過去問題目次
32歳の男性。歯肉の腫脹と出血を主訴として来院した。
数日前から微熱と倦怠感を自覚しているという。
初診時の口腔内写真(別冊No.3)を別に示す。
血液検査結果を表に示す。
追加すべき検査項目はどれか。1つ選べ。
a PSA
b CEA
c SCC抗原
d 白血球分画
e Bence Jones蛋白
6歳の女児。生後3か月で口唇形成術を施行した。
顔貌写真(別冊No.6A)と口唇形成術の術式の模式図(別冊No.6B)を別に示す。
本症例の術式はどれか。1つ選べ。
a ア
b イ
c ウ
d エ
e オ
25歳の女性。右側の上顎臼歯部の腫脹と疼痛を主訴として来院した。
エックス線写真(別冊No.9A)、CT(別冊No.9B)及び生検時のΗ-E染色病理組織像(別冊No.9C)を別に示す。
診断名はどれか。1つ選べ。
a 歯根囊胞
b 含歯性囊胞
c エナメル上皮腫
d 術後性上顎囊胞
e 角化囊胞性歯原性腫瘍
54歳の女性。口唇と口腔粘膜の疼痛と白斑を主訴として血液内科より紹介された。
最近になって同部の白斑に気付き口腔乾燥感と疼痛が増悪してきたという。
急性骨髄性白血病の診断で3か月前に末梢血幹細胞移植を施行された。
口腔内写真 (別冊No.16A)を別に示す。
別に示すΗ-E染色病理組織像(別冊No.16B)のうち、本症例と類似の口腔粘膜の病理組織学的所見を示すのはどれか。1つ選べ。
a ア
b イ
c ウ
d エ
e オ
77歳の女性。右側口底の腫瘤を主訴として来院した。
2か月前に気付いたが、疼痛がないためそのままにしていたという。
初診時の口腔内写真(別冊No.19A)、CT(別冊No.19B)、MRI T2強調像(別冊No.19C)及び生検時のΗ-E染色病理組織像(別冊No.19D)を別に示す。
適切な治療法はどれか。1つ選べ。
a 開窓
b 抗菌薬投与
c 外科的切除
d 抗癌剤投与
e 副腎皮質ステロイド軟膏塗布
50歳の女性。口腔内の疼痛を主訴として来院した。
1年前から違和感に気付いており、1か月前から左側頰粘膜に接触痛を感じるようになったという。
口腔内写真(別冊No.21A)と、ある検査の写真(別冊No.21B)を別に示す。
追加して行う検査はどれか。2つ選べ。
a 触覚検査
b 味覚検査
c 唾液成分検査
d 病理組織学検査
e 金属修復物元素分析
79歳の男性。食事時のむせを主訴として来院した。
嚥下造影検査の画像(別冊No.35)を別に示す。
矢印で示す所見はどれか。1つ選べ。
a 誤嚥
b 鼻腔逆流
c 喉頭侵入
d 梨状窩残留
e 喉頭蓋谷残留
34歳の女性。下顎前歯部歯肉の膨隆を主訴として来院した。
3か月前に気付いたが疼痛がないためそのままにしていた。
膨隆は徐々に増大しているという。
口腔内写真(別冊No.36A)、エックス線写真(別冊No.36B)、CT(別冊No.36C)及び生検時のΗ-E染色病理組織像(別冊No.36D)を別に示す。
診断名はどれか。1つ選べ。
a 骨腫
b 骨肉腫
c 歯牙腫
d 骨形成線維腫
e エナメル上皮線維象牙質腫
38歳の女性。歯肉の接触痛を主訴として来院した。
3か月前から歯肉に水疱ができて、すぐに潰れしみるようになり、次第に口腔内全体がヒリヒリ痛むようになったという。
初診時の口腔内写真(別冊No.38A)と生検時のΗ-E染色病理組織像(別冊No.38B)を別に示す。
発症との関連が指摘されているのはどれか。1つ選べ。
a SS-A
b BP180
c TSH受容体
d デスモグレイン1
e デスモグレイン3
8歳3か月の女児。前歯が嚙まないことを主訴として来院した。
頭蓋縫合早期癒合、合指および口蓋裂を認めたという。
これらに対する手術を既に受けている。
初診時の顔貌写真(別冊No.39A)、口腔内写真(別冊No.39B)及びエックス線写真(別冊No.39C)を別に示す。
診断名で正しいのはどれか。1つ選べ。
a Apert症候群
b 鎖骨頭蓋骨異形成症
c Sturge-Weber症候群
d Treacher Collins症候群
e Beckwith-Wiedemann症候群
77歳の男性。左側の下顎歯肉の腫脹を主訴として来院した。
1か月前から食事の際に接触痛があり、出血がみられることがあるという。
特記すべき既往歴はない。
頸部リンパ節の腫脹や開口障害はないが左側下唇の知覚鈍麻を認め、腫脹部の頰側には圧痛があり、わずかに硬結を触れる。
初診時の口腔内写真(別冊No.45A)、エックス線写真(別冊No.45B)、CT(別冊No.45C)及び生検時のΗ-E染色病理組織像(別冊No.45D)を別に示す。
適切な処置はどれか。1つ選べ。
a 洗浄
b 抗菌薬投与
c 摘出・搔爬
d 下顎辺縁切除
e 下顎区域切除
問題番号 | カテゴリ | 問題 | 正答率 |
---|---|---|---|
問題番号:109D-3 | 32歳の男性。歯肉の腫脹と出血を主訴として来院した。 初診時の口腔内写真(別冊No.3)を別に示す。 追加すべき検査項目はどれか。1つ選べ。 a PSA
正解:D |
正答率:90.1% | |
問題番号:109D-6 | 6歳の女児。生後3か月で口唇形成術を施行した。 本症例の術式はどれか。1つ選べ。 a ア
正解:B |
正答率:55.7% | |
問題番号:109D-9 | 25歳の女性。右側の上顎臼歯部の腫脹と疼痛を主訴として来院した。 診断名はどれか。1つ選べ。 a 歯根囊胞
正解:C |
正答率:75.4% | |
問題番号:109D-16 | 54歳の女性。口唇と口腔粘膜の疼痛と白斑を主訴として血液内科より紹介された。 口腔内写真 (別冊No.16A)を別に示す。 a ア
正解:D |
正答率:96.9% | |
問題番号:109D-19 | 77歳の女性。右側口底の腫瘤を主訴として来院した。 初診時の口腔内写真(別冊No.19A)、CT(別冊No.19B)、MRI T2強調像(別冊No.19C)及び生検時のΗ-E染色病理組織像(別冊No.19D)を別に示す。 a 開窓
正解:C |
正答率:74.2% | |
問題番号:109D-21 | 50歳の女性。口腔内の疼痛を主訴として来院した。 口腔内写真(別冊No.21A)と、ある検査の写真(別冊No.21B)を別に示す。 a 触覚検査
正解:DE |
正答率:88.1% | |
問題番号:109D-35 | 79歳の男性。食事時のむせを主訴として来院した。 矢印で示す所見はどれか。1つ選べ。 a 誤嚥
正解:A |
正答率:72.9% | |
問題番号:109D-36 | 34歳の女性。下顎前歯部歯肉の膨隆を主訴として来院した。 口腔内写真(別冊No.36A)、エックス線写真(別冊No.36B)、CT(別冊No.36C)及び生検時のΗ-E染色病理組織像(別冊No.36D)を別に示す。 a 骨腫
正解:D |
正答率:89.0% | |
問題番号:109D-38 | 38歳の女性。歯肉の接触痛を主訴として来院した。 初診時の口腔内写真(別冊No.38A)と生検時のΗ-E染色病理組織像(別冊No.38B)を別に示す。 a SS-A
正解:B |
正答率:84.7% | |
問題番号:109D-39 | 8歳3か月の女児。前歯が嚙まないことを主訴として来院した。 初診時の顔貌写真(別冊No.39A)、口腔内写真(別冊No.39B)及びエックス線写真(別冊No.39C)を別に示す。 a Apert症候群
正解:A |
正答率:99.4% | |
問題番号:109D-45 | 77歳の男性。左側の下顎歯肉の腫脹を主訴として来院した。 初診時の口腔内写真(別冊No.45A)、エックス線写真(別冊No.45B)、CT(別冊No.45C)及び生検時のΗ-E染色病理組織像(別冊No.45D)を別に示す。 a 洗浄
正解:E |
正答率:70.6% |