歯科医師国家試験 過去問題

口腔領域の神経疾患・心因性病態

過去問題目次

  1. 問題番号
    問題
    正答率
  2. 110B-31

    41歳の男性。顔面の非対称と話しづらいことを主訴として来院した。昨日、起床時に右側顔面部の異常に気付いたという。
    初診時の口角挙上時と口唇閉鎖時の顔貌写真(別冊No.28)を別に示す。
    発音の際に障害される可能性のある音はどれか。2つ選べ。

    a /b/
    b /k/
    c /p/
    d /s/
    e /t/

    口角挙上時と口唇閉鎖時の顔貌写真

    97.5%
  3. 111B-39

    神経障害性疼痛の症状はどれか。1つ選べ。

    a 腫脹
    b 発疹
    c めまい
    d 意識障害
    e アロディニア

    74.5%
  4. 111B-49

    非歯原性歯痛の原因となるのはどれか。1つ選べ。

    a 貧血
    b 肝硬変
    c 白血病
    d 片頭痛
    e てんかん

    93.4%
  5. 111B-58

    41歳の男性。洗顔時の右側頰部の疼痛を主訴として来院した。
    6か月前から右側鼻翼部にチクチクするような疼痛を自覚し、その後電撃痛へと変化したという。
    また、痛みが発生すると疼痛は数秒間持続するという。

    診断のために有効なのはどれか。2つ選べ。

    a 眼窩下孔の圧迫
    b ビタミンB12の投与
    c 星状神経節ブロック
    d カルバマゼピンの投与
    e 眼窩下孔のアルコールブロック

     

    47.9%
  6. 111D-33

    舌咽神経麻痺の症状はどれか。1つ選べ。

    a 嗄声
    b 開鼻声
    c 口腔ジスキネジア
    d 舌前方2/3の味覚障害
    e 舌突出時の舌尖の偏位

    69.5%
  7. 111D-77

    34歳の女性。下顎右側第一大臼歯部の痛みを主訴として来院した。
    1年前にクラウンが装着された直後から同部の痛みが発現し、鈍痛が持続しているという。
    クラウンは除去され、テンポラリークラウン装着後、調整が続けられたが、症状に変化はなかったという。
    当該歯に打診痛はなく、浸潤麻酔による歯痛の軽減は認めない。
    右側咬筋部の触診によって歯痛が再現される。
    4 mm以上の歯周ポケットは認められない。
    初診時に咬合状態を検査した口腔内写真(別冊No.23A)とエックス線画像(別冊No.23B)を別に示す。

    最も疑われるのはどれか。1つ選べ。

    a 歯根破折
    b 咬合性外傷
    c 非歯原性歯痛
    d 慢性辺縁性歯周炎
    e 慢性根尖性歯周炎

    咬合状態を検査した口腔内写真(別冊No.23A)とエックス線画像(別冊No.23B)

    96.9%
  8. 112C-29

    神経障害性疼痛が生じるのはどれか。1つ選べ。

    a 歯髄炎
    b 舌痛症
    c 顎関節症
    d 舌咽神経痛
    e 身体表現性障害

    79.9%
  9. 113A-59

    疾患と治療薬の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。

    a 舌痛症――――――――モルヒネ塩酸塩水和物
    b 三叉神経痛――――――ビタミンA
    c 舌咽神経痛――――――カルバマゼピン
    d 顔面神経麻痺―――――アセトアミノフェン
    e 神経障害性疼痛――――プレガバリン

    84.9%
  10. 113C-67

    76歳の男性。舌の違和感を主訴として来院した。
    1か月前から食物の食べにくさを自覚していたという。
    既往歴に特記すべき事項はない。
    初診時の口腔内写真(別冊No.22A)と舌前方突出時の写真(別冊No.22B)を別に示す。

    最も考えられるのはどれか。1つ選べ。

    a 三叉神経麻痺
    b 顔面神経麻痺
    c 舌咽神経麻痺
    d 迷走神経麻痺
    e 舌下神経麻痺

    口腔内写真と舌前方突出時の写真

    97.3%
  11. 114B-73

    34歳の女性。舌の知覚麻痺を主訴として来院した。
    1か月前に他院で下顎左側第三大臼歯を抜去後から自覚し、その後改善しないという。
    初診時の舌の写真(別冊No.26A)、エックス線画像(別冊No.26B)及び-P部の歯科用コーンビームCT (別冊No.26C)を別に示す。

    行うべきなのはどれか。2つ選べ。

    a SWテスト
    b Schirmer 試験
    c 濾紙ディスク法
    d ドプラ超音波検査
    e ブローイング検査

    舌の写真、エックス線画像及び-P部の歯科用コーンビームCT

    77.1%
  12. 114C-74

    頭蓋内での血管による組織圧迫が原因となるのはどれか。2つ選べ。

    a 舌痛症
    b 三叉神経痛
    c Parkinson 病
    d 片側顔面痙攣
    e Ramsay Hunt 症候群

    62.1%
  13. 115B-47

    42歳の男性。顔の違和感を主訴として来院した。
    今朝洗顔時に気付いたという。
    既往歴に特記事項はない。
    初診時の眉挙上時と口唇突出時の顔貌写真(別冊No.19A、B)を別に示す。

    適切な治療法はどれか。2つ選べ。

    a 冷罨法
    b NSAIDsの投与
    c ビタミンB12の投与
    d カルバマゼピンの投与
    e 副腎皮質ステロイド薬の投与

    眉挙上時と口唇突出時の顔貌写真

    83.3%
  14. 115D-63

    顔面痙攣が初発する筋はどれか。1つ選べ。

    a 鼻筋
    b 眼輪筋
    c 口輪筋
    d オトガイ筋
    e 口角下制筋

    73.6%
  15. 115D-65

    膝神経節付近での顔面神経損傷により認められるのはどれか。2つ選べ。

    a 口渇
    b 顔面痛
    c 瞳孔散大
    d 角膜反射消失
    e 舌後部1/3の味覚消失

    21.4%
問題番号 カテゴリ 問題 正答率
問題番号:110B-31

41歳の男性。顔面の非対称と話しづらいことを主訴として来院した。昨日、起床時に右側顔面部の異常に気付いたという。
初診時の口角挙上時と口唇閉鎖時の顔貌写真(別冊No.28)を別に示す。
発音の際に障害される可能性のある音はどれか。2つ選べ。

a /b/
b /k/
c /p/
d /s/
e /t/

口角挙上時と口唇閉鎖時の顔貌写真

正解:AC
正答率:97.5%
問題番号:111B-39

神経障害性疼痛の症状はどれか。1つ選べ。

a 腫脹
b 発疹
c めまい
d 意識障害
e アロディニア

正解:E
正答率:74.5%
問題番号:111B-49

非歯原性歯痛の原因となるのはどれか。1つ選べ。

a 貧血
b 肝硬変
c 白血病
d 片頭痛
e てんかん

正解:D
正答率:93.4%
問題番号:111B-58

41歳の男性。洗顔時の右側頰部の疼痛を主訴として来院した。
6か月前から右側鼻翼部にチクチクするような疼痛を自覚し、その後電撃痛へと変化したという。
また、痛みが発生すると疼痛は数秒間持続するという。

診断のために有効なのはどれか。2つ選べ。

a 眼窩下孔の圧迫
b ビタミンB12の投与
c 星状神経節ブロック
d カルバマゼピンの投与
e 眼窩下孔のアルコールブロック

 

正解:AD
正答率:47.9%
問題番号:111D-33

舌咽神経麻痺の症状はどれか。1つ選べ。

a 嗄声
b 開鼻声
c 口腔ジスキネジア
d 舌前方2/3の味覚障害
e 舌突出時の舌尖の偏位

正解:B
正答率:69.5%
問題番号:111D-77

34歳の女性。下顎右側第一大臼歯部の痛みを主訴として来院した。
1年前にクラウンが装着された直後から同部の痛みが発現し、鈍痛が持続しているという。
クラウンは除去され、テンポラリークラウン装着後、調整が続けられたが、症状に変化はなかったという。
当該歯に打診痛はなく、浸潤麻酔による歯痛の軽減は認めない。
右側咬筋部の触診によって歯痛が再現される。
4 mm以上の歯周ポケットは認められない。
初診時に咬合状態を検査した口腔内写真(別冊No.23A)とエックス線画像(別冊No.23B)を別に示す。

最も疑われるのはどれか。1つ選べ。

a 歯根破折
b 咬合性外傷
c 非歯原性歯痛
d 慢性辺縁性歯周炎
e 慢性根尖性歯周炎

咬合状態を検査した口腔内写真(別冊No.23A)とエックス線画像(別冊No.23B)

正解:C
正答率:96.9%
問題番号:112C-29

神経障害性疼痛が生じるのはどれか。1つ選べ。

a 歯髄炎
b 舌痛症
c 顎関節症
d 舌咽神経痛
e 身体表現性障害

正解:D
正答率:79.9%
問題番号:113A-59

疾患と治療薬の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。

a 舌痛症――――――――モルヒネ塩酸塩水和物
b 三叉神経痛――――――ビタミンA
c 舌咽神経痛――――――カルバマゼピン
d 顔面神経麻痺―――――アセトアミノフェン
e 神経障害性疼痛――――プレガバリン

正解:CE
正答率:84.9%
問題番号:113C-67

76歳の男性。舌の違和感を主訴として来院した。
1か月前から食物の食べにくさを自覚していたという。
既往歴に特記すべき事項はない。
初診時の口腔内写真(別冊No.22A)と舌前方突出時の写真(別冊No.22B)を別に示す。

最も考えられるのはどれか。1つ選べ。

a 三叉神経麻痺
b 顔面神経麻痺
c 舌咽神経麻痺
d 迷走神経麻痺
e 舌下神経麻痺

口腔内写真と舌前方突出時の写真

正解:E
正答率:97.3%
問題番号:114B-73

34歳の女性。舌の知覚麻痺を主訴として来院した。
1か月前に他院で下顎左側第三大臼歯を抜去後から自覚し、その後改善しないという。
初診時の舌の写真(別冊No.26A)、エックス線画像(別冊No.26B)及び-P部の歯科用コーンビームCT (別冊No.26C)を別に示す。

行うべきなのはどれか。2つ選べ。

a SWテスト
b Schirmer 試験
c 濾紙ディスク法
d ドプラ超音波検査
e ブローイング検査

舌の写真、エックス線画像及び-P部の歯科用コーンビームCT

正解:AC
正答率:77.1%
問題番号:114C-74

頭蓋内での血管による組織圧迫が原因となるのはどれか。2つ選べ。

a 舌痛症
b 三叉神経痛
c Parkinson 病
d 片側顔面痙攣
e Ramsay Hunt 症候群

正解:BD
正答率:62.1%
問題番号:115B-47

42歳の男性。顔の違和感を主訴として来院した。
今朝洗顔時に気付いたという。
既往歴に特記事項はない。
初診時の眉挙上時と口唇突出時の顔貌写真(別冊No.19A、B)を別に示す。

適切な治療法はどれか。2つ選べ。

a 冷罨法
b NSAIDsの投与
c ビタミンB12の投与
d カルバマゼピンの投与
e 副腎皮質ステロイド薬の投与

眉挙上時と口唇突出時の顔貌写真

正解:CE
正答率:83.3%
問題番号:115D-63

顔面痙攣が初発する筋はどれか。1つ選べ。

a 鼻筋
b 眼輪筋
c 口輪筋
d オトガイ筋
e 口角下制筋

正解:B
正答率:73.6%
問題番号:115D-65

膝神経節付近での顔面神経損傷により認められるのはどれか。2つ選べ。

a 口渇
b 顔面痛
c 瞳孔散大
d 角膜反射消失
e 舌後部1/3の味覚消失

正解:AD
正答率:21.4%