歯科医師国家試験 過去問題

特殊な歯周疾患

過去問題目次

  1. 問題番号
    問題
    正答率
  2. 113A-80

    23歳の男性。歯肉の痛みと出血を主訴として来院した。
    2日前から自覚していたがそのままにしていたところ、昨夜から痛みが増悪してきたという。
    体温は38.0℃で、強い口臭と全身の倦怠感がある。
    エックス線検査の結果、歯槽骨の吸収は認められなかった。
    初診時の口腔内写真(別冊No.31)を別に示す。

    患部の洗浄とともに行うべき対応はどれか。1つ選べ。

    a 抗菌薬の投与
    b 抗真菌薬の投与
    c ビタミン剤の投与
    d 抗ウイルス薬の投与
    e 副腎皮質ステロイド軟膏の塗布

    初診時の口腔内写真

    87.8%
  3. 113C-73

    15歳の女子。上顎前歯部口蓋側歯肉の腫脹と痛みを主訴として来院した。
    歯数に異常は認められない。
    祖父と父に同様な歯肉腫脹が認められる。
    下顎前歯切端の咬合調整を行ったが痛みは改善されなかった。

    初診時の口腔内写真(別冊No.27)を別に示す。
    適切な対応はどれか。2つ選べ。

    a 経過観察
    b 新付着術
    c 歯肉切除術
    d フラップ手術
    e 歯周ポケット搔爬術

    初診時の口腔内写真

     

    31.7%
  4. 114D-78

    60歳の女性。前歯部の歯肉腫脹を主訴として来院した。
    6か月前に降圧薬を服用してから自覚するようになったが、痛みがないためにそのままにしていたという。

    プロービング深さは上下前歯部唇舌口蓋側近遠心で6〜8mm、中央部で4〜5mm、プロービング時には全測定部位で出血を認めた。初診時の口腔内写真(別冊No.27)を別に示す。

    まず行うのはどれか。2つ選べ。

    a 歯肉切除術
    b 口腔清掃指導
    c フラップ手術
    d 抗菌薬の局所投与
    e スケーリング・ルートプレーニング

    口腔内写真

    84.4%
  5. 115D-36

    長期間の服用によって歯肉増殖が生じる薬物はどれか。3つ選べ。

    a ニフェジピン
    b フェニトイン
    c シクロスポリン
    d シロスタゾール
    e スルホニル尿素薬

    99.1%
問題番号 カテゴリ 問題 正答率
問題番号:113A-80

23歳の男性。歯肉の痛みと出血を主訴として来院した。
2日前から自覚していたがそのままにしていたところ、昨夜から痛みが増悪してきたという。
体温は38.0℃で、強い口臭と全身の倦怠感がある。
エックス線検査の結果、歯槽骨の吸収は認められなかった。
初診時の口腔内写真(別冊No.31)を別に示す。

患部の洗浄とともに行うべき対応はどれか。1つ選べ。

a 抗菌薬の投与
b 抗真菌薬の投与
c ビタミン剤の投与
d 抗ウイルス薬の投与
e 副腎皮質ステロイド軟膏の塗布

初診時の口腔内写真

正解:A
正答率:87.8%
問題番号:113C-73

15歳の女子。上顎前歯部口蓋側歯肉の腫脹と痛みを主訴として来院した。
歯数に異常は認められない。
祖父と父に同様な歯肉腫脹が認められる。
下顎前歯切端の咬合調整を行ったが痛みは改善されなかった。

初診時の口腔内写真(別冊No.27)を別に示す。
適切な対応はどれか。2つ選べ。

a 経過観察
b 新付着術
c 歯肉切除術
d フラップ手術
e 歯周ポケット搔爬術

初診時の口腔内写真

 

正解:CD
正答率:31.7%
問題番号:114D-78

60歳の女性。前歯部の歯肉腫脹を主訴として来院した。
6か月前に降圧薬を服用してから自覚するようになったが、痛みがないためにそのままにしていたという。

プロービング深さは上下前歯部唇舌口蓋側近遠心で6〜8mm、中央部で4〜5mm、プロービング時には全測定部位で出血を認めた。初診時の口腔内写真(別冊No.27)を別に示す。

まず行うのはどれか。2つ選べ。

a 歯肉切除術
b 口腔清掃指導
c フラップ手術
d 抗菌薬の局所投与
e スケーリング・ルートプレーニング

口腔内写真

正解:BE
正答率:84.4%
問題番号:115D-36

長期間の服用によって歯肉増殖が生じる薬物はどれか。3つ選べ。

a ニフェジピン
b フェニトイン
c シクロスポリン
d シロスタゾール
e スルホニル尿素薬

正解:ABC
正答率:99.1%