過去問題目次
乳歯列後期にエックス線検査で上顎正中部に埋伏過剰歯を認めた。
そのままにしていた場合に上顎中切歯に生じる可能性が高いのはどれか。2つ選べ。
a 骨性癒着
b 歯冠の形態異常
c 歯冠の色調異常
d 歯根の形成障害
e 萌出方向の異常
低位乳歯の臨床的特徴はどれか。2つ選べ。
a 萌出量の異常である。
b 隣接歯の傾斜を招く。
c 歯根囊胞が原因である。
d 歯槽骨の石灰化不全を伴う。
e 上顎第一乳臼歯に多く発現する。
9歳の男児。歯の審美不良を主訴として来院した。色調と粗造感は萌出時から変化していないという。
軽度の冷温痛がみられるが、自発痛はない。初診時の口腔内写真(別冊No.17)を別に示す。
考えられる原因はどれか。1つ選べ。
a 熱性疾患
b 遺伝性疾患
c ビタミンK欠乏
d フッ化物の過剰摂取
e 炭酸飲料水の頻回摂取
9歳の男児。上顎左側中切歯が生えてこないことを主訴として来院した。
初診時の口腔内写真(別冊No.6A)、エックス線画像(別冊No.6B)及び歯科用コーンビームCT矢状断像(別冊No.6C)を別に示す。
今後、#Aにおいて起こり得る異常はどれか。1つ選べ。
a 歯根吸収
b 歯髄壊死
c 歯冠の矮小化
d 歯根形成不全
e エナメル質形成不全
15歳の女子。飲水時の上顎臼歯部における疼痛を主訴として来院した。
歯の表面性状は萌出してから変化はないという。
皮膚に異常は認められない。
初診時の口腔内写真(別冊No.9A)とエックス線画像(別冊No.9B)を別に示す。
診断名はどれか。1つ選べ。
a 骨形成不全症
b 歯のフッ素症
c 先天性表皮水疱症
d エナメル質形成不全症
e 先天性外胚葉異形成症
4歳の男児。歯の変色を主訴として来院した。
初診時のエックス線画像(別冊No.19A)と下顎左側乳中切歯脱落後の口腔内写真(別冊No.19B)を別に示す。
疑われるのはどれか。1つ選べ。
a 歯のフッ素症
b Hutchinson歯
c 象牙質形成不全症
d エナメル質減形成症
e エナメル質形成不全症
6歳の女児。下顎両側第一大臼歯の冷水痛を主訴として来院した。
萌出時から歯の形成不全が認められたという。
初診時の口腔内写真(別冊No.5A)とエックス線画像(別冊No.5B)を別に示す。
保護者への説明で適切なのはどれか。1つ選べ。
a 「歯の根が短くなる可能性があります」
b 「抗菌薬が歯の質に影響した可能性があります」
c 「血縁者に同様の症状がみられる場合があります」
d 「歯磨きが不十分なためむし歯になり始めています」
e 「飲料水のフッ化物濃度が影響した可能性があります」
9歳の男児。下顎右側中切歯唇側の審美不良を主訴として来院した。
自発痛と冷温痛はなく、歯髄電気診で正常反応を示した。
初診時の口腔内写真(別冊No.16A)とエックス線画像(別冊No.16B)を別に示す。
適切な処置はどれか。1つ選べ。
a 歯面研磨
b 生活歯髄切断
c アペキシフィケーション
d コンポジットレジン修復
e ポーセレンラミネートベニア修復
6歳の男児。歯の変色を主訴として来院した。
全身状態に問題はない。
初診時の口腔内写真(別冊No.19)を別に示す。
原因として考えられるのはどれか。2つ選べ。
a 咬爪癖
b 幼児期の外傷
c 抗菌薬の長期服用
d 先行乳歯の重度の齲蝕
e 妊娠期の母体の栄養不良
11歳の男児。上顎右側第一小臼歯の変色を主訴として来院した。
初診時の口腔内写真(別冊No.29A)とエックス線画像(別冊No.29B)を別に示す。
原因として考えられるのはどれか。1つ選べ。
a 茶の常飲
b 先天性梅毒
c 先行乳歯の根尖病変
d フッ化物の過剰摂取
e エナメル質形成不全症
歯の形態分化期における発育障害はどれか。すべて選べ。
a 歯内歯
b 栓状歯
c 低位歯
d 斑状歯
e 矮小歯
歯の形態異常と好発部位の組合せで正しいのはどれか。1つ選べ。
a 歯内歯─────────乳犬歯
b 癒合歯─────────下顎乳側切歯と乳犬歯
c タウロドント──────下顎第二乳臼歯
d Carabelli 結節──────下顎第一大臼歯
e プロトスタイリッド───上顎第一大臼歯
10歳の女児。定期的な口腔管理を希望して来院した。
全顎的な歯の色調異常に気付いていたが症状はなかったためそのままにしていたところ、7歳ころから永久歯に冷水痛を認めたため他院で修復治療を受けたという。
初診時の口腔内写真(別冊No.8A)とエックス線画像(別冊No.8B)を別に示す。
考えられるのはどれか。1つ選べ。
a 骨形成不全症
b 歯のフッ素症
c 象牙質形成不全症
d エナメル質形成不全症
e 低フォスファターゼ症
12歳の男児。前歯の歯並びが悪いことを主訴として来院した。
初診時の口腔内写真(別冊No.14A)とエックス線画像(別冊No.14B)を別に示す。
認められるのはどれか。2つ選べ。
a 過剰歯
b 埋伏歯
c 癒合歯
d 癒着歯
e 矮小歯
歯の発育障害においてHutchinson歯と同じ時期に生じるのはどれか。2つ選べ。
a 歯内歯
b 低位歯
c 斑状歯
d 埋伏歯
e 矮小歯
2歳の男児。歯の色調と形の異常を主訴として来院した。
萌出した時から異常がみられ、冷たいものを飲むと嫌がるという。
初診時の口腔内写真(別冊No.25A) とエックス線画像(別冊No.25B)を別に示す。
歯の異常の原因として考えられるのはどれか。1つ選べ。
a 外傷
b 遺伝子変異
c 口腔清掃不良
d 哺乳瓶の長期使用
e フッ化物の過剰摂取
問題番号 | カテゴリ | 問題 | 正答率 |
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問題番号:110A-87 |
乳歯列後期にエックス線検査で上顎正中部に埋伏過剰歯を認めた。 a 骨性癒着
正解:DE
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正答率:64.5%
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問題番号:110A-106 |
低位乳歯の臨床的特徴はどれか。2つ選べ。 a 萌出量の異常である。
正解:AB
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正答率:75.9%
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問題番号:110B-20 |
9歳の男児。歯の審美不良を主訴として来院した。色調と粗造感は萌出時から変化していないという。 a 熱性疾患
正解:(解答なし)
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正答率:0.0%
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問題番号:111B-61 |
9歳の男児。上顎左側中切歯が生えてこないことを主訴として来院した。 今後、#Aにおいて起こり得る異常はどれか。1つ選べ。 a 歯根吸収
正解:D
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正答率:93.4%
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問題番号:111B-68 |
15歳の女子。飲水時の上顎臼歯部における疼痛を主訴として来院した。 診断名はどれか。1つ選べ。 a 骨形成不全症
正解:D
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正答率:80.0%
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問題番号:111C-68 |
4歳の男児。歯の変色を主訴として来院した。 疑われるのはどれか。1つ選べ。 a 歯のフッ素症
正解:C
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正答率:86.5%
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問題番号:111D-53 |
6歳の女児。下顎両側第一大臼歯の冷水痛を主訴として来院した。 保護者への説明で適切なのはどれか。1つ選べ。 a 「歯の根が短くなる可能性があります」
正解:C
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正答率:27.0%
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問題番号:112C-68 |
9歳の男児。下顎右側中切歯唇側の審美不良を主訴として来院した。 適切な処置はどれか。1つ選べ。 a 歯面研磨
正解:D
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正答率:97.7%
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問題番号:112D-72 |
6歳の男児。歯の変色を主訴として来院した。 原因として考えられるのはどれか。2つ選べ。 a 咬爪癖
正解:BD
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正答率:97.6%
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問題番号:113B-79 |
11歳の男児。上顎右側第一小臼歯の変色を主訴として来院した。 原因として考えられるのはどれか。1つ選べ。 a 茶の常飲
正解:C
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正答率:98.6%
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問題番号:114A-58 |
歯の形態分化期における発育障害はどれか。すべて選べ。 a 歯内歯
正解:ABE
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正答率:71.1%
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問題番号:114B-69 |
歯の形態異常と好発部位の組合せで正しいのはどれか。1つ選べ。 a 歯内歯─────────乳犬歯
正解:B
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正答率:34.8%
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問題番号:115A-36 |
10歳の女児。定期的な口腔管理を希望して来院した。 考えられるのはどれか。1つ選べ。 a 骨形成不全症
正解:D
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正答率:81.3%
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問題番号:115C-47 |
12歳の男児。前歯の歯並びが悪いことを主訴として来院した。 認められるのはどれか。2つ選べ。 a 過剰歯
正解:BE
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正答率:93.9%
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問題番号:116A-48 |
歯の発育障害においてHutchinson歯と同じ時期に生じるのはどれか。2つ選べ。 a 歯内歯
正解:AE
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正答率:86.9%
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問題番号:116A-71 |
2歳の男児。歯の色調と形の異常を主訴として来院した。 歯の異常の原因として考えられるのはどれか。1つ選べ。 a 外傷
正解:B
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正答率:96.7%
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