歯科医師国家試験 過去問題

口臭の予防・管理

過去問題目次

  1. 問題番号
    問題
    正答率
  2. 112A-75

    60歳の女性。家族に口臭を指摘されて来院した。
    本人は自覚していないという。
    官能検査の結果、中等度の口臭が認められ、ポータブルガスクロマトグラフィー検査で、VSCが高値を示した。
    プロービングデプスは全て3mm以下で、O’LearyのPCRは15%であった。初診時の口腔内写真(別冊No.21)を別に示す。

    適切な対応はどれか。2つ選べ。

    a 抗菌薬の処方
    b 舌ブラシ使用の推奨
    c 塩化亜鉛配合洗口剤使用の推奨
    d フッ化物配合歯磨剤使用の推奨
    e チャーターズ法によるブラッシング指導

    初診時の口腔内写真

     

    76.8%
  3. 113D-77

    39歳の女性。口臭を主訴として来院した。
    今朝起床時の飲食は緑茶のみであるという。
    プロービング深さは全歯3 mm以下で、O’LearyのPCRは15%であった。
    口腔清掃指導を行ったところ、2週後の再来院時には口臭の訴えは認められなくなった。
    初診時の舌の写真(別冊No.26)と初診時と再来院時の口臭検査結果の一部を表に示す。

    口臭検査結果の一部
    * :認知閾値以上

    最も考えられるのはどれか。1つ選べ。

    a 仮性口臭症
    b 口臭恐怖症
    c 生理的口臭
    d 飲食物由来の口臭
    e 口腔由来の病的口臭

    初診時の舌の写真

    67.1%
  4. 114A-21

    歯周炎を認めない真性口臭症患者のガスクロマトグラフィー検査結果を図に示す。

    ガスクロマトグラフィー検査結果

    検出された物質①〜③の組合せで正しいのはどれか。1つ選べ。

       ①        ②          ③
    a 硫化水素──メチルメルカプタン───ジメチルサルファイド
    b 硫化水素──メチルメルカプタン───アンモニア
    c メチルメルカプタン-硫化水素────ジメチルサルファイド
    d メチルメルカプタン-硫化水素────アンモニア
    e メチルメルカプタン-ジメチルサルファイド──アンモニア

    92.0%
  5. 115D-49

    検査前に洗口の禁止を指示するのはどれか。1つ選べ。

    a 口臭症
    b 嚥下障害
    c 味覚障害
    d 口腔乾燥症
    e 鼻咽腔閉鎖不全

    87.9%
  6. 116D-43

    舌苔に起因する生理的口臭と診断された患者への対応で適切なのはどれか。2つ選べ。

    a 定期的な口臭検査を勧める
    b 水による頻回の洗口を指導する
    c 口腔衛生管理の必要性を説明する。
    d 心療内科を受診するよう助言する。
    e 臭いを生じる食品の摂取を禁止する。

    67.6%
  7. 116D-46

    口臭検査で主に検出された揮発性硫黄化合物のうち、 メチルメルカプタンの比率が高くなると考えられるのはどれか。1つ選べ。

    a 仮性口臭
    b 生理的口臭
    c 歯周病由来の口臭
    d 糖尿病由来の口臭
    e 尿毒症由来の口臭

     

    94.4%
問題番号 カテゴリ 問題 正答率
問題番号:112A-75

60歳の女性。家族に口臭を指摘されて来院した。
本人は自覚していないという。
官能検査の結果、中等度の口臭が認められ、ポータブルガスクロマトグラフィー検査で、VSCが高値を示した。
プロービングデプスは全て3mm以下で、O’LearyのPCRは15%であった。初診時の口腔内写真(別冊No.21)を別に示す。

適切な対応はどれか。2つ選べ。

a 抗菌薬の処方
b 舌ブラシ使用の推奨
c 塩化亜鉛配合洗口剤使用の推奨
d フッ化物配合歯磨剤使用の推奨
e チャーターズ法によるブラッシング指導

初診時の口腔内写真

 

正解:BC
正答率:76.8%
問題番号:113D-77

39歳の女性。口臭を主訴として来院した。
今朝起床時の飲食は緑茶のみであるという。
プロービング深さは全歯3 mm以下で、O’LearyのPCRは15%であった。
口腔清掃指導を行ったところ、2週後の再来院時には口臭の訴えは認められなくなった。
初診時の舌の写真(別冊No.26)と初診時と再来院時の口臭検査結果の一部を表に示す。

口臭検査結果の一部
* :認知閾値以上

最も考えられるのはどれか。1つ選べ。

a 仮性口臭症
b 口臭恐怖症
c 生理的口臭
d 飲食物由来の口臭
e 口腔由来の病的口臭

初診時の舌の写真

正解:C
正答率:67.1%
問題番号:114A-21

歯周炎を認めない真性口臭症患者のガスクロマトグラフィー検査結果を図に示す。

ガスクロマトグラフィー検査結果

検出された物質①〜③の組合せで正しいのはどれか。1つ選べ。

   ①        ②          ③
a 硫化水素──メチルメルカプタン───ジメチルサルファイド
b 硫化水素──メチルメルカプタン───アンモニア
c メチルメルカプタン-硫化水素────ジメチルサルファイド
d メチルメルカプタン-硫化水素────アンモニア
e メチルメルカプタン-ジメチルサルファイド──アンモニア

正解:A
正答率:92.0%
問題番号:115D-49

検査前に洗口の禁止を指示するのはどれか。1つ選べ。

a 口臭症
b 嚥下障害
c 味覚障害
d 口腔乾燥症
e 鼻咽腔閉鎖不全

正解:A
正答率:87.9%
問題番号:116D-43

舌苔に起因する生理的口臭と診断された患者への対応で適切なのはどれか。2つ選べ。

a 定期的な口臭検査を勧める
b 水による頻回の洗口を指導する
c 口腔衛生管理の必要性を説明する。
d 心療内科を受診するよう助言する。
e 臭いを生じる食品の摂取を禁止する。

正解:AC
正答率:67.6%
問題番号:116D-46

口臭検査で主に検出された揮発性硫黄化合物のうち、 メチルメルカプタンの比率が高くなると考えられるのはどれか。1つ選べ。

a 仮性口臭
b 生理的口臭
c 歯周病由来の口臭
d 糖尿病由来の口臭
e 尿毒症由来の口臭

 

正解:C
正答率:94.4%