過去問題目次
15歳の男子。下顎小臼歯部の萌出遅延を主訴として来院した。検査の結果、上顎の劣成長に伴う反対咬合が認められる。
精神発達は正常であるが、身長が低く肩幅が狭い。初診時のエックス線写真(別冊No.22)を別に示す。
疑われる疾患はどれか。1つ選べ。
a Apert症候群
b 骨形成不全症
c Crouzon症候群
d 鎖骨頭蓋骨異形成症
e Treacher Collins症候群
3歳の男児。歯の萌出遅延を主訴として来院した。初診時の顔貌写真(別冊No.18A)と口腔内写真(別冊No.18B)を別に示す。
疑われるのはどれか。1つ選べ。
※第110回C問題の画像は厚生労働省ホームページでの公開をしていません
a Marfan症候群
b Russell-Silver症候群
c Turner症候群
d 先天性表皮水疱症
e 先天性夕胚葉異形成症
9歳の女児。咬み合わせが悪いことを主訴として来院した。大動脈二尖弁があるという。性腺の未発達と翼状頸を示し、精神発達遅滞は認められない。
身長は同年齢の女児の標準値より13cm低かった。初診時の口腔内写真(別冊No.13)を別に示す。
疑われる疾患はどれか。1つ選べ。
a Down症候群
b Turner症候群
c Crouzon症候群
d Robinシークエンス
e Beckwith-Wiedemann症候群
3歳の男児。食事が摂りにくいことを主訴として来院した。
まず上顎両側乳前歯の形態修正を行った。
その後義歯を装着することとした。
初診時の顔貌写真(別冊No.16A)と形態修正後のエックス線画像(別冊No.16B)を別に示す。
上顎義歯に関して正しいのはどれか。2つ選べ。
a 顎堤が低く安定しにくい。
b クラスプは鋳造鉤を用いる。
c 装着後は成長とともに作り直す。
d 永久歯の萌出完了後に製作を開始する。
e 乳前歯部の床縁は歯頸部から1mm離す。
4歳の男児。咀嚼困難を主訴として来院した。
兄にも同様な歯科的問題があったという。抜歯経験はない。
初診時の顔貌写真(別冊No.7A)と口腔内写真(別冊No.7B)を別に示す。
診療にあたって留意すべきなのはどれか。1つ選べ。
a 座位で行う。
b 薄着を勧める。
c 照明を暗めにする。
d 母子分離を勧める。
e 周囲の音を遮断する。
常染色体優性遺伝形式で歯の色調異常を伴う疾患はどれか。1つ選べ。
a 骨形成不全症
b 軟骨無形成症
c 先天性色素失調症
d 低フォスファターゼ症
e 先天性甲状腺機能低下症
3か月の乳児。口腔管理を希望して来院した。
初診時の顔貌写真(別冊No.8)を別に示す。
今後の可能性として保護者に説明すべきなのはどれか。2つ選べ。
a 高口蓋
b 多数歯欠如
c タウロドント
d 下顎枝の劣成長
e 咀嚼筋の低形成
上咽頭腔の狭窄による口呼吸のリスクが高いのはどれか。2つ選べ。
a Apert症候群
b Crouzon症候群
c Robinシークエンス
d Treacher Collins 症候群
e Beckwith-Wiedemann 症候群
歯の異常と疾患の組合せで正しいのはどれか。1つ選べ。
a 過剰歯---------------Down症候群
b 矮小歯---------------鎖骨頭蓋骨異形成症
c 先天欠如-------------骨形成不全症
d 乳歯早期脱落--------低フォスファターゼ症
e 象牙質形成不全------先天性外胚葉異形成症
13 歳の男子。食事がしづらいことを主訴として来院した。
精神発達は正常である。
初診時の口腔内写真(別冊No.30A)とエックス線画像(別冊No.30B)を別に示す。
疑われるのはどれか。1つ選べ。
a 骨形成不全症
b 先天性表皮水疱症
c Robinシークエンス
d 鎖骨頭蓋骨異形成症
e 先天性外胚葉異形成症
5歳の女児。低身長、心疾患および小顎症が認められる。
姉にも同様の所見がみられる。
疑われるのはどれか。1つ選べ。
a Down症候群
b Marfan症候群
c Turner症候群
d Papillon-Lefèvre症候群
e Beckwith-Wiedemann症候群
3歳の男児。上顎左側乳中切歯の齲蝕治療を希望して来院した。
白覚症状はないという。強膜が青色にみえる。
初診時の口腔内写真(別冊No.24A)とエックス線画像(別冊No.24B)を別に示す。
この患者の治療に際し特に留意すべきなのはどれか。1つ選べ。
a 音刺激に注意する。
b 粘膜の損傷に注意する。
c 抑制具の使用を避ける。
d 診療室の温度に注意する。
e 観血処置時に抗菌薬を予防投与する。
10歳の女児。上の前歯が生えてこないことを主訴として来院した。
初診時の顔面写真(別冊No.20A)、口腔内写真(別冊No.20B)及びエックス線画像(別冊No.20C)を別に示す。
考えられるのはどれか。1つ選べ。
a 軟骨無形成症
b Goldenhar 症候群
c Robinシークエンス
d 鎖骨頭蓋骨異形成症
e Treacher Collins 症候群
14歳の男子。食物が嚙みにくいことを主訴として来院した。
3歳から義歯を使用しており、何度も調整と新製を繰り返しているという。弟にも同様の所見がある。
診察の結果、義歯を新製することとした。初診時の口腔内写真(別冊No.36A) とエックス線画像(別冊No.36B)を別に示す。
治療に際して特に留意すべきなのはどれか。1つ選べ。
a 気道閉塞
b 頸椎脱臼
c 体温上昇
d 下顎骨骨折
e てんかん発作
先天性外胚葉異形成症でよくみられるのはどれか。1つ選べ。
a 低身長
b 易骨折性
c 知的障害
d 心血管障害
e 爪の形成不全
4歳の男児。下顎左側乳臼歯部の違和感を主訴として来院した。
数か月前から自覚していたが、そのままにしていたという。
既往歴としてFallot四徴症がある。
-yzに自発痛はない。動揺度は、-yが1度、-zが0度である。初診時の口腔内写真(別冊No.28A)とエックス線画像(別冊No.28B)を別に示す。
-yと-zの治療計画の組合せで正しいのはどれか。1つ選べ。
-y -z
a 感染根管処置 ──── コンポジットレジン修復
b 感染根管処置 ──── 抜髄
c 抜歯 ──────── コンポジットレジン修復後にバンドループ装着
d 抜歯 ──────── 抜髄後にクラウンループ装着
e 抜歯 ──────── 抜歯
短根歯がみられるのはどれか。2つ選べ
a Down症候群
b 骨形成不全症
c 先天性表皮水疱症
d Papillon-Lefèvre 症候群
e Treacher Collins 症候群
3歳の男児。下顎右側乳中切歯の動揺を主訴として来院した。
1年前に©vが自然脱落し、そのころからv¨にも動揺を感じていたが、痛みがないためそのままにしていたという。
初診時の口腔内写真(別冊No.22A、B)、持参した脱落歯の写真 (別冊No.22C)及びエックス線画像(別冊No.22D)を別に示す。
歯周組織検査結果(1点法)の一部を表に示す。
歯とその所見に関する保護者への説明の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
歯 保護者への説明
a ©v ─────「生え代わりで抜けています」
b ©v ─────「小児科の先生にも相談しましょう」
c v¨─────「歯ぐきが腫れています」
d v¨─────「近いうちに抜ける可能性が高いです」
e w¨─────「歯ぐきの位置が下がっています」
8歳の男児。歯が生えてこないことを主訴として来院した。
毛髪の異常と皮膚の乾燥がみられる。
初診時の口腔内写真(別冊No.27A)とエックス線画像(別冊 No.27B)を別に示す。
適切な治療方針はどれか。2つ選べ。
a 義歯の装着
b 乳歯の早期抜去
c 歯根吸収歯の固定
d 未萌出永久歯の牽引
e 歯冠の形態異常歯の修復
Turner症候群の特徴として正しいのはどれか。3つ選べ。
a 高身長
b 小顎症
c 知的障害
d 先天性心疾患
e 第二次性徴の発現不全
問題番号 | カテゴリ | 問題 | 正答率 |
---|---|---|---|
問題番号:110B-25 |
15歳の男子。下顎小臼歯部の萌出遅延を主訴として来院した。検査の結果、上顎の劣成長に伴う反対咬合が認められる。 a Apert症候群
正解:D
|
正答率:98.5%
|
|
問題番号:110C-117 |
3歳の男児。歯の萌出遅延を主訴として来院した。初診時の顔貌写真(別冊No.18A)と口腔内写真(別冊No.18B)を別に示す。 a Marfan症候群
正解:E
|
正答率:98.9%
|
|
問題番号:110D-13 |
9歳の女児。咬み合わせが悪いことを主訴として来院した。大動脈二尖弁があるという。性腺の未発達と翼状頸を示し、精神発達遅滞は認められない。 a Down症候群
正解:B
|
正答率:78.6%
|
|
問題番号:111A-71 |
3歳の男児。食事が摂りにくいことを主訴として来院した。 上顎義歯に関して正しいのはどれか。2つ選べ。 a 顎堤が低く安定しにくい。
正解:AC
|
正答率:68.9%
|
|
問題番号:111D-58 |
4歳の男児。咀嚼困難を主訴として来院した。 診療にあたって留意すべきなのはどれか。1つ選べ。 a 座位で行う。
正解:B
|
正答率:75.0%
|
|
問題番号:111D-62 |
常染色体優性遺伝形式で歯の色調異常を伴う疾患はどれか。1つ選べ。 a 骨形成不全症
正解:A
|
正答率:81.8%
|
|
問題番号:112A-50 |
3か月の乳児。口腔管理を希望して来院した。 今後の可能性として保護者に説明すべきなのはどれか。2つ選べ。 a 高口蓋
正解:DE
|
正答率:71.3%
|
|
問題番号:112B-46 |
上咽頭腔の狭窄による口呼吸のリスクが高いのはどれか。2つ選べ。 a Apert症候群
正解:AB
|
正答率:48.0%
|
|
問題番号:112B-57 |
歯の異常と疾患の組合せで正しいのはどれか。1つ選べ。 a 過剰歯---------------Down症候群
正解:D
|
正答率:97.2%
|
|
問題番号:112D-83 |
13 歳の男子。食事がしづらいことを主訴として来院した。 疑われるのはどれか。1つ選べ。 a 骨形成不全症
正解:E
|
正答率:66.2%
|
|
問題番号:113B-48 |
5歳の女児。低身長、心疾患および小顎症が認められる。 疑われるのはどれか。1つ選べ。 a Down症候群
正解:C
|
正答率:66.0%
|
|
問題番号:113B-72 |
3歳の男児。上顎左側乳中切歯の齲蝕治療を希望して来院した。 この患者の治療に際し特に留意すべきなのはどれか。1つ選べ。 a 音刺激に注意する。
正解:C
|
正答率:83.3%
|
|
問題番号:114C-53 |
10歳の女児。上の前歯が生えてこないことを主訴として来院した。 考えられるのはどれか。1つ選べ。 a 軟骨無形成症
正解:D
|
正答率:94.6%
|
|
問題番号:114C-80 |
14歳の男子。食物が嚙みにくいことを主訴として来院した。 診察の結果、義歯を新製することとした。初診時の口腔内写真(別冊No.36A) とエックス線画像(別冊No.36B)を別に示す。 治療に際して特に留意すべきなのはどれか。1つ選べ。 a 気道閉塞
正解:C
|
正答率:98.2%
|
|
問題番号:114D-25 |
先天性外胚葉異形成症でよくみられるのはどれか。1つ選べ。 a 低身長
正解:E
|
正答率:71.3%
|
|
問題番号:114D-80 |
4歳の男児。下顎左側乳臼歯部の違和感を主訴として来院した。 -yzに自発痛はない。動揺度は、-yが1度、-zが0度である。初診時の口腔内写真(別冊No.28A)とエックス線画像(別冊No.28B)を別に示す。 -yと-zの治療計画の組合せで正しいのはどれか。1つ選べ。 -y -z
正解:C
|
正答率:86.5%
|
|
問題番号:115C-61 |
短根歯がみられるのはどれか。2つ選べ a Down症候群
正解:AB
|
正答率:61.5%
|
|
問題番号:115D-70 |
3歳の男児。下顎右側乳中切歯の動揺を主訴として来院した。 歯とその所見に関する保護者への説明の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。 歯 保護者への説明
正解:(解答なし)
|
正答率:0.0%
|
|
問題番号:116B-69 |
8歳の男児。歯が生えてこないことを主訴として来院した。 適切な治療方針はどれか。2つ選べ。 a 義歯の装着
正解:AE
|
正答率:85.8%
|
|
問題番号:116C-60 |
Turner症候群の特徴として正しいのはどれか。3つ選べ。 a 高身長
正解:BDE
|
正答率:48.5%
|