過去問題目次
80歳の男性。閉口不能を主訴として来院した。
以前から同様の症状を繰り返し、かかりつけ医で対応していたという。
流涎と耳珠前方の陷凹を認める。
診察の結果、初期対応を行い、後日、再発防止の手術を行うこととした。術式の模式図(別冊No.10)を別に示す。
適切なのはどれか。4つ選べ。
a ア
b イ
c ウ
d エ
e オ
30歳の男性。咬合不全を主訴として来院した。昨夜、転倒して下顎を強打したという。
初診時のエックス線画像(別冊No.11A)と3D-CT(別冊No.11B)を別に示す。
適切な治療法はどれか。2つ選べ。
a 骨ネジを用いた顎内固定
b 床副子を用いた顎内固定
c 線副子を用いた顎間固定
d チンキャップを用いた開口制限
e ミニプレートを用いた顎内固定
推算糸球体濾過量<eGFR>の算出に用いるのはどれか。3つ選べ。
a 性別
b 体重
c 年齢
d 血清尿素窒素
e 血清クレアチニン
66歳の女性。下顎右側臼歯部歯肉の疼痛を主訴として来院した。
3か月前に自覚し、徐々に増悪してきたという。
下唇の感覚異常を認めない。
初診時の口腔内写真(別冊No.19A)、エックス線画像(別冊No.19B)、CT (別冊No.19C)、 FDG-PET/CT(別冊No.19D)及び生検時のΗ-E染色病理組織像(別冊No.19E)を別に示す。
適切な治療はどれか。1つ選べ。
a 副腎皮質ステロイド軟膏の塗布
b 歯肉切除
c 下顎辺縁切除
d 下顎区域切除
e 組織内照射
10歳の女児。上の前歯が生えてこないことを主訴として来院した。
初診時の顔面写真(別冊No.20A)、口腔内写真(別冊No.20B)及びエックス線画像(別冊No.20C)を別に示す。
考えられるのはどれか。1つ選べ。
a 軟骨無形成症
b Goldenhar 症候群
c Robinシークエンス
d 鎖骨頭蓋骨異形成症
e Treacher Collins 症候群
両側耳下腺部の腫脹を主訴として来院した患者の医療面接結果の一部を表に示す。
考えられるのはどれか。1つ選べ。
a 唾石症
b Frey症候群
c Warthin 腫瘍
d IgG4関連疾患
e 流行性耳下腺炎
34歳の女性。かかりつけ歯科医にエックス線検査で病変を指摘され、精査を希望して来院した。
自覚症状はないという。
初診時のエックス線画像(別冊No.28A)、CT(別冊No.28B)、MRI (別冊No.28C)及び生検時のΗ-E染色病理組織像(別冊No.28D)を別に示す。
適切な治療法はどれか。1つ選べ。
a 開窓
b 摘出
c 塞栓療法
d 放射線療法
e 下顎区域切除
嚥下に関連する器官の模式図を示す。
嚥下開始時に舌骨が移動する方向はどれか。1つ選べ。
a ア
b イ
c ウ
d エ
e オ
口底に腫脹と消退を繰り返す病変の口腔内写真(別冊No.30)を別に示す。 原因療法はどれか。1つ選べ。
a 開窓
b 切開
c 穿刺吸引
d 顎下腺摘出
e 舌下腺摘出
口腔における食物移送に関わる機能を評価するのはどれか。2つ選べ。
a 舌圧検査
b 咬合音検査
c 咬合力検査
d 咀嚼能力検査
e ブローイング検査
71歳の女性。口蓋部のびらんを主訴として来院した。
2週前に自覚し、徐々に食事時の疼痛が増悪してきたという。
初診時の口腔内写真(別冊No.31A)、頸部の写真(別冊No.31B)、上腕部皮膚の写真(別冊No.31C)及び生検時のΗ-E染色病理組織像(別冊No.31D)を別に示す。
血液検査結果を表に示す。
考えられるのはどれか。1つ選べ。
a 天疱瘡
b 扁平苔癬
c 類天疱瘡
d Behçet 病
e 多形滲出性紅斑
舌白板症患者への対応で適切なのはどれか。2つ選べ。
a 禁煙の指導
b 糖質制限の指導
c 歯の鋭縁の削合
d マウスガードの装着
e 副腎皮質ステロイド軟膏の塗布
頭蓋内での血管による組織圧迫が原因となるのはどれか。2つ選べ。
a 舌痛症
b 三叉神経痛
c Parkinson 病
d 片側顔面痙攣
e Ramsay Hunt 症候群
59歳の女性。抜歯後の治癒不全を主訴として来院した。
2か月前、近医で上顎左側第二小臼歯を抜去したという。貧血の既往がある。
上顎左側に疼痛と腫脹を認める。
初診時の口腔内写真(別冊No.34A)、エックス線画像(別冊No.34B)及びCT(別冊No.34C)を別に示す。
治癒不全の発症に関連すると考えられるのはどれか。1つ選べ。
a 骨粗鬆症
b 大理石骨病
c 線維性異形成症
d 基底細胞母斑症候群
e 副甲状腺機能亢進症
14歳の男子。食物が嚙みにくいことを主訴として来院した。
3歳から義歯を使用しており、何度も調整と新製を繰り返しているという。弟にも同様の所見がある。
診察の結果、義歯を新製することとした。初診時の口腔内写真(別冊No.36A) とエックス線画像(別冊No.36B)を別に示す。
治療に際して特に留意すべきなのはどれか。1つ選べ。
a 気道閉塞
b 頸椎脱臼
c 体温上昇
d 下顎骨骨折
e てんかん発作
問題番号 | カテゴリ | 問題 | 正答率 |
---|---|---|---|
問題番号:114C-41 | 80歳の男性。閉口不能を主訴として来院した。 流涎と耳珠前方の陷凹を認める。 適切なのはどれか。4つ選べ。 a ア
正解:ABDE |
正答率:62.6% | |
問題番号:114C-42 | 30歳の男性。咬合不全を主訴として来院した。昨夜、転倒して下顎を強打したという。 適切な治療法はどれか。2つ選べ。 a 骨ネジを用いた顎内固定
正解:CE |
正答率:66.3% | |
問題番号:114C-50 | 推算糸球体濾過量<eGFR>の算出に用いるのはどれか。3つ選べ。 a 性別
正解:ACE |
正答率:33.7% | |
問題番号:114C-52 | 66歳の女性。下顎右側臼歯部歯肉の疼痛を主訴として来院した。 初診時の口腔内写真(別冊No.19A)、エックス線画像(別冊No.19B)、CT (別冊No.19C)、 FDG-PET/CT(別冊No.19D)及び生検時のΗ-E染色病理組織像(別冊No.19E)を別に示す。 適切な治療はどれか。1つ選べ。 a 副腎皮質ステロイド軟膏の塗布
正解:C |
正答率:86.3% | |
問題番号:114C-53 | 10歳の女児。上の前歯が生えてこないことを主訴として来院した。 考えられるのはどれか。1つ選べ。 a 軟骨無形成症
正解:D |
正答率:94.6% | |
問題番号:114C-65 | 両側耳下腺部の腫脹を主訴として来院した患者の医療面接結果の一部を表に示す。 考えられるのはどれか。1つ選べ。 a 唾石症
正解:E |
正答率:92.3% | |
問題番号:114C-67 | 34歳の女性。かかりつけ歯科医にエックス線検査で病変を指摘され、精査を希望して来院した。 初診時のエックス線画像(別冊No.28A)、CT(別冊No.28B)、MRI (別冊No.28C)及び生検時のΗ-E染色病理組織像(別冊No.28D)を別に示す。 適切な治療法はどれか。1つ選べ。 a 開窓
正解:E |
正答率:80.0% | |
問題番号:114C-69 | 嚥下に関連する器官の模式図を示す。 嚥下開始時に舌骨が移動する方向はどれか。1つ選べ。 a ア
正解:B |
正答率:75.8% | |
問題番号:114C-70 | 口底に腫脹と消退を繰り返す病変の口腔内写真(別冊No.30)を別に示す。 原因療法はどれか。1つ選べ。 a 開窓
正解:E |
正答率:89.8% | |
問題番号:114C-71 | 口腔における食物移送に関わる機能を評価するのはどれか。2つ選べ。 a 舌圧検査
正解:AD |
正答率:28.5% | |
問題番号:114C-72 | 71歳の女性。口蓋部のびらんを主訴として来院した。 初診時の口腔内写真(別冊No.31A)、頸部の写真(別冊No.31B)、上腕部皮膚の写真(別冊No.31C)及び生検時のΗ-E染色病理組織像(別冊No.31D)を別に示す。 血液検査結果を表に示す。 考えられるのはどれか。1つ選べ。 a 天疱瘡
正解:C |
正答率:96.6% | |
問題番号:114C-73 | 舌白板症患者への対応で適切なのはどれか。2つ選べ。 a 禁煙の指導
正解:AC |
正答率:80.9% | |
問題番号:114C-74 | 頭蓋内での血管による組織圧迫が原因となるのはどれか。2つ選べ。 a 舌痛症
正解:BD |
正答率:62.1% | |
問題番号:114C-77 | 59歳の女性。抜歯後の治癒不全を主訴として来院した。 初診時の口腔内写真(別冊No.34A)、エックス線画像(別冊No.34B)及びCT(別冊No.34C)を別に示す。 治癒不全の発症に関連すると考えられるのはどれか。1つ選べ。 a 骨粗鬆症
正解:B |
正答率:32.0% | |
問題番号:114C-80 | 14歳の男子。食物が嚙みにくいことを主訴として来院した。 診察の結果、義歯を新製することとした。初診時の口腔内写真(別冊No.36A) とエックス線画像(別冊No.36B)を別に示す。 治療に際して特に留意すべきなのはどれか。1つ選べ。 a 気道閉塞
正解:C |
正答率:98.2% |