83 | 24歳の女性。下顎左側臼歯部歯肉の膨隆を主訴として来院した。 この疾患を併発しやすいのはどれか。1つ選べ。 a ケルビズム
正解:E |
正答率:91.2% | |
問題番号:112B-79 | 82歳の女性。下顎右側臼歯部の咬合痛を主訴として来院した。 診断名はどれか。1つ選べ。 a 歯根囊胞
正解:B |
正答率:98.3% | |
問題番号:112C-74 | 66歳の男性。下顎右側臼歯部の腫脹を主訴として来院した。 適切な治療法はどれか。1つ選べ。 a 開窓
正解:B |
正答率:46.1% | |
問題番号:112D-58 | 63歳の男性。舌の異常を主訴として来院した。 確定診断に必要な検査はどれか。1つ選べ。 a PET
正解:D |
正答率:96.6% | |
問題番号:112D-65 | 53歳の女性。上顎左側犬歯部歯肉の腫瘤を主訴として来院した。 適切な処置はどれか。1つ選べ。 a 抗菌薬投与
正解:D |
正答率:91.8% | |
問題番号:112D-78 | 69歳の男性。下顎前歯部歯肉の疼痛を主訴として来院した。 診断名はどれか。1つ選べ。 a 骨髄炎
正解:D |
正答率:82.9% | |
問題番号:113A-21 | 腫瘍マーカーはどれか。2つ選べ。 a AST
正解:BD |
正答率:78.1% | |
問題番号:113A-50 | 口腔癌の一次予防はどれか。2つ選べ。 a 禁煙指導
正解:AE |
正答率:74.6% | |
問題番号:113A-60 | 40歳の女性。病変部のエックス線画像(別冊No.16A)とCT(別冊No.16B)を別に示す。 最も考えられるのはどれか。1つ選べ。 a 骨腫
正解:D |
正答率:41.7% | |
問題番号:113A-63 | 75歳の女性。左側舌縁部の腫瘤を主訴として来院した。 まず行うべき対応はどれか。1つ選べ。 a 生検
正解:A |
正答率:79.0% | |
問題番号:113B-63 | 13歳の男子。下顎左側大臼歯部歯肉の腫脹を主訴として来院した。 初診時の口腔内写真(別冊No.17A)、エックス線画像(別冊No.17B)、CT(別冊No.17C)、MRI(別冊 No.17D)及び生検時のΗ-E染色病理組織像(別冊No.17E)を別に示す。 診断名はどれか。1つ選べ。 a 含歯性囊胞
正解:C |
正答率:89.8% | |
問題番号:113B-85 | 68歳の男性。右側舌縁部の接触痛を主訴として来院した。 初診時の口腔内写真(別冊No.33A)、口腔内超音波検査の画像(別冊No.33B)及び生検時のΗ-E染色病理組織像(別冊No.33C)を別に示す。 適切な治療はどれか。2つ選べ。 a 化学療法
正解:CD |
正答率:74.4% | |
問題番号:113C-66 | 右側口蓋の病変の写真(別冊No.21A)とΗ-E染色病理組織像(別冊No.21B)を別に示す。 診断名はどれか。1つ選べ。 a 線維腫
正解:B |
正答率:94.7% | |
問題番号:113C-78 | 56歳の女性。下顎左側臼歯部の咬合時の違和感を主訴として来院した。 考えられるのはどれか。1つ選べ。 a 歯根囊胞
正解:E |
正答率:18.9% | |
問題番号:113C-81 | 73歳の男性。下顎左側臼歯部の疼痛を主訴として来院した。 治療方針を決めるにあたり必要な検査はどれか。4つ選べ。 a PET
正解:ABCD |
正答率:64.8% | |
問題番号:113C-86 | 45歳の女性。口蓋部の腫脹を主訴として来院した。 診断名はどれか。1つ選べ。 a 膿瘍
正解:C |
正答率:89.0% | |
問題番号:113D-50 | 24歳の女性。右側頰部の腫脹を主訴として来院した。 初診時のエックス線画像(別冊No.8A)とCT(別冊No.8B)を別に示す。 a Marfan症候群
正解:B |
正答率:91.1% | |
問題番号:114A-29 | 65歳の女性。両側頰粘膜の接触時痛を主訴として来院した。 初診時の口腔内写真(別冊No.9)を別に示す。適切な対応はどれか。3つ選べ。 a 口腔の保湿
正解:ADE |
正答率:55.3% | |
問題番号:114A-30 | 30歳の男性。下顎の腫脹を主訴として来院した。 診断名はどれか。1つ選べ。 a 粘表皮癌
正解:C |
正答率:98.3% | |
問題番号:114A-56 | 67歳の女性。口底部の腫脹を主訴として来院した。 診断名はどれか。1つ選べ。 a 血管腫
正解:A |
正答率:92.8% | |
問題番号:114A-68 | 舌の白斑を主訴として来院した患者の口腔内写真(別冊No.26)を別に示す。 病変の深達度の評価に有用なのはどれか。3つ選べ。 a MRI
正解:ABE |
正答率:94.2% | |
問題番号:114B-50 | 23歳の男性。上顎の腫脹を主訴として来院した。 初診時の口腔内写真(別冊No.14A)、エックス線画像(別冊No.14B)、CT(別冊No.14C)及び生検時のΗ-E染色病理組織像 (別冊No.14D)を別に示す。 適切な対応はどれか。1つ選べ。 a 切開排膿
正解:C |
正答率:94.2% | |
問題番号:114B-70 | 舌背部の腫瘤を主訴として来院した患者の初診時の口腔内写真(別冊No.24A)と切除時のΗ-E染色病理組織像(別冊No.24B)を別に示す。 診断名はどれか。1つ選べ。 a 血管腫
正解:D |
正答率:71.6% | |
問題番号:114B-81 | 70歳の男性。舌の腫脹を主訴として来院した。 初診時の口腔内写真(別冊No.30A)、造影CT(別冊No.30B)、口腔内超音波検査の画像(別冊No.30C)及び生検時のΗ-E染色病理組織像(別冊No.30D)を別に示す。 TNM分類(UICC 2017)におけるstage分類はどれか。1つ選べ。 a Stage0
正解:B |
正答率:73.7% | |
問題番号:114C-44 | 血管腫の患者にIVR治療を行うこととした。 栄養血管はどれか。1つ選べ。 a 顎動脈
正解:C |
正答率:64.4% | |
問題番号:114C-52 | 66歳の女性。下顎右側臼歯部歯肉の疼痛を主訴として来院した。 初診時の口腔内写真(別冊No.19A)、エックス線画像(別冊No.19B)、CT (別冊No.19C)、 FDG-PET/CT(別冊No.19D)及び生検時のΗ-E染色病理組織像(別冊No.19E)を別に示す。 適切な治療はどれか。1つ選べ。 a 副腎皮質ステロイド軟膏の塗布
正解:C |
正答率:86.3% | |
問題番号:114C-67 | 34歳の女性。かかりつけ歯科医にエックス線検査で病変を指摘され、精査を希望して来院した。 初診時のエックス線画像(別冊No.28A)、CT(別冊No.28B)、MRI (別冊No.28C)及び生検時のΗ-E染色病理組織像(別冊No.28D)を別に示す。 適切な治療法はどれか。1つ選べ。 a 開窓
正解:E |
正答率:80.0% | |
問題番号:114C-77 | 59歳の女性。抜歯後の治癒不全を主訴として来院した。 初診時の口腔内写真(別冊No.34A)、エックス線画像(別冊No.34B)及びCT(別冊No.34C)を別に示す。 治癒不全の発症に関連すると考えられるのはどれか。1つ選べ。 a 骨粗鬆症
正解:B |
正答率:32.0% | |
問題番号:114D-65 | 83歳の男性。口底部の腫脹を主訴として来院した。 初診時の口腔内写真(別冊 No.21A)、CT (別冊 No.21 B)、MRI (別冊 No.21C)、FDG-PET/CT(別冊No.21D)及び生検時のH-E染色病理組織像(別冊No.21E)を別に示す。 適切な対応はどれか。1つ選べ。 a 経過観察
正解:E |
正答率:97.6% | |
問題番号:114D-72 | 47歳の男性。左側下唇の知覚異常を主訴として来院した。 初診時の口腔内写真(別冊No.24A)、エックス線画像(別冊No.24B)、CT(別冊No.24 C)、FDG-PET/CT(別冊No.24D)及び生検時のΗ-E染色病理組織像(別冊No.24E)を別に示す。 診断名はどれか。1つ選べ。 a 骨肉腫
正解:A |
正答率:57.4% | |
問題番号:115A-21 | 上皮性腫瘍の発生頻度が高いのはどれか。2つ選べ。 a Gardner症候群
正解:AB |
正答率:32.6% | |
問題番号:115A-50 | 15歳の男子。下顎左側大臼歯部の腫脹を主訴として来院した。 初診時のエックス線画像(別冊No.16A)、CT(別冊No.16B)、摘出物の割面写真(別冊No.16C) 、H-E染色病理組織像(別冊No.16D)及び矢印で示す部分の拡大像(別冊No.16E)を別に示す。 診断名はどれか。1つ選べ。 a 歯牙腫
正解:E |
正答率:73.7% | |
問題番号:115B-25 | 50歳の男性。右側顎下部の腫脹を主訴として来院した。 CT(別冊No.5A)、MRI (別冊No.5B)、FDG-PET/CT(別冊No.5C)及び生検時のΗ-E染色病理組織像(別冊No.5D)を別に示す。 診断名はどれか。1つ選べ。 a 結核
正解:D |
正答率:96.2% | |
問題番号:115B-43 | 口腔癌患者の造影CT(別冊No.16)を別に示す。 矢印で示す病変の触診所見はどれか。2つ選べ。 a 硬結
正解:AD |
正答率:59.6% | |
問題番号:115B-51 | 17歳の男子。下顎右側臼歯部の腫脹を主訴として来院した。 初診時の口腔内写真(別冊No.22A)、エックス線画像(別冊No.22B)、CT (別冊No.22C)及び生検時のΗ-E染色病理組織像(別冊No.22D)を別に示す。 術前に説明が必要なのはどれか。2つ選べ。 a 顔貌の変形
正解:BE |
正答率:63.5% | |
問題番号:115B-65 | 中咽頭癌患者への周術期口腔機能管理の目的はどれか。3つ選べ。 a 手術時間の短縮
正解:BCE |
正答率:80.3% | |
問題番号:115B-88 | 若年者に好発するのはどれか。2つ選べ。 a 白板症
正解:DE |
正答率:77.1% | |
問題番号:115C-37 | 43歳の男性。右側舌縁部の疼痛を主訴として来院した。 適切な治療法はどれか。1つ選べ。 a 重粒子線治療
正解:C |
正答率:79.4% | |
問題番号:115C-67 | 悪性リンパ腫に対して行われるのはどれか。3つ選べ。 a 化学療法
正解:ACE |
正答率:46.6% | |
問題番号:115C-74 | 疾患と原因遺伝子の組合せで正しいのはどれか。1つ選べ。 a Apert症候群────────TCOF1
正解:C |
正答率:90.1% | |
問題番号:115D-66 | 舌腫瘤の切除物のΗ-E染色病理組織像(別冊No.20)を別に示す。 診断名はどれか。1つ選べ。 a 血管腫
正解:E |
正答率:65.1% | |
問題番号:115D-78 | 上顎悪性黒色腫の口腔内写真(別冊No.27)を別に示す。 MRIの信号強度の組合せで正しいのはどれか。1つ選べ。 T1強調像 T2強調像
正解:(解答なし) |
正答率:0.0% | |
問題番号:116A-44 | 72歳の男性。左側上唇の変色を主訴として来院した。 診断名はどれか。1つ選べ。 a 血腫
正解:C |
正答率:94.2% | |
問題番号:116A-47 | 口底部の腫脹を主訴として来院した患者の口腔内写真(別冊No.11A)、MRI T1強調横断像(別冊No.11B)及び脂肪抑制T2強調横断像(別冊No.11C)を別に示す。 最も考えられるのはどれか。1つ選べ。 a 脂肪腫
正解:A |
正答率:86.2% | |
問題番号:116A-55 | 6歳の女児。下顎の膨隆を主訴として来院した。 診断名はどれか。1つ選べ。 a 歯牙腫
正解:A |
正答率:87.5% | |
問題番号:116A-66 | かかりつけ歯科医でエックス線異常像を指摘されて来院した患者のエックス線画像(別冊No.22)を別に示す。 適切な対応はどれか。1つ選べ。 a 経過観察
正解:A |
正答率:86.1% | |
問題番号:116B-23 | 20歳の女性。下顎右側大臼歯部の腫脹を主訴として来院した。 適切な治療はどれか。1つ選べ。 a 開窓後摘出
正解:D |
正答率:80.4% | |
問題番号:116B-60 | 78歳の男性。右側舌縁部の疼痛を主訴として来院した。 適切な対応はどれか。3つ選べ。 a 細胞診
正解:ABE |
正答率:86.4% | |
問題番号:116B-77 | 56歳の女性。下顎左側臼歯部の痛みと歯の動揺を主訴として来院した。 TNM分類(UICC2017)はどれか。1つ選べ。 a TlN2bM0
正解:D |
正答率:79.0% | |
問題番号:116C-34 | 38歳の女性。かかりつけ歯科医のエックス線検査で下顎右側犬歯部の異常を指摘され、精査を勧められ来院した。 診断名はどれか。1つ選べ。 a 線維性異形成症
正解:E |
正答率:79.1% | |
問題番号:116C-55 | 口腔がんの予防における健康習慣の実践で適切なのはどれか。3つ選べ。 a 禁煙
正解:ADE |
正答率:84.7% | |
問題番号:116C-69 | 75歳の女性。上顎左側第一大臼歯の動揺を主訴として来院した。 適切な治療はどれか。1つ選べ。 a 抜歯
正解:D |
正答率:98.1% | |
問題番号:116D-48 | 口腔癌治療におけるニボルマブの作用機序はどれか。1つ選べ。 a 増殖因子受容体の阻害
正解:(解答なし) |
正答率:0.0% | |
問題番号:116D-73 | 65歳の女性。上顎前歯部の腫瘤を主訴として来院した。 適切な対応はどれか。1つ選べ。 a 経過観察
正解:C |
正答率:88.8% | |
問題番号:117A-61 | 我が国において全がん罹患率に占める口腔がんの割合はどれか。1つ選べ。 a 0.1〜0.3%
正解:B |
正答率:71.9% | |
問題番号:117A-86 | 緩和医療で行われるのはどれか。すべて選べ。 a 治療目標の設定
正解:ABDE or BDE |
正答率:93.2% | |
問題番号:117B-23 | 線維性異形成症の原因遺伝子はどれか。1つ選べ。 a p53
正解:D |
正答率:69.5% | |
問題番号:117B-51 | 超選択的動注化学療法は( )を応用した画像診断的介入治療<IVR>である。( )に入るのはどれか。1つ選べ。 a CT
正解:D |
正答率:94.6% | |
問題番号:117B-55 | 14歳の男子。下顎左側臼歯部の歯肉の腫脹を主訴として来院した。 3か月前から自覚していたが、徐々に増大してきたという。 診断名はどれか。1つ選べ。 a 顎骨中心性癌
正解:D |
正答率:84.5% | |
問題番号:117B-83 | 28歳の女性。開口困難を主訴として来院した。 2年前から左側顎関節部の疼痛を自覚し、近医でスプリント療法を受けていたが、開口量が2横指まで減少してきたという。 診断名はどれか。1つ選べ。 a 骨腫
正解:D |
正答率:76.9% | |
問題番号:117C-57 | 上顎部分切除術が適応となるのはどれか。1つ選べ。 a 口蓋隆起
正解:E |
正答率:68.0% | |
問題番号:117C-79 | 26歳の男性。左側頰部の腫脹を主訴として来院した。 左側耳下腺乳頭の後方部に可動性、弾性軟の腫瘤を触知する。 考えられるのはどれか。1つ選べ。 a 血管腫
正解:A |
正答率:87.8% | |
問題番号:117D-37 | 口腔癌のTNM分類で、頸部リンパ節における節外浸潤<節外進展>を示すのはどれか。1つ選べ。 a T4a
正解:D |
正答率:76.3% | |
問題番号:117D-75 | 下顎右側の腫脹を主訴とする患者のエックス線画像(別冊No.25A)、CT(別冊No.25B)及びMRI(別冊No.25C)を別に示す。 最も疑われるのはどれか。1つ選べ。 a 骨肉腫
正解:D |
正答率:62.6% |