歯科医師国家試験 過去問題

歯髄処置

過去問題目次

  1. 問題番号
    問題
    正答率
  2. 110C-80

    乳歯の歯髄保存療法に用いるのはどれか。1つ選べ。

    a パラホルム製剤
    b ホルムクレゾール
    c ヨードホルム製剤
    d クロロフェノール製剤
    e 水酸化カルシウム製剤

    93.5%
  3. 110D-6

    10歳の男児。下顎左側第二小臼歯の咬合痛を主訴として来院した。1か月前から同部に違和感を自覚していたが1週前から食事の際に咬合痛があるという。
    -Mの動揺度は1度、自発痛はないが打診痛がある。初診時の口腔内写真(別冊No.6A)とエックス線写真(別冊No.6B)を別に示す。
    適切な対応はどれか。1つ選べ。

    a 経過観察
    b 咬合調整
    c 直接覆髄
    d 抜髄
    e アペキシフィケーション

    口腔内写真とエックス線写真

    91.9%
  4. 110D-44

    4歳の女児。下顎右側第二乳臼歯の食事中の疼痛を主訴として来院した。2か月前から時々冷水痛を訴えたがそのままにしていたという。
    軽度の打診痛を認める。初診時の口腔内写真(別冊No.43A)とエックス線写真(別冊No.43B)を別に示す。
    適切な処置はどれか。1つ選べ。

    a 間接覆髄
    b 直接覆髄
    c 生活断髄
    d 抜髄
    e 抜歯

    口腔内写真とエックス線写真

    64.9%
  5. 110D-46

    5歳の男児。上顎左側乳中切歯部の歯肉の腫脹を主訴として来院した。2か月前から食事の際に痛みを訴えることがあり、3日前から歯肉が腫脹してきたという。
    初診時の口腔内写真(別冊No.45A)とエックス線写真(別冊No.45B)を別に示す。
    原因として考えられるのはどれか。1つ選べ。

    a 歯冠破折による歯髄感染
    b 歯ブラシによる粘膜損傷
    c 齲蝕の進行による歯髄感染
    d 咬耗の進行による歯髄感染
    e 単純ヘルペスウイルスの感染

    口腔内写真とエックス線写真

    88.3%
  6. 111B-70

    4歳の男児。上顎右側第一乳臼歯の食事時の違和感を主訴として来院した。
    3か月前からt"の齲蝕に気付いていたがそのままにしていたところ、2週前から歯肉が腫れてきたという。
    自発痛はないが軽度の咬合痛がある。
    初診時の口腔内写真(別冊No.11A)とエックス線画像(別冊No.11B)を別に示す。

    適切な対応はどれか。1つ選べ。

    a 経過観察
    b 咬合調整
    c 生活断髄
    d 抜髄
    e 感染根管治療

    初診時の口腔内写真(別冊No.11A)とエックス線画像(別冊No.11B)

    81.6%
  7. 111D-46

    乳歯の麻酔抜髄で根管拡大後の術式と使用薬剤・材料を図に示す。
    術式と使用薬剤・材料

    組合せで正しいのはどれか。1つ選べ。

         ①              ②
    a パラホルム製剤――――――リン酸亜鉛セメント
    b パラホルム製剤――――――グラスアイオノマーセメント
    c ヨードホルム製剤―――――MTAセメント
    d ヨードホルム製剤―――――グラスアイオノマーセメント
    e クロロフェノール製剤―――リン酸亜鉛セメント

    74.7%
  8. 111D-78

    5歳の女児。下顎右側第一乳臼歯部歯肉の発赤と腫脹を主訴として来院した。
    自発痛はないが、y*頰側歯肉の圧痛を認める。
    初診時の口腔内写真(別冊No.24A) とエックス線画像(別冊No.24B)を別に示す。

    適切な対応はどれか。1つ選べ。

    a 経過観察
    b 副腎皮質ステロイド軟膏塗布
    c 歯周ポケット搔爬
    d 辺縁部歯肉の切除
    e 抜歯

    口腔内写真(別冊No.24A) とエックス線画像(別冊No.24B)

    82.9%
  9. 111D-88

    3歳の男児。下顎右側乳臼歯部の自発痛を主訴として来院した。
    初診時の口腔内写真(別冊No.34A)とエックス線画像(別冊No.34B)を別に示す。
    検査結果を表に示す。

    検査結果

    治療方針の組合せで適切なのはどれか。1つ選べ。

            z*       y*

    a 間接覆髄――――生活断髄
    b 生活断髄――――生活断髄
    c 間接覆髄――――抜髄
    d 抜髄――――――抜髄
    e 生活断髄――――感染根管治療
    f 抜髄――――――感染根管治療

    口腔内写真(別冊No.34A)とエックス線画像(別冊No.34B)

    76.6%
  10. 112A-90

    5歳の女児。下顎左側乳臼歯部の疼痛を主訴として来院した。
    検査の結果、下顎左側第二乳臼歯に生活歯髄切断法を行うこととした。
    治療過程の一連の口腔内写真(別冊No.35)を別に示す。

    治療過程を実施の順番に並べよ。

    解答2
    a ア
    b イ
    c ウ
    d エ
    e オ

    治療過程の一連の口腔内写真

    21.8%
  11. 113A-48

    8歳の女児。下顎左側乳臼歯部歯肉の腫脹を主訴として来院した。
    ©zは1年前に治療を受けたという。
    軽度の動揺があるが、自発痛と打診痛はない。
    初診時の口腔内写真(別冊No.9A)とエックス線画像(別冊No.9B)を別に示す。

    ©zに対する適切な対応はどれか。1つ選べ。

    a 経過観察
    b 生活歯髄切断
    c 抜髄
    d 感染根管治療
    e 抜歯

    口腔内写真とエックス線画像

    85.9%
  12. 114C-63

    4歳の女児。下顎右側第一乳臼歯の自発痛を主訴として来院した。冷温水痛と打診痛を認める。
    初診時の口腔内写真(別冊No.26A)とエックス線画像(別冊No.26B)を別に示す。

    適切な処置はどれか。1つ選べ。

    a 間接覆髄
    b 直接覆髄
    c 生活歯髄切断
    d 抜髄
    e 感染根管治療

    口腔内写真とエックス線画像

    90.8%
  13. 114C-64

    4歳の女児。下顎右側第一乳臼歯の自発痛を主訴として来院した。冷温水痛と打診痛を認める。
    初診時の口腔内写真(別冊No.26A)とエックス線画像(別冊No.26B)を別に示す。

    この処置後に乳歯用既製金属冠で修復することとした。支台歯形成で正しいのはどれか。3つ選べ。

    a 近遠心面は平行にする。
    b 頰側面は二面形成にする。
    c 咬合面は2 mm削除する。
    d マージンはシャンファー型にする。
    e マージンは歯肉縁下0.5 mmに設定する。

     

    口腔内写真とエックス線画像

    26.4%
  14. 115D-68

    9歳の男児。下顎右側臼歯部歯肉の腫脹を主訴として来院した。
    1年前に他院で治療を受け、その後問題はなかったが、3日前に気付いたという。
    zy*の動揺度は0度で、自発痛はないが軽度の打診痛がある。
    y*は歯髄電気診で生活反応を示さなかった。
    初診時の口腔内写真(別冊No.21A)とエックス線画像(別冊No.21B)を別に示す。

    y*への対応の組合せで正しいのはどれか。1つ選べ。

       z¨                        y*
    a 経過観察───────感染根管治療
    b 感染根管治療─────感染根管治療
    c 感染根管治療─────抜歯
    d 抜歯─────────感染根管治療
    e 抜歯─────────抜歯

    口腔内写真とエックス線画像

    83.4%
  15. 116B-79

    定型発達の4歳児の歯髄疾患において温度診への反応があるのはどれか。2つ選べ。

    a 歯髄壊死
    b 歯髄壊疽
    c 歯髄充血
    d 急性化膿性歯髄炎
    e 慢性化膿性根尖性歯周炎

    94.2%
  16. 116C-53

    7歳の女児。下顎左側臼歯部の夜間痛を主訴として来院した。
    昨晩は痛みで眠れなかったが、現在痛みはないという。
    下顎左側第一乳臼歯と第二乳臼歯の動揺度は生理的範囲内である。
    初診時の口腔内写真(別冊No.19A)とエックス線画像(別冊 No.19B)を別に示す。
    検査結果を表に示す。

    検査結果表

    処置の組合せで適切なのはどれか。1つ選べ。

     -y                -z

    a コンポジットレジン修復──────コンポジットレジン修復
    b 生活歯髄切断───────────コンポジットレジン修復
    c 生活歯髄切断───────────抜髄
    d 感染根管治療───────────抜髄
    e 抜歯───────────────抜歯

    口腔内写真とエックス線画像

    77.0%
問題番号 カテゴリ 問題 正答率
問題番号:110C-80

乳歯の歯髄保存療法に用いるのはどれか。1つ選べ。

a パラホルム製剤
b ホルムクレゾール
c ヨードホルム製剤
d クロロフェノール製剤
e 水酸化カルシウム製剤

正解:E
正答率:93.5%
問題番号:110D-6

10歳の男児。下顎左側第二小臼歯の咬合痛を主訴として来院した。1か月前から同部に違和感を自覚していたが1週前から食事の際に咬合痛があるという。
-Mの動揺度は1度、自発痛はないが打診痛がある。初診時の口腔内写真(別冊No.6A)とエックス線写真(別冊No.6B)を別に示す。
適切な対応はどれか。1つ選べ。

a 経過観察
b 咬合調整
c 直接覆髄
d 抜髄
e アペキシフィケーション

口腔内写真とエックス線写真

正解:E
正答率:91.9%
問題番号:110D-44

4歳の女児。下顎右側第二乳臼歯の食事中の疼痛を主訴として来院した。2か月前から時々冷水痛を訴えたがそのままにしていたという。
軽度の打診痛を認める。初診時の口腔内写真(別冊No.43A)とエックス線写真(別冊No.43B)を別に示す。
適切な処置はどれか。1つ選べ。

a 間接覆髄
b 直接覆髄
c 生活断髄
d 抜髄
e 抜歯

口腔内写真とエックス線写真

正解:D
正答率:64.9%
問題番号:110D-46

5歳の男児。上顎左側乳中切歯部の歯肉の腫脹を主訴として来院した。2か月前から食事の際に痛みを訴えることがあり、3日前から歯肉が腫脹してきたという。
初診時の口腔内写真(別冊No.45A)とエックス線写真(別冊No.45B)を別に示す。
原因として考えられるのはどれか。1つ選べ。

a 歯冠破折による歯髄感染
b 歯ブラシによる粘膜損傷
c 齲蝕の進行による歯髄感染
d 咬耗の進行による歯髄感染
e 単純ヘルペスウイルスの感染

口腔内写真とエックス線写真

正解:D
正答率:88.3%
問題番号:111B-70

4歳の男児。上顎右側第一乳臼歯の食事時の違和感を主訴として来院した。
3か月前からt"の齲蝕に気付いていたがそのままにしていたところ、2週前から歯肉が腫れてきたという。
自発痛はないが軽度の咬合痛がある。
初診時の口腔内写真(別冊No.11A)とエックス線画像(別冊No.11B)を別に示す。

適切な対応はどれか。1つ選べ。

a 経過観察
b 咬合調整
c 生活断髄
d 抜髄
e 感染根管治療

初診時の口腔内写真(別冊No.11A)とエックス線画像(別冊No.11B)

正解:E
正答率:81.6%
問題番号:111D-46

乳歯の麻酔抜髄で根管拡大後の術式と使用薬剤・材料を図に示す。
術式と使用薬剤・材料

組合せで正しいのはどれか。1つ選べ。

     ①              ②
a パラホルム製剤――――――リン酸亜鉛セメント
b パラホルム製剤――――――グラスアイオノマーセメント
c ヨードホルム製剤―――――MTAセメント
d ヨードホルム製剤―――――グラスアイオノマーセメント
e クロロフェノール製剤―――リン酸亜鉛セメント

正解:D
正答率:74.7%
問題番号:111D-78

5歳の女児。下顎右側第一乳臼歯部歯肉の発赤と腫脹を主訴として来院した。
自発痛はないが、y*頰側歯肉の圧痛を認める。
初診時の口腔内写真(別冊No.24A) とエックス線画像(別冊No.24B)を別に示す。

適切な対応はどれか。1つ選べ。

a 経過観察
b 副腎皮質ステロイド軟膏塗布
c 歯周ポケット搔爬
d 辺縁部歯肉の切除
e 抜歯

口腔内写真(別冊No.24A) とエックス線画像(別冊No.24B)

正解:E
正答率:82.9%
問題番号:111D-88

3歳の男児。下顎右側乳臼歯部の自発痛を主訴として来院した。
初診時の口腔内写真(別冊No.34A)とエックス線画像(別冊No.34B)を別に示す。
検査結果を表に示す。

検査結果

治療方針の組合せで適切なのはどれか。1つ選べ。

        z*       y*

a 間接覆髄――――生活断髄
b 生活断髄――――生活断髄
c 間接覆髄――――抜髄
d 抜髄――――――抜髄
e 生活断髄――――感染根管治療
f 抜髄――――――感染根管治療

口腔内写真(別冊No.34A)とエックス線画像(別冊No.34B)

正解:C
正答率:76.6%
問題番号:112A-90

5歳の女児。下顎左側乳臼歯部の疼痛を主訴として来院した。
検査の結果、下顎左側第二乳臼歯に生活歯髄切断法を行うこととした。
治療過程の一連の口腔内写真(別冊No.35)を別に示す。

治療過程を実施の順番に並べよ。

解答2
a ア
b イ
c ウ
d エ
e オ

治療過程の一連の口腔内写真

正解:BCEAD
正答率:21.8%
問題番号:113A-48

8歳の女児。下顎左側乳臼歯部歯肉の腫脹を主訴として来院した。
©zは1年前に治療を受けたという。
軽度の動揺があるが、自発痛と打診痛はない。
初診時の口腔内写真(別冊No.9A)とエックス線画像(別冊No.9B)を別に示す。

©zに対する適切な対応はどれか。1つ選べ。

a 経過観察
b 生活歯髄切断
c 抜髄
d 感染根管治療
e 抜歯

口腔内写真とエックス線画像

正解:E
正答率:85.9%
問題番号:114C-63

4歳の女児。下顎右側第一乳臼歯の自発痛を主訴として来院した。冷温水痛と打診痛を認める。
初診時の口腔内写真(別冊No.26A)とエックス線画像(別冊No.26B)を別に示す。

適切な処置はどれか。1つ選べ。

a 間接覆髄
b 直接覆髄
c 生活歯髄切断
d 抜髄
e 感染根管治療

口腔内写真とエックス線画像

正解:D
正答率:90.8%
問題番号:114C-64

4歳の女児。下顎右側第一乳臼歯の自発痛を主訴として来院した。冷温水痛と打診痛を認める。
初診時の口腔内写真(別冊No.26A)とエックス線画像(別冊No.26B)を別に示す。

この処置後に乳歯用既製金属冠で修復することとした。支台歯形成で正しいのはどれか。3つ選べ。

a 近遠心面は平行にする。
b 頰側面は二面形成にする。
c 咬合面は2 mm削除する。
d マージンはシャンファー型にする。
e マージンは歯肉縁下0.5 mmに設定する。

 

口腔内写真とエックス線画像

正解:ABE
正答率:26.4%
問題番号:115D-68

9歳の男児。下顎右側臼歯部歯肉の腫脹を主訴として来院した。
1年前に他院で治療を受け、その後問題はなかったが、3日前に気付いたという。
zy*の動揺度は0度で、自発痛はないが軽度の打診痛がある。
y*は歯髄電気診で生活反応を示さなかった。
初診時の口腔内写真(別冊No.21A)とエックス線画像(別冊No.21B)を別に示す。

y*への対応の組合せで正しいのはどれか。1つ選べ。

   z¨                        y*
a 経過観察───────感染根管治療
b 感染根管治療─────感染根管治療
c 感染根管治療─────抜歯
d 抜歯─────────感染根管治療
e 抜歯─────────抜歯

口腔内写真とエックス線画像

正解:E
正答率:83.4%
問題番号:116B-79

定型発達の4歳児の歯髄疾患において温度診への反応があるのはどれか。2つ選べ。

a 歯髄壊死
b 歯髄壊疽
c 歯髄充血
d 急性化膿性歯髄炎
e 慢性化膿性根尖性歯周炎

正解:CD
正答率:94.2%
問題番号:116C-53

7歳の女児。下顎左側臼歯部の夜間痛を主訴として来院した。
昨晩は痛みで眠れなかったが、現在痛みはないという。
下顎左側第一乳臼歯と第二乳臼歯の動揺度は生理的範囲内である。
初診時の口腔内写真(別冊No.19A)とエックス線画像(別冊 No.19B)を別に示す。
検査結果を表に示す。

検査結果表

処置の組合せで適切なのはどれか。1つ選べ。

 -y                -z

a コンポジットレジン修復──────コンポジットレジン修復
b 生活歯髄切断───────────コンポジットレジン修復
c 生活歯髄切断───────────抜髄
d 感染根管治療───────────抜髄
e 抜歯───────────────抜歯

口腔内写真とエックス線画像

正解:C
正答率:77.0%