歯科医師国家試験 過去問題

歯科医師国家試験 口腔外科学

過去問題目次

  1. 問題番号
    問題
    正答率
  2. 112B-29

    手術器具の写真(別冊No.4)を別に示す。

    使用目的はどれか。2つ選べ。

    a 止血
    b 穿刺
    c 搔爬
    d 把持
    e 抜歯

    手術器具の写真

    85.0%
  3. 112B-33

    発声時に舌の位置が最も低いのはどれか。1つ選べ。

    a [a]
    b [i]
    c [u]
    d [e]
    e [o]

    34.9%
  4. 112B-42

    Goldenhar症候群にみられる症状はどれか。2つ選べ。

    a 巨舌
    b 横顔裂
    c 両眼隔離
    d 下顎低形成
    e 頭蓋骨早期癒合

    73.0%
  5. 112B-46

    上咽頭腔の狭窄による口呼吸のリスクが高いのはどれか。2つ選べ。

    a Apert症候群
    b Crouzon症候群
    c Robinシークエンス
    d Treacher Collins 症候群
    e Beckwith-Wiedemann 症候群

    48.0%
  6. 112B-52

    口腔外傷予防のためのマウスガードで正しいのはどれか。2つ選べ。

    a ひどい汚れは熱湯で洗浄する。
    b 運動量が多いスポーツでは装着できない。
    c コンタクトスポーツで使用が推奨される。
    d カスタムメイドタイプは作業用模型上で製作する。
    e マウスフォームドタイプは良好な装着感を得やすい。

    77.2%
  7. 112B-53

    口底部の腫瘤の口腔内写真(別冊No.9A)と生検時のΗ-E染色病理組織像(別冊No.9B)を別に示す。

    この疾患の特徴はどれか。2つ選べ。

    a 遠隔転移しやすい。
    b 放射線感受性が高い。
    c 明瞭な被膜を有する。
    d リンパ節転移はない。
    e 神経組織への浸潤が多い。

    腫瘤の口腔内写真

    生検時のΗ-E染色病理組織像

     

    91.7%
  8. 112B-55

    運動を実行する身体機能が保たれているにもかかわらず、熟練した運動行為を遂行することができない神経学的障害はどれか。1つ選べ。

    a 失行
    b 失認
    c 無動
    d 運動失調症
    e 協調運動障害

    62.3%
  9. 112B-57

    歯の異常と疾患の組合せで正しいのはどれか。1つ選べ。

    a 過剰歯---------------Down症候群
    b 矮小歯---------------鎖骨頭蓋骨異形成症
    c 先天欠如-------------骨形成不全症
    d 乳歯早期脱落--------低フォスファターゼ症
    e 象牙質形成不全------先天性外胚葉異形成症

    97.2%
  10. 112B-63

    上顎スタビライゼーションスプリントについて、咬合位と咬合接触部位の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。

    a 前方咬合位-------------下顎前歯切縁
    b 側方咬合位-------------作業側の下顎臼歯部頰側咬頭
    c 側方咬合位-------------非作業側の下顎臼歯部舌側咬頭
    d 習慣性咬合位----------下顎臼歯部頰舌側咬頭
    e 習慣性咬合位----------下顎臼歯部頰側咬頭頂

    28.7%
  11. 112B-70

    92歳の女性。今朝から閉口ができなくなったことを主訴として、訪問歯科診療の依頼があった。
    義歯は最近、外したままにしているという。
    初診時の顔貌写真(別冊No.18)を別に示す。

    最も疑われるのはどれか。1つ選べ。

    a 顎関節脱臼
    b 顎放線菌症
    c 顎関節強直症
    d 顎関節症I型
    e リウマチ性顎関節炎

    顔貌写真

    99.3%
  12. 112B-78

    52歳の女性。左側頰部の違和感を主訴として来院した。
    1年前から上顎左側第一小臼歯に痛みがあったが、そのままにしていたという。
    左側頰部に熱感と腫脹はない。
    検査の結果、抗菌薬投与と抜歯を行い、上顎洞と交通が認められたため洞内洗浄を実施した。
    初診時の口腔内写真(別冊No.26A)、エックス線画像(別冊No.26B)及びCT(別冊No.26C)を別に示す。

    その後、口腔と上顎洞の交通を閉鎖できると判断する要件はどれか。2つ選べ。

    a 囊胞の縮小
    b 排膿の消失
    c 腐骨の分離
    d 患側の自然孔の再開通
    e 患側の上顎洞粘膜の肥厚

    口腔内写真、エックス線画像

    CT

    66.0%
  13. 112B-79

    82歳の女性。下顎右側臼歯部の咬合痛を主訴として来院した。
    5日前に気付いたがそのままにしていたという。
    下顎右側臼歯部歯肉に異常はないが、右側のオトガイ神経支配領域に感覚異常を認める。
    初診時の口腔内写真(別冊No.27A)、エックス線画像(別冊No.27B)、造影CT(別冊No.27C)及び生検時のΗ-E染色病理組織像(別冊No.27D)を別に示す。

    診断名はどれか。1つ選べ。

    a 歯根囊胞
    b 扁平上皮癌
    c 下顎骨骨髄炎
    d 歯原性粘液腫
    e エナメル上皮腫

    口腔内写真、エックス線画像、造影CT

    Η-E染色病理組織像

    98.3%
  14. 112B-85

    4歳の男児。定期的な口腔管理を希望して来院した。
    生後3か月時に口唇閉鎖術、1歳2か月時に口蓋形成術を受けたという。
    来院時の顔貌写真(別冊No.33A) と口腔内写真(別冊No.33B)を別に示す。

    現時点で行うべき対応はどれか。2つ選べ。

    a 食事指導
    b 過剰歯の抜去
    c 口腔衛生指導
    d 上唇小帯切除術
    e 上顎左側乳中切歯の抜去

    顔貌写真

    口腔内写真

    48.0%
  15. 112B-86

    40歳の男性。下唇のしびれを主訴として来院した。
    3日前に他院で下顎右側智歯を抜去し、その後に生じたという。
    触覚検査と二点識別検査の結果、オトガイ部と下唇の一部は健側と比べて閾値が上昇していた。
    初診時に閾値の上昇がみられた範囲を印記した顔貌写真(別冊No.34A)と抜歯後のエックス線画像(別冊No.34B)を別に示す。

    適切な処置はどれか。1つ選べ。

    a 神経縫合
    b 抗菌薬の投与
    c 抜歯窩の再搔爬
    d ビタミンB12の投与
    e カルバマゼピンの投与

    顔貌写真と抜歯後のエックス線画像

    94.7%
問題番号カテゴリ問題正答率
問題番号:112B-29

手術器具の写真(別冊No.4)を別に示す。

使用目的はどれか。2つ選べ。

a 止血
b 穿刺
c 搔爬
d 把持
e 抜歯

手術器具の写真

正解:AD
正答率:85.0%
問題番号:112B-33

発声時に舌の位置が最も低いのはどれか。1つ選べ。

a [a]
b [i]
c [u]
d [e]
e [o]

正解:A
正答率:34.9%
問題番号:112B-42

Goldenhar症候群にみられる症状はどれか。2つ選べ。

a 巨舌
b 横顔裂
c 両眼隔離
d 下顎低形成
e 頭蓋骨早期癒合

正解:BD
正答率:73.0%
問題番号:112B-46

上咽頭腔の狭窄による口呼吸のリスクが高いのはどれか。2つ選べ。

a Apert症候群
b Crouzon症候群
c Robinシークエンス
d Treacher Collins 症候群
e Beckwith-Wiedemann 症候群

正解:AB
正答率:48.0%
問題番号:112B-52

口腔外傷予防のためのマウスガードで正しいのはどれか。2つ選べ。

a ひどい汚れは熱湯で洗浄する。
b 運動量が多いスポーツでは装着できない。
c コンタクトスポーツで使用が推奨される。
d カスタムメイドタイプは作業用模型上で製作する。
e マウスフォームドタイプは良好な装着感を得やすい。

正解:CD
正答率:77.2%
問題番号:112B-53

口底部の腫瘤の口腔内写真(別冊No.9A)と生検時のΗ-E染色病理組織像(別冊No.9B)を別に示す。

この疾患の特徴はどれか。2つ選べ。

a 遠隔転移しやすい。
b 放射線感受性が高い。
c 明瞭な被膜を有する。
d リンパ節転移はない。
e 神経組織への浸潤が多い。

腫瘤の口腔内写真

生検時のΗ-E染色病理組織像

 

正解:AE
正答率:91.7%
問題番号:112B-55

運動を実行する身体機能が保たれているにもかかわらず、熟練した運動行為を遂行することができない神経学的障害はどれか。1つ選べ。

a 失行
b 失認
c 無動
d 運動失調症
e 協調運動障害

正解:A
正答率:62.3%
問題番号:112B-57

歯の異常と疾患の組合せで正しいのはどれか。1つ選べ。

a 過剰歯---------------Down症候群
b 矮小歯---------------鎖骨頭蓋骨異形成症
c 先天欠如-------------骨形成不全症
d 乳歯早期脱落--------低フォスファターゼ症
e 象牙質形成不全------先天性外胚葉異形成症

正解:D
正答率:97.2%
問題番号:112B-63

上顎スタビライゼーションスプリントについて、咬合位と咬合接触部位の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。

a 前方咬合位-------------下顎前歯切縁
b 側方咬合位-------------作業側の下顎臼歯部頰側咬頭
c 側方咬合位-------------非作業側の下顎臼歯部舌側咬頭
d 習慣性咬合位----------下顎臼歯部頰舌側咬頭
e 習慣性咬合位----------下顎臼歯部頰側咬頭頂

正解:AE
正答率:28.7%
問題番号:112B-70

92歳の女性。今朝から閉口ができなくなったことを主訴として、訪問歯科診療の依頼があった。
義歯は最近、外したままにしているという。
初診時の顔貌写真(別冊No.18)を別に示す。

最も疑われるのはどれか。1つ選べ。

a 顎関節脱臼
b 顎放線菌症
c 顎関節強直症
d 顎関節症I型
e リウマチ性顎関節炎

顔貌写真

正解:A
正答率:99.3%
問題番号:112B-78

52歳の女性。左側頰部の違和感を主訴として来院した。
1年前から上顎左側第一小臼歯に痛みがあったが、そのままにしていたという。
左側頰部に熱感と腫脹はない。
検査の結果、抗菌薬投与と抜歯を行い、上顎洞と交通が認められたため洞内洗浄を実施した。
初診時の口腔内写真(別冊No.26A)、エックス線画像(別冊No.26B)及びCT(別冊No.26C)を別に示す。

その後、口腔と上顎洞の交通を閉鎖できると判断する要件はどれか。2つ選べ。

a 囊胞の縮小
b 排膿の消失
c 腐骨の分離
d 患側の自然孔の再開通
e 患側の上顎洞粘膜の肥厚

口腔内写真、エックス線画像

CT

正解:BD
正答率:66.0%
問題番号:112B-79

82歳の女性。下顎右側臼歯部の咬合痛を主訴として来院した。
5日前に気付いたがそのままにしていたという。
下顎右側臼歯部歯肉に異常はないが、右側のオトガイ神経支配領域に感覚異常を認める。
初診時の口腔内写真(別冊No.27A)、エックス線画像(別冊No.27B)、造影CT(別冊No.27C)及び生検時のΗ-E染色病理組織像(別冊No.27D)を別に示す。

診断名はどれか。1つ選べ。

a 歯根囊胞
b 扁平上皮癌
c 下顎骨骨髄炎
d 歯原性粘液腫
e エナメル上皮腫

口腔内写真、エックス線画像、造影CT

Η-E染色病理組織像

正解:B
正答率:98.3%
問題番号:112B-85

4歳の男児。定期的な口腔管理を希望して来院した。
生後3か月時に口唇閉鎖術、1歳2か月時に口蓋形成術を受けたという。
来院時の顔貌写真(別冊No.33A) と口腔内写真(別冊No.33B)を別に示す。

現時点で行うべき対応はどれか。2つ選べ。

a 食事指導
b 過剰歯の抜去
c 口腔衛生指導
d 上唇小帯切除術
e 上顎左側乳中切歯の抜去

顔貌写真

口腔内写真

正解:AC
正答率:48.0%
問題番号:112B-86

40歳の男性。下唇のしびれを主訴として来院した。
3日前に他院で下顎右側智歯を抜去し、その後に生じたという。
触覚検査と二点識別検査の結果、オトガイ部と下唇の一部は健側と比べて閾値が上昇していた。
初診時に閾値の上昇がみられた範囲を印記した顔貌写真(別冊No.34A)と抜歯後のエックス線画像(別冊No.34B)を別に示す。

適切な処置はどれか。1つ選べ。

a 神経縫合
b 抗菌薬の投与
c 抜歯窩の再搔爬
d ビタミンB12の投与
e カルバマゼピンの投与

顔貌写真と抜歯後のエックス線画像

正解:D
正答率:94.7%

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