歯科医師国家試験 過去問題

歯科医師国家試験 口腔外科学

過去問題目次

  1. 問題番号
    問題
    正答率
  2. 111D-27

    70歳の男性。食事中に水分が鼻から漏れることを主訴として来院した。

    まず行う検査はどれか。1つ選べ。

    a 舌圧検査
    b 改訂水飲みテスト
    c ブローイング検査
    d 反復唾液嚥下テスト
    e オーラルディアドコキネシス

    99.1%
  3. 111D-31

    栄養アセスメントで用いられる指標はどれか。2つ選べ。

    a BMI
    b HbA1c
    c MMSE
    d PT-INR
    e SGA

    90.1%
  4. 111D-33

    舌咽神経麻痺の症状はどれか。1つ選べ。

    a 嗄声
    b 開鼻声
    c 口腔ジスキネジア
    d 舌前方2/3の味覚障害
    e 舌突出時の舌尖の偏位

    69.5%
  5. 111D-39

    腎機能を調べる検査項目はどれか。1つ選べ。

    a アルブミン
    b アルドラーゼ
    c クレアチニン
    d コリンエステラーゼ
    e α-フェトプロテイン

    97.4%
  6. 111D-42

    血液検査で歯性全身感染症の際に増加するのはどれか。3つ選べ。

    a CRP
    b CEA
    c 白血球数
    d アミラーゼ
    e プロカルシトニン

    37.4%
  7. 111D-43

    終末期口腔癌患者の緩和医療で正しいのはどれか。2つ選べ。

    a 延命を優先する。
    b 歯科医師が単独で行う。
    c 根治的治療を主体とする。
    d 疼痛コントロールが含まれる。
    e QOLを高めることを目的とする。

    99.5%
  8. 111D-47

    35歳の女性。下顎左側臼歯部の膨隆を主訴として来院した。
    病変は骨様硬で、疼痛や下唇の感覚異常はない。
    初診時の口腔内写真(別冊No.2A)、エックス線画像(別冊No.2B)、CT(別冊No.2C)及び生検時のΗ-E染色病理組織像(別冊No.2D)を別に示す。

    診断はどれか。1つ選べ。

    a 骨形成線維腫
    b エナメル上皮腫
    c 線維性異形成症
    d セメント芽細胞腫
    e 腺腫様歯原性腫瘍

    初診時の口腔内写真(別冊No.2A)、エックス線画像(別冊No.2B)

    CT(別冊No.2C)及び生検時のΗ-E染色病理組織像(別冊No.2D)

    85.0%
  9. 111D-55

    67歳の女性。口腔乾燥感と舌の痛みを主訴として来院した。
    1年前から自覚するようになったという。初診時の口腔内写真(別冊No.6)を別に示す。

    考えられるのはどれか。2つ選べ。

    a 狭心症
    b 脳梗塞
    c 悪性貧血
    d 骨粗鬆症
    e Sjögren症候群

    初診時の口腔内写真(別冊No.6)

    98.2%
  10. 111D-64

    8歳の女児。食べ物が嚙めないことを主訴として来院した。
    乳歯列期から前歯は咬んでいないという。
    心室中隔欠損とその閉鎖術の既往がある。
    低身長を呈し、知的障害を認める。
    口腔内所見として弄舌癖を認める。
    初診時の顔面写真(別冊No.10A)と口腔内写真(別冊No.10B)を別に示す。

    最も考えられる基礎疾患はどれか。1つ選べ。

    a Beckwith-Wiedemann症候群
    b Down症候群
    c Marfan症候群
    d Robinシークエンス
    e Treacher Collins症候群

    初診時の顔面写真(別冊No.10A)と口腔内写真(別冊No.10B)

    99.2%
  11. 111D-65

    22歳の女性。他院での歯科治療中に左側頰部に腫脹が急激に出現したため、紹介により緊急来院した。
    上顎左側第一小臼歯の根管治療を受けていたという。
    初診時の顔貌写真(別冊No.11A)とCT(別冊No.11B)を別に示す。

    適切な対応はどれか。1つ選べ。

    a 圧迫
    b 切開
    c 抗菌薬投与
    d 赤外線照射
    e マッサージ

    初診時の顔貌写真(別冊No.11A)とCT(別冊No.11B)

    96.6%
  12. 111D-74

    43歳の女性。口蓋部の腫瘤を主訴として来院した。
    2か月前に無痛性腫瘤に気付いたという。
    圧痛はなく、触診にて弾性硬である。
    初診時の口腔内写真(別冊No.20A)と摘出物のΗ-E染色病理組織像(別冊No.20B)を別に示す。

    診断名はどれか。1つ選べ。

    a 多形腺腫
    b 粘表皮癌
    c 腺様囊胞癌
    d 扁平上皮癌
    e 悪性リンパ腫

    口腔内写真(別冊No.20A)

    Η-E染色病理組織像(別冊No.20B)

    66.0%
  13. 111D-80

    生後1週の新生児。哺乳障害を主訴として来院した。
    初診時の口腔内写真(別冊No.26A)と切開線を赤色で記した家族説明用の手術計画の模式図(別冊No.26B)を別に示す。

    手術法はどれか。1つ選べ。

    a Millard法
    b Wardill法
    c Randall法
    d Manchester法
    e von Langenbeck法

    口腔内写真(別冊No.26A)と切開線を赤色で記した家族説明用の手術計画の模式図(別冊No.26B)

    30.9%
  14. 111D-86

    62歳の女性。かかりつけ歯科医で口蓋部の腫脹を指摘され、精査を希望して来院した。
    初診時の口腔内写真(別冊No.32A)、MRI脂肪抑制造影T1強調像と脂肪抑制T2強調像(別冊No.32B)、CT(別冊No.32C)及び生検時のΗ-E染色病理組織像(別冊No.32D)を別に示す。

    診断名はどれか。1つ選べ。

    a 膿瘍
    b 血管腫
    c 多形腺腫
    d 扁平上皮癌
    e エナメル上皮腫

    口腔内写真(別冊No.32A)、MRI脂肪抑制造影T1強調像と脂肪抑制T2強調像(別冊No.32B)、CT(別冊No.32C)及び生検時のΗ-E染色病理組織像(別冊No.32D)

    Η-E染色病理組織像(別冊No.32D)

    79.5%
問題番号 カテゴリ 問題 正答率
問題番号:111D-27

70歳の男性。食事中に水分が鼻から漏れることを主訴として来院した。

まず行う検査はどれか。1つ選べ。

a 舌圧検査
b 改訂水飲みテスト
c ブローイング検査
d 反復唾液嚥下テスト
e オーラルディアドコキネシス

正解:C
正答率:99.1%
問題番号:111D-31

栄養アセスメントで用いられる指標はどれか。2つ選べ。

a BMI
b HbA1c
c MMSE
d PT-INR
e SGA

正解:AE
正答率:90.1%
問題番号:111D-33

舌咽神経麻痺の症状はどれか。1つ選べ。

a 嗄声
b 開鼻声
c 口腔ジスキネジア
d 舌前方2/3の味覚障害
e 舌突出時の舌尖の偏位

正解:B
正答率:69.5%
問題番号:111D-39

腎機能を調べる検査項目はどれか。1つ選べ。

a アルブミン
b アルドラーゼ
c クレアチニン
d コリンエステラーゼ
e α-フェトプロテイン

正解:C
正答率:97.4%
問題番号:111D-42

血液検査で歯性全身感染症の際に増加するのはどれか。3つ選べ。

a CRP
b CEA
c 白血球数
d アミラーゼ
e プロカルシトニン

正解:ACE
正答率:37.4%
問題番号:111D-43

終末期口腔癌患者の緩和医療で正しいのはどれか。2つ選べ。

a 延命を優先する。
b 歯科医師が単独で行う。
c 根治的治療を主体とする。
d 疼痛コントロールが含まれる。
e QOLを高めることを目的とする。

正解:DE
正答率:99.5%
問題番号:111D-47

35歳の女性。下顎左側臼歯部の膨隆を主訴として来院した。
病変は骨様硬で、疼痛や下唇の感覚異常はない。
初診時の口腔内写真(別冊No.2A)、エックス線画像(別冊No.2B)、CT(別冊No.2C)及び生検時のΗ-E染色病理組織像(別冊No.2D)を別に示す。

診断はどれか。1つ選べ。

a 骨形成線維腫
b エナメル上皮腫
c 線維性異形成症
d セメント芽細胞腫
e 腺腫様歯原性腫瘍

初診時の口腔内写真(別冊No.2A)、エックス線画像(別冊No.2B)

CT(別冊No.2C)及び生検時のΗ-E染色病理組織像(別冊No.2D)

正解:A
正答率:85.0%
問題番号:111D-55

67歳の女性。口腔乾燥感と舌の痛みを主訴として来院した。
1年前から自覚するようになったという。初診時の口腔内写真(別冊No.6)を別に示す。

考えられるのはどれか。2つ選べ。

a 狭心症
b 脳梗塞
c 悪性貧血
d 骨粗鬆症
e Sjögren症候群

初診時の口腔内写真(別冊No.6)

正解:CE
正答率:98.2%
問題番号:111D-64

8歳の女児。食べ物が嚙めないことを主訴として来院した。
乳歯列期から前歯は咬んでいないという。
心室中隔欠損とその閉鎖術の既往がある。
低身長を呈し、知的障害を認める。
口腔内所見として弄舌癖を認める。
初診時の顔面写真(別冊No.10A)と口腔内写真(別冊No.10B)を別に示す。

最も考えられる基礎疾患はどれか。1つ選べ。

a Beckwith-Wiedemann症候群
b Down症候群
c Marfan症候群
d Robinシークエンス
e Treacher Collins症候群

初診時の顔面写真(別冊No.10A)と口腔内写真(別冊No.10B)

正解:B
正答率:99.2%
問題番号:111D-65

22歳の女性。他院での歯科治療中に左側頰部に腫脹が急激に出現したため、紹介により緊急来院した。
上顎左側第一小臼歯の根管治療を受けていたという。
初診時の顔貌写真(別冊No.11A)とCT(別冊No.11B)を別に示す。

適切な対応はどれか。1つ選べ。

a 圧迫
b 切開
c 抗菌薬投与
d 赤外線照射
e マッサージ

初診時の顔貌写真(別冊No.11A)とCT(別冊No.11B)

正解:C
正答率:96.6%
問題番号:111D-74

43歳の女性。口蓋部の腫瘤を主訴として来院した。
2か月前に無痛性腫瘤に気付いたという。
圧痛はなく、触診にて弾性硬である。
初診時の口腔内写真(別冊No.20A)と摘出物のΗ-E染色病理組織像(別冊No.20B)を別に示す。

診断名はどれか。1つ選べ。

a 多形腺腫
b 粘表皮癌
c 腺様囊胞癌
d 扁平上皮癌
e 悪性リンパ腫

口腔内写真(別冊No.20A)

Η-E染色病理組織像(別冊No.20B)

正解:B
正答率:66.0%
問題番号:111D-80

生後1週の新生児。哺乳障害を主訴として来院した。
初診時の口腔内写真(別冊No.26A)と切開線を赤色で記した家族説明用の手術計画の模式図(別冊No.26B)を別に示す。

手術法はどれか。1つ選べ。

a Millard法
b Wardill法
c Randall法
d Manchester法
e von Langenbeck法

口腔内写真(別冊No.26A)と切開線を赤色で記した家族説明用の手術計画の模式図(別冊No.26B)

正解:C
正答率:30.9%
問題番号:111D-86

62歳の女性。かかりつけ歯科医で口蓋部の腫脹を指摘され、精査を希望して来院した。
初診時の口腔内写真(別冊No.32A)、MRI脂肪抑制造影T1強調像と脂肪抑制T2強調像(別冊No.32B)、CT(別冊No.32C)及び生検時のΗ-E染色病理組織像(別冊No.32D)を別に示す。

診断名はどれか。1つ選べ。

a 膿瘍
b 血管腫
c 多形腺腫
d 扁平上皮癌
e エナメル上皮腫

口腔内写真(別冊No.32A)、MRI脂肪抑制造影T1強調像と脂肪抑制T2強調像(別冊No.32B)、CT(別冊No.32C)及び生検時のΗ-E染色病理組織像(別冊No.32D)

Η-E染色病理組織像(別冊No.32D)

正解:C
正答率:79.5%

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