歯科医師国家試験 過去問題

破折

過去問題目次

  1. 問題番号
    問題
    正答率
  2. 110D-48

    88歳の男性。義歯の破損を主訴として来院した。修理を行うこととした。破損した義歯の写真(別冊No.47A)と修理過程の写真(別冊No.47B)を別に示す。
    修理の順番で正しいのはどれか。1つ選べ。

    a ア→イ→ウ
    b ア→ウ→イ
    c イ→ア→ウ
    d イ→ウ→ア
    e ウ→ア→イ
    f ウ→イ→ア

    破損した義歯の写真

    修理過程の写真

    38.9%
  3. 111A-81

    78歳の男性。前歯部補綴装置の審美不良を主訴として来院した。
    15年前に前歯部ブリッジを装着したが、数週前に破折に気付いたという。
    頻回の来院は困難のため、再製作を行わず補修することとした。
    初診時の口腔内写真(別冊No.26)を別に示す。

    破折部に行う処理はどれか。2つ選べ。

    a スズ電析
    b グレージング
    c フッ化水素酸処理
    d シランカップリング処理
    e 金属接着性プライマー処理

    初診時の口腔内写真(別冊No.26)

    98.1%
  4. 111C-70

    68歳の男性。義歯の動揺を主訴として来院した。
    上顎左側犬歯部の支台装置に破折が認められたため、支台装置を新たに作り直し、接着性レジンを用いて義歯に組み込むこととした。
    初診時の口腔内写真(別冊No.21A)と試適・清掃後の支台装置の写真(別冊No.21B)を別に示す。

    鉤脚部に対して、次に行うのはどれか。1つ選べ。

    a ディギャッシング
    b フッ化水素酸処理
    c サンドブラスト処理
    d シランカップリング処理
    e 金属接着性プライマー処理

    口腔内写真(別冊No.21A)と試適・清掃後の支台装置の写真(別冊No.21B)

    31.2%
  5. 112B-65

    67歳の男性。義歯の動揺を主訴として来院した。
    上顎左側犬歯部のクラスプに破折が認められたため、クラスプを再製作し、現有義歯の修理を行うこととした。
    義歯の写真(別冊No.13A)と再製作したクラスプ試適時の口腔内写真(別冊No.13B)を別に示す。

    鉤脚部の埋入に際し、優先したのはどれか。1つ選べ。

    a 囲繞性の確保
    b 維持力の増強
    c 審美性の改善
    d 把持力の確保
    e 床適合性の維持

    義歯の写真と再製作したクラスプ試適時の口腔内写真

    23.8%
  6. 113C-55

    71歳の男性。義歯が壊れたことを主訴として来院した。
    6年前に下顎部分床義歯を製作し問題なく使用していたが、数年前から義歯床の修理を繰り返すようになったという。
    検査の結果、維持格子の形態修正を伴う修理を行うこととした。
    床の破折片を接着剤で固定後、印象採得を行った。

    破折した義歯の写真(別冊No.15A)、印象採得時の口腔内写真(別冊No.15B)及び印象体の写真(別冊No.15C)を別に示す。
    アルジネート印象採得を行う目的はどれか。1つ選べ。

    a 人工歯の脱離防止
    b 粘膜面の機能印象
    c 咬合器への模型装着
    d フレームワークの変形防止
    e 破折片の位置決め精度の向上

    義歯の写真、印象採得時の口腔内写真

    印象体の写真

    18.6%
  7. 113D-49

    28歳の女性。上顎右側中切歯の審美不良を主訴として来院した。
    3年前、A"に補綴装置を装着したが昨日の夕食中に欠けたという。
    冷温痛は認めない。
    初診時の口腔内写真(別冊No.7)を別に示す。

    適切な処置はどれか。2つ選べ。

    a 歯の漂白
    b 3/4クラウンの装着
    c ラミネートベニアの装着
    d オールセラミッククラウンの装着
    e グラスアイオノマーセメント修復

    初診時の口腔内写真

     

    63.4%
  8. 114A-23

    65歳の女性。上顎部分床義歯の維持不良を主訴として来院した。
    8年前に装着し問題なく使用していたが、1週前に左側クラスプが破折したという。
    診察の結果、クラスプを新製してレーザー溶接修理を行うこととした。
    新製したクラスプの写真(別冊No.3A)、クラスプを仮固定した口腔内写真(別冊No.3B)及び義歯をピックアップ印象した写真(別冊No.3C)を別に示す。

    ピックアップ印象を選択する理由はどれか。2つ選べ。

    a 仮固定の補強
    b 溶接強度の向上
    c 義歯床のリライン
    d 溶接後の適合確認
    e 作業用模型の咬合器装着

    クラスプの写真

    39.9%
  9. 114D-62

    60歳の男性。上顎右側前歯部ブリッジ前装部の脱離による審美不良を主訴として来院した。
    5年前に装着し、問題なく使用していたが、昨夜の食事中に脱離したという。

    診察の結果、ブリッジ前装部は適合に問題がないため、これを利用して修理することとした。初診時の口腔内写真(別冊No.20A)と前装部の写真(別冊No.20B)を別に示す。

    修理に際して処置に必要なのはどれか。2つ選べ。

    a EDTA
    b HEMA
    c γ-MPTS
    d 4-META
    e VBATDT

    口腔内写真と前装部の写真

    0.0%
  10. 115D-39

    68歳の男性。下顎義歯のクラスプが破折したことによる咀嚼困難を主訴として来院した。
    診察の結果、下顎部分床義歯に対して、ワイヤークラスプによる修理を行うこととした。
    初診時の口腔内写真(別冊No.8A)、義歯の写真(別冊No.8B)及び修理時のある過程の写真(別冊No.8C)を別に示す。

    この操作を行う目的はどれか。2つ選べ。

    a 支台歯の形態修正
    b 人工歯の咬合調整
    c 模型上での技工操作
    d 義歯粘膜面部の加圧印象
    e クラスプの適切な位置への設置

    口腔内写真、義歯の写真、及び修理時のある過程の写真

    95.2%
  11. 116B-76

    72歳の男性。食事中に上顎右側顎堤が痛むことを主訴として来院した。
    上顎義歯は2年前に製作し、これまで疼痛はなかったが、数日前から症状を自覚したという。
    診察の結果、義歯の修理を行うこととした。
    来院時の義歯の写真(別冊No.30A)、別日に修理した後の義歯の写真(別冊No.30B)及び義歯修理時における一連の操作の写真(別冊No.30C)を別に示す。

    処置を実施の順番に並べよ。

    解答
    a ア
    b イ
    c ウ
    d エ
    e オ

    義歯の写真

    一連の操作の写真

    73.1%
問題番号 カテゴリ 問題 正答率
問題番号:110D-48

88歳の男性。義歯の破損を主訴として来院した。修理を行うこととした。破損した義歯の写真(別冊No.47A)と修理過程の写真(別冊No.47B)を別に示す。
修理の順番で正しいのはどれか。1つ選べ。

a ア→イ→ウ
b ア→ウ→イ
c イ→ア→ウ
d イ→ウ→ア
e ウ→ア→イ
f ウ→イ→ア

破損した義歯の写真

修理過程の写真

正解:E
正答率:38.9%
問題番号:111A-81

78歳の男性。前歯部補綴装置の審美不良を主訴として来院した。
15年前に前歯部ブリッジを装着したが、数週前に破折に気付いたという。
頻回の来院は困難のため、再製作を行わず補修することとした。
初診時の口腔内写真(別冊No.26)を別に示す。

破折部に行う処理はどれか。2つ選べ。

a スズ電析
b グレージング
c フッ化水素酸処理
d シランカップリング処理
e 金属接着性プライマー処理

初診時の口腔内写真(別冊No.26)

正解:DE
正答率:98.1%
問題番号:111C-70

68歳の男性。義歯の動揺を主訴として来院した。
上顎左側犬歯部の支台装置に破折が認められたため、支台装置を新たに作り直し、接着性レジンを用いて義歯に組み込むこととした。
初診時の口腔内写真(別冊No.21A)と試適・清掃後の支台装置の写真(別冊No.21B)を別に示す。

鉤脚部に対して、次に行うのはどれか。1つ選べ。

a ディギャッシング
b フッ化水素酸処理
c サンドブラスト処理
d シランカップリング処理
e 金属接着性プライマー処理

口腔内写真(別冊No.21A)と試適・清掃後の支台装置の写真(別冊No.21B)

正解:E
正答率:31.2%
問題番号:112B-65

67歳の男性。義歯の動揺を主訴として来院した。
上顎左側犬歯部のクラスプに破折が認められたため、クラスプを再製作し、現有義歯の修理を行うこととした。
義歯の写真(別冊No.13A)と再製作したクラスプ試適時の口腔内写真(別冊No.13B)を別に示す。

鉤脚部の埋入に際し、優先したのはどれか。1つ選べ。

a 囲繞性の確保
b 維持力の増強
c 審美性の改善
d 把持力の確保
e 床適合性の維持

義歯の写真と再製作したクラスプ試適時の口腔内写真

正解:E
正答率:23.8%
問題番号:113C-55

71歳の男性。義歯が壊れたことを主訴として来院した。
6年前に下顎部分床義歯を製作し問題なく使用していたが、数年前から義歯床の修理を繰り返すようになったという。
検査の結果、維持格子の形態修正を伴う修理を行うこととした。
床の破折片を接着剤で固定後、印象採得を行った。

破折した義歯の写真(別冊No.15A)、印象採得時の口腔内写真(別冊No.15B)及び印象体の写真(別冊No.15C)を別に示す。
アルジネート印象採得を行う目的はどれか。1つ選べ。

a 人工歯の脱離防止
b 粘膜面の機能印象
c 咬合器への模型装着
d フレームワークの変形防止
e 破折片の位置決め精度の向上

義歯の写真、印象採得時の口腔内写真

印象体の写真

正解:C
正答率:18.6%
問題番号:113D-49

28歳の女性。上顎右側中切歯の審美不良を主訴として来院した。
3年前、A"に補綴装置を装着したが昨日の夕食中に欠けたという。
冷温痛は認めない。
初診時の口腔内写真(別冊No.7)を別に示す。

適切な処置はどれか。2つ選べ。

a 歯の漂白
b 3/4クラウンの装着
c ラミネートベニアの装着
d オールセラミッククラウンの装着
e グラスアイオノマーセメント修復

初診時の口腔内写真

 

正解:CD
正答率:63.4%
問題番号:114A-23

65歳の女性。上顎部分床義歯の維持不良を主訴として来院した。
8年前に装着し問題なく使用していたが、1週前に左側クラスプが破折したという。
診察の結果、クラスプを新製してレーザー溶接修理を行うこととした。
新製したクラスプの写真(別冊No.3A)、クラスプを仮固定した口腔内写真(別冊No.3B)及び義歯をピックアップ印象した写真(別冊No.3C)を別に示す。

ピックアップ印象を選択する理由はどれか。2つ選べ。

a 仮固定の補強
b 溶接強度の向上
c 義歯床のリライン
d 溶接後の適合確認
e 作業用模型の咬合器装着

クラスプの写真

正解:DE
正答率:39.9%
問題番号:114D-62

60歳の男性。上顎右側前歯部ブリッジ前装部の脱離による審美不良を主訴として来院した。
5年前に装着し、問題なく使用していたが、昨夜の食事中に脱離したという。

診察の結果、ブリッジ前装部は適合に問題がないため、これを利用して修理することとした。初診時の口腔内写真(別冊No.20A)と前装部の写真(別冊No.20B)を別に示す。

修理に際して処置に必要なのはどれか。2つ選べ。

a EDTA
b HEMA
c γ-MPTS
d 4-META
e VBATDT

口腔内写真と前装部の写真

正解:(解答なし)
正答率:0.0%
問題番号:115D-39

68歳の男性。下顎義歯のクラスプが破折したことによる咀嚼困難を主訴として来院した。
診察の結果、下顎部分床義歯に対して、ワイヤークラスプによる修理を行うこととした。
初診時の口腔内写真(別冊No.8A)、義歯の写真(別冊No.8B)及び修理時のある過程の写真(別冊No.8C)を別に示す。

この操作を行う目的はどれか。2つ選べ。

a 支台歯の形態修正
b 人工歯の咬合調整
c 模型上での技工操作
d 義歯粘膜面部の加圧印象
e クラスプの適切な位置への設置

口腔内写真、義歯の写真、及び修理時のある過程の写真

正解:CE
正答率:95.2%
問題番号:116B-76

72歳の男性。食事中に上顎右側顎堤が痛むことを主訴として来院した。
上顎義歯は2年前に製作し、これまで疼痛はなかったが、数日前から症状を自覚したという。
診察の結果、義歯の修理を行うこととした。
来院時の義歯の写真(別冊No.30A)、別日に修理した後の義歯の写真(別冊No.30B)及び義歯修理時における一連の操作の写真(別冊No.30C)を別に示す。

処置を実施の順番に並べよ。

解答
a ア
b イ
c ウ
d エ
e オ

義歯の写真

一連の操作の写真

正解:ECDBA
正答率:73.1%