歯科医師国家試験 過去問題

咬合採得

過去問題目次

  1. 問題番号
    問題
    正答率
  2. 110B-46

    71歳の男性。下の前歯が見えないことを主訴として来院した。7年前に部分床義歯を製作したが、現在は使用していないという。暫間義歯を製作することとした。初診時の閉口時と開口時の口腔内写真(別冊No.42)を別に示す。前歯の被蓋を決める際に参考となるのはどれか。2つ選べ。

    a 咬合音
    b 咀嚼能率
    c 安静空隙量
    d 最大開口量
    e 側面頭部エックス線規格写真

    閉口時と開口時の口腔内写真

    50.3%
  3. 110D-17

    72歳の男性。上下顎全部床義歯の製作を希望して来院した。全部床義歯製作中の検査結果の写真(別冊No.17A)を別に示す。
    検査後、矢印で示す位置における顎間関係記録を採得した。顎間関係記録採得時の写真(別冊No.17B)を別に示す。
    この記録を用いて咬合器上で調節するのはどれか。1つ選べ。

    a 矢状切歯路角
    b 右側平衡側顆路
    c 左側作業側顆路
    d 左側平衡側顆路
    e 右側側方切歯路角

    全部床義歯製作中の検査結果の写真、顎間関係記録採得時の写真

    71.2%
  4. 110D-33

    次の文により33、34の問いに答えよ。
    86歳の男性。咀嚼時の下顎義歯床下粘膜の疼痛を主訴として来院した。検査の結果、上下顎全部床義歯を新製することとした。
    咬合採得時の写真(別冊No.32)を別に示す。
    この操作によって決定する要素はどれか。1つ選べ。

    a 咬合高径
    b 水平的咬合位
    c 臼歯の頰舌的位置
    d 上顎咬合堤の咬合平面
    e 上顎前歯切縁の上下的位置

    咬合採得時の写真

    98.1%
  5. 110D-34

    次の文により33、34の問いに答えよ。
    86歳の男性。咀嚼時の下顎義歯床下粘膜の疼痛を主訴として来院した。検査の結果、上下顎全部床義歯を新製することとした。
    その後に行われた操作の写真(別冊No.33)を別に示す。
    この操作で正しいのはどれか。2つ選べ。

    a 前方基準点は眼窩下点である。
    b 下顎限界運動を指示して記録する。
    c 記録された結果を顆路角調節に用いる。
    d 顎関節と上顎の位置関係を咬合器上に再現する。
    e 頭蓋に対する下顎の位置を咬合器上に再現する。

    操作の写真

    83.5%
  6. 111C-47

    ある検査結果の写真(別冊No.4)を別に示す。

    開口時に下顎の左方偏位が考えられるのはどれか。すべて選べ。

    a ア
    b イ
    c ウ
    d エ
    e オ

    検査結果の写真(別冊No.4)

    80.6%
  7. 111C-83

    62歳の男性。入れ歯が低くなって食事がしづらいことを主訴として来院した。
    現有の上下顎全部床義歯は6年前に装着したという。
    義歯装着時の検査の写真(別冊No.34A)と下顎安静時の検査の写真(別冊No.34B)を別に示す。

    義歯を新製する際の咬合高径挙上量で適切なのはどれか。1つ選べ。

    a 0 mm
    b 3 mm
    c 5 mm
    d 7 mm
    e 9 mm

    検査の写真(別冊No.34A)と下顎安静時の検査の写真(別冊No.34B)

    72.8%
  8. 112A-63

    2種類の顎間関係記録装置の写真(別冊No.10A、B)を別に示す。

    10Aと比較した10Bの特徴で正しいのはどれか。2つ選べ。

    a 装置の安定性が優れている。
    b 側方運動路が拡大して描記される。
    c 描記中に術者が運動軌跡を直視できる。
    d タッピングポイントのばらつきが少ない。
    e 描記後に下顎模型を再装着する必要がない。

    2種類の顎間関係記録装置の写真-1

    2種類の顎間関係記録装置の写真-2

    79.4%
  9. 112C-36

    2種類の咬合器における関節部の写真(別冊No.2A、B)を別に示す。

    2Aと2Bの両方に当てはまるのはどれか。2つ選べ。

    a Bennett角を調節できる。
    b 顆路を曲線で再現できる。
    c 作業側顆路を調節できる。
    d 前方運動時に顆頭球が前方へ動く。
    e 顆路をチェックバイト法で調節できる。

    関節部の写真

    73.3%
  10. 112C-81

    45歳の女性。右側の咀嚼困難を主訴として来院した。
    1年前に上顎右側第一小臼歯と第二大臼歯を齲蝕のため抜去したという。
    検査の結果、VUDS"のブリッジを製作することとした。
    支台歯形成後の口腔内写真(別冊No.29)を別に示す。

    咬合採得について適切なのはどれか。3つ選べ。

    a 咬合床を利用する。
    b 強く嚙みしめさせる。
    c ゴシックアーチを利用する。
    d 支台歯形成前の咬合状態を記録しておく。
    e プロビジョナルレストレーションの咬合支持を利用する。

    支台歯形成後の口腔内写真

    49.8%
  11. 112C-87

    75歳の男性。下顎義歯による痛みを主訴として来院した。
    8年前に上下顎全部床義歯を製作し問題なく使用していたが、2週前から痛みを感じるようになったという。
    検査の結果、新義歯を製作することとした。
    実施の順番に並べた製作過程の写真(別冊No.35)を別に示す。

    ①に入るのはどれか。1つ選べ。

    a 人工歯の選択
    b パラトグラム検査
    c ゴシックアーチの描記
    d 垂直的顎間関係の計測
    e 偏心位でのチェックバイト

    製作過程の写真

    93.6%
  12. 112D-45

    70歳の男性。咀嚼困難を主訴として来院した。
    上顎左側臼歯部欠損による咀嚼障害と診断し、義歯を新製することとした。
    義歯製作中のある過程の写真(別冊No.3)を別に示す。

    次回来院時に行うのはどれか。3つ選べ。

    a 咬合検査
    b 適合検査 
    c 発音検査 
    d 咬合力検査
    e 咀嚼機能検査

    義歯製作中のある過程の写真

    92.5%
  13. 113B-62

    67歳の女性。下顎義歯の破折に伴う咀嚼困難を主訴として来院した。
    診察の結果、残存歯と上顎義歯には問題がなかったため、下顎義歯の再製作を行うこととし、精密印象を採得した。
    初診時の下顎義歯撤去時の口腔内写真(別冊No.16A)と作業用模型上で製作した装置の写真(別冊No.16B)を別に示す。

    次回来院時に使用するのはどれか。3つ選べ。

    a 適合試験材
    b フェイスボウ
    c 咬合平面設定板
    d シェードガイド
    e モデリングコンパウンド

    下顎義歯撤去時の口腔内写真と作業用模型上で製作した装置の写真

    48.3%
  14. 114A-90

    80歳の女性。咀嚼困難を主訴として来院した。
    使用中の義歯は12年前に装着したという。

    診察と検査の結果、上下顎全部床義歯を新製することとした。

    製作過程の一連の写真(別冊No.40)を別に示す。製作過程を実施の順番に並べよ。

    解答

    a ア
    b イ
    c ウ
    d エ
    e オ

    製作過程の一連の写真

    31.1%
  15. 114C-58

    Bonwill三角と関連するのはどれか。1つ選べ。

    a 切歯路角
    b Fischer 角
    c Bennett 角
    d Balkwill角
    e 矢状顆路傾斜角

    87.2%
  16. 115B-24

    72歳の女性。上下顎全部床義歯の不適合による咀嚼困難を主訴として来院した。
    義歯は5年前に製作したという。
    診察の結果、全部床義歯を新製することとした。
    通法に従い咬合採得後、半調節性咬合器に模型を装着した。

    装着後、ある下顎位における咬合記録を採得し、咬合器を調節することとした。
    調節のための咬合記録時の写真(別冊No.4A)と半調節性咬合器の写真(別冊No.4B)を別に示す。

    この記録を用いて調節するのはどれか。2つ選べ。

    a ア
    b イ
    c ウ
    d エ
    e オ

    調節のための咬合記録時の写真と半調節性咬合器の写真

    80.7%
  17. 115B-84

    全部床義歯製作過程における仮想咬合平面の設定で基準になるのはどれか。3つ選べ。

    a 両瞳孔線
    b HIP平面
    c Bonwill三角
    d Camper平面
    e フランクフルト平面

    82.7%
  18. 115D-46

    基準平面がHIPプレーンに最も平行になるフェイスボウトランスファーの前方基準点はどれか。1つ選べ。

    a 口角
    b 外眼角
    c 眼窩下点
    d 鼻翼下縁
    e 上顎中切歯切縁

    89.5%
  19. 116D-54

    ある模型の写真(別冊No.18)を別に示す。

    得られる情報はどれか。すべて選べ。

    a 口蓋粘膜の厚さ
    b 口蓋隆起の有無
    c 咬合平面の彎曲
    d 顎堤粘膜の被圧変位量
    e 残存歯と顎堤の位置関係

    ある模型の写真

    65.8%
問題番号 カテゴリ 問題 正答率
問題番号:110B-46

71歳の男性。下の前歯が見えないことを主訴として来院した。7年前に部分床義歯を製作したが、現在は使用していないという。暫間義歯を製作することとした。初診時の閉口時と開口時の口腔内写真(別冊No.42)を別に示す。前歯の被蓋を決める際に参考となるのはどれか。2つ選べ。

a 咬合音
b 咀嚼能率
c 安静空隙量
d 最大開口量
e 側面頭部エックス線規格写真

閉口時と開口時の口腔内写真

正解:CE
正答率:50.3%
問題番号:110D-17

72歳の男性。上下顎全部床義歯の製作を希望して来院した。全部床義歯製作中の検査結果の写真(別冊No.17A)を別に示す。
検査後、矢印で示す位置における顎間関係記録を採得した。顎間関係記録採得時の写真(別冊No.17B)を別に示す。
この記録を用いて咬合器上で調節するのはどれか。1つ選べ。

a 矢状切歯路角
b 右側平衡側顆路
c 左側作業側顆路
d 左側平衡側顆路
e 右側側方切歯路角

全部床義歯製作中の検査結果の写真、顎間関係記録採得時の写真

正解:B
正答率:71.2%
問題番号:110D-33

次の文により33、34の問いに答えよ。
86歳の男性。咀嚼時の下顎義歯床下粘膜の疼痛を主訴として来院した。検査の結果、上下顎全部床義歯を新製することとした。
咬合採得時の写真(別冊No.32)を別に示す。
この操作によって決定する要素はどれか。1つ選べ。

a 咬合高径
b 水平的咬合位
c 臼歯の頰舌的位置
d 上顎咬合堤の咬合平面
e 上顎前歯切縁の上下的位置

咬合採得時の写真

正解:D
正答率:98.1%
問題番号:110D-34

次の文により33、34の問いに答えよ。
86歳の男性。咀嚼時の下顎義歯床下粘膜の疼痛を主訴として来院した。検査の結果、上下顎全部床義歯を新製することとした。
その後に行われた操作の写真(別冊No.33)を別に示す。
この操作で正しいのはどれか。2つ選べ。

a 前方基準点は眼窩下点である。
b 下顎限界運動を指示して記録する。
c 記録された結果を顆路角調節に用いる。
d 顎関節と上顎の位置関係を咬合器上に再現する。
e 頭蓋に対する下顎の位置を咬合器上に再現する。

操作の写真

正解:AD
正答率:83.5%
問題番号:111C-47

ある検査結果の写真(別冊No.4)を別に示す。

開口時に下顎の左方偏位が考えられるのはどれか。すべて選べ。

a ア
b イ
c ウ
d エ
e オ

検査結果の写真(別冊No.4)

正解:ADE
正答率:80.6%
問題番号:111C-83

62歳の男性。入れ歯が低くなって食事がしづらいことを主訴として来院した。
現有の上下顎全部床義歯は6年前に装着したという。
義歯装着時の検査の写真(別冊No.34A)と下顎安静時の検査の写真(別冊No.34B)を別に示す。

義歯を新製する際の咬合高径挙上量で適切なのはどれか。1つ選べ。

a 0 mm
b 3 mm
c 5 mm
d 7 mm
e 9 mm

検査の写真(別冊No.34A)と下顎安静時の検査の写真(別冊No.34B)

正解:B
正答率:72.8%
問題番号:112A-63

2種類の顎間関係記録装置の写真(別冊No.10A、B)を別に示す。

10Aと比較した10Bの特徴で正しいのはどれか。2つ選べ。

a 装置の安定性が優れている。
b 側方運動路が拡大して描記される。
c 描記中に術者が運動軌跡を直視できる。
d タッピングポイントのばらつきが少ない。
e 描記後に下顎模型を再装着する必要がない。

2種類の顎間関係記録装置の写真-1

2種類の顎間関係記録装置の写真-2

正解:BC
正答率:79.4%
問題番号:112C-36

2種類の咬合器における関節部の写真(別冊No.2A、B)を別に示す。

2Aと2Bの両方に当てはまるのはどれか。2つ選べ。

a Bennett角を調節できる。
b 顆路を曲線で再現できる。
c 作業側顆路を調節できる。
d 前方運動時に顆頭球が前方へ動く。
e 顆路をチェックバイト法で調節できる。

関節部の写真

正解:AE
正答率:73.3%
問題番号:112C-81

45歳の女性。右側の咀嚼困難を主訴として来院した。
1年前に上顎右側第一小臼歯と第二大臼歯を齲蝕のため抜去したという。
検査の結果、VUDS"のブリッジを製作することとした。
支台歯形成後の口腔内写真(別冊No.29)を別に示す。

咬合採得について適切なのはどれか。3つ選べ。

a 咬合床を利用する。
b 強く嚙みしめさせる。
c ゴシックアーチを利用する。
d 支台歯形成前の咬合状態を記録しておく。
e プロビジョナルレストレーションの咬合支持を利用する。

支台歯形成後の口腔内写真

正解:ADE
正答率:49.8%
問題番号:112C-87

75歳の男性。下顎義歯による痛みを主訴として来院した。
8年前に上下顎全部床義歯を製作し問題なく使用していたが、2週前から痛みを感じるようになったという。
検査の結果、新義歯を製作することとした。
実施の順番に並べた製作過程の写真(別冊No.35)を別に示す。

①に入るのはどれか。1つ選べ。

a 人工歯の選択
b パラトグラム検査
c ゴシックアーチの描記
d 垂直的顎間関係の計測
e 偏心位でのチェックバイト

製作過程の写真

正解:D
正答率:93.6%
問題番号:112D-45

70歳の男性。咀嚼困難を主訴として来院した。
上顎左側臼歯部欠損による咀嚼障害と診断し、義歯を新製することとした。
義歯製作中のある過程の写真(別冊No.3)を別に示す。

次回来院時に行うのはどれか。3つ選べ。

a 咬合検査
b 適合検査 
c 発音検査 
d 咬合力検査
e 咀嚼機能検査

義歯製作中のある過程の写真

正解:ABC
正答率:92.5%
問題番号:113B-62

67歳の女性。下顎義歯の破折に伴う咀嚼困難を主訴として来院した。
診察の結果、残存歯と上顎義歯には問題がなかったため、下顎義歯の再製作を行うこととし、精密印象を採得した。
初診時の下顎義歯撤去時の口腔内写真(別冊No.16A)と作業用模型上で製作した装置の写真(別冊No.16B)を別に示す。

次回来院時に使用するのはどれか。3つ選べ。

a 適合試験材
b フェイスボウ
c 咬合平面設定板
d シェードガイド
e モデリングコンパウンド

下顎義歯撤去時の口腔内写真と作業用模型上で製作した装置の写真

正解:ABD or ABE or ADE or BDE
正答率:48.3%
問題番号:114A-90

80歳の女性。咀嚼困難を主訴として来院した。
使用中の義歯は12年前に装着したという。

診察と検査の結果、上下顎全部床義歯を新製することとした。

製作過程の一連の写真(別冊No.40)を別に示す。製作過程を実施の順番に並べよ。

解答

a ア
b イ
c ウ
d エ
e オ

製作過程の一連の写真

正解:CEADB
正答率:31.1%
問題番号:114C-58

Bonwill三角と関連するのはどれか。1つ選べ。

a 切歯路角
b Fischer 角
c Bennett 角
d Balkwill角
e 矢状顆路傾斜角

正解:D
正答率:87.2%
問題番号:115B-24

72歳の女性。上下顎全部床義歯の不適合による咀嚼困難を主訴として来院した。
義歯は5年前に製作したという。
診察の結果、全部床義歯を新製することとした。
通法に従い咬合採得後、半調節性咬合器に模型を装着した。

装着後、ある下顎位における咬合記録を採得し、咬合器を調節することとした。
調節のための咬合記録時の写真(別冊No.4A)と半調節性咬合器の写真(別冊No.4B)を別に示す。

この記録を用いて調節するのはどれか。2つ選べ。

a ア
b イ
c ウ
d エ
e オ

調節のための咬合記録時の写真と半調節性咬合器の写真

正解:AC
正答率:80.7%
問題番号:115B-84

全部床義歯製作過程における仮想咬合平面の設定で基準になるのはどれか。3つ選べ。

a 両瞳孔線
b HIP平面
c Bonwill三角
d Camper平面
e フランクフルト平面

正解:ABD
正答率:82.7%
問題番号:115D-46

基準平面がHIPプレーンに最も平行になるフェイスボウトランスファーの前方基準点はどれか。1つ選べ。

a 口角
b 外眼角
c 眼窩下点
d 鼻翼下縁
e 上顎中切歯切縁

正解:D
正答率:89.5%
問題番号:116D-54

ある模型の写真(別冊No.18)を別に示す。

得られる情報はどれか。すべて選べ。

a 口蓋粘膜の厚さ
b 口蓋隆起の有無
c 咬合平面の彎曲
d 顎堤粘膜の被圧変位量
e 残存歯と顎堤の位置関係

ある模型の写真

正解:BCE
正答率:65.8%