歯科医師国家試験 過去問題

コンポジットレジン修復

過去問題目次

  1. 問題番号
    問題
    正答率
  2. 110A-77

    2級コンポジットレジン修復に用いる器具にマトリックスを装着した写真(別冊No.9)を別に示す。
    適用される歯(FDI歯式)はどれか。すべて選べ。

    a 15
    b 25
    c 35
    d 45
    e 55

    2級コンポジットレジン修復に用いる器具にマトリックスを装着した写真

    30.7%
  3. 110B-22

    75歳の男性。上顎右側中切歯と側切歯の審美不良を主訴として来院した。
    6か月前から気付いていたが強い痛みがないのでそのままにしていたという。エアーで一過性の疼痛を認めるが、他に症状はない。検査の結果、修復処置を行うこととした。
    初診時の口腔内写真(別冊No.19)を別に示す。
    適切な修復材料はどれか。2つ選べ。

    a コンポジットレジン
    b リン酸亜鉛セメント
    c グラスアイオノマーセメント
    d 酸化亜鉛ユージノールセメント
    e タンニン・フッ化物合剤配合ポリカルボキシレートセメント

    口腔内写真

    91.0%
  4. 110C-40

    コンポジットレジン修復操作時の口腔内写真(別冊No.6)を別に示す。
    ペーストタイプのレジンを塡塞する前にこの操作を行う理由はどれか。1つ選べ。
    ※第110回C問題の画像は厚生労働省ホームページでの公開をしていません

    a 耐摩耗性の向上
    b 色調安定性の向上
    c 光照射時間の短縮
    d ギャップ発生の防止
    e 修復象牙質形成の促進

    94.8%
  5. 110D-1

    47歳の女性。下顎右側第一大臼歯のクラウン辺縁の変色を主訴として来院した。
    検査の結果、N*の再支台築造とクラウンの再製作、およびO*近心隣接面の齲蝕に対するコンポジットレジン修復を行うこととした。
    初診時のエックス線写真(別冊No.1A)と築造体除去時の口腔内写真(別冊No.1B)を別に示す。N*の補綴治療過程を図に示す。

    補綴治療過程を図

    コンポジットレジン修復を行う時期はどれか。1つ選べ。

    a ア
    b イ
    c ウ
    d エ
    e オ

    エックス線写真と築造体除去時の口腔内写真

    65.7%
  6. 110D-50

    65歳の男性。下顎左側第一大臼歯の冷水痛を主訴として来院した。3か月前から気になっていたが強い痛みがないためそのままにしていたという。
    エアーで一過性の疼痛を認める。検査の結果、コンポジットレジン修復を行うこととした。
    初診時の口腔内写真(別冊No.49A)、エックス線写真(別冊No.49B)及び齲窩開拡後の口腔内写真(別冊No.49C)を別に示す。
    この後に行うのはどれか。2つ選べ。

    a ウェッジの挿入
    b 齲蝕検知液の使用
    c 外開き形態の付与
    d ロングベベルの付与
    e コーナーマトリックスの装着

    口腔内写真、エックス線写真及び齲窩開拡後の口腔内写真

    75.0%
  7. 111A-52

    修復処置に用いる器材の写真(別冊No.5)を別に示す。使用目的はどれか。3つ選べ。

    a 歯間分離
    b 隔壁の固定
    c 修復物の賦形
    d 歯間乳頭の保護
    e 遊離エナメル質の保護

    器材の写真(別冊No.5)

    93.3%
  8. 111B-52

    50歳の女性。上顎右側側切歯の審美不良を主訴として来院した。
    10年前に修復処置を受けたが、1年前から気になっていたという。
    特に症状はない。初診時の口腔内写真(別冊No.4)を別に示す。

    考えられる原因はどれか。1つ選べ。

    a 磨耗
    b 過剰塡塞
    c 口腔清掃不良
    d 接着操作時の血液の混入
    e コントラクションギャップ

    初診時の口腔内写真(別冊No.4)

    60.8%
  9. 111B-71

    45歳の女性。上顎右側中切歯の審美不良を主訴として来院した。
    15年前にコンポジットレジン修復を受けたという。
    特に症状はない。補修修復を行うこととした。
    初診時と窩洞形成後の口腔内写真(別冊No.12)を別に示す。

    A"に対する処理で用いるのはどれか。2つ選べ。

    a リン酸
    b フッ化水素酸
    c 硫黄系機能性モノマー
    d 次亜塩素酸ナトリウム
    e シランカップリング剤

    口腔内写真(別冊No.12)

    96.2%
  10. 111B-88

    15歳の男子。下顎右側第一大臼歯の違和感を主訴として来院した。
    歯髄電気診に生活反応を示すが、打診痛はない。
    初診時の口腔内写真(別冊No.28A)とエックス線画像(別冊No.28B)を別に示す。

    適切な対応はどれか。1つ選べ。

    a 経過観察
    b フッ化物歯面塗布
    c ボンディング材によるコーティング
    d 修復処置
    e 抜髄

    初診時の口腔内写真(別冊No.28A)とエックス線画像(別冊No.28B)

    97.0%
  11. 111C-64

    30歳の女性。上顎左側中切歯の審美不良を主訴として来院した。
    10年前に同部の処置を受けたという。
    検査の結果、補修修復を行うこととした。
    初診時の口腔内写真(別冊No.15)を別に示す。

    次に示す5つのステップのうち、3番目に行うのはどれか。1つ選べ。

    a 窩洞形成
    b 形態修正
    c ボンディング材塗布
    d コンポジットレジン塡塞
    e シランカップリング処理

    口腔内写真(別冊No.15)

    68.1%
  12. 111C-69

    31歳の男性。下顎左側第一小臼歯の冷水痛を主訴として来院した。
    検査の結果、コンポジットレジン修復を行うこととした。
    初診時の口腔内写真(別冊No.20)を別に示す。

    処置に際し、まず用いるのはどれか。1つ選べ。

    a ウェッジ
    b 有鉤探針
    c 圧排用綿糸
    d サービカルマトリックス
    e Ivoryのシンプルセパレーター

    初診時の口腔内写真(別冊No.20)

    92.9%
  13. 111D-48

    ポーセレンラミネートベニア修復と比べて、間接法コンポジットレジンベニア修復は長期的な審美性の維持に劣る。

    これに関連する性質はどれか。2つ選べ。

    a 弾性
    b 吸水性
    c 溶解性
    d 重合収縮
    e 耐摩耗性

    83.3%
  14. 111D-75

    32歳の男性。上顎左側第二小臼歯の疼痛を主訴として来院した。
    1か月前から一過性の冷水痛があるという。
    検査の結果、直接修復を行うこととした。
    初診時と処置中の口腔内写真(別冊No.21)を別に示す。

    軟化象牙質除去にあたり、まず行うのはどれか。1つ選べ。

    a ベベル付与
    b ウェッジ挿入
    c スライスカット
    d ガムリトラクター使用
    e コーナーマトリックス試適

    処置中の口腔内写真(別冊No.21)

    94.4%
  15. 111D-90

    5歳の男児。下顎右側第一乳臼歯の疼痛を主訴として来院した。
    3日前から一過性の冷水痛があるという。
    象牙質齲蝕と診断し、ワンステップ接着システムを用いたコンポジットレジン修復処置を行うこととした。
    初診時のエックス線画像(別冊No.35A)と術中の口腔内写真(別冊No.35B)を別に示す。

    この後行う治療内容を実施の順番に並べよ。

    解答2

    a 咬合調整
    b 歯面処理
    c 隔壁の除去
    d ウェッジの除去
    e 光重合型コンポジットレジンの塡塞

    エックス線画像(別冊No.35A)と術中の口腔内写真(別冊No.35B)

    92.9%
  16. 112A-89

    34歳の男性。上顎右側側切歯の変色を主訴として来院した。
    疼痛はなく、歯髄電気診で正常反応を示した。
    検査の結果、コンポジットレジン修復を行うこととした。
    初診時の口腔内写真(別冊No.34)を別に示す。

    治療過程を実施の順番に並べよ。

    解答1

    a 隔壁圧接
    b 窩洞形成
    c 形態修正
    d 歯肉圧排
    e 接着処理

    初診時の口腔内写真

    84.1%
  17. 112B-76

    48歳の女性。下顎左側第一大臼歯の一過性の冷水痛を主訴として来院した。
    検査の結果、齲蝕が認められたためコンポジットレジン修復を行うこととした。
    初診時の口腔内写真(別冊No.24A)、エックス線画像(別冊No.24B)及び処置中の口腔内写真(別冊No.24C)を別に示す。

    次に行う操作で正しいのはどれか。2つ選べ。

    a シランカップリング処理
    b レジンコーティング処理
    c 金属接着性プライマー処理
    d セレクティブエッチング処理
    e セルフエッチングプライマー処理

    口腔内写真、エックス線画像及び処置中の口腔内写真

    62.8%
  18. 112C-78

    20歳の男性。上顎右側第二小臼歯の一過性の冷水痛を主訴として来院した。
    6か月前から気付いていたが、強い痛みがないためそのままにしていたという。
    他に症状はない。
    プロービングデプスは全周2mmであった。
    象牙質齲蝕と診断し齲蝕除去を行うこととした。
    初診時の口腔内写真(別冊No.26A)とエックス線画像(別冊No.26B)を別に示す。

    処置に際し必要なのはどれか。3つ選べ。

    a 齲蝕検知液塗布
    b ラバーダム防湿
    c ウッドウェッジ挿入
    d セクショナルマトリックス装着
    e Ivoryのシンプルセパレーター装着

    口腔内写真とエックス線画像

    80.5%
  19. 112D-67

    35歳の男性。下顎左側第二大臼歯の一過性の冷水痛を主訴として来院した。
    10年前にコンポジットレジン修復を受けたという。
    検査の結果、補修修復を行うこととした。
    初診時のエックス線画像(別冊No.14A)と齲蝕除去後の口腔内写真(別冊 No.14B)を別に示す。

    次に示す5つのステップのうち、4番目に行うのはどれか。1つ選べ。

    a ウェッジ挿入
    b マトリックス装着
    c ボンディング材塗布
    d リング状リテーナー装着
    e シランカップリング剤塗布

    エックス線画像と齲蝕除去後の口腔内写真

    76.1%
  20. 112D-73

    60歳の男性。上顎左側第一大臼歯の修復物表面の粗造感を主訴として来院した。
    45年前に齲蝕治療のため直接修復を受けたという。
    エックス線検査の結果、#Fに齲蝕や修復物の破折を認めなかった。
    歯髄電気診で生活反応を示した。
    初診時の口腔内写真(別冊No.20)を別に示す。

    適切な処置はどれか。1つ選べ。

    a 修復物の研磨
    b メタルインレー修復
    c レジンコーティング
    d コンポジットレジン修復
    e フッ化ジアンミン銀塗布

    初診時の口腔内写真

    36.2%
  21. 113A-70

    58歳の男性。上顎右側第一小臼歯と第二小臼歯の一過性の冷水痛を主訴として来院した。
    30年前に直接修復を受けたが、1か月前から気になっているという。
    検査の結果、修復物を除去後、メタルインレー修復を行うこととした。
    初診時の口腔内写真(別冊No.25A)とエックス線画像(別冊No.25B)を別に示す。

    修復物除去時の対応で適切なのはどれか。3つ選べ。

    a 非注水下で行う。
    b 粉砕して除去する。
    c ラバーダム防湿下で行う。
    d 口腔外バキュームを使用する。
    e 除去物を専用容器に保管する。

    口腔内写真とエックス線画像

    92.4%
  22. 113A-88

    上顎右側中切歯に装着した貴金属系前装冠の破損に対しコンポジットレジンで補修修復を行うこととした。
    処置中の口腔内写真(別冊No.36)を別に示す。

    AとBの各被着面に使用するものの組合せで正しいのはどれか。1つ選べ。

        A                    B

    a 4-MET――――――γ-MPTS
    b 4-MET――――――VBATDT
    c γ-MPTS――――― 4-MET
    d γ-MPTS――――― VBATDT
    e VBATDT―――――4-MET
    f VBATDT――――― γ-MPTS

    処置中の口腔内写真

    89.3%
  23. 113A-90

    75歳の女性。下顎右側第二小臼歯の修復物脱離を主訴として来院した。
    2日前に脱離したが疼痛はないという。
    検査の結果、ML*にコンポジットレジン修復を行い、L*の辺縁隆線を保存することとした。
    初診時の口腔内写真(別冊No.37A)とエックス線画像(別冊No.37B)を別に示す。

    治療過程を実施の順番に並べよ。

    解答12345

    a M*の隔壁装着
    b L*の感染歯質除去
    c M*の感染歯質除去
    d L*のコンポジットレジン修復
    e M*のコンポジットレジン修復

    口腔内写真

     

    39.0%
  24. 113C-59

    60歳の男性。下顎左側第一大臼歯の違和感を主訴として来院した。
    10年前に齲蝕治療のため間接修復を受け問題なく経過していたが、1か月前から気になるようになったという。
    検査の結果、齲蝕と診断し、補修修復を行うこととした。

    初診時のエックス線画像(別冊No.18A)と齲蝕除去中の口腔内写真(別冊No.18B)を別に示す。
    次に行うのはどれか。1つ選べ。

    a ベベル付与
    b インレー除去
    c ウェッジ挿入
    d リテーナー装着
    e メタルマトリックス挿入

    エックス線画像と齲蝕除去中の口腔内写真

    60.1%
  25. 113C-83

    50歳の女性。上顎右側小臼歯部の食片圧入を主訴として来院した。
    検査の結果、E"の齲蝕と診断し、ワンステップ接着システムによるコンポジットレジン修復を行うこととした。
    初診時の口腔内写真(別冊No.33A)、エックス線画像(別冊No.33B)及び処置中の口腔内写真(別冊No.33C)を別に示す。

    次に行うのはどれか。1つ選べ。

    a エアブロー
    b 水洗・乾燥
    c 穿下の付与
    d コンポジットレジンの塡塞
    e シランカップリング剤塗布

    口腔内写真、エックス線画像及び処置中の口腔内写真

    95.5%
  26. 113D-82

    38歳の男性。下顎右側第一小臼歯のインレー破折を主訴として来院した。
    昨日、食事中に破折したという。検査の結果、2ステップセルフエッチングシステムを用いて補修修復を行うこととした。
    処置中の口腔内写真(別冊No.29)を別に示す。

    必要なのはどれか。3つ選べ。

    a シラン処理
    b プライミング処理
    c ボンディング処理
    d レジンコーティング
    e レジンインプレグネーション

    処置中の口腔内写真

    77.7%
  27. 114A-81

    63歳の男性。下顎右側第二大臼歯の食片圧入を主訴として来院した。
    5年前にO*の齲蝕治療を受けて症状なく経過していたが、1週前から自覚するようになったという。

    エアーで一過性の疼痛を認める。
    診断をした結果、コンポジットレジン修復を行うこととした。

    初診時の口腔内写真(別冊No.35A)と使用する器具の写真(別冊No.35B)を別に示す。一連の治療過程を図に示す。

    治療過程

    この器具を使用する時期はどれか。2つ選べ。

    a ア
    b イ
    c ウ
    d エ
    e オ

    口腔内写真と使用する器具の写真

    60.7%
  28. 114A-88

    2級直接修復に使用するマトリックスバンドの写真(別冊No.38A)とその装着器具の写真(別冊No.38B)を別に示す。

    下顎左側第二小臼歯にバンドを装着するとき、バンドのループを出す部位とループの適合操作を行う部位の組合せで正しいのはどれか。1つ選べ。

    ループを出す部位      ループの適合操作部位
    a 1 ────────────ア
    b 1 ────────────イ
    c 2 ────────────ア
    d 2 ────────────イ
    e 3 ────────────ア
    f 3 ────────────イ

    マトリックスバンドの写真とその装着器具の写真

    52.7%
  29. 114B-71

    4級コンポジットレジン修復に使用する器具の写真(別冊No.25)を別に示す。一連の治療過程を図に示す。

    一連の治療過程

    この器具を使用する時期はどれか。1つ選べ。

    a ア
    b イ
    c ウ
    d エ
    e オ

    4級コンポジットレジン修復に使用する器具の写真

    93.4%
  30. 115B-44

    上顎左側第二小臼歯の実質欠損部に対し補修修復を行った。
    術前と術後の口腔内写真(別冊No.17)を別に示す。

    治療に使用したのはどれか。すべて選べ。

    a ウェッジ
    b VBATDT
    c ポリアクリル酸
    d ラバーダムシート
    e 研磨用ストリップス

    術前と術後の口腔内写真

    47.0%
  31. 115D-75

    46歳の男性。上顎左側第一小臼歯の冷水痛を主訴として来院した。
    2週前から症状を自覚するようになったという。
    他の症状は認められない。
    検査の結果、コンポジットレジン修復を行うこととした。
    初診時と齲窩の開拡後の口腔内写真(別冊No.24)を別に示す。

    処置に使用する器具はどれか。2つ選べ。

    a ウェッジ
    b ガムリトラクター
    c リング状リテーナー
    d アイボリーセパレーター
    e サービカルマトリックス

    開拡後の口腔内写真

    94.6%
問題番号 カテゴリ 問題 正答率
問題番号:110A-77

2級コンポジットレジン修復に用いる器具にマトリックスを装着した写真(別冊No.9)を別に示す。
適用される歯(FDI歯式)はどれか。すべて選べ。

a 15
b 25
c 35
d 45
e 55

2級コンポジットレジン修復に用いる器具にマトリックスを装着した写真

正解:ACE
正答率:30.7%
問題番号:110B-22

75歳の男性。上顎右側中切歯と側切歯の審美不良を主訴として来院した。
6か月前から気付いていたが強い痛みがないのでそのままにしていたという。エアーで一過性の疼痛を認めるが、他に症状はない。検査の結果、修復処置を行うこととした。
初診時の口腔内写真(別冊No.19)を別に示す。
適切な修復材料はどれか。2つ選べ。

a コンポジットレジン
b リン酸亜鉛セメント
c グラスアイオノマーセメント
d 酸化亜鉛ユージノールセメント
e タンニン・フッ化物合剤配合ポリカルボキシレートセメント

口腔内写真

正解:AC
正答率:91.0%
問題番号:110C-40

コンポジットレジン修復操作時の口腔内写真(別冊No.6)を別に示す。
ペーストタイプのレジンを塡塞する前にこの操作を行う理由はどれか。1つ選べ。
※第110回C問題の画像は厚生労働省ホームページでの公開をしていません

a 耐摩耗性の向上
b 色調安定性の向上
c 光照射時間の短縮
d ギャップ発生の防止
e 修復象牙質形成の促進

正解:D
正答率:94.8%
問題番号:110D-1

47歳の女性。下顎右側第一大臼歯のクラウン辺縁の変色を主訴として来院した。
検査の結果、N*の再支台築造とクラウンの再製作、およびO*近心隣接面の齲蝕に対するコンポジットレジン修復を行うこととした。
初診時のエックス線写真(別冊No.1A)と築造体除去時の口腔内写真(別冊No.1B)を別に示す。N*の補綴治療過程を図に示す。

補綴治療過程を図

コンポジットレジン修復を行う時期はどれか。1つ選べ。

a ア
b イ
c ウ
d エ
e オ

エックス線写真と築造体除去時の口腔内写真

正解:A
正答率:65.7%
問題番号:110D-50

65歳の男性。下顎左側第一大臼歯の冷水痛を主訴として来院した。3か月前から気になっていたが強い痛みがないためそのままにしていたという。
エアーで一過性の疼痛を認める。検査の結果、コンポジットレジン修復を行うこととした。
初診時の口腔内写真(別冊No.49A)、エックス線写真(別冊No.49B)及び齲窩開拡後の口腔内写真(別冊No.49C)を別に示す。
この後に行うのはどれか。2つ選べ。

a ウェッジの挿入
b 齲蝕検知液の使用
c 外開き形態の付与
d ロングベベルの付与
e コーナーマトリックスの装着

口腔内写真、エックス線写真及び齲窩開拡後の口腔内写真

正解:AB
正答率:75.0%
問題番号:111A-52

修復処置に用いる器材の写真(別冊No.5)を別に示す。使用目的はどれか。3つ選べ。

a 歯間分離
b 隔壁の固定
c 修復物の賦形
d 歯間乳頭の保護
e 遊離エナメル質の保護

器材の写真(別冊No.5)

正解:ABD
正答率:93.3%
問題番号:111B-52

50歳の女性。上顎右側側切歯の審美不良を主訴として来院した。
10年前に修復処置を受けたが、1年前から気になっていたという。
特に症状はない。初診時の口腔内写真(別冊No.4)を別に示す。

考えられる原因はどれか。1つ選べ。

a 磨耗
b 過剰塡塞
c 口腔清掃不良
d 接着操作時の血液の混入
e コントラクションギャップ

初診時の口腔内写真(別冊No.4)

正解:B
正答率:60.8%
問題番号:111B-71

45歳の女性。上顎右側中切歯の審美不良を主訴として来院した。
15年前にコンポジットレジン修復を受けたという。
特に症状はない。補修修復を行うこととした。
初診時と窩洞形成後の口腔内写真(別冊No.12)を別に示す。

A"に対する処理で用いるのはどれか。2つ選べ。

a リン酸
b フッ化水素酸
c 硫黄系機能性モノマー
d 次亜塩素酸ナトリウム
e シランカップリング剤

口腔内写真(別冊No.12)

正解:AE
正答率:96.2%
問題番号:111B-88

15歳の男子。下顎右側第一大臼歯の違和感を主訴として来院した。
歯髄電気診に生活反応を示すが、打診痛はない。
初診時の口腔内写真(別冊No.28A)とエックス線画像(別冊No.28B)を別に示す。

適切な対応はどれか。1つ選べ。

a 経過観察
b フッ化物歯面塗布
c ボンディング材によるコーティング
d 修復処置
e 抜髄

初診時の口腔内写真(別冊No.28A)とエックス線画像(別冊No.28B)

正解:D
正答率:97.0%
問題番号:111C-64

30歳の女性。上顎左側中切歯の審美不良を主訴として来院した。
10年前に同部の処置を受けたという。
検査の結果、補修修復を行うこととした。
初診時の口腔内写真(別冊No.15)を別に示す。

次に示す5つのステップのうち、3番目に行うのはどれか。1つ選べ。

a 窩洞形成
b 形態修正
c ボンディング材塗布
d コンポジットレジン塡塞
e シランカップリング処理

口腔内写真(別冊No.15)

正解:C
正答率:68.1%
問題番号:111C-69

31歳の男性。下顎左側第一小臼歯の冷水痛を主訴として来院した。
検査の結果、コンポジットレジン修復を行うこととした。
初診時の口腔内写真(別冊No.20)を別に示す。

処置に際し、まず用いるのはどれか。1つ選べ。

a ウェッジ
b 有鉤探針
c 圧排用綿糸
d サービカルマトリックス
e Ivoryのシンプルセパレーター

初診時の口腔内写真(別冊No.20)

正解:C
正答率:92.9%
問題番号:111D-48

ポーセレンラミネートベニア修復と比べて、間接法コンポジットレジンベニア修復は長期的な審美性の維持に劣る。

これに関連する性質はどれか。2つ選べ。

a 弾性
b 吸水性
c 溶解性
d 重合収縮
e 耐摩耗性

正解:BE
正答率:83.3%
問題番号:111D-75

32歳の男性。上顎左側第二小臼歯の疼痛を主訴として来院した。
1か月前から一過性の冷水痛があるという。
検査の結果、直接修復を行うこととした。
初診時と処置中の口腔内写真(別冊No.21)を別に示す。

軟化象牙質除去にあたり、まず行うのはどれか。1つ選べ。

a ベベル付与
b ウェッジ挿入
c スライスカット
d ガムリトラクター使用
e コーナーマトリックス試適

処置中の口腔内写真(別冊No.21)

正解:B
正答率:94.4%
問題番号:111D-90

5歳の男児。下顎右側第一乳臼歯の疼痛を主訴として来院した。
3日前から一過性の冷水痛があるという。
象牙質齲蝕と診断し、ワンステップ接着システムを用いたコンポジットレジン修復処置を行うこととした。
初診時のエックス線画像(別冊No.35A)と術中の口腔内写真(別冊No.35B)を別に示す。

この後行う治療内容を実施の順番に並べよ。

解答2

a 咬合調整
b 歯面処理
c 隔壁の除去
d ウェッジの除去
e 光重合型コンポジットレジンの塡塞

エックス線画像(別冊No.35A)と術中の口腔内写真(別冊No.35B)

正解:BEDCA
正答率:92.9%
問題番号:112A-89

34歳の男性。上顎右側側切歯の変色を主訴として来院した。
疼痛はなく、歯髄電気診で正常反応を示した。
検査の結果、コンポジットレジン修復を行うこととした。
初診時の口腔内写真(別冊No.34)を別に示す。

治療過程を実施の順番に並べよ。

解答1

a 隔壁圧接
b 窩洞形成
c 形態修正
d 歯肉圧排
e 接着処理

初診時の口腔内写真

正解:DBEAC
正答率:84.1%
問題番号:112B-76

48歳の女性。下顎左側第一大臼歯の一過性の冷水痛を主訴として来院した。
検査の結果、齲蝕が認められたためコンポジットレジン修復を行うこととした。
初診時の口腔内写真(別冊No.24A)、エックス線画像(別冊No.24B)及び処置中の口腔内写真(別冊No.24C)を別に示す。

次に行う操作で正しいのはどれか。2つ選べ。

a シランカップリング処理
b レジンコーティング処理
c 金属接着性プライマー処理
d セレクティブエッチング処理
e セルフエッチングプライマー処理

口腔内写真、エックス線画像及び処置中の口腔内写真

正解:DE
正答率:62.8%
問題番号:112C-78

20歳の男性。上顎右側第二小臼歯の一過性の冷水痛を主訴として来院した。
6か月前から気付いていたが、強い痛みがないためそのままにしていたという。
他に症状はない。
プロービングデプスは全周2mmであった。
象牙質齲蝕と診断し齲蝕除去を行うこととした。
初診時の口腔内写真(別冊No.26A)とエックス線画像(別冊No.26B)を別に示す。

処置に際し必要なのはどれか。3つ選べ。

a 齲蝕検知液塗布
b ラバーダム防湿
c ウッドウェッジ挿入
d セクショナルマトリックス装着
e Ivoryのシンプルセパレーター装着

口腔内写真とエックス線画像

正解:ABC
正答率:80.5%
問題番号:112D-67

35歳の男性。下顎左側第二大臼歯の一過性の冷水痛を主訴として来院した。
10年前にコンポジットレジン修復を受けたという。
検査の結果、補修修復を行うこととした。
初診時のエックス線画像(別冊No.14A)と齲蝕除去後の口腔内写真(別冊 No.14B)を別に示す。

次に示す5つのステップのうち、4番目に行うのはどれか。1つ選べ。

a ウェッジ挿入
b マトリックス装着
c ボンディング材塗布
d リング状リテーナー装着
e シランカップリング剤塗布

エックス線画像と齲蝕除去後の口腔内写真

正解:E
正答率:76.1%
問題番号:112D-73

60歳の男性。上顎左側第一大臼歯の修復物表面の粗造感を主訴として来院した。
45年前に齲蝕治療のため直接修復を受けたという。
エックス線検査の結果、#Fに齲蝕や修復物の破折を認めなかった。
歯髄電気診で生活反応を示した。
初診時の口腔内写真(別冊No.20)を別に示す。

適切な処置はどれか。1つ選べ。

a 修復物の研磨
b メタルインレー修復
c レジンコーティング
d コンポジットレジン修復
e フッ化ジアンミン銀塗布

初診時の口腔内写真

正解:A
正答率:36.2%
問題番号:113A-70

58歳の男性。上顎右側第一小臼歯と第二小臼歯の一過性の冷水痛を主訴として来院した。
30年前に直接修復を受けたが、1か月前から気になっているという。
検査の結果、修復物を除去後、メタルインレー修復を行うこととした。
初診時の口腔内写真(別冊No.25A)とエックス線画像(別冊No.25B)を別に示す。

修復物除去時の対応で適切なのはどれか。3つ選べ。

a 非注水下で行う。
b 粉砕して除去する。
c ラバーダム防湿下で行う。
d 口腔外バキュームを使用する。
e 除去物を専用容器に保管する。

口腔内写真とエックス線画像

正解:CDE
正答率:92.4%
問題番号:113A-88

上顎右側中切歯に装着した貴金属系前装冠の破損に対しコンポジットレジンで補修修復を行うこととした。
処置中の口腔内写真(別冊No.36)を別に示す。

AとBの各被着面に使用するものの組合せで正しいのはどれか。1つ選べ。

    A                    B

a 4-MET――――――γ-MPTS
b 4-MET――――――VBATDT
c γ-MPTS――――― 4-MET
d γ-MPTS――――― VBATDT
e VBATDT―――――4-MET
f VBATDT――――― γ-MPTS

処置中の口腔内写真

正解:D
正答率:89.3%
問題番号:113A-90

75歳の女性。下顎右側第二小臼歯の修復物脱離を主訴として来院した。
2日前に脱離したが疼痛はないという。
検査の結果、ML*にコンポジットレジン修復を行い、L*の辺縁隆線を保存することとした。
初診時の口腔内写真(別冊No.37A)とエックス線画像(別冊No.37B)を別に示す。

治療過程を実施の順番に並べよ。

解答12345

a M*の隔壁装着
b L*の感染歯質除去
c M*の感染歯質除去
d L*のコンポジットレジン修復
e M*のコンポジットレジン修復

口腔内写真

 

正解:CBDAE
正答率:39.0%
問題番号:113C-59

60歳の男性。下顎左側第一大臼歯の違和感を主訴として来院した。
10年前に齲蝕治療のため間接修復を受け問題なく経過していたが、1か月前から気になるようになったという。
検査の結果、齲蝕と診断し、補修修復を行うこととした。

初診時のエックス線画像(別冊No.18A)と齲蝕除去中の口腔内写真(別冊No.18B)を別に示す。
次に行うのはどれか。1つ選べ。

a ベベル付与
b インレー除去
c ウェッジ挿入
d リテーナー装着
e メタルマトリックス挿入

エックス線画像と齲蝕除去中の口腔内写真

正解:C
正答率:60.1%
問題番号:113C-83

50歳の女性。上顎右側小臼歯部の食片圧入を主訴として来院した。
検査の結果、E"の齲蝕と診断し、ワンステップ接着システムによるコンポジットレジン修復を行うこととした。
初診時の口腔内写真(別冊No.33A)、エックス線画像(別冊No.33B)及び処置中の口腔内写真(別冊No.33C)を別に示す。

次に行うのはどれか。1つ選べ。

a エアブロー
b 水洗・乾燥
c 穿下の付与
d コンポジットレジンの塡塞
e シランカップリング剤塗布

口腔内写真、エックス線画像及び処置中の口腔内写真

正解:A
正答率:95.5%
問題番号:113D-82

38歳の男性。下顎右側第一小臼歯のインレー破折を主訴として来院した。
昨日、食事中に破折したという。検査の結果、2ステップセルフエッチングシステムを用いて補修修復を行うこととした。
処置中の口腔内写真(別冊No.29)を別に示す。

必要なのはどれか。3つ選べ。

a シラン処理
b プライミング処理
c ボンディング処理
d レジンコーティング
e レジンインプレグネーション

処置中の口腔内写真

正解:ABC
正答率:77.7%
問題番号:114A-81

63歳の男性。下顎右側第二大臼歯の食片圧入を主訴として来院した。
5年前にO*の齲蝕治療を受けて症状なく経過していたが、1週前から自覚するようになったという。

エアーで一過性の疼痛を認める。
診断をした結果、コンポジットレジン修復を行うこととした。

初診時の口腔内写真(別冊No.35A)と使用する器具の写真(別冊No.35B)を別に示す。一連の治療過程を図に示す。

治療過程

この器具を使用する時期はどれか。2つ選べ。

a ア
b イ
c ウ
d エ
e オ

口腔内写真と使用する器具の写真

正解:AC
正答率:60.7%
問題番号:114A-88

2級直接修復に使用するマトリックスバンドの写真(別冊No.38A)とその装着器具の写真(別冊No.38B)を別に示す。

下顎左側第二小臼歯にバンドを装着するとき、バンドのループを出す部位とループの適合操作を行う部位の組合せで正しいのはどれか。1つ選べ。

ループを出す部位      ループの適合操作部位
a 1 ────────────ア
b 1 ────────────イ
c 2 ────────────ア
d 2 ────────────イ
e 3 ────────────ア
f 3 ────────────イ

マトリックスバンドの写真とその装着器具の写真

正解:A
正答率:52.7%
問題番号:114B-71

4級コンポジットレジン修復に使用する器具の写真(別冊No.25)を別に示す。一連の治療過程を図に示す。

一連の治療過程

この器具を使用する時期はどれか。1つ選べ。

a ア
b イ
c ウ
d エ
e オ

4級コンポジットレジン修復に使用する器具の写真

正解:B
正答率:93.4%
問題番号:115B-44

上顎左側第二小臼歯の実質欠損部に対し補修修復を行った。
術前と術後の口腔内写真(別冊No.17)を別に示す。

治療に使用したのはどれか。すべて選べ。

a ウェッジ
b VBATDT
c ポリアクリル酸
d ラバーダムシート
e 研磨用ストリップス

術前と術後の口腔内写真

正解:BD
正答率:47.0%
問題番号:115D-75

46歳の男性。上顎左側第一小臼歯の冷水痛を主訴として来院した。
2週前から症状を自覚するようになったという。
他の症状は認められない。
検査の結果、コンポジットレジン修復を行うこととした。
初診時と齲窩の開拡後の口腔内写真(別冊No.24)を別に示す。

処置に使用する器具はどれか。2つ選べ。

a ウェッジ
b ガムリトラクター
c リング状リテーナー
d アイボリーセパレーター
e サービカルマトリックス

開拡後の口腔内写真

正解:AC
正答率:94.6%