過去問題目次
下顎枝矢状分割術を行う下顎前突症患者の術前3D-CT(別冊No.2A)とCTを用いたシミュレーション像(別冊No.2B)を別に示す。
術後に予想されるのはどれか。3つ選べ。
a 下顔面高の増大
b 咬合平面の改善
c 右側の内外側骨片間の干渉
d 左側の内外側骨片間の空隙
e 下顎枝部後縁からの内側骨片の突出
要介護高齢者において低栄養が疑われるのはどれか。2つ選べ。
a BMI :17.0
b 総タンパク<TP> :7.5g/dL
c アルブミン<Alb> :3.1g/dL
d トリグリセリド<TG> :100 mg/dL
e 総コレステロール<TC> :170 mg/dL
78歳の女性。硬いものが嚙みにくいことを主訴として来院した。
10年前から2型糖尿病によりインスリン療法を受けているという。
頭頸部における疼痛の訴えはなく、最大開口量(義歯の切歯間距離)は43mmであった。
全部床義歯の適合と咬合に問題はない。
初診時の口腔内写真(別冊No.7A、B)を別に示す。
次に行う検査として適切なのはどれか。3つ選べ。
a ガム試験
b 咬合力検査
c 咀嚼能力検査
d 顎関節部MRI
e 改訂水飲みテスト
抜歯創の治癒過程を順に並べよ。
a 骨改造
b 仮骨形成
c 血管新生
d 血餅形成
e 肉芽増生
48歳の男性。咬合異常を主訴として来院した。
歩道で転倒し、顔面裂傷の処置を受けたという。
初診時のパノラマエックス線画像(別冊No.13A)、後頭前頭方向エックス線画像(別冊No.13B)及びCT(別冊No.13C)を別に示す。
転倒時に強打したと考えられる部位はどれか。1つ選べ。
a オトガイ部
b 右側下顎角部
c 右側顎関節部
d 左側下顎角部
e 左側顎関節部
58歳の女性。上顎左側臼歯部の腫脹と鈍痛を主訴として来院した。
1年前から自覚し、徐々に増大しているという。
同部の歯肉頰移行部に線状の瘢痕を認める。
初診時の口腔内写真(別冊No.14A)、エックス線画像(別冊No.14B)、CT(別冊 No.14C)、穿刺吸引時の内容液の写真(別冊No.14D)及び生検時のΗ-E染色病理組織像(別冊No.14E)を別に示す。
診断名はどれか。1つ選べ。
a 歯根囊胞
b 上顎洞癌
c 歯性上顎洞炎
d 術後性上顎囊胞
e 上顎洞粘液貯留囊胞
11歳の女児。口蓋裂の診断で1歳時に口蓋形成術を受けた。
術後、発話時の鼻漏れが残存し、スピーチエイドを用いた言語訓練を受けてきたが、改善がみられない。
現在の口腔内写真(別冊No.15A)、安静時と「ア」発声時の軟口蓋の写真(別冊 No.15B)及び安静時と「イ」発声時のエックス線画像(別冊No.15C)を別に示す。
適切な治療はどれか。1つ選べ。
a 瘻孔閉鎖術
b 咽頭弁形成術
c 顎裂部骨移植術
d 舌接触補助床の装着
e パラタルリフトの装着
3日前から38.5℃の発熱と歯肉腫脹がみられた小児の口腔内写真(別冊No.17)を別に示す。検査の結果、単純ヘルペスウイルスの感染を認めた。
考えられるのはどれか。1つ選べ。
a 水痘
b 風疹
c 麻疹
d 帯状庖疹
e ヘルパンギーナ
f 疱疹性歯肉口内炎
左側上顎洞内のエックス線不透過像を指摘された患者のエックス線画像(別冊No.23A)と歯科用コーンビームCT(別冊No.23B)を別に示す。
上顎左側大臼歯はすべて歯髄電気診で生活反応を示し、動揺や打診痛も認めない。
適切な対応はどれか。1つ選べ。
a 経過観察
b 穿刺吸引
c 開窓
d 摘出
e 上顎洞根治術
急激な口唇腫脹を呈するのはどれか。2つ選べ。
a 粘液囊胞
b 口唇ヘルペス
c 肉芽腫性口唇炎
d アナフィラキシー
e 遺伝性血管性浮腫
顔面外傷を伴う救急患者において頭蓋底骨折が疑われるのはどれか。2つ選べ。
a 髄液漏
b Bell現象
c Battle徴候
d Vincent症状
e ホルネル症候群
脳梗塞の既往がある患者に対して行った検査の写真(別冊No.25)を別に示す。
検査結果に最も関連しているのはどれか。1つ選べ。
a 口輪筋
b 側頭筋
c 顎舌骨筋
d 外側翼突筋
e 口蓋帆挙筋
65歳の女性。上顎前歯部の腫瘤を主訴として来院した。
3か月前から徐々に増大してきたという。
初診時の口腔内写真(別冊No.26A)、エックス線画像(別冊 No.26B)及び生検時のΗ-E染色病理組織像(別冊No.26C)を別に示す。
適切な対応はどれか。1つ選べ。
a 経過観察
b 抗菌薬投与
c 切除
d 上顎部分切除
e 放射線療法
84歳の女性。口腔内からの出血を主訴として来院した。
起床時に枕に血が付いていることに気付いたが、過去に同様の症状はみられなかったという。
初診時の口腔内写真(別冊No.28)を別に示す。
血液検査の結果を表に示す。
原因として考えられるのはどれか。1つ選べ。
a 線溶の亢進
b 血管の先天異常
c 血小板の破壊亢進
d 赤血球の破壊亢進
e 凝固因子の機能不全
咀嚼筋腱・腱膜過形成症の特徴的な所見はどれか。2つ選べ。
a 開口制限
b クリック
c 下顎の偏位
d 下顎角部の肥大
e 顎関節部の圧痛
ポリソムノグラフィに含まれるのはどれか。2つ選べ。
a PaO2
b 血圧
c 脳波
d 眼球運動
e 呼気終末二酸化炭素分圧<EtCO2>
問題番号 | カテゴリ | 問題 | 正答率 |
---|---|---|---|
問題番号:116D-22 | 下顎枝矢状分割術を行う下顎前突症患者の術前3D-CT(別冊No.2A)とCTを用いたシミュレーション像(別冊No.2B)を別に示す。 術後に予想されるのはどれか。3つ選べ。 a 下顔面高の増大
正解:CDE |
正答率:59.2% | |
問題番号:116D-33 | 要介護高齢者において低栄養が疑われるのはどれか。2つ選べ。 a BMI :17.0
正解:AC |
正答率:83.9% | |
問題番号:116D-37 | 78歳の女性。硬いものが嚙みにくいことを主訴として来院した。 次に行う検査として適切なのはどれか。3つ選べ。 a ガム試験
正解:ABC |
正答率:69.6% | |
問題番号:116D-38 | 抜歯創の治癒過程を順に並べよ。 a 骨改造
正解:(解答なし) |
正答率:0.0% | |
問題番号:116D-45 | 48歳の男性。咬合異常を主訴として来院した。 転倒時に強打したと考えられる部位はどれか。1つ選べ。 a オトガイ部
正解:A |
正答率:94.2% | |
問題番号:116D-49 | 58歳の女性。上顎左側臼歯部の腫脹と鈍痛を主訴として来院した。 診断名はどれか。1つ選べ。 a 歯根囊胞
正解:D |
正答率:91.3% | |
問題番号:116D-50 | 11歳の女児。口蓋裂の診断で1歳時に口蓋形成術を受けた。 適切な治療はどれか。1つ選べ。 a 瘻孔閉鎖術
正解:B |
正答率:69.5% | |
問題番号:116D-53 | 3日前から38.5℃の発熱と歯肉腫脹がみられた小児の口腔内写真(別冊No.17)を別に示す。検査の結果、単純ヘルペスウイルスの感染を認めた。 考えられるのはどれか。1つ選べ。 a 水痘
正解:F |
正答率:91.6% | |
問題番号:116D-61 | 左側上顎洞内のエックス線不透過像を指摘された患者のエックス線画像(別冊No.23A)と歯科用コーンビームCT(別冊No.23B)を別に示す。 適切な対応はどれか。1つ選べ。 a 経過観察
正解:A |
正答率:46.0% | |
問題番号:116D-65 | 急激な口唇腫脹を呈するのはどれか。2つ選べ。 a 粘液囊胞
正解:DE |
正答率:37.0% | |
問題番号:116D-66 | 顔面外傷を伴う救急患者において頭蓋底骨折が疑われるのはどれか。2つ選べ。 a 髄液漏
正解:AC |
正答率:91.7% | |
問題番号:116D-71 | 脳梗塞の既往がある患者に対して行った検査の写真(別冊No.25)を別に示す。 検査結果に最も関連しているのはどれか。1つ選べ。 a 口輪筋
正解:E |
正答率:97.8% | |
問題番号:116D-73 | 65歳の女性。上顎前歯部の腫瘤を主訴として来院した。 適切な対応はどれか。1つ選べ。 a 経過観察
正解:C |
正答率:88.8% | |
問題番号:116D-75 | 84歳の女性。口腔内からの出血を主訴として来院した。 原因として考えられるのはどれか。1つ選べ。 a 線溶の亢進
正解:C |
正答率:94.7% | |
問題番号:116D-83 | 咀嚼筋腱・腱膜過形成症の特徴的な所見はどれか。2つ選べ。 a 開口制限
正解:AD |
正答率:51.5% | |
問題番号:116D-87 | ポリソムノグラフィに含まれるのはどれか。2つ選べ。 a PaO2
正解:CD |
正答率:51.4% |