歯科医師国家試験 過去問題

局所麻酔時の偶発症

過去問題目次

  1. 問題番号
    問題
    正答率
  2. 110B-34

    21歳の女性。強度の歯科治療恐怖症で、亜酸化窒素吸入鎮静下での抜歯が計画された。
    アドレナリン添加2%リドカイン塩酸塩1.8mLを用い浸潤麻酔を行ったところ、呼吸困難、四肢のけいれん及び意識混濁が観察された。
    血圧は120/82mmHg、脈拍数78/分、呼吸数24/分、SpO299%で、動脈血液ガスはpH7.55、PaCO228 Torr、PaO2280Torr であった。
    考えられるのはどれか。2つ選べ。

    a 気管支の収縮
    b 脳血管の収縮
    c 炭酸ガスの蓄積
    d 呼吸性アシドーシス
    e 血中カルシウム濃度の低下

    80.0%
  3. 111B-54

    歯科治療時の偶発症で、血圧は保たれているが意識障害を伴うのはどれか。2つ選べ。

    a 過換気症候群
    b 局所麻酔薬中毒
    c 血管迷走神経反射
    d 高度房室ブロック
    e アナフィラキシーショック

     

    24.0%
  4. 111D-41

    抜歯中に患者が徐脈、血圧低下および顔面蒼白をきたした。

    最初に行う対応はどれか。1つ選べ。

    a 胸骨圧迫を行う。
    b 静脈路確保を行う。
    c 意識と呼吸の確認をする。
    d アドレナリンを静脈内投与する。
    e ニトログリセリンを舌下投与する。

    96.8%
  5. 113A-81

    17歳の女子。下顎左側臼歯部の痛みを主訴として来院した。
    検査の結果、智歯周囲炎と診断し、©Pの抜歯を行うこととした。
    下顎孔伝達麻酔を施行後、やや多弁となり、その後けいれんを起こしたため、しばらく経過をみたがおさまらない。
    その時の生体モニタの画面(別冊No.32)を別に示す。

    行うべき対応はどれか。1つ選べ。

    a 酸素の投与
    b 鎮静薬の投与
    c 紙袋による再呼吸
    d 副交感神経遮断薬の投与
    e トレンデレンブルグ体位への変換

    生体モニタの画面

    84.2%
問題番号 カテゴリ 問題 正答率
問題番号:110B-34

21歳の女性。強度の歯科治療恐怖症で、亜酸化窒素吸入鎮静下での抜歯が計画された。
アドレナリン添加2%リドカイン塩酸塩1.8mLを用い浸潤麻酔を行ったところ、呼吸困難、四肢のけいれん及び意識混濁が観察された。
血圧は120/82mmHg、脈拍数78/分、呼吸数24/分、SpO299%で、動脈血液ガスはpH7.55、PaCO228 Torr、PaO2280Torr であった。
考えられるのはどれか。2つ選べ。

a 気管支の収縮
b 脳血管の収縮
c 炭酸ガスの蓄積
d 呼吸性アシドーシス
e 血中カルシウム濃度の低下

正解:BE
正答率:80.0%
問題番号:111B-54

歯科治療時の偶発症で、血圧は保たれているが意識障害を伴うのはどれか。2つ選べ。

a 過換気症候群
b 局所麻酔薬中毒
c 血管迷走神経反射
d 高度房室ブロック
e アナフィラキシーショック

 

正解:AB
正答率:24.0%
問題番号:111D-41

抜歯中に患者が徐脈、血圧低下および顔面蒼白をきたした。

最初に行う対応はどれか。1つ選べ。

a 胸骨圧迫を行う。
b 静脈路確保を行う。
c 意識と呼吸の確認をする。
d アドレナリンを静脈内投与する。
e ニトログリセリンを舌下投与する。

正解:C
正答率:96.8%
問題番号:113A-81

17歳の女子。下顎左側臼歯部の痛みを主訴として来院した。
検査の結果、智歯周囲炎と診断し、©Pの抜歯を行うこととした。
下顎孔伝達麻酔を施行後、やや多弁となり、その後けいれんを起こしたため、しばらく経過をみたがおさまらない。
その時の生体モニタの画面(別冊No.32)を別に示す。

行うべき対応はどれか。1つ選べ。

a 酸素の投与
b 鎮静薬の投与
c 紙袋による再呼吸
d 副交感神経遮断薬の投与
e トレンデレンブルグ体位への変換

生体モニタの画面

正解:A or B
正答率:84.2%