歯科医師国家試験 過去問題

歯科医師国家試験 口腔外科学

過去問題目次

  1. 問題番号
    問題
    正答率
  2. 115B-25

    50歳の男性。右側顎下部の腫脹を主訴として来院した。
    1か月前から徐々に増大してきたという。
    右側顎下部皮膚に発赤は認めない。

    CT(別冊No.5A)、MRI (別冊No.5B)、FDG-PET/CT(別冊No.5C)及び生検時のΗ-E染色病理組織像(別冊No.5D)を別に示す。

    診断名はどれか。1つ選べ。

    a 結核
    b 神経鞘腫
    c 放線菌症
    d 悪性リンパ腫
    e IgG4関連疾患

    CT、MRI、FDG-PETCT写真

    生検時のΗ-E染色病理組織像

    96.2%
  3. 115B-26

    Saxonテストで用いるのはどれか。1つ選べ。

    a 水
    b ガム
    c 濾紙
    d ガーゼ
    e グミゼリー

    92.7%
  4. 115B-27

    骨形成線維腫に対し下顎区域切除術を行うこととした。
    初診時のエックス線画像(別冊No.6)を別に示す。

    切除時に下顎骨から剝離するのはどれか。2つ選べ。

    a 咬筋
    b 顎舌骨筋
    c 顎二腹筋
    d 外側翼突筋
    e オトガイ舌骨筋

    初診時のエックス線画像

    84.4%
  5. 115B-29

    両側性唇顎口蓋裂の女児の顔貌写真(別冊No.8)を別に示す。
    生下時から下唇に矢印で示す異常がみられるという。

    考えられるのはどれか。1つ選べ。

    a 外歯瘻
    b 下唇瘻
    c 正中唇裂
    d 粘液囊胞
    e リンパ管腫

    両側性唇顎口蓋裂の女児の顔貌写真

    57.7%
  6. 115B-47

    42歳の男性。顔の違和感を主訴として来院した。
    今朝洗顔時に気付いたという。
    既往歴に特記事項はない。
    初診時の眉挙上時と口唇突出時の顔貌写真(別冊No.19A、B)を別に示す。

    適切な治療法はどれか。2つ選べ。

    a 冷罨法
    b NSAIDsの投与
    c ビタミンB12の投与
    d カルバマゼピンの投与
    e 副腎皮質ステロイド薬の投与

    眉挙上時と口唇突出時の顔貌写真

    83.3%
  7. 115B-48

    疾患と症状の組合せで正しいのはどれか。3つ選べ。

    a 骨形成不全症───────易骨折性
    b 軟骨無形成症───────巨舌
    c 外胚葉異形成症──────皮膚乾燥
    d 先天性表皮水疱症─────開口障害
    e 鎖骨頭蓋骨異形成症────体温調節困難

    91.4%
  8. 115B-51

    17歳の男子。下顎右側臼歯部の腫脹を主訴として来院した。
    5か月前に気付いたが痛みがないためそのままにしていたところ、徐々に腫脹が増大してきたという。
    診察の結果、顎骨保存療法を行うこととした。

    初診時の口腔内写真(別冊No.22A)、エックス線画像(別冊No.22B)、CT (別冊No.22C)及び生検時のΗ-E染色病理組織像(別冊No.22D)を別に示す。

    術前に説明が必要なのはどれか。2つ選べ。

    a 顔貌の変形
    b 再発の可能性
    c 下唇の運動障害
    d 埋伏智歯の萌出誘導
    e オトガイ部の知覚異常

    口腔内写真、エックス線画像

    CT 及び生検時のΗ-E染色病理組織像

    63.5%
  9. 115B-53

    スタビライゼーションスプリントの調整を行うこととした。
    中心咬合位における咬合接触部位を印記した写真(別冊No.23)を別に示す。

    まず削合すべき部位はどれか。2つ選べ。

    a ア
    b イ
    c ウ
    d エ
    e オ

    中心咬合位における咬合接触部位を印記した写真

     

     

    47.5%
  10. 115B-54

    76歳の女性。左側口底部の腫脹を主訴として来院した。
    かかりつけ歯科医にて指摘されたという。
    触診で粘膜下に境界明瞭なやや硬い腫瘤を触れる。
    舌下小丘からの唾液の流出は良好である。

    初診時の口腔内写真(別冊No.24A)、造影CT(別冊No.24B)MRI脂肪抑制T2強調像(別冊No.24C)及び生検時のΗ-E染色病理組織像(別冊No.24D)を別に示す。

    診断名はどれか。1つ選べ。

    a 多形腺腫
    b 粘表皮癌
    c ラヌーラ
    d 類皮囊胞
    e 腺様囊胞癌

    口腔内写真、造影CT、MRI脂肪抑制T2強調像

    生検時のΗ-E染色病理組織像

    87.3%
  11. 115B-57

    口腔機能低下症が疑われる患者に対して行う検査はどれか。3つ選べ。

    a 舌圧検査
    b 顎運動検査
    c 咬合力検査
    d パラトグラム検査
    e オーラルディアドコキネシス

    90.1%
  12. 115B-66

    口腔粘膜の扁平苔癬様症状と両側掌の膿疱を呈する患者に行う検査はどれか。1つ選べ。

    a パッチテスト
    b トロンボテスト
    c プリックテスト
    d スクラッチテスト
    e ローズベンガルテスト

    88.6%
  13. 115B-72

    流涎がみられるのはどれか。2つ選べ。

    a AIDS
    b 腎不全
    c Parkinson 病
    d 顎関節前方脱臼
    e 流行性耳下腺炎

    99.0%
  14. 115B-78

    顎関節症の誘因となるのはどれか。3つ選べ。

    a 喫煙
    b 頰杖
    c 過開口
    d 口呼吸
    e ブラキシズム

    95.3%
  15. 115B-88

    若年者に好発するのはどれか。2つ選べ。

    a 白板症
    b 類天疱瘡
    c 悪性黒色腫
    d 線維性異形成症
    e 腺腫様歯原性腫瘍

    77.1%
問題番号 カテゴリ 問題 正答率
問題番号:115B-25

50歳の男性。右側顎下部の腫脹を主訴として来院した。
1か月前から徐々に増大してきたという。
右側顎下部皮膚に発赤は認めない。

CT(別冊No.5A)、MRI (別冊No.5B)、FDG-PET/CT(別冊No.5C)及び生検時のΗ-E染色病理組織像(別冊No.5D)を別に示す。

診断名はどれか。1つ選べ。

a 結核
b 神経鞘腫
c 放線菌症
d 悪性リンパ腫
e IgG4関連疾患

CT、MRI、FDG-PETCT写真

生検時のΗ-E染色病理組織像

正解:D
正答率:96.2%
問題番号:115B-26

Saxonテストで用いるのはどれか。1つ選べ。

a 水
b ガム
c 濾紙
d ガーゼ
e グミゼリー

正解:D
正答率:92.7%
問題番号:115B-27

骨形成線維腫に対し下顎区域切除術を行うこととした。
初診時のエックス線画像(別冊No.6)を別に示す。

切除時に下顎骨から剝離するのはどれか。2つ選べ。

a 咬筋
b 顎舌骨筋
c 顎二腹筋
d 外側翼突筋
e オトガイ舌骨筋

初診時のエックス線画像

正解:AB
正答率:84.4%
問題番号:115B-29

両側性唇顎口蓋裂の女児の顔貌写真(別冊No.8)を別に示す。
生下時から下唇に矢印で示す異常がみられるという。

考えられるのはどれか。1つ選べ。

a 外歯瘻
b 下唇瘻
c 正中唇裂
d 粘液囊胞
e リンパ管腫

両側性唇顎口蓋裂の女児の顔貌写真

正解:B
正答率:57.7%
問題番号:115B-47

42歳の男性。顔の違和感を主訴として来院した。
今朝洗顔時に気付いたという。
既往歴に特記事項はない。
初診時の眉挙上時と口唇突出時の顔貌写真(別冊No.19A、B)を別に示す。

適切な治療法はどれか。2つ選べ。

a 冷罨法
b NSAIDsの投与
c ビタミンB12の投与
d カルバマゼピンの投与
e 副腎皮質ステロイド薬の投与

眉挙上時と口唇突出時の顔貌写真

正解:CE
正答率:83.3%
問題番号:115B-48

疾患と症状の組合せで正しいのはどれか。3つ選べ。

a 骨形成不全症───────易骨折性
b 軟骨無形成症───────巨舌
c 外胚葉異形成症──────皮膚乾燥
d 先天性表皮水疱症─────開口障害
e 鎖骨頭蓋骨異形成症────体温調節困難

正解:ACD
正答率:91.4%
問題番号:115B-51

17歳の男子。下顎右側臼歯部の腫脹を主訴として来院した。
5か月前に気付いたが痛みがないためそのままにしていたところ、徐々に腫脹が増大してきたという。
診察の結果、顎骨保存療法を行うこととした。

初診時の口腔内写真(別冊No.22A)、エックス線画像(別冊No.22B)、CT (別冊No.22C)及び生検時のΗ-E染色病理組織像(別冊No.22D)を別に示す。

術前に説明が必要なのはどれか。2つ選べ。

a 顔貌の変形
b 再発の可能性
c 下唇の運動障害
d 埋伏智歯の萌出誘導
e オトガイ部の知覚異常

口腔内写真、エックス線画像

CT 及び生検時のΗ-E染色病理組織像

正解:BE
正答率:63.5%
問題番号:115B-53

スタビライゼーションスプリントの調整を行うこととした。
中心咬合位における咬合接触部位を印記した写真(別冊No.23)を別に示す。

まず削合すべき部位はどれか。2つ選べ。

a ア
b イ
c ウ
d エ
e オ

中心咬合位における咬合接触部位を印記した写真

 

 

正解:AE
正答率:47.5%
問題番号:115B-54

76歳の女性。左側口底部の腫脹を主訴として来院した。
かかりつけ歯科医にて指摘されたという。
触診で粘膜下に境界明瞭なやや硬い腫瘤を触れる。
舌下小丘からの唾液の流出は良好である。

初診時の口腔内写真(別冊No.24A)、造影CT(別冊No.24B)MRI脂肪抑制T2強調像(別冊No.24C)及び生検時のΗ-E染色病理組織像(別冊No.24D)を別に示す。

診断名はどれか。1つ選べ。

a 多形腺腫
b 粘表皮癌
c ラヌーラ
d 類皮囊胞
e 腺様囊胞癌

口腔内写真、造影CT、MRI脂肪抑制T2強調像

生検時のΗ-E染色病理組織像

正解:E
正答率:87.3%
問題番号:115B-57

口腔機能低下症が疑われる患者に対して行う検査はどれか。3つ選べ。

a 舌圧検査
b 顎運動検査
c 咬合力検査
d パラトグラム検査
e オーラルディアドコキネシス

正解:ACE
正答率:90.1%
問題番号:115B-66

口腔粘膜の扁平苔癬様症状と両側掌の膿疱を呈する患者に行う検査はどれか。1つ選べ。

a パッチテスト
b トロンボテスト
c プリックテスト
d スクラッチテスト
e ローズベンガルテスト

正解:A
正答率:88.6%
問題番号:115B-72

流涎がみられるのはどれか。2つ選べ。

a AIDS
b 腎不全
c Parkinson 病
d 顎関節前方脱臼
e 流行性耳下腺炎

正解:CD
正答率:99.0%
問題番号:115B-78

顎関節症の誘因となるのはどれか。3つ選べ。

a 喫煙
b 頰杖
c 過開口
d 口呼吸
e ブラキシズム

正解:BCE
正答率:95.3%
問題番号:115B-88

若年者に好発するのはどれか。2つ選べ。

a 白板症
b 類天疱瘡
c 悪性黒色腫
d 線維性異形成症
e 腺腫様歯原性腫瘍

正解:DE
正答率:77.1%

Recommend
- この過去問を閲覧した方は、こちらの過去問も閲覧されてます -