歯科医師国家試験 過去問題

根分岐部病変

過去問題目次

  1. 問題番号
    問題
    正答率
  2. 110A-97

    根分岐部病変の治療で用いられるのはどれか。すべて選べ。

    a GTR法
    b トンネリング
    c ヘミセクション
    d 遊離歯肉移植術
    e 歯肉弁側方移動術

    80.6%
  3. 111A-68

    50歳の男性。上顎左側第一大臼歯部の違和感を主訴として来院した。
    1年前から自覚していたがそのままにしていたという。
    歯周基本治療後の再評価の結果、歯周外科治療を行うこととした。
    術前のエックス線画像(別冊No.13A)と術中のスケーリング・ルートプレーニング(SRP)中の口腔内写真(別冊No.13B)を別に示す。

    再評価時の歯周組織検査結果の一部を表に示す。

    歯周組織検査結果の一部
    *    :プロービングデプス(mm)
    **  :Lindheの分類(―は分岐部病変がないことを示す)

    SRPに続いて行う処置として適切なのはどれか。1つ選べ。

    a 歯槽骨切除
    b トンネリング
    c GTR膜の設置
    d トライセクション
    e ルートアンプテーション

    術前のエックス線画像

    94.8%
  4. 111C-67

    51歳の女性。上顎左側第一大臼歯部の違和感を主訴として来院した。
    歯周基本治療後の再評価の結果、歯周外科治療を行うこととした。
    術前のエックス線画像(別冊No.18A)、術中の口腔内写真(別冊No.18B)及び術後1か月で暫間被覆冠を除去したときの口腔内写真(別冊No.18C)を別に示す。
    再評価時の歯周組織検査結果の一部を表に示す。
    歯周基本治療後の再評価
    *    :プロービングデプス(mm)
    **  :Lindheの分類(―は分岐部病変がないことを示す)

    #Fに対する処置の目的はどれか。1つ選べ。

    a 根面被覆
    b 清掃性の改善
    c 角化歯肉幅の増大
    d 歯冠歯根長比の改善
    e 結合組織性付着の獲得

    術前のエックス線画像(別冊No.18A)、暫間被覆冠を除去したときの口腔内写真(別冊No.18C)

    75.6%
  5. 111D-68

    44歳の女性。下顎右側大臼歯部の違和感を主訴として来院した。
    歯周基本治療後の再評価の結果、歯周外科治療を行うこととした。
    再評価時の舌面観の口腔内写真(別冊No.14A)とエックス線画像(別冊No.14B)を別に示す。
    再評価時の歯周組織検査結果の一部を表に示す。
    再評価時の歯周組織検査結果の一部
    *     :プロービングデプス(mm)
    **   : Lindheの分類(―は分岐部病変がないことを示す)

    N*の治療方針として適切なのはどれか。1つ選べ。

    a トンネリング
    b ヘミセクション
    c 歯周ポケット搔爬術
    d ルートセパレーション
    e ファーケーションプラスティ

    舌面観の口腔内写真(別冊No.14A)とエックス線画像(別冊No.14B)

    96.3%
  6. 112C-86

    47歳の女性。下顎左側第一大臼歯部歯肉の違和感を主訴として来院した。
    歯周基本治療後の再評価の結果、歯周外科治療を行うこととした。
    初診時の口腔内写真(別冊No.34A)、エックス線画像(別冊No.34B)及び再評価時の口腔内写真(別冊 No.34C)を別に示す。

    術式選択にあたり、最も参考とするのはどれか。1つ選べ。

    a 歯肉の形態
    b 歯の動揺度
    c クラウンの辺縁適合性
    d プロービング時の出血
    e ファーケーションプローブによる検査結果

    口腔内写真、エックス線画像及び再評価時の口腔内写真

    80.3%
  7. 113C-57

    52歳の男性。下顎左側第一大臼歯部歯肉の違和感を主訴として来院した。
    検査の結果、根分岐部病変を伴う慢性歯周炎と診断し、歯周基本治療後に歯周外科治療を行うこととした。
    初診時のエックス線画像(別冊No.17)を別に示す。
    歯周基本治療後の再評価時の歯周組織検査結果の一部を表に示す。

    歯周組織検査結果の一部
    *   :プロービング深さ(mm)
    〇印:  :プロービング時の出血
    **    :LindheとNymanの分類(―は根分岐部病変がないことを示す)

    適切な処置はどれか。2つ選べ。

    a GTR
    b 歯根切除
    c トンネリング
    d ヘミセクション
    e ファーケーションプラスティ

    初診時のエックス線画像

     

    77.9%
  8. 113D-53

    LindheとNymanの根分岐部病変の分類と治療法の組合せで適切なのはどれか。1つ選べ。

    a 1度―――――――歯根分離
    b 1度―――――――ルートリセクション
    c 2度―――――――歯周組織再生療法
    d 2度―――――――トンネリング
    e 3度―――――――歯周ポケット搔爬

    87.7%
  9. 114B-79

    35歳の男性。下顎左側臼歯部の違和感を主訴として来院した。
    2年前から自覚していたがそのままにしていたという。

    診察と検査の結果、慢性歯周炎と診断し、歯周基本治療後に歯周外科治療を行うこととした。
    初診時の口腔内写真(別冊No.28A)とエックス線画像(別冊No.28B)を別に示す。

    再評価時の歯周組織検査結果の一部を表に示す。

    再評価時の歯周組織検査結果の一部
    *      :プロービング深さ(mm)
    〇印   :プロービング時の出血
    **     : Millerの判定基準

    -Nに対する治療方針として考えられるのはどれか。2つ選べ。

    a 歯根分離
    b トンネリング
    c 近心根分割抜去
    d FGF-2製剤の応用
    e Widman改良フラップ手術

    口腔内写真とエックス線画像

    47.7%
  10. 115A-25

    LindheとNymanの根分岐部病変の分類と治療法の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。

    a 1度—— ルートセパレーション
    b 1度—— スケーリング・ルートプレーニング
    c 2度———フラップ手術
    d 2度—— ヘミセクション
    e 3度—— ファーケーションプラスティ

    77.9%
  11. 115B-81

    60歳の女性。上顎左側臼歯部の違和感を主訴として来院した。
    2年前から自覚していたがそのままにしていたという。
    診察と検査の結果、慢性歯周炎と診断し歯周基本治療を行った。

    初診時の口腔内写真(別冊No.36A)とエックス線画像(別冊 No.36B)を別に示す。
    再評価時の歯周組織検査結果の一部を表に示す。

    再評価時の歯周組織検査結果の一部
    *       :プロービング深さ(mm)
    〇印 :プロービング時の出血
    **     : Millerの判定基準

    #Fに対する治療方針として考えられるのはどれか。2つ選べ。

    a 抜歯
    b 歯根切除
    c 歯根分離
    d トンネリング
    e エナメルマトリックスタンパク質の応用

    初診時の口腔内写真とエックス線画像

    25.0%
問題番号 カテゴリ 問題 正答率
問題番号:110A-97

根分岐部病変の治療で用いられるのはどれか。すべて選べ。

a GTR法
b トンネリング
c ヘミセクション
d 遊離歯肉移植術
e 歯肉弁側方移動術

正解:ABC
正答率:80.6%
問題番号:111A-68

50歳の男性。上顎左側第一大臼歯部の違和感を主訴として来院した。
1年前から自覚していたがそのままにしていたという。
歯周基本治療後の再評価の結果、歯周外科治療を行うこととした。
術前のエックス線画像(別冊No.13A)と術中のスケーリング・ルートプレーニング(SRP)中の口腔内写真(別冊No.13B)を別に示す。

再評価時の歯周組織検査結果の一部を表に示す。

歯周組織検査結果の一部
*    :プロービングデプス(mm)
**  :Lindheの分類(―は分岐部病変がないことを示す)

SRPに続いて行う処置として適切なのはどれか。1つ選べ。

a 歯槽骨切除
b トンネリング
c GTR膜の設置
d トライセクション
e ルートアンプテーション

術前のエックス線画像

正解:C
正答率:94.8%
問題番号:111C-67

51歳の女性。上顎左側第一大臼歯部の違和感を主訴として来院した。
歯周基本治療後の再評価の結果、歯周外科治療を行うこととした。
術前のエックス線画像(別冊No.18A)、術中の口腔内写真(別冊No.18B)及び術後1か月で暫間被覆冠を除去したときの口腔内写真(別冊No.18C)を別に示す。
再評価時の歯周組織検査結果の一部を表に示す。
歯周基本治療後の再評価
*    :プロービングデプス(mm)
**  :Lindheの分類(―は分岐部病変がないことを示す)

#Fに対する処置の目的はどれか。1つ選べ。

a 根面被覆
b 清掃性の改善
c 角化歯肉幅の増大
d 歯冠歯根長比の改善
e 結合組織性付着の獲得

術前のエックス線画像(別冊No.18A)、暫間被覆冠を除去したときの口腔内写真(別冊No.18C)

正解:B
正答率:75.6%
問題番号:111D-68

44歳の女性。下顎右側大臼歯部の違和感を主訴として来院した。
歯周基本治療後の再評価の結果、歯周外科治療を行うこととした。
再評価時の舌面観の口腔内写真(別冊No.14A)とエックス線画像(別冊No.14B)を別に示す。
再評価時の歯周組織検査結果の一部を表に示す。
再評価時の歯周組織検査結果の一部
*     :プロービングデプス(mm)
**   : Lindheの分類(―は分岐部病変がないことを示す)

N*の治療方針として適切なのはどれか。1つ選べ。

a トンネリング
b ヘミセクション
c 歯周ポケット搔爬術
d ルートセパレーション
e ファーケーションプラスティ

舌面観の口腔内写真(別冊No.14A)とエックス線画像(別冊No.14B)

正解:B
正答率:96.3%
問題番号:112C-86

47歳の女性。下顎左側第一大臼歯部歯肉の違和感を主訴として来院した。
歯周基本治療後の再評価の結果、歯周外科治療を行うこととした。
初診時の口腔内写真(別冊No.34A)、エックス線画像(別冊No.34B)及び再評価時の口腔内写真(別冊 No.34C)を別に示す。

術式選択にあたり、最も参考とするのはどれか。1つ選べ。

a 歯肉の形態
b 歯の動揺度
c クラウンの辺縁適合性
d プロービング時の出血
e ファーケーションプローブによる検査結果

口腔内写真、エックス線画像及び再評価時の口腔内写真

正解:E
正答率:80.3%
問題番号:113C-57

52歳の男性。下顎左側第一大臼歯部歯肉の違和感を主訴として来院した。
検査の結果、根分岐部病変を伴う慢性歯周炎と診断し、歯周基本治療後に歯周外科治療を行うこととした。
初診時のエックス線画像(別冊No.17)を別に示す。
歯周基本治療後の再評価時の歯周組織検査結果の一部を表に示す。

歯周組織検査結果の一部
*   :プロービング深さ(mm)
〇印:  :プロービング時の出血
**    :LindheとNymanの分類(―は根分岐部病変がないことを示す)

適切な処置はどれか。2つ選べ。

a GTR
b 歯根切除
c トンネリング
d ヘミセクション
e ファーケーションプラスティ

初診時のエックス線画像

 

正解:AE
正答率:77.9%
問題番号:113D-53

LindheとNymanの根分岐部病変の分類と治療法の組合せで適切なのはどれか。1つ選べ。

a 1度―――――――歯根分離
b 1度―――――――ルートリセクション
c 2度―――――――歯周組織再生療法
d 2度―――――――トンネリング
e 3度―――――――歯周ポケット搔爬

正解:C
正答率:87.7%
問題番号:114B-79

35歳の男性。下顎左側臼歯部の違和感を主訴として来院した。
2年前から自覚していたがそのままにしていたという。

診察と検査の結果、慢性歯周炎と診断し、歯周基本治療後に歯周外科治療を行うこととした。
初診時の口腔内写真(別冊No.28A)とエックス線画像(別冊No.28B)を別に示す。

再評価時の歯周組織検査結果の一部を表に示す。

再評価時の歯周組織検査結果の一部
*      :プロービング深さ(mm)
〇印   :プロービング時の出血
**     : Millerの判定基準

-Nに対する治療方針として考えられるのはどれか。2つ選べ。

a 歯根分離
b トンネリング
c 近心根分割抜去
d FGF-2製剤の応用
e Widman改良フラップ手術

口腔内写真とエックス線画像

正解:AB
正答率:47.7%
問題番号:115A-25

LindheとNymanの根分岐部病変の分類と治療法の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。

a 1度—— ルートセパレーション
b 1度—— スケーリング・ルートプレーニング
c 2度———フラップ手術
d 2度—— ヘミセクション
e 3度—— ファーケーションプラスティ

正解:BC
正答率:77.9%
問題番号:115B-81

60歳の女性。上顎左側臼歯部の違和感を主訴として来院した。
2年前から自覚していたがそのままにしていたという。
診察と検査の結果、慢性歯周炎と診断し歯周基本治療を行った。

初診時の口腔内写真(別冊No.36A)とエックス線画像(別冊 No.36B)を別に示す。
再評価時の歯周組織検査結果の一部を表に示す。

再評価時の歯周組織検査結果の一部
*       :プロービング深さ(mm)
〇印 :プロービング時の出血
**     : Millerの判定基準

#Fに対する治療方針として考えられるのはどれか。2つ選べ。

a 抜歯
b 歯根切除
c 歯根分離
d トンネリング
e エナメルマトリックスタンパク質の応用

初診時の口腔内写真とエックス線画像

正解:AB
正答率:25.0%