歯科医師国家試験 過去問題

歯科医師国家試験 口腔外科学

過去問題目次

  1. 問題番号
    問題
    正答率
  2. 114D-25

    先天性外胚葉異形成症でよくみられるのはどれか。1つ選べ。

    a 低身長
    b 易骨折性
    c 知的障害
    d 心血管障害
    e 爪の形成不全

    71.3%
  3. 114D-37

    72歳の男性。開口困難を主訴として来院した。
    2年前から右側下顎に疼痛を自覚していたがそのままにしていたところ、2か月前から開口障害が発現したという。
    5年前に右側舌癌の治療歴があるが、現在まで再発はない。

    初診時の顔貌写真(別冊No.9A)、口腔内写真(別冊No.9B)及びエックス線画像(別冊No.9C)を別に示す。

    原因として疑われるのはどれか。1つ選べ。

    a 顎関節強直症
    b 関節突起骨折
    c 筋突起過長症
    d 放射線性骨髄炎
    e 滑膜性骨軟骨腫症

    顔貌写真、口腔内写真及びエックス線画像

    92.8%
  4. 114D-41

    Sjögren症候群と比較したIgG 4関連疾患の唾液腺炎の特徴はどれか。2つ選べ。

    a 女性に好発する。
    b 唾液腺の圧痛を伴う。
    c 唾液腺は弾性硬である。
    d 唾液腺の腫脹が持続する。
    e 唾液分泌機能の低下が著しい。

    44.4%
  5. 114D-49

    78歳の女性。口底部の腫脹を主訴として来院した。
    6か月前に自覚したが、疼痛がないためそのままにしていたところ、徐々に大きくなってきたという。
    左側舌下小丘からの唾液の排出は良好で、舌の知覚異常はみられない。

    初診時の口腔内写真(別冊No.13A)、MRI脂肪抑制T2強調像(別冊No.13B)及び生検時のΗ-E染色病理組織像(別冊No.13C)を別に示す。

    適切な治療法はどれか。1つ選べ。

    a 開窓
    b 穿刺吸引
    c 顎下腺摘出
    d 舌下腺摘出
    e 放射線治療

    口腔内写真、MRI脂肪抑制T2強調像

    生検時のΗ-E染色病理組織像

    48.4%
  6. 114D-55

    下顎枝垂直骨切り術において、骨切り時の損傷に注意すべきなのはどれか。2つ選べ。

    a 顎動脈
    b 舌動脈
    c 顔面動脈
    d 浅側頭動脈
    e 上行咽頭動脈

    32.7%
  7. 114D-65

    83歳の男性。口底部の腫脹を主訴として来院した。
    4か月前に自覚したが、痛みがないためそのままにしていたという。
    同部に弾性硬の腫脹を認める。

    初診時の口腔内写真(別冊 No.21A)、CT (別冊 No.21 B)、MRI (別冊 No.21C)、FDG-PET/CT(別冊No.21D)及び生検時のH-E染色病理組織像(別冊No.21E)を別に示す。

    適切な対応はどれか。1つ選べ。

    a 経過観察
    b 切開排膿
    c 開窓
    d 摘出
    e 切除

    口腔内写真、CT、MRI

    FDG-PET_CT及び生検時のH-E染色病理組織像

    97.6%
  8. 114D-72

    47歳の男性。左側下唇の知覚異常を主訴として来院した。
    数か月前に自覚したが、痛みがないためそのままにしていたところ、徐々に左側下顎が腫脹してきたという。
    左側下顎角部に骨様硬の膨隆を触知し、左側下唇に知覚低下を認める。

    初診時の口腔内写真(別冊No.24A)、エックス線画像(別冊No.24B)、CT(別冊No.24 C)、FDG-PET/CT(別冊No.24D)及び生検時のΗ-E染色病理組織像(別冊No.24E)を別に示す。

    診断名はどれか。1つ選べ。

    a 骨肉腫
    b 扁平上皮癌
    c エナメル上皮腫
    d 線維性異形成症
    e 中心性巨細胞肉芽腫

    口腔内写真、エックス線画像、CT

    FDG-PET_CT及び生検時のΗ-E染色病理組織像

    57.4%
  9. 114D-79

    認知症の行動・心理症状<BPSD>はどれか。3つ選べ。

    a 失行
    b 焦燥
    c 徘徊
    d せん妄
    e 記憶障害

    88.2%
  10. 114D-81

    アルコール性肝障害で高値を示すのはどれか。2つ選べ。

    a Alb
    b ALP
    c AST
    d γ-GTP
    e TP

    77.9%
  11. 114D-84

    重度認知症の高齢者に実施できる摂食嚥下機能検査はどれか。1つ選べ。

    a RSST
    b 咳テスト
    c 舌圧検査
    d フードテスト
    e 咀嚼能力検査

    63.6%
  12. 114D-85

    75歳の男性。下顎左側歯肉の腫脹を主訴として来院した。

    診察と検査の結果、下顎歯肉扁平上皮癌(T4aN2bM0)と診断して外科手術を行ったところ、術後6日目に意識の混濁がみられた。

    術後3日から6日までの検温表と術後6日目の血液検査結果を示す。

    検温表

    血液検査結果

    考えられるのはどれか。1つ選べ。

    a 顆粒球減少症
    b 移植片対宿主病
    c 播種性血管内凝固症候群
    d アナフィラキシーショック
    e 特発性血小板減少性紫斑病

    82.9%
問題番号カテゴリ問題正答率
問題番号:114D-25

先天性外胚葉異形成症でよくみられるのはどれか。1つ選べ。

a 低身長
b 易骨折性
c 知的障害
d 心血管障害
e 爪の形成不全

正解:E
正答率:71.3%
問題番号:114D-37

72歳の男性。開口困難を主訴として来院した。
2年前から右側下顎に疼痛を自覚していたがそのままにしていたところ、2か月前から開口障害が発現したという。
5年前に右側舌癌の治療歴があるが、現在まで再発はない。

初診時の顔貌写真(別冊No.9A)、口腔内写真(別冊No.9B)及びエックス線画像(別冊No.9C)を別に示す。

原因として疑われるのはどれか。1つ選べ。

a 顎関節強直症
b 関節突起骨折
c 筋突起過長症
d 放射線性骨髄炎
e 滑膜性骨軟骨腫症

顔貌写真、口腔内写真及びエックス線画像

正解:D
正答率:92.8%
問題番号:114D-41

Sjögren症候群と比較したIgG 4関連疾患の唾液腺炎の特徴はどれか。2つ選べ。

a 女性に好発する。
b 唾液腺の圧痛を伴う。
c 唾液腺は弾性硬である。
d 唾液腺の腫脹が持続する。
e 唾液分泌機能の低下が著しい。

正解:CD
正答率:44.4%
問題番号:114D-49

78歳の女性。口底部の腫脹を主訴として来院した。
6か月前に自覚したが、疼痛がないためそのままにしていたところ、徐々に大きくなってきたという。
左側舌下小丘からの唾液の排出は良好で、舌の知覚異常はみられない。

初診時の口腔内写真(別冊No.13A)、MRI脂肪抑制T2強調像(別冊No.13B)及び生検時のΗ-E染色病理組織像(別冊No.13C)を別に示す。

適切な治療法はどれか。1つ選べ。

a 開窓
b 穿刺吸引
c 顎下腺摘出
d 舌下腺摘出
e 放射線治療

口腔内写真、MRI脂肪抑制T2強調像

生検時のΗ-E染色病理組織像

正解:D
正答率:48.4%
問題番号:114D-55

下顎枝垂直骨切り術において、骨切り時の損傷に注意すべきなのはどれか。2つ選べ。

a 顎動脈
b 舌動脈
c 顔面動脈
d 浅側頭動脈
e 上行咽頭動脈

正解:AC
正答率:32.7%
問題番号:114D-65

83歳の男性。口底部の腫脹を主訴として来院した。
4か月前に自覚したが、痛みがないためそのままにしていたという。
同部に弾性硬の腫脹を認める。

初診時の口腔内写真(別冊 No.21A)、CT (別冊 No.21 B)、MRI (別冊 No.21C)、FDG-PET/CT(別冊No.21D)及び生検時のH-E染色病理組織像(別冊No.21E)を別に示す。

適切な対応はどれか。1つ選べ。

a 経過観察
b 切開排膿
c 開窓
d 摘出
e 切除

口腔内写真、CT、MRI

FDG-PET_CT及び生検時のH-E染色病理組織像

正解:E
正答率:97.6%
問題番号:114D-72

47歳の男性。左側下唇の知覚異常を主訴として来院した。
数か月前に自覚したが、痛みがないためそのままにしていたところ、徐々に左側下顎が腫脹してきたという。
左側下顎角部に骨様硬の膨隆を触知し、左側下唇に知覚低下を認める。

初診時の口腔内写真(別冊No.24A)、エックス線画像(別冊No.24B)、CT(別冊No.24 C)、FDG-PET/CT(別冊No.24D)及び生検時のΗ-E染色病理組織像(別冊No.24E)を別に示す。

診断名はどれか。1つ選べ。

a 骨肉腫
b 扁平上皮癌
c エナメル上皮腫
d 線維性異形成症
e 中心性巨細胞肉芽腫

口腔内写真、エックス線画像、CT

FDG-PET_CT及び生検時のΗ-E染色病理組織像

正解:A
正答率:57.4%
問題番号:114D-79

認知症の行動・心理症状<BPSD>はどれか。3つ選べ。

a 失行
b 焦燥
c 徘徊
d せん妄
e 記憶障害

正解:BCD
正答率:88.2%
問題番号:114D-81

アルコール性肝障害で高値を示すのはどれか。2つ選べ。

a Alb
b ALP
c AST
d γ-GTP
e TP

正解:CD
正答率:77.9%
問題番号:114D-84

重度認知症の高齢者に実施できる摂食嚥下機能検査はどれか。1つ選べ。

a RSST
b 咳テスト
c 舌圧検査
d フードテスト
e 咀嚼能力検査

正解:B
正答率:63.6%
問題番号:114D-85

75歳の男性。下顎左側歯肉の腫脹を主訴として来院した。

診察と検査の結果、下顎歯肉扁平上皮癌(T4aN2bM0)と診断して外科手術を行ったところ、術後6日目に意識の混濁がみられた。

術後3日から6日までの検温表と術後6日目の血液検査結果を示す。

検温表

血液検査結果

考えられるのはどれか。1つ選べ。

a 顆粒球減少症
b 移植片対宿主病
c 播種性血管内凝固症候群
d アナフィラキシーショック
e 特発性血小板減少性紫斑病

正解:C
正答率:82.9%

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