過去問題目次
40歳の男性。下唇のしびれを主訴として来院した。
3日前に他院で下顎右側智歯を抜去し、その後に生じたという。
触覚検査と二点識別検査の結果、オトガイ部と下唇の一部は健側と比べて閾値が上昇していた。
初診時に閾値の上昇がみられた範囲を印記した顔貌写真(別冊No.34A)と抜歯後のエックス線画像(別冊No.34B)を別に示す。
適切な処置はどれか。1つ選べ。
a 神経縫合
b 抗菌薬の投与
c 抜歯窩の再搔爬
d ビタミンB12の投与
e カルバマゼピンの投与
静脈内鎮静法において麻酔深度が深くなった時のリスクはどれか。2つ選べ。
a 痙攣
b 誤嚥
c ショック
d 上気道閉塞
e 血管迷走神経反射
29歳の男性。下顎右側第二大臼歯の冷水痛を主訴として来院した。
診察の結果、歯科治療恐怖症のため、ミダゾラムによる静脈内鎮静下にO*のコンポジットレジン修復を行うこととした。
処置中にいびきをかきはじめたので深呼吸を指示したが応答しない。
その時の生体モニタの画面(別冊No.27)を別に示す。
行うべき対応はどれか。2つ選べ。
a 酸素投与
b AEDの使用
c 胸骨圧迫心マッサージ
d 局所麻酔薬の追加投与
e 下顎挙上による気道確保
抜歯時に行う静脈内鎮静法で健忘効果を期待する時期はどれか。2つ選べ。
a 来院時
b 静脈路確保時
c 浸潤麻酔時
d 抜歯処置時
e 帰宅時
知的障害を伴う成人の静脈内鎮静法で用いるのはどれか。2つ選べ。
a ミダゾラム
b フェニトイン
c プレガバリン
d プロポフォール
e アミトリプチリン塩酸塩
35歳の男性。下顎右側第一大臼歯の痛みを主訴として来院した。
特記すべき既往歴はない。
診察の結果、嘔吐反射が強いため静脈内鎮静下に抜髄処置を行うこととした。
静脈路を確保したところ、咳をした後にJapan Coma Scaleが30となった。その時の生体モニタ画面(別冊No.16)を別に示す。
投与すべき薬物はどれか。1つ選べ。
a ニトログリセリン
b リドカイン塩酸塩
c ジルチアゼム塩酸塩
d アトロピン硫酸塩水和物
e デキサメタゾンリン酸エステルナトリウム
問題番号 | カテゴリ | 問題 | 正答率 |
---|---|---|---|
問題番号:112B-86 |
40歳の男性。下唇のしびれを主訴として来院した。 適切な処置はどれか。1つ選べ。 a 神経縫合
正解:D
|
正答率:94.7%
|
|
問題番号:112C-34 |
静脈内鎮静法において麻酔深度が深くなった時のリスクはどれか。2つ選べ。 a 痙攣
正解:BD
|
正答率:68.8%
|
|
問題番号:113B-77 |
29歳の男性。下顎右側第二大臼歯の冷水痛を主訴として来院した。 行うべき対応はどれか。2つ選べ。 a 酸素投与
正解:AE
|
正答率:98.5%
|
|
問題番号:113D-45 |
抜歯時に行う静脈内鎮静法で健忘効果を期待する時期はどれか。2つ選べ。 a 来院時
正解:CD
|
正答率:91.7%
|
|
問題番号:114B-36 |
知的障害を伴う成人の静脈内鎮静法で用いるのはどれか。2つ選べ。 a ミダゾラム
正解:AD
|
正答率:94.3%
|
|
問題番号:114C-47 |
35歳の男性。下顎右側第一大臼歯の痛みを主訴として来院した。 診察の結果、嘔吐反射が強いため静脈内鎮静下に抜髄処置を行うこととした。 投与すべき薬物はどれか。1つ選べ。 a ニトログリセリン
正解:D
|
正答率:93.3%
|