過去問題目次
13歳の男子。顔面の外傷で来院した。
クラブ活動中に運動場で転倒したという。
術中の口腔外写真(別冊No.1)を別に示す。
一次止血とともに行う処置はどれか。1つ選べ。
a 縫合
b デブリードマン
c 局所止血材の塡塞
d 組織接着材の塗布
e 皮膚接合用テープによる固定
73歳の女性。摂食困難を主訴として来院した。
6か月前から義歯の不適合に気付き、1か月前から食事時に痛みが生じるようになったという。
初診時の口腔内写真(別冊No.2A)、エックス線写真(別冊No.2B)及び生検時のΗ-E染色病理組織像(別冊No.2C)を別に示す。
適切な治療法はどれか。1つ選べ。
a 腫瘤切除
b 抗癌剤投与
c 抗真菌薬投与
d 下顎区域切除
e 副腎皮質ステロイド軟膏塗布
70歳の女性。嚥下困難を主訴として来院した。半年前から自覚しているという。
嚥下内視鏡検査の画像(別冊No.3)を別に示す。
矢印で示すのはどれか。1つ選べ。
a 気道
b 食道
c 声帯
d 喉頭蓋
e 軟口蓋
68歳の男性。舌癌によって舌の亜全摘を行い組織再建後に口腔外科から紹介されて来院した。
治療のために製作した装置の写真(別冊No.11A)と装置装着時の口腔内写真(別冊No.11B)を別に示す。
この装置の目的はどれか。1つ選べ。
a 咬合の挙上
b 軟口蓋の挙上
c 残存歯の固定
d 咬合接触の是正
e 舌運動機能の補償
20歳の女性。上顎右側前歯部の腫瘤を主訴として来院した。
2年前から腫瘤に気付いていたが放置していたという。
腫瘤は有茎性で、隣接歯の動揺およびエックス線写真上で骨吸収像は認めない。
初診時の口腔内写真(別冊No.15A)と生検時のΗ-E染色病理組織像(別冊No.15B)を別に示す。
適切な処置はどれか。1つ選べ。
a 減量術
b 骨膜上で切除
c 上顎骨部分切除
d 骨膜を含めて切除
e 隣接歯を含めて切除
78歳の女性。口の中の疼痛を主訴として来院した。
2か月前から口の中がピリピリするという。
1年前から寝たきりで介護施設に入所している。
初診時の口腔内写真(別冊No.19A)と口腔粘膜からの剝離物のPAS染色塗抹標本像(別冊No.19B)を別に示す。
有効な薬物はどれか。1つ選べ。
a アシクロビル
b ミコナゾール
c シスプラチン
d デキサメタゾン
e アモキシシリン水和物
39歳の女性。下顎左側臼後部の膨隆を主訴として来院した。
2か月前に気付いたという。
生検、埋伏歯抜去および開窓を行い、ある装置を装着した。
装置の写真(別冊No.26A)、初診時のエックス線写真(別冊No.26B)及び手術後と装置装着時の口腔内写真(別冊No.26C)を別に示す。
この装置を使用する目的はどれか。2つ選べ。
a 疼痛の軽減
b 薬剤の留置
c 創部の圧迫止血
d 開窓部の閉鎖防止
e 腔内への食渣の侵入防止
79歳の男性。右下顎の激痛と下唇の知覚鈍麻を主訴として来院した。
3か月前から同部の疼痛を自覚していたが最近さらに増強してきたという。
3年前に前立腺癌で加療を受けている。
顎骨からの生検標本で前立腺癌の病理組織所見が得られた。
初診時の口腔内写真(別冊No.28A)、CT(別冊No.28B)、FDG-PET/CT(別冊No.28C)及び骨シンチグラム(別冊No.28D)を別に示す。
QOLを考慮した緩和治療はどれか。1つ選べ。
a 抜歯
b 抗菌薬の投与
c 下顎区域切除術
d 麻薬性鎮痛薬の投与
e 60Gyの放射線外照射
77歳の女性。閉口できないことを主訴として来院した。
昨夜の夕食から食べにくくなると共に、耳前部に疼痛が出現したという。
以前から数回同じ症状を繰り返しているという。
初診時のエックス線写真(別冊No.44A)と治療のために行う手術の模式図(別冊No.44B)を別に示す。
本術式の目的はどれか。1つ選べ。
a 上関節腔の開放
b 関節結節の平坦化
c 関節周囲組織の瘢痕化
d 下顎頭の前方滑走の制限
e 関節円板の前方転位の防止
30歳の女性。下顎右側第一大臼歯の疼痛を主訴として来院した。
口腔内検査により、歯と歯周組織には異常を認めない。
右側頰部の触診により圧痛を認め、当該歯の歯痛が誘発される。
痛みが誘発される部位を患者に示させた写真(別冊No.47)を別に示す。
治療として適切なのはどれか。1つ選べ。
a 咬合調整
b 抗菌薬投与
c 神経ブロック
d 表面麻酔薬塗布
e 咀嚼筋ストレッチ
56歳の男性。左側下顎智歯の抜去目的で来院した。
本人持参の健康診断の結果を示す。
治療にあたり内科医の受診を勧めることとした。
根拠となったのはどれか。すべて選べ。
a 血圧
b HbA1c
c 空腹時血糖
d トリグリセライド
e 総コレステロール
29歳の女性。開口困難を主訴として来院した。
数年前から開口時に関節部にクリック音があったが現在は消失している。
受動的開口域は26mmであった。
初診時に測定した左右側方限界運動と最大開閉口運動を行う際の下顎切歯点の運動路の正面観(別冊No.51)を別に示す。
考えられる診断名はどれか。1つ選べ。
a 右側復位性関節円板障害
b 左側復位性関節円板障害
c 両側復位性関節円板障害
d 右側非復位性関節円板障害
e 左側非復位性関節円板障害
f 両側非復位性関節円板障害
問題番号 | カテゴリ | 問題 | 正答率 |
---|---|---|---|
問題番号:108D-1 | 13歳の男子。顔面の外傷で来院した。 術中の口腔外写真(別冊No.1)を別に示す。 a 縫合
正解:B |
正答率:51.4% | |
問題番号:108D-2 | 73歳の女性。摂食困難を主訴として来院した。 初診時の口腔内写真(別冊No.2A)、エックス線写真(別冊No.2B)及び生検時のΗ-E染色病理組織像(別冊No.2C)を別に示す。 a 腫瘤切除
正解:A |
正答率:99.8% | |
問題番号:108D-3 | 70歳の女性。嚥下困難を主訴として来院した。半年前から自覚しているという。 矢印で示すのはどれか。1つ選べ。 a 気道
正解:D |
正答率:99.1% | |
問題番号:108D-11 | 68歳の男性。舌癌によって舌の亜全摘を行い組織再建後に口腔外科から紹介されて来院した。 治療のために製作した装置の写真(別冊No.11A)と装置装着時の口腔内写真(別冊No.11B)を別に示す。 a 咬合の挙上
正解:E |
正答率:99.2% | |
問題番号:108D-15 | 20歳の女性。上顎右側前歯部の腫瘤を主訴として来院した。 初診時の口腔内写真(別冊No.15A)と生検時のΗ-E染色病理組織像(別冊No.15B)を別に示す。 a 減量術
正解:D |
正答率:65.5% | |
問題番号:108D-19 | 78歳の女性。口の中の疼痛を主訴として来院した。 初診時の口腔内写真(別冊No.19A)と口腔粘膜からの剝離物のPAS染色塗抹標本像(別冊No.19B)を別に示す。 a アシクロビル
正解:B |
正答率:98.9% | |
問題番号:108D-26 | 39歳の女性。下顎左側臼後部の膨隆を主訴として来院した。 装置の写真(別冊No.26A)、初診時のエックス線写真(別冊No.26B)及び手術後と装置装着時の口腔内写真(別冊No.26C)を別に示す。 a 疼痛の軽減
正解:DE |
正答率:78.3% | |
問題番号:108D-28 | 79歳の男性。右下顎の激痛と下唇の知覚鈍麻を主訴として来院した。 初診時の口腔内写真(別冊No.28A)、CT(別冊No.28B)、FDG-PET/CT(別冊No.28C)及び骨シンチグラム(別冊No.28D)を別に示す。 a 抜歯
正解:D |
正答率:95.0% | |
問題番号:108D-44 | 77歳の女性。閉口できないことを主訴として来院した。 初診時のエックス線写真(別冊No.44A)と治療のために行う手術の模式図(別冊No.44B)を別に示す。 a 上関節腔の開放
正解:D |
正答率:92.3% | |
問題番号:108D-47 | 30歳の女性。下顎右側第一大臼歯の疼痛を主訴として来院した。 痛みが誘発される部位を患者に示させた写真(別冊No.47)を別に示す。 a 咬合調整
正解:E |
正答率:55.2% | |
問題番号:108D-50 | 56歳の男性。左側下顎智歯の抜去目的で来院した。 治療にあたり内科医の受診を勧めることとした。 a 血圧
正解:ABC |
正答率:75.6% | |
問題番号:108D-52 | 29歳の女性。開口困難を主訴として来院した。 初診時に測定した左右側方限界運動と最大開閉口運動を行う際の下顎切歯点の運動路の正面観(別冊No.51)を別に示す。 a 右側復位性関節円板障害
正解:E |
正答率:90.3% |