歯科医師国家試験 過去問題

歯科医師国家試験 口腔外科学

過去問題目次

  1. 問題番号
    問題
    正答率
  2. 114B-21

    舌癌患者に対し舌全摘と腹直筋皮弁移植術を施行した。
    術後、構音と嚥下機能の改善を目的としてある装置を製作した。
    装置装着前後の口腔内写真(別冊No.2)を別に示す。

    矢印で示すのはどれか。1つ選べ。

    a 顎義歯
    b 舌接触補助床
    c 軟口蓋挙上装置
    d 下顎前方牽引装置
    e オクルーザルランプ

    装置装着前後の口腔内写真

    98.4%
  3. 114B-22

    潰瘍が硬口蓋に好発するのはどれか。2つ選べ。

    a 結核
    b 類天疱瘡
    c Behçet 病
    d Bednarアフタ
    e 壊死性唾液腺化生

    13.0%
  4. 114B-30

    耳珠前方に有痛性腫脹を呈するのはどれか。1つ選べ。

    a 顎関節症
    b 骨軟骨腫
    c 顎関節強直症
    d 痛風性顎関節炎
    e リウマチ性顎関節炎

    50.0%
  5. 114B-35

    咀嚼筋痛障害に対する適切な治療法はどれか。3つ選べ。

    a 薬物療法
    b パンピング
    c スプリント療法
    d 筋ストレッチ訓練
    e マニピュレーション

    95.7%
  6. 114B-42

    後天性免疫不全症候群に伴いやすいのはどれか。すべて選べ。

    a 毛様白板症
    b Kaposi 肉腫
    c 尋常性天疱瘡
    d 口腔カンジダ症
    e 壊死性潰瘍性歯肉炎

    82.2%
  7. 114B-44

    62歳の男性。下顎の腫脹を主訴として来院した。
    10年前から気付いていたが痛みがないためそのままにしていたところ、最近受診した近医で精査を勧められたという。

    腫脹部は骨様硬で圧痛はない。
    診断をした結果、切除することとした。初診時の口腔内写真(別冊No.12)を別に示す。

    術中損傷に注意すべきなのはどれか。2つ選べ。

    a 舌神経
    b 舌下神経
    c Stensen 管
    d Wharton 管
    e オトガイ神経

    口腔内写真

    66.1%
  8. 114B-49

    スポーツマウスガードを装着する患者への説明で正しいのはどれか。2つ選べ。

    a 水中に保管する。
    b 使用後は煮沸消毒する。
    c 定期的に診察を受ける。
    d 硬めの歯ブラシで清掃する。
    e 試合のみならず練習中も使用する。

    95.3%
  9. 114B-50

    23歳の男性。上顎の腫脹を主訴として来院した。
    6年前に気付き、徐々に増大してきたという。
    腫脹は骨様硬である。

    初診時の口腔内写真(別冊No.14A)、エックス線画像(別冊No.14B)、CT(別冊No.14C)及び生検時のΗ-E染色病理組織像 (別冊No.14D)を別に示す。

    適切な対応はどれか。1つ選べ。

    a 切開排膿
    b 開窓
    c 骨削除
    d 上顎全摘術
    e 放射線療法

    口腔内写真、エックス線画像、CT

    生検時のΗ-E染色病理組織像

    94.2%
  10. 114B-61

    先天性疾患と口腔の特徴の組合せで正しいのはどれか。1つ選べ。

    a 軟骨無形成症───────歯の早期萌出
    b Marfan 症候群──────高口蓋
    c Crouzon症候群──────下顎骨の劣成長
    d Robinシークエンス────下顎歯列弓の開大
    e 鎖骨頭蓋骨異形成症────歯の先天欠如

    95.5%
  11. 114B-70

    舌背部の腫瘤を主訴として来院した患者の初診時の口腔内写真(別冊No.24A)と切除時のΗ-E染色病理組織像(別冊No.24B)を別に示す。

    診断名はどれか。1つ選べ。

    a 血管腫
    b 脂肪腫
    c 線維腫
    d 神経鞘腫
    e リンパ管腫

    口腔内写真と切除時のΗ-E染色病理組織像

    71.6%
  12. 114B-73

    34歳の女性。舌の知覚麻痺を主訴として来院した。
    1か月前に他院で下顎左側第三大臼歯を抜去後から自覚し、その後改善しないという。
    初診時の舌の写真(別冊No.26A)、エックス線画像(別冊No.26B)及び-P部の歯科用コーンビームCT (別冊No.26C)を別に示す。

    行うべきなのはどれか。2つ選べ。

    a SWテスト
    b Schirmer 試験
    c 濾紙ディスク法
    d ドプラ超音波検査
    e ブローイング検査

    舌の写真、エックス線画像及び-P部の歯科用コーンビームCT

    77.1%
  13. 114B-81

    70歳の男性。舌の腫脹を主訴として来院した。
    1か月前に自覚したが、痛みがないためにそのままにしていたという。
    右側舌縁部に易出血性の腫脹を認める。超音波検査、CT及びFDG-PET/CTで頸部リンパ節転移と遠隔転移を認めなかった。

    初診時の口腔内写真(別冊No.30A)、造影CT(別冊No.30B)、口腔内超音波検査の画像(別冊No.30C)及び生検時のΗ-E染色病理組織像(別冊No.30D)を別に示す。

    TNM分類(UICC 2017)におけるstage分類はどれか。1つ選べ。

    a Stage0
    b StageI
    c StageⅡ
    d StageⅢ
    e StageⅣ A

    口腔内写真、造影CT、口腔内超音波検査の画像

    生検時のΗ-E染色病理組織像

    73.7%
問題番号カテゴリ問題正答率
問題番号:114B-21

舌癌患者に対し舌全摘と腹直筋皮弁移植術を施行した。
術後、構音と嚥下機能の改善を目的としてある装置を製作した。
装置装着前後の口腔内写真(別冊No.2)を別に示す。

矢印で示すのはどれか。1つ選べ。

a 顎義歯
b 舌接触補助床
c 軟口蓋挙上装置
d 下顎前方牽引装置
e オクルーザルランプ

装置装着前後の口腔内写真

正解:B
正答率:98.4%
問題番号:114B-22

潰瘍が硬口蓋に好発するのはどれか。2つ選べ。

a 結核
b 類天疱瘡
c Behçet 病
d Bednarアフタ
e 壊死性唾液腺化生

正解:DE
正答率:13.0%
問題番号:114B-30

耳珠前方に有痛性腫脹を呈するのはどれか。1つ選べ。

a 顎関節症
b 骨軟骨腫
c 顎関節強直症
d 痛風性顎関節炎
e リウマチ性顎関節炎

正解:D
正答率:50.0%
問題番号:114B-35

咀嚼筋痛障害に対する適切な治療法はどれか。3つ選べ。

a 薬物療法
b パンピング
c スプリント療法
d 筋ストレッチ訓練
e マニピュレーション

正解:ACD
正答率:95.7%
問題番号:114B-42

後天性免疫不全症候群に伴いやすいのはどれか。すべて選べ。

a 毛様白板症
b Kaposi 肉腫
c 尋常性天疱瘡
d 口腔カンジダ症
e 壊死性潰瘍性歯肉炎

正解:ABDE
正答率:82.2%
問題番号:114B-44

62歳の男性。下顎の腫脹を主訴として来院した。
10年前から気付いていたが痛みがないためそのままにしていたところ、最近受診した近医で精査を勧められたという。

腫脹部は骨様硬で圧痛はない。
診断をした結果、切除することとした。初診時の口腔内写真(別冊No.12)を別に示す。

術中損傷に注意すべきなのはどれか。2つ選べ。

a 舌神経
b 舌下神経
c Stensen 管
d Wharton 管
e オトガイ神経

口腔内写真

正解:AD
正答率:66.1%
問題番号:114B-49

スポーツマウスガードを装着する患者への説明で正しいのはどれか。2つ選べ。

a 水中に保管する。
b 使用後は煮沸消毒する。
c 定期的に診察を受ける。
d 硬めの歯ブラシで清掃する。
e 試合のみならず練習中も使用する。

正解:CE
正答率:95.3%
問題番号:114B-50

23歳の男性。上顎の腫脹を主訴として来院した。
6年前に気付き、徐々に増大してきたという。
腫脹は骨様硬である。

初診時の口腔内写真(別冊No.14A)、エックス線画像(別冊No.14B)、CT(別冊No.14C)及び生検時のΗ-E染色病理組織像 (別冊No.14D)を別に示す。

適切な対応はどれか。1つ選べ。

a 切開排膿
b 開窓
c 骨削除
d 上顎全摘術
e 放射線療法

口腔内写真、エックス線画像、CT

生検時のΗ-E染色病理組織像

正解:C
正答率:94.2%
問題番号:114B-61

先天性疾患と口腔の特徴の組合せで正しいのはどれか。1つ選べ。

a 軟骨無形成症───────歯の早期萌出
b Marfan 症候群──────高口蓋
c Crouzon症候群──────下顎骨の劣成長
d Robinシークエンス────下顎歯列弓の開大
e 鎖骨頭蓋骨異形成症────歯の先天欠如

正解:B
正答率:95.5%
問題番号:114B-70

舌背部の腫瘤を主訴として来院した患者の初診時の口腔内写真(別冊No.24A)と切除時のΗ-E染色病理組織像(別冊No.24B)を別に示す。

診断名はどれか。1つ選べ。

a 血管腫
b 脂肪腫
c 線維腫
d 神経鞘腫
e リンパ管腫

口腔内写真と切除時のΗ-E染色病理組織像

正解:D
正答率:71.6%
問題番号:114B-73

34歳の女性。舌の知覚麻痺を主訴として来院した。
1か月前に他院で下顎左側第三大臼歯を抜去後から自覚し、その後改善しないという。
初診時の舌の写真(別冊No.26A)、エックス線画像(別冊No.26B)及び-P部の歯科用コーンビームCT (別冊No.26C)を別に示す。

行うべきなのはどれか。2つ選べ。

a SWテスト
b Schirmer 試験
c 濾紙ディスク法
d ドプラ超音波検査
e ブローイング検査

舌の写真、エックス線画像及び-P部の歯科用コーンビームCT

正解:AC
正答率:77.1%
問題番号:114B-81

70歳の男性。舌の腫脹を主訴として来院した。
1か月前に自覚したが、痛みがないためにそのままにしていたという。
右側舌縁部に易出血性の腫脹を認める。超音波検査、CT及びFDG-PET/CTで頸部リンパ節転移と遠隔転移を認めなかった。

初診時の口腔内写真(別冊No.30A)、造影CT(別冊No.30B)、口腔内超音波検査の画像(別冊No.30C)及び生検時のΗ-E染色病理組織像(別冊No.30D)を別に示す。

TNM分類(UICC 2017)におけるstage分類はどれか。1つ選べ。

a Stage0
b StageI
c StageⅡ
d StageⅢ
e StageⅣ A

口腔内写真、造影CT、口腔内超音波検査の画像

生検時のΗ-E染色病理組織像

正解:B
正答率:73.7%

Recommend
- この過去問を閲覧した方は、こちらの過去問も閲覧されてます -