歯科医師国家試験 過去問題

血液疾患・出血性素因

過去問題目次

  1. 問題番号
    問題
    正答率
  2. 111C-77

    69歳の女性。口腔内からの出血を主訴として来院した。
    3日前、突然口腔内からの出血を認めるようになり、その後、舌と左側頰粘膜に黒色腫瘤が生じたという。
    初診時の口腔内写真(別冊No.28)を別に示す。血液検査の結果を表に示す。

    血液検査の結果

    診断名はどれか。1つ選べ。

    a Osler病
    b 動静脈奇形
    c 鉄欠乏性貧血
    d 特発性血小板減少性紫斑病
    e 播種性血管内凝固症候群<DIC>

    初診時の口腔内写真(別冊No.28)

    84.6%
  3. 112C-44

    プロトロンビン時間は正常であるが、活性化部分トロンボプラスチン時間が延長したときに疑われる疾患はどれか。1つ選べ。

    a 肝硬変
    b 血友病
    c 肺血栓塞栓症
    d 再生不良性貧血
    e 特発性血小板減少性紫斑病

    96.1%
  4. 114C-54

    血液製剤と使用目的の組合せで正しいのはどれか。3つ選べ。

    a 赤血球液─────────酸素運搬能の改善
    b 血小板濃厚液───────ビタミンKの補充
    c 新鮮凍結血漿───────凝固能の改善
    d アルブミン製剤──────栄養補給
    e トロンビン製剤──────局所止血

    30.8%
  5. 114D-85

    75歳の男性。下顎左側歯肉の腫脹を主訴として来院した。

    診察と検査の結果、下顎歯肉扁平上皮癌(T4aN2bM0)と診断して外科手術を行ったところ、術後6日目に意識の混濁がみられた。

    術後3日から6日までの検温表と術後6日目の血液検査結果を示す。

    検温表

    血液検査結果

    考えられるのはどれか。1つ選べ。

    a 顆粒球減少症
    b 移植片対宿主病
    c 播種性血管内凝固症候群
    d アナフィラキシーショック
    e 特発性血小板減少性紫斑病

    82.9%
  6. 115C-52

    疾患と出血傾向の原因の組合せで正しいのはどれか。1つ選べ。

    a Osler 病───────────ビタミンC欠乏
    b 血友病A───────────第Ⅸ因子欠乏
    c 再生不良性貧血────────血小板減少
    d von Willebrand 病──────第X因子欠乏
    e Schönlein-Henoch 紫斑病───ビタミンK欠乏

    84.7%
  7. 115D-79

    67歳の女性。味覚異常を主訴として来院した。
    6か月前から自覚していたが変化がないという。
    2年前に胃を切除している。
    初診時の口腔内写真(別冊No.28)を別に示す。
    血液検査の結果を表に示す。

    血液検査の結果

    考えられるのはどれか。1つ選べ。

    a 糖尿病
    b Hunter 舌炎
    c Sjögren 症候群
    d Plummer-Vinson 症候群
    e 特発性血小板減少性紫斑病(ITP)

    初診時の口腔内写真

    93.0%
  8. 115D-83

    出血性素因はどれか。すべて選べ。

    a 壊血病
    b 肝硬変
    c 腎盂腎炎
    d 播種性血管内凝固症候群<DIC>
    e 特発性血小板減少性紫斑病<ITP>

    56.8%
  9. 116B-43

    小球性低色素性貧血に分類されるのはどれか。1つ選べ。

    a 溶血性貧血
    b 鉄欠乏性貧血
    c 巨赤芽球性貧血
    d 再生不良性貧血
    e 骨髄異形成症候群

    91.9%
  10. 116D-75

    84歳の女性。口腔内からの出血を主訴として来院した。
    起床時に枕に血が付いていることに気付いたが、過去に同様の症状はみられなかったという。
    初診時の口腔内写真(別冊No.28)を別に示す。
    血液検査の結果を表に示す。

    血液検査の結果表

    原因として考えられるのはどれか。1つ選べ。

    a 線溶の亢進
    b 血管の先天異常
    c 血小板の破壊亢進
    d 赤血球の破壊亢進
    e 凝固因子の機能不全

    初診時の口腔内写真

    94.7%
問題番号 カテゴリ 問題 正答率
問題番号:111C-77

69歳の女性。口腔内からの出血を主訴として来院した。
3日前、突然口腔内からの出血を認めるようになり、その後、舌と左側頰粘膜に黒色腫瘤が生じたという。
初診時の口腔内写真(別冊No.28)を別に示す。血液検査の結果を表に示す。

血液検査の結果

診断名はどれか。1つ選べ。

a Osler病
b 動静脈奇形
c 鉄欠乏性貧血
d 特発性血小板減少性紫斑病
e 播種性血管内凝固症候群<DIC>

初診時の口腔内写真(別冊No.28)

正解:D
正答率:84.6%
問題番号:112C-44

プロトロンビン時間は正常であるが、活性化部分トロンボプラスチン時間が延長したときに疑われる疾患はどれか。1つ選べ。

a 肝硬変
b 血友病
c 肺血栓塞栓症
d 再生不良性貧血
e 特発性血小板減少性紫斑病

正解:B
正答率:96.1%
問題番号:114C-54

血液製剤と使用目的の組合せで正しいのはどれか。3つ選べ。

a 赤血球液─────────酸素運搬能の改善
b 血小板濃厚液───────ビタミンKの補充
c 新鮮凍結血漿───────凝固能の改善
d アルブミン製剤──────栄養補給
e トロンビン製剤──────局所止血

正解:ACE
正答率:30.8%
問題番号:114D-85

75歳の男性。下顎左側歯肉の腫脹を主訴として来院した。

診察と検査の結果、下顎歯肉扁平上皮癌(T4aN2bM0)と診断して外科手術を行ったところ、術後6日目に意識の混濁がみられた。

術後3日から6日までの検温表と術後6日目の血液検査結果を示す。

検温表

血液検査結果

考えられるのはどれか。1つ選べ。

a 顆粒球減少症
b 移植片対宿主病
c 播種性血管内凝固症候群
d アナフィラキシーショック
e 特発性血小板減少性紫斑病

正解:C
正答率:82.9%
問題番号:115C-52

疾患と出血傾向の原因の組合せで正しいのはどれか。1つ選べ。

a Osler 病───────────ビタミンC欠乏
b 血友病A───────────第Ⅸ因子欠乏
c 再生不良性貧血────────血小板減少
d von Willebrand 病──────第X因子欠乏
e Schönlein-Henoch 紫斑病───ビタミンK欠乏

正解:C
正答率:84.7%
問題番号:115D-79

67歳の女性。味覚異常を主訴として来院した。
6か月前から自覚していたが変化がないという。
2年前に胃を切除している。
初診時の口腔内写真(別冊No.28)を別に示す。
血液検査の結果を表に示す。

血液検査の結果

考えられるのはどれか。1つ選べ。

a 糖尿病
b Hunter 舌炎
c Sjögren 症候群
d Plummer-Vinson 症候群
e 特発性血小板減少性紫斑病(ITP)

初診時の口腔内写真

正解:B
正答率:93.0%
問題番号:115D-83

出血性素因はどれか。すべて選べ。

a 壊血病
b 肝硬変
c 腎盂腎炎
d 播種性血管内凝固症候群<DIC>
e 特発性血小板減少性紫斑病<ITP>

正解:ABDE
正答率:56.8%
問題番号:116B-43

小球性低色素性貧血に分類されるのはどれか。1つ選べ。

a 溶血性貧血
b 鉄欠乏性貧血
c 巨赤芽球性貧血
d 再生不良性貧血
e 骨髄異形成症候群

正解:B
正答率:91.9%
問題番号:116D-75

84歳の女性。口腔内からの出血を主訴として来院した。
起床時に枕に血が付いていることに気付いたが、過去に同様の症状はみられなかったという。
初診時の口腔内写真(別冊No.28)を別に示す。
血液検査の結果を表に示す。

血液検査の結果表

原因として考えられるのはどれか。1つ選べ。

a 線溶の亢進
b 血管の先天異常
c 血小板の破壊亢進
d 赤血球の破壊亢進
e 凝固因子の機能不全

初診時の口腔内写真

正解:C
正答率:94.7%