歯科医師国家試験 過去問題

外科的歯内療法

過去問題目次

  1. 問題番号
    問題
    正答率
  2. 111C-73

    43歳の女性。上顎左側第二小臼歯の咬合痛を主訴として来院した。
    感染根管治療後に咬合痛が再発したという。
    歯根尖切除と逆根管充塡を行うこととした。
    術前のエックス線画像(別冊No.24A)、処置中の口腔内写真(別冊No.24B)及び使用した器具の写真(別冊No.24C)を別に示す。

    この器具の使用目的はどれか。2つ選べ。

    a 窩洞の形成
    b 根尖部の切断
    c 根面の滑沢化
    d 肉芽組織の搔爬
    e 根管充塡材の除去

    術前のエックス線画像(別冊No.24A)、処置中の口腔内写真(別冊No.24B)

    使用した器具の写真(別冊No.24C)

    76.1%
  3. 112B-80

    38歳の女性。上顎左側第二小臼歯の咬合痛を主訴として紹介により来院した。
    3か月前から根管治療を受けているが症状が改善しないという。
    根尖部歯肉に発赤、腫脹および瘻孔はみられないが、打診痛がある。
    初診時のエックス線画像(別冊No.28A)と歯科用コーンビームCT矢状断像(別冊No.28B)を別に示す。

    適切な治療はどれか。1つ選べ。

    a 抜歯
    b 根管通過法
    c 根尖搔爬法
    d 意図的再植法
    e 歯根尖切除法

    エックス線画像と歯科用コーンビームCT矢状断像

    76.9%
  4. 113B-87

    42歳の女性。上顎左側第一大臼歯部の根尖部圧痛を主訴として来院した。
    7か月前、#Fに補綴装置を装着したという。
    2か月前に同部に腫脹を生じたが、1週後に消退したため放置していたところ、2日前から違和感を生じるようになったという。
    補綴装置の除去は希望していない。
    #Fの動揺度は1度で、プロービング深さは3 mm以下であった。

    初診時の口腔内写真(別冊No.35A)、エックス線画像(別冊No.35B)及び歯科用コーンビームCT(別冊No.35C)を別に示す。

    適切な処置はどれか。2つ選べ。

    a 咬合調整
    b 意図的再植
    c 逆根管充塡
    d 歯根尖切除
    e 外科的排膿路の確保

    口腔内写真、エックス線画像及び歯科用コーンビームCT

    85.5%
  5. 115B-80

    53歳の女性。上顎左側前歯部の歯肉腫脹を主訴として来院した。
    1か月前から歯肉が腫れてきたという。
    £ABに自発痛はないが、打診痛と根尖部歯肉の圧痛がある。
    診察の結果、£ABに歯根尖切除術を行うこととした。
    初診時のエックス線画像(別冊No.35A)と術中の口腔内写真(別冊No.35B)を別に示す。

    この後、縫合までに使用するのはどれか。3つ選べ。

    a 歯周包帯
    b 骨膜剝離子
    c レトロチップ
    d EBAセメント
    e ダイヤモンドポイント

    初診時のエックス線画像と術中の口腔内写真

    77.9%
  6. 115C-38

    14歳の男子。上顎右側中切歯部の歯肉腫脹を主訴として来院した。
    2週前から自覚するようになったという。
    打診痛を認め、動揺度は1度であった。診察の結果、感染根管治療を行ったが改善がみられなかった。
    初診時の口腔内写真(別冊No.10A)、エックス線画像(別冊No.10B)及び根管充塡後の歯科用コーンビームCT (別冊No.10C)を別に示す。

    今後検討すべき処置はどれか。2つ選べ。

    a 根尖搔爬
    b 意図的再植
    c 逆根管充塡
    d 再根管治療
    e 歯根尖切除

    口腔内写真、エックス線画像及び根管充塡後の歯科用コーンビームCT

    82.7%
  7. 116A-40

    根管治療時の所見で歯根尖切除の適応になるのはどれか。3つ選べ。

    a 根管中央部に内部吸収がある。
    b 根管拡大後も持続的な排膿がある。
    c 根尖部に限局した歯根破折がある。
    d 根尖孔から突出した破折器具がある。
    e 根尖部根管壁にガッタパーチャポイントの残留がある。

    48.4%
  8. 116A-76

    上顎左側第一小臼歯の歯根尖切除時の口腔内写真(別冊No.27)を別に示す。

    矢印に示す窩洞形成を行うのに使用した器具はどれか。1つ選べ。

    a ラウンドバー
    b レトロチップ
    c カーバイドバー
    d ゲーツグリッデンドリル
    e スプーンエキスカベーター

    歯根尖切除時の口腔内写真

    97.1%
問題番号 カテゴリ 問題 正答率
問題番号:111C-73

43歳の女性。上顎左側第二小臼歯の咬合痛を主訴として来院した。
感染根管治療後に咬合痛が再発したという。
歯根尖切除と逆根管充塡を行うこととした。
術前のエックス線画像(別冊No.24A)、処置中の口腔内写真(別冊No.24B)及び使用した器具の写真(別冊No.24C)を別に示す。

この器具の使用目的はどれか。2つ選べ。

a 窩洞の形成
b 根尖部の切断
c 根面の滑沢化
d 肉芽組織の搔爬
e 根管充塡材の除去

術前のエックス線画像(別冊No.24A)、処置中の口腔内写真(別冊No.24B)

使用した器具の写真(別冊No.24C)

正解:AE
正答率:76.1%
問題番号:112B-80

38歳の女性。上顎左側第二小臼歯の咬合痛を主訴として紹介により来院した。
3か月前から根管治療を受けているが症状が改善しないという。
根尖部歯肉に発赤、腫脹および瘻孔はみられないが、打診痛がある。
初診時のエックス線画像(別冊No.28A)と歯科用コーンビームCT矢状断像(別冊No.28B)を別に示す。

適切な治療はどれか。1つ選べ。

a 抜歯
b 根管通過法
c 根尖搔爬法
d 意図的再植法
e 歯根尖切除法

エックス線画像と歯科用コーンビームCT矢状断像

正解:E
正答率:76.9%
問題番号:113B-87

42歳の女性。上顎左側第一大臼歯部の根尖部圧痛を主訴として来院した。
7か月前、#Fに補綴装置を装着したという。
2か月前に同部に腫脹を生じたが、1週後に消退したため放置していたところ、2日前から違和感を生じるようになったという。
補綴装置の除去は希望していない。
#Fの動揺度は1度で、プロービング深さは3 mm以下であった。

初診時の口腔内写真(別冊No.35A)、エックス線画像(別冊No.35B)及び歯科用コーンビームCT(別冊No.35C)を別に示す。

適切な処置はどれか。2つ選べ。

a 咬合調整
b 意図的再植
c 逆根管充塡
d 歯根尖切除
e 外科的排膿路の確保

口腔内写真、エックス線画像及び歯科用コーンビームCT

正解:CD
正答率:85.5%
問題番号:115B-80

53歳の女性。上顎左側前歯部の歯肉腫脹を主訴として来院した。
1か月前から歯肉が腫れてきたという。
£ABに自発痛はないが、打診痛と根尖部歯肉の圧痛がある。
診察の結果、£ABに歯根尖切除術を行うこととした。
初診時のエックス線画像(別冊No.35A)と術中の口腔内写真(別冊No.35B)を別に示す。

この後、縫合までに使用するのはどれか。3つ選べ。

a 歯周包帯
b 骨膜剝離子
c レトロチップ
d EBAセメント
e ダイヤモンドポイント

初診時のエックス線画像と術中の口腔内写真

正解:CDE
正答率:77.9%
問題番号:115C-38

14歳の男子。上顎右側中切歯部の歯肉腫脹を主訴として来院した。
2週前から自覚するようになったという。
打診痛を認め、動揺度は1度であった。診察の結果、感染根管治療を行ったが改善がみられなかった。
初診時の口腔内写真(別冊No.10A)、エックス線画像(別冊No.10B)及び根管充塡後の歯科用コーンビームCT (別冊No.10C)を別に示す。

今後検討すべき処置はどれか。2つ選べ。

a 根尖搔爬
b 意図的再植
c 逆根管充塡
d 再根管治療
e 歯根尖切除

口腔内写真、エックス線画像及び根管充塡後の歯科用コーンビームCT

正解:CE
正答率:82.7%
問題番号:116A-40

根管治療時の所見で歯根尖切除の適応になるのはどれか。3つ選べ。

a 根管中央部に内部吸収がある。
b 根管拡大後も持続的な排膿がある。
c 根尖部に限局した歯根破折がある。
d 根尖孔から突出した破折器具がある。
e 根尖部根管壁にガッタパーチャポイントの残留がある。

正解:BCD
正答率:48.4%
問題番号:116A-76

上顎左側第一小臼歯の歯根尖切除時の口腔内写真(別冊No.27)を別に示す。

矢印に示す窩洞形成を行うのに使用した器具はどれか。1つ選べ。

a ラウンドバー
b レトロチップ
c カーバイドバー
d ゲーツグリッデンドリル
e スプーンエキスカベーター

歯根尖切除時の口腔内写真

正解:B
正答率:97.1%