歯科医師国家試験 過去問題

歯科医師国家試験 口腔外科学

過去問題目次

  1. 問題番号
    問題
    正答率
  2. 111C-44

    Behçet病の主症状はどれか。4つ選べ。

    a 外陰部潰瘍
    b 色素性母斑
    c ぶどう膜炎
    d 皮膚の結節性紅斑
    e 口腔粘膜の再発性アフタ性潰瘍

    98.3%
  3. 111C-48

    睡眠時無呼吸患者のポリソムノグラフィの検査結果において、経鼻的持続陽圧呼吸(nCPAP)療法またはオーラルアプライアンス療法を選択する指標はどれか。1つ選べ。

    a 睡眠体位
    b 睡眠ステージ
    c 中途覚醒指数
    d 動脈血酸素飽和度
    e 無呼吸低呼吸指数

    69.0%
  4. 111C-49

    67歳の女性。下顎右側の疼痛と排膿を主訴として来院した。
    6か月前に下顎右側第二大臼歯の抜去を受け、その後同部の骨が露出し、右側顎下部から排膿するようになったという。
    既往歴として乳癌があり、現在も治療中である。
    初診時の口腔外写真(別冊No.5A)、口腔内写真(別冊No.5B)、エックス線画像(別冊No.5C)及びCT(別冊No.5D)を別に示す。

    この疾患の発症に関連すると考えられるのはどれか。2つ選べ。

    a オピオイド
    b カルシウム拮抗薬
    c 抗RANKL抗体製剤
    d ビスホスホネート製剤
    e 副甲状腺ホルモン製剤

    初診時の口腔外写真(別冊No.5A)、口腔内写真(別冊No.5B)

    エックス線画像(別冊No.5C)及びCT(別冊No.5D)

    91.4%
  5. 111C-53

    上顎洞底挙上術の術中の口腔内写真(別冊No.8)を別に示す。

    この操作で損傷の可能性が高いのはどれか。1つ選べ。

    a 頰動脈
    b 顔面動脈
    c 顔面横動脈
    d 大口蓋動脈
    e 後上歯槽動脈

    術中の口腔内写真(別冊No.8)

    64.6%
  6. 111C-58

    下顎左側智歯の抜去を予定している患者のエックス線画像(別冊No.11A)とCT (別冊No.11B)を別に示す。

    矢印で示す構造を損傷すると同側に生じる可能性が高いのはどれか。2つ選べ。

    a 舌の味覚障害
    b 下唇の運動障害
    c 頰粘膜の感覚異常
    d 損傷部位からの出血
    e 下顎前歯部唇側歯肉の感覚異常

    エックス線画像(別冊No.11A)とCT (別冊No.11B)

    72.2%
  7. 111C-71

    42歳の男性。下顎右側大臼歯の動揺を主訴として来院した。
    3年前から同部の歯肉の腫脹に気付き、徐々に歯が動揺するようになったという。
    初診時のエックス線画像(別冊No.22A)、CT(別冊No.22B)及び生検時のΗ-E染色病理組織像(別冊No.22C)を別に示す。

    適切な治療法はどれか。1つ選べ。

    a 開窓
    b 摘出・搔爬
    c 下顎辺縁切除
    d 下顎区域切除
    e 放射線治療

    エックス線画像(別冊No.22A)、CT(別冊No.22B)

    Η-E染色病理組織像(別冊No.22C)

    79.2%
  8. 111C-77

    69歳の女性。口腔内からの出血を主訴として来院した。
    3日前、突然口腔内からの出血を認めるようになり、その後、舌と左側頰粘膜に黒色腫瘤が生じたという。
    初診時の口腔内写真(別冊No.28)を別に示す。血液検査の結果を表に示す。

    血液検査の結果

    診断名はどれか。1つ選べ。

    a Osler病
    b 動静脈奇形
    c 鉄欠乏性貧血
    d 特発性血小板減少性紫斑病
    e 播種性血管内凝固症候群<DIC>

    初診時の口腔内写真(別冊No.28)

    84.6%
  9. 111C-81

    46歳の女性。口腔内の水疱を主訴として来院した。
    2週前から自覚しており、水疱はすぐに破れ、破れた後には刺激痛があるという。
    他に特記すべきことはない。
    免疫血清学検査で抗デスモグレイン1抗体と抗デスモグレイン3抗体が陽性であった。
    初診時の口腔内写真(別冊No.32A)と生検時のΗ-E染色病理組織像(別冊No.32B)を別に示す。

    今後、出現する可能性が高いのはどれか。1つ選べ。

    a 口腔乾燥
    b 肝機能障害
    c 唾液腺腫脹
    d 頸部リンパ節腫脹
    e 全身皮膚の水疱形成

    初診時の口腔内写真(別冊No.32A)

    Η-E染色病理組織像(別冊 No.32B)

    59.1%
  10. 111C-89

    65歳の男性。右側頰粘膜と下唇の異常を主訴として来院した。
    3か月前に気付いたが、疼痛がないためそのままにしていたという。
    初診時の口腔内写真(別冊No.40A)と生検時のΗ-E染色病理組織像(別冊No.40B)を別に示す。

    引き続き精査すべき疾患はどれか。2つ選べ。

    a 糖尿病
    b 高血圧症
    c 気管支喘息
    d 甲状腺機能亢進症
    e 消化管ポリポーシス

    初診時の口腔内写真(別冊No.40A)

    Η-E染色病理組織像(別冊No.40B)

    0.0%
問題番号 カテゴリ 問題 正答率
問題番号:111C-44

Behçet病の主症状はどれか。4つ選べ。

a 外陰部潰瘍
b 色素性母斑
c ぶどう膜炎
d 皮膚の結節性紅斑
e 口腔粘膜の再発性アフタ性潰瘍

正解:ACDE
正答率:98.3%
問題番号:111C-48

睡眠時無呼吸患者のポリソムノグラフィの検査結果において、経鼻的持続陽圧呼吸(nCPAP)療法またはオーラルアプライアンス療法を選択する指標はどれか。1つ選べ。

a 睡眠体位
b 睡眠ステージ
c 中途覚醒指数
d 動脈血酸素飽和度
e 無呼吸低呼吸指数

正解:E
正答率:69.0%
問題番号:111C-49

67歳の女性。下顎右側の疼痛と排膿を主訴として来院した。
6か月前に下顎右側第二大臼歯の抜去を受け、その後同部の骨が露出し、右側顎下部から排膿するようになったという。
既往歴として乳癌があり、現在も治療中である。
初診時の口腔外写真(別冊No.5A)、口腔内写真(別冊No.5B)、エックス線画像(別冊No.5C)及びCT(別冊No.5D)を別に示す。

この疾患の発症に関連すると考えられるのはどれか。2つ選べ。

a オピオイド
b カルシウム拮抗薬
c 抗RANKL抗体製剤
d ビスホスホネート製剤
e 副甲状腺ホルモン製剤

初診時の口腔外写真(別冊No.5A)、口腔内写真(別冊No.5B)

エックス線画像(別冊No.5C)及びCT(別冊No.5D)

正解:CD
正答率:91.4%
問題番号:111C-53

上顎洞底挙上術の術中の口腔内写真(別冊No.8)を別に示す。

この操作で損傷の可能性が高いのはどれか。1つ選べ。

a 頰動脈
b 顔面動脈
c 顔面横動脈
d 大口蓋動脈
e 後上歯槽動脈

術中の口腔内写真(別冊No.8)

正解:E
正答率:64.6%
問題番号:111C-58

下顎左側智歯の抜去を予定している患者のエックス線画像(別冊No.11A)とCT (別冊No.11B)を別に示す。

矢印で示す構造を損傷すると同側に生じる可能性が高いのはどれか。2つ選べ。

a 舌の味覚障害
b 下唇の運動障害
c 頰粘膜の感覚異常
d 損傷部位からの出血
e 下顎前歯部唇側歯肉の感覚異常

エックス線画像(別冊No.11A)とCT (別冊No.11B)

正解:DE
正答率:72.2%
問題番号:111C-71

42歳の男性。下顎右側大臼歯の動揺を主訴として来院した。
3年前から同部の歯肉の腫脹に気付き、徐々に歯が動揺するようになったという。
初診時のエックス線画像(別冊No.22A)、CT(別冊No.22B)及び生検時のΗ-E染色病理組織像(別冊No.22C)を別に示す。

適切な治療法はどれか。1つ選べ。

a 開窓
b 摘出・搔爬
c 下顎辺縁切除
d 下顎区域切除
e 放射線治療

エックス線画像(別冊No.22A)、CT(別冊No.22B)

Η-E染色病理組織像(別冊No.22C)

正解:D
正答率:79.2%
問題番号:111C-77

69歳の女性。口腔内からの出血を主訴として来院した。
3日前、突然口腔内からの出血を認めるようになり、その後、舌と左側頰粘膜に黒色腫瘤が生じたという。
初診時の口腔内写真(別冊No.28)を別に示す。血液検査の結果を表に示す。

血液検査の結果

診断名はどれか。1つ選べ。

a Osler病
b 動静脈奇形
c 鉄欠乏性貧血
d 特発性血小板減少性紫斑病
e 播種性血管内凝固症候群<DIC>

初診時の口腔内写真(別冊No.28)

正解:D
正答率:84.6%
問題番号:111C-81

46歳の女性。口腔内の水疱を主訴として来院した。
2週前から自覚しており、水疱はすぐに破れ、破れた後には刺激痛があるという。
他に特記すべきことはない。
免疫血清学検査で抗デスモグレイン1抗体と抗デスモグレイン3抗体が陽性であった。
初診時の口腔内写真(別冊No.32A)と生検時のΗ-E染色病理組織像(別冊No.32B)を別に示す。

今後、出現する可能性が高いのはどれか。1つ選べ。

a 口腔乾燥
b 肝機能障害
c 唾液腺腫脹
d 頸部リンパ節腫脹
e 全身皮膚の水疱形成

初診時の口腔内写真(別冊No.32A)

Η-E染色病理組織像(別冊 No.32B)

正解:E
正答率:59.1%
問題番号:111C-89

65歳の男性。右側頰粘膜と下唇の異常を主訴として来院した。
3か月前に気付いたが、疼痛がないためそのままにしていたという。
初診時の口腔内写真(別冊No.40A)と生検時のΗ-E染色病理組織像(別冊No.40B)を別に示す。

引き続き精査すべき疾患はどれか。2つ選べ。

a 糖尿病
b 高血圧症
c 気管支喘息
d 甲状腺機能亢進症
e 消化管ポリポーシス

初診時の口腔内写真(別冊No.40A)

Η-E染色病理組織像(別冊No.40B)

正解:(解答なし)
正答率:0.0%

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