歯科医師国家試験 過去問題

心身障害児

過去問題目次

  1. 問題番号
    問題
    正答率
  2. 110C-121

    11歳の女児。咬み合わせの違和感を主訴として来院した。出生直後から顔面部に色調の異常がみられ、成長とともに目立ってきたという。
    幼児期からフェニトインを服用している。初診時の下顔面の写真(別冊No.19A)と口腔内写真(別冊No.19B)を別に示す。
    疑われる疾患はどれか。1つ選べ。
    ※第110回C問題の画像は厚生労働省ホームページでの公開をしていません

    a 神経線維腫症
    b 先天性表皮水疱症
    c 基底細胞母斑症候群
    d Sturge-Weber症候群
    e Peutz-Jeghers症候群

    95.5%
  3. 111C-43

    自閉スペクトラム症の特徴で正しいのはどれか。1つ選べ。

    a 衝動的な行動がみられる。
    b 染色体異常が原因である。
    c 発症頻度に男女差がある。
    d 見立て遊びが得意である。
    e 精神的ストレスで不随意運動が出現する。

    58.4%
  4. 112B-44

    5歳の男児。右側頰部の腫脹を主訴として母親と来院した。

    自閉スペクトラム症が最も疑われるのはどれか。1つ選べ。

    a 「歯が痛い」と何度も繰り返した。
    b 腫脹部に手のひらを当てて黙っていた。
    c 「お名前は」と聞くと「お名前は」とつぶやいた。
    d 「もう帰ろう」と言いながら母親の腕を引いた。
    e 母親が注意しても携帯ゲーム機を操作していた。

    87.3%
  5. 112C-46

    脳性麻痺患児の歯科治療で、不随意運動の抑制に有効なのはどれか。3つ選べ。

    a 膝の屈曲
    b 下肢の挙上
    c 上肢の屈曲
    d 頭部の前屈
    e アイマスクの装着

    59.5%
  6. 113C-79

    脳性麻痺児でよくみられるのはどれか。2つ選べ。

    a 咬耗
    b 過剰歯
    c 先天欠如歯
    d 舌小帯付着異常
    e エナメル質形成不全

    67.6%
  7. 114B-45

    注意欠陥多動性障害<ADHD>児の特徴はどれか。1つ選べ。

    a 知的障害
    b 固定的行動
    c 衝動的行動
    d 反復的行動
    e 運動機能障害

    94.5%
  8. 114C-75

    脳性麻痺患者が定期健診のために家族と来院した。来院時の患者の写真(別冊No.32)を別に示す。

    口腔内の診察を行う際に特に注意すべきなのはどれか。2つ選べ。

    a 咬反射
    b 吸啜反射
    c 驚愕反射
    d 緊張性迷路反射
    e 非対称性緊張性頸反射

    来院時の患者の写真

    22.1%
  9. 115C-21

    自閉スペクトラム症における口腔所見と原因の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。

       口腔所見                 原因
    a 咬耗───────異常習癖
    b 歯周炎──────異食
    c 歯肉退縮─────拒食
    d 歯の外傷─────自傷行為
    e 不正咬合─────意思疎通不良

    77.7%
  10. 115D-74

    脳性麻痺の病型で発生頻度が最も高いのはどれか。1つ選べ。

    a 強直型
    b 痙直型
    c 混合型
    d 失調型
    e アテトーゼ型

    62.7%
  11. 116D-30

    障害児の歯科治療における行動調整法と障害の組合せで正しいのはどれか。1つ選べ。

    a カウント法 ─────────── 視覚障害
    b フラッディング法 ──────── 自閉スペクトラム症
    c トークンエコノミー法 ────── コミュニケーション障害
    d ボイスコントロール法 ────── 聴覚障害
    e ハンドオーバーマウス法 ───── 知的障害

    68.3%
  12. 116D-52

    6歳の男児。多数歯齲蝕を主訴として来院した。
    出生時から皮膚や爪に異常がみられ、足には合指症を認める。
    初診時の口腔内写真(別冊No.16A)と手の写真(別冊No.16B)を別に示す。

    歯科治療に際して留意すべき事項はどれか。2つ選べ。

    a 局所麻酔は使用しない。
    b 全身麻酔が推奨される。
    c 術野の確保が困難である。
    d ハンドオーバーマウス法で対応する。
    e 歯ブラシでの口腔粘膜の刷掃は避ける。

    口腔内写真と手の写真

     

    70.0%
問題番号 カテゴリ 問題 正答率
問題番号:110C-121

11歳の女児。咬み合わせの違和感を主訴として来院した。出生直後から顔面部に色調の異常がみられ、成長とともに目立ってきたという。
幼児期からフェニトインを服用している。初診時の下顔面の写真(別冊No.19A)と口腔内写真(別冊No.19B)を別に示す。
疑われる疾患はどれか。1つ選べ。
※第110回C問題の画像は厚生労働省ホームページでの公開をしていません

a 神経線維腫症
b 先天性表皮水疱症
c 基底細胞母斑症候群
d Sturge-Weber症候群
e Peutz-Jeghers症候群

正解:D
正答率:95.5%
問題番号:111C-43

自閉スペクトラム症の特徴で正しいのはどれか。1つ選べ。

a 衝動的な行動がみられる。
b 染色体異常が原因である。
c 発症頻度に男女差がある。
d 見立て遊びが得意である。
e 精神的ストレスで不随意運動が出現する。

正解:C
正答率:58.4%
問題番号:112B-44

5歳の男児。右側頰部の腫脹を主訴として母親と来院した。

自閉スペクトラム症が最も疑われるのはどれか。1つ選べ。

a 「歯が痛い」と何度も繰り返した。
b 腫脹部に手のひらを当てて黙っていた。
c 「お名前は」と聞くと「お名前は」とつぶやいた。
d 「もう帰ろう」と言いながら母親の腕を引いた。
e 母親が注意しても携帯ゲーム機を操作していた。

正解:C
正答率:87.3%
問題番号:112C-46

脳性麻痺患児の歯科治療で、不随意運動の抑制に有効なのはどれか。3つ選べ。

a 膝の屈曲
b 下肢の挙上
c 上肢の屈曲
d 頭部の前屈
e アイマスクの装着

正解:ACD
正答率:59.5%
問題番号:113C-79

脳性麻痺児でよくみられるのはどれか。2つ選べ。

a 咬耗
b 過剰歯
c 先天欠如歯
d 舌小帯付着異常
e エナメル質形成不全

正解:AE
正答率:67.6%
問題番号:114B-45

注意欠陥多動性障害<ADHD>児の特徴はどれか。1つ選べ。

a 知的障害
b 固定的行動
c 衝動的行動
d 反復的行動
e 運動機能障害

正解:C
正答率:94.5%
問題番号:114C-75

脳性麻痺患者が定期健診のために家族と来院した。来院時の患者の写真(別冊No.32)を別に示す。

口腔内の診察を行う際に特に注意すべきなのはどれか。2つ選べ。

a 咬反射
b 吸啜反射
c 驚愕反射
d 緊張性迷路反射
e 非対称性緊張性頸反射

来院時の患者の写真

正解:AC
正答率:22.1%
問題番号:115C-21

自閉スペクトラム症における口腔所見と原因の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。

   口腔所見                 原因
a 咬耗───────異常習癖
b 歯周炎──────異食
c 歯肉退縮─────拒食
d 歯の外傷─────自傷行為
e 不正咬合─────意思疎通不良

正解:AD
正答率:77.7%
問題番号:115D-74

脳性麻痺の病型で発生頻度が最も高いのはどれか。1つ選べ。

a 強直型
b 痙直型
c 混合型
d 失調型
e アテトーゼ型

正解:B
正答率:62.7%
問題番号:116D-30

障害児の歯科治療における行動調整法と障害の組合せで正しいのはどれか。1つ選べ。

a カウント法 ─────────── 視覚障害
b フラッディング法 ──────── 自閉スペクトラム症
c トークンエコノミー法 ────── コミュニケーション障害
d ボイスコントロール法 ────── 聴覚障害
e ハンドオーバーマウス法 ───── 知的障害

正解:A
正答率:68.3%
問題番号:116D-52

6歳の男児。多数歯齲蝕を主訴として来院した。
出生時から皮膚や爪に異常がみられ、足には合指症を認める。
初診時の口腔内写真(別冊No.16A)と手の写真(別冊No.16B)を別に示す。

歯科治療に際して留意すべき事項はどれか。2つ選べ。

a 局所麻酔は使用しない。
b 全身麻酔が推奨される。
c 術野の確保が困難である。
d ハンドオーバーマウス法で対応する。
e 歯ブラシでの口腔粘膜の刷掃は避ける。

口腔内写真と手の写真

 

正解:CE
正答率:70.0%