歯科医師国家試験 過去問題

口腔領域からの摂食・嚥下障害への対応

過去問題目次

  1. 問題番号
    問題
    正答率
  2. 111B-83

    9歳の女児。嚥下時の鼻腔への逆流があることを主訴として来院した。
    軟口蓋の運動障害を認めたため装置を使用することとした。
    装着時の口腔内写真(別冊No.23)を別に示す。

    装置の効果を確認するための検査として適切なのはどれか。1つ選べ。

    a 筋電図検査
    b 超音波検査
    c 改訂水飲みテスト
    d 鼻咽腔内視鏡検査
    e 反復唾液嚥下テスト

    装着時の口腔内写真(別冊No.23)

    94.5%
  3. 112A-78

    68歳の男性。食事中にむせることを主訴として来院した。
    6か月前から脳梗塞後の後遺症に対するリハビリテーションを受けているという。
    検査の結果、装置を用いて治療を行うこととした。
    治療に用いた装置の写真(別冊No.24A)と装置装着時の口腔内写真(別冊No.24B)を別に示す。

    この装置によって改善するのはどれか。2つ選べ。

    a 嚥下圧
    b 咬合力
    c 口唇閉鎖力
    d 食塊形成能
    e 鼻咽腔閉鎖機能

    装置の写真と装置装着時の口腔内写真

    92.2%
  4. 114B-21

    舌癌患者に対し舌全摘と腹直筋皮弁移植術を施行した。
    術後、構音と嚥下機能の改善を目的としてある装置を製作した。
    装置装着前後の口腔内写真(別冊No.2)を別に示す。

    矢印で示すのはどれか。1つ選べ。

    a 顎義歯
    b 舌接触補助床
    c 軟口蓋挙上装置
    d 下顎前方牽引装置
    e オクルーザルランプ

    装置装着前後の口腔内写真

    98.4%
  5. 114C-82

    70歳の女性。食事がしにくいことを主訴として来院した。
    1週前に上顎全部床義歯を装着したが、装着後から食物が飲み込みにくいという。咀嚼と発音に問題はない。

    診察と検査の結果、チェアサイドで上顎義歯の修正を行うこととした。
    修正前後の義歯の写真(別冊No.37A)と修正中のある技工操作の写真(別冊No.37B)を別に示す。

    この操作の目的はどれか。1つ選べ。

    a 咬合力の増大
    b 床の強度増加
    c 義歯の安定向上
    d 発音機能の改善
    e 舌と床の接触関係の改善

    修正前後の義歯の写真と修正中のある技工操作の写真

    96.4%
  6. 115A-86

    81歳の女性。口腔内に食物が残留することを主訴として来院した。
    3か月前に脳梗塞で救急搬送され、2週前に退院したという。
    後遺障害として、右手にしびれ感があり、力行の発音が不明瞭であるが、開鼻声は認めない。
    咬頭嵌合位での咬合接触状態を印記した義歯の写真(別冊No.32A)と食物の残留部位を示す写真(別冊 No.32B)を別に示す。

    主訴を改善するために適用するのはどれか。1つ選べ。

    a 金属床義歯
    b 舌接触補助床
    c スピーチエイド
    d 軟口蓋挙上装置
    e オブチュレーター

    咬合接触状態を印記した義歯の写真と食物の残留部位を示す写真

    97.7%
  7. 116B-40

    口腔内装置と治療対象の組合せで適切なのはどれか。1つ選べ。

    a 保定装置──────────────閉塞性睡眠時無呼吸症
    b 舌接触補助床────────────摂食嚥下障害
    c ナイトガード────────────睡眠障害
    d 軟口蓋挙上装置───────────顎関節症
    e スタビライゼーションスプリント───構音障害

    96.1%
問題番号 カテゴリ 問題 正答率
問題番号:111B-83

9歳の女児。嚥下時の鼻腔への逆流があることを主訴として来院した。
軟口蓋の運動障害を認めたため装置を使用することとした。
装着時の口腔内写真(別冊No.23)を別に示す。

装置の効果を確認するための検査として適切なのはどれか。1つ選べ。

a 筋電図検査
b 超音波検査
c 改訂水飲みテスト
d 鼻咽腔内視鏡検査
e 反復唾液嚥下テスト

装着時の口腔内写真(別冊No.23)

正解:D
正答率:94.5%
問題番号:112A-78

68歳の男性。食事中にむせることを主訴として来院した。
6か月前から脳梗塞後の後遺症に対するリハビリテーションを受けているという。
検査の結果、装置を用いて治療を行うこととした。
治療に用いた装置の写真(別冊No.24A)と装置装着時の口腔内写真(別冊No.24B)を別に示す。

この装置によって改善するのはどれか。2つ選べ。

a 嚥下圧
b 咬合力
c 口唇閉鎖力
d 食塊形成能
e 鼻咽腔閉鎖機能

装置の写真と装置装着時の口腔内写真

正解:AD
正答率:92.2%
問題番号:114B-21

舌癌患者に対し舌全摘と腹直筋皮弁移植術を施行した。
術後、構音と嚥下機能の改善を目的としてある装置を製作した。
装置装着前後の口腔内写真(別冊No.2)を別に示す。

矢印で示すのはどれか。1つ選べ。

a 顎義歯
b 舌接触補助床
c 軟口蓋挙上装置
d 下顎前方牽引装置
e オクルーザルランプ

装置装着前後の口腔内写真

正解:B
正答率:98.4%
問題番号:114C-82

70歳の女性。食事がしにくいことを主訴として来院した。
1週前に上顎全部床義歯を装着したが、装着後から食物が飲み込みにくいという。咀嚼と発音に問題はない。

診察と検査の結果、チェアサイドで上顎義歯の修正を行うこととした。
修正前後の義歯の写真(別冊No.37A)と修正中のある技工操作の写真(別冊No.37B)を別に示す。

この操作の目的はどれか。1つ選べ。

a 咬合力の増大
b 床の強度増加
c 義歯の安定向上
d 発音機能の改善
e 舌と床の接触関係の改善

修正前後の義歯の写真と修正中のある技工操作の写真

正解:E
正答率:96.4%
問題番号:115A-86

81歳の女性。口腔内に食物が残留することを主訴として来院した。
3か月前に脳梗塞で救急搬送され、2週前に退院したという。
後遺障害として、右手にしびれ感があり、力行の発音が不明瞭であるが、開鼻声は認めない。
咬頭嵌合位での咬合接触状態を印記した義歯の写真(別冊No.32A)と食物の残留部位を示す写真(別冊 No.32B)を別に示す。

主訴を改善するために適用するのはどれか。1つ選べ。

a 金属床義歯
b 舌接触補助床
c スピーチエイド
d 軟口蓋挙上装置
e オブチュレーター

咬合接触状態を印記した義歯の写真と食物の残留部位を示す写真

正解:B
正答率:97.7%
問題番号:116B-40

口腔内装置と治療対象の組合せで適切なのはどれか。1つ選べ。

a 保定装置──────────────閉塞性睡眠時無呼吸症
b 舌接触補助床────────────摂食嚥下障害
c ナイトガード────────────睡眠障害
d 軟口蓋挙上装置───────────顎関節症
e スタビライゼーションスプリント───構音障害

正解:B
正答率:96.1%