歯科医師国家試験 過去問題

摂食・嚥下障害の治療計画と訓練

過去問題目次

  1. 問題番号
    問題
    正答率
  2. 110A-118

    90歳の男性。脳梗塞による摂食・嚥下障害によって経口摂取を禁止されている。右片麻痺がある。経口摂取の再開にあたり、直接訓練を行うこととした。
    適切なのはどれか。2つ選べ。

    a 仰臥位にする。
    b 横向き嚥下とする。
    c 箸を使って訓練する。
    d 水分にとろみをつける。
    e 水分を多く含む粥を摂取する。

    88.5%
  3. 110D-15

    74歳の男性。摂食・嚥下リハビリテーションを目的に紹介受診した。
    舌癌の診断で舌半側切除術、左下顎区域切除術、頸部郭清術および皮弁と再建プレートによる再建術を受けたという。
    嚥下造影検査で検査食の梨状窩への残留を認めた。実施した摂食・嚥下機能訓練時の写真(別冊No.15)を別に示す。
    この訓練の目的はどれか。1つ選べ。

    a 喉頭挙上の強化
    b 声門閉鎖の強化
    c 頸部可動域の拡大
    d 呼吸筋の筋力増強
    e 鼻咽腔閉鎖の改善

    摂食・嚥下機能訓練時の写真

    70.4%
  4. 111B-26

    摂食嚥下障害に伴う機能低下と訓練の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。

    a 開口量減少―――――――アイスマッサージ
    b 舌筋力低下―――――――舌抵抗訓練
    c 食塊移送能低下―――――息こらえ嚥下
    d 喉頭挙上能低下―――――頭部挙上訓練
    e 声門閉鎖機能不全――――バルーン拡張法

    82.0%
  5. 111D-76

    48歳の男性。食事摂取の困難を主訴として来院した。
    脳性麻痺の既往があり、自立歩行はできない。
    ある訓練を実施することとした。
    訓練時の写真(別冊No.22)を別に示す。

    改善が期待できるのはどれか。2つ選べ。

    a 舌圧
    b 嚥下反射
    c 食塊形成能
    d 口唇閉鎖機能
    e 鼻咽腔閉鎖機能

    訓練時の写真(別冊No.22)

    87.9%
  6. 111D-85

    79歳の男性。食事摂取の困難を主訴として来院した。
    水でむせやすくなり、食事時間が長くなってきたという。
    嚥下反射の惹起は良好である。
    米飯摂取後の嚥下内視鏡検査の画像(別冊No.31)を別に示す。

    この状態を改善させるのはどれか。1つ選べ。

    a 頸部回旋
    b 頸部伸展
    c 息こらえ嚥下
    d 嚥下の意識化
    e 体幹角度調整

    嚥下内視鏡検査の画像(別冊No.31)

    47.6%
  7. 112A-53

    74歳の男性。食事摂取の困難を主訴として来院した。
    既往歴として脳梗塞がある。
    嚥下造影検査を行ったところ、喉頭閉鎖不良による水分誤嚥を認めた。

    適切な対応はどれか。2つ選べ。

    a 水分摂取制限
    b プッシング訓練
    c アイスマッサージ
    d 息こらえ嚥下訓練
    e 舌接触補助床製作

    87.7%
  8. 112D-55

    77歳の女性。食事時間の延長を主訴として来院した。
    半年前から自覚しているという。
    脳梗塞の既往がある。
    口腔内診査の結果、上下顎全部床義歯の適合は良好であった。
    ある検査を行ったところ基準値よりも低値を示した。検査機器の写真(別冊No.7)を別に示す。

    適切な対応はどれか。2つ選べ。

    a 舌抵抗訓練
    b 舌可動域訓練
    c バルーン拡張訓練
    d 舌接触補助床の製作
    e タングガードの製作

    検査機器の写真

    66.5%
  9. 113A-41

    摂食嚥下の先行期に作用する直接訓練法はどれか。1つ選べ。

    a 空嚥下
    b 咀嚼訓練
    c 努力嚥下
    d 複数回嚥下
    e ペーシング訓練

    77.5%
  10. 113A-85

    異なる物性の検査食を用いて行う直接訓練法はどれか。1つ選べ。

    a 交互嚥下
    b 複数回嚥下
    c 横向き嚥下
    d 息こらえ嚥下
    e うなずき嚥下

    95.9%
  11. 113B-60

    80歳の男性。入れ歯がうまく使えないことを主訴として来院した。
    5年前に上下顎全部床義歯を製作し問題なく使用していたが、最近になって咀嚼が困難になったという。
    認知機能の低下は認めない。
    義歯の適合と咬合状態に問題はない。
    ある検査を行ったところ基準値より低値を示した。
    検査時の写真(別冊No.15A)と検査結果の写真(別冊No.15B)を別に示す。

    この患者に起こり得るのはどれか。1つ選べ。

    a 流涎
    b 鼻腔への逆流
    c 食塊の移送困難
    d 声門の閉鎖不全
    e 食道入口部の開大不全

    検査時の写真と検査結果の写真

    95.9%
  12. 113D-73

    75歳の男性。食事に時間がかかることを主訴として家族と来院した。
    半年前に気付いたがそのままにしていたという。
    検査結果の一部を表に示す。

    検査結果の一部

    適切な対応はどれか。2つ選べ。

    a 構音訓練
    b 舌抵抗訓練
    c 頸部可動域訓練
    d バルーン拡張訓練
    e プッシング・プリング訓練

    92.2%
  13. 114A-38

    日本摂食嚥下リハビリテーション学会の嚥下調整食分類2013を図に示す。

    日本摂食嚥下リハビリテーション学会の嚥下調整食分類2013

    軟飯や全粥はどれか。1つ選べ。

    a ア
    b イ
    c ウ
    d エ
    e オ

    14.4%
  14. 114A-46

    82歳の女性。食事中のむせを主訴として訪問歯科診療の依頼があった。
    Alzheimer型認知症で施設に入所している。
    ミールラウンドで食事の観察を行ったところ、食形態は普通食で、多量の食物を急いで搔き込む動作がみられた。
    初診時の口腔内写真(別冊No.16)を別に示す。口腔機能評価の結果を表に示す。

    評価項目

    口腔衛生指導とともにまず行うのはどれか。1つ選べ。

    a 嚥下訓練
    b 構音訓練
    c 義歯の新製
    d 舌抵抗訓練
    e 食形態の指導

    初診時の口腔内写真

    47.5%
  15. 114B-27

    加齢による鼻咽腔閉鎖機能不全に有効なのはどれか。1つ選べ。

    a 舌抵抗訓練
    b 頭部挙上訓練
    c プッシング訓練
    d バルーン拡張訓練
    e ブローイング訓練

    96.8%
  16. 114B-38

    歯科医師の指示の下に嚥下訓練を行えるのはどれか。2つ選べ。

    a 管理栄養士
    b 言語聴覚士
    c 作業療法士
    d 歯科衛生士
    e 理学療法士

    93.5%
  17. 114C-46

    76歳の女性。よだれが垂れることを主訴として来院した。
    最近、夫から指摘されるようになったという。
    特記すべき既往歴はない。顔面の運動障害や知覚障害は認めない。

    診察の結果、ある訓練を行うこととした。訓練前と訓練中の写真(別冊No.15)を別に示す。

    この訓練の効果を評価するのはどれか。1つ選べ。

    a RSST
    b MWST
    c 舌圧検査
    d フードテスト
    e オーラルディアドコキネシス

    訓練前と訓練中の写真

    92.4%
  18. 115A-27

    72歳の男性。食事がしづらいことを主訴として来院した。
    半年前に脳梗塞を発症したという。
    日常生活に支障をきたす運動障害は認められなかった。
    初診時の医療面接で一部聞き取りにくい単語が認められた。

    診断をした結果、機能訓練を行うこととした。
    訓練中の写真(別冊No.5)を別に示す。

    訓練に有効な装置はどれか。1つ選べ。

    a スプリント
    b 舌接触補助床
    c スピーチエイド
    d 軟口蓋挙上装置
    e オブチュレーター

    訓練中の写真

    81.5%
  19. 115C-60

    82歳の女性。最近むせるようになったことを主訴として家族と来院した。
    7年前から認知症と診断され、現在全介助であるという。
    1年前から食事に時間がかかるようになり、最近ではお茶でよくむせるという。
    誤嚥性肺炎の既往はない。
    口腔清掃状況は良好であった。
    初診時の摂食姿勢の写真(別冊No.22A)ととろみをつけた飲み物の摂食指導後の姿勢の写真(別冊No.22B )を別に示す。

    指導後はむせずに嚥下できた。次に行うのはどれか。1つ選べ。

    a 横向き嚥下
    b 嚥下の意識化
    c 食環境の改善
    d 食内容の指導
    e ブローイング訓練

    摂食姿勢の写真と摂食指導後の姿勢の写真

    66.0%
  20. 116A-29

    摂食嚥下リハビリテーションにおける頭部挙上訓練により機能回復が期待できる筋はどれか。3つ選べ。

    a 咬筋
    b 顎舌骨筋
    c 茎突舌筋
    d 顎二腹筋前腹
    e オトガイ舌骨筋

    85.2%
  21. 116B-85

    72歳の男性。食事時のむせを主訴として来院した。
    脳梗塞の既往があり、脳神経内科に通院中であるという。
    口腔機能検査では異常が認められなかったものの、 嗄声を生じていたので耳鼻咽喉科医に精査を依頼した。
    嚥下内視鏡検査の結果、液体摂取時に誤嚥が認められたため、機能改善を目指した訓練を行うこととした。
    安静時と「イ」発声時の嚥下内視鏡画像(別冊No.37)を別に示す。

    推奨されるのはどれか。1つ選べ。

    a 咀嚼訓練
    b 舌抵抗訓練
    c プッシング訓練
    d バルーン拡張訓練
    e ブローイング訓練

    発声時の嚥下内視鏡画像

    94.1%
  22. 116C-58

    舌圧が低下した摂食嚥下障害患者に対して、舌接触補助床を用いて嚥下時の食塊移送を改善するのはどれか。1つ選べ。

    a 経済的アプローチ
    b 心理的アプローチ
    c 代償的アプローチ
    d 治療的アプローチ
    e 環境改善アプローチ

    86.5%
問題番号 カテゴリ 問題 正答率
問題番号:110A-118

90歳の男性。脳梗塞による摂食・嚥下障害によって経口摂取を禁止されている。右片麻痺がある。経口摂取の再開にあたり、直接訓練を行うこととした。
適切なのはどれか。2つ選べ。

a 仰臥位にする。
b 横向き嚥下とする。
c 箸を使って訓練する。
d 水分にとろみをつける。
e 水分を多く含む粥を摂取する。

正解:BD
正答率:88.5%
問題番号:110D-15

74歳の男性。摂食・嚥下リハビリテーションを目的に紹介受診した。
舌癌の診断で舌半側切除術、左下顎区域切除術、頸部郭清術および皮弁と再建プレートによる再建術を受けたという。
嚥下造影検査で検査食の梨状窩への残留を認めた。実施した摂食・嚥下機能訓練時の写真(別冊No.15)を別に示す。
この訓練の目的はどれか。1つ選べ。

a 喉頭挙上の強化
b 声門閉鎖の強化
c 頸部可動域の拡大
d 呼吸筋の筋力増強
e 鼻咽腔閉鎖の改善

摂食・嚥下機能訓練時の写真

正解:A
正答率:70.4%
問題番号:111B-26

摂食嚥下障害に伴う機能低下と訓練の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。

a 開口量減少―――――――アイスマッサージ
b 舌筋力低下―――――――舌抵抗訓練
c 食塊移送能低下―――――息こらえ嚥下
d 喉頭挙上能低下―――――頭部挙上訓練
e 声門閉鎖機能不全――――バルーン拡張法

正解:BD
正答率:82.0%
問題番号:111D-76

48歳の男性。食事摂取の困難を主訴として来院した。
脳性麻痺の既往があり、自立歩行はできない。
ある訓練を実施することとした。
訓練時の写真(別冊No.22)を別に示す。

改善が期待できるのはどれか。2つ選べ。

a 舌圧
b 嚥下反射
c 食塊形成能
d 口唇閉鎖機能
e 鼻咽腔閉鎖機能

訓練時の写真(別冊No.22)

正解:DE
正答率:87.9%
問題番号:111D-85

79歳の男性。食事摂取の困難を主訴として来院した。
水でむせやすくなり、食事時間が長くなってきたという。
嚥下反射の惹起は良好である。
米飯摂取後の嚥下内視鏡検査の画像(別冊No.31)を別に示す。

この状態を改善させるのはどれか。1つ選べ。

a 頸部回旋
b 頸部伸展
c 息こらえ嚥下
d 嚥下の意識化
e 体幹角度調整

嚥下内視鏡検査の画像(別冊No.31)

正解:A
正答率:47.6%
問題番号:112A-53

74歳の男性。食事摂取の困難を主訴として来院した。
既往歴として脳梗塞がある。
嚥下造影検査を行ったところ、喉頭閉鎖不良による水分誤嚥を認めた。

適切な対応はどれか。2つ選べ。

a 水分摂取制限
b プッシング訓練
c アイスマッサージ
d 息こらえ嚥下訓練
e 舌接触補助床製作

正解:BD
正答率:87.7%
問題番号:112D-55

77歳の女性。食事時間の延長を主訴として来院した。
半年前から自覚しているという。
脳梗塞の既往がある。
口腔内診査の結果、上下顎全部床義歯の適合は良好であった。
ある検査を行ったところ基準値よりも低値を示した。検査機器の写真(別冊No.7)を別に示す。

適切な対応はどれか。2つ選べ。

a 舌抵抗訓練
b 舌可動域訓練
c バルーン拡張訓練
d 舌接触補助床の製作
e タングガードの製作

検査機器の写真

正解:AD
正答率:66.5%
問題番号:113A-41

摂食嚥下の先行期に作用する直接訓練法はどれか。1つ選べ。

a 空嚥下
b 咀嚼訓練
c 努力嚥下
d 複数回嚥下
e ペーシング訓練

正解:E
正答率:77.5%
問題番号:113A-85

異なる物性の検査食を用いて行う直接訓練法はどれか。1つ選べ。

a 交互嚥下
b 複数回嚥下
c 横向き嚥下
d 息こらえ嚥下
e うなずき嚥下

正解:A
正答率:95.9%
問題番号:113B-60

80歳の男性。入れ歯がうまく使えないことを主訴として来院した。
5年前に上下顎全部床義歯を製作し問題なく使用していたが、最近になって咀嚼が困難になったという。
認知機能の低下は認めない。
義歯の適合と咬合状態に問題はない。
ある検査を行ったところ基準値より低値を示した。
検査時の写真(別冊No.15A)と検査結果の写真(別冊No.15B)を別に示す。

この患者に起こり得るのはどれか。1つ選べ。

a 流涎
b 鼻腔への逆流
c 食塊の移送困難
d 声門の閉鎖不全
e 食道入口部の開大不全

検査時の写真と検査結果の写真

正解:C
正答率:95.9%
問題番号:113D-73

75歳の男性。食事に時間がかかることを主訴として家族と来院した。
半年前に気付いたがそのままにしていたという。
検査結果の一部を表に示す。

検査結果の一部

適切な対応はどれか。2つ選べ。

a 構音訓練
b 舌抵抗訓練
c 頸部可動域訓練
d バルーン拡張訓練
e プッシング・プリング訓練

正解:AB
正答率:92.2%
問題番号:114A-38

日本摂食嚥下リハビリテーション学会の嚥下調整食分類2013を図に示す。

日本摂食嚥下リハビリテーション学会の嚥下調整食分類2013

軟飯や全粥はどれか。1つ選べ。

a ア
b イ
c ウ
d エ
e オ

正解:E
正答率:14.4%
問題番号:114A-46

82歳の女性。食事中のむせを主訴として訪問歯科診療の依頼があった。
Alzheimer型認知症で施設に入所している。
ミールラウンドで食事の観察を行ったところ、食形態は普通食で、多量の食物を急いで搔き込む動作がみられた。
初診時の口腔内写真(別冊No.16)を別に示す。口腔機能評価の結果を表に示す。

評価項目

口腔衛生指導とともにまず行うのはどれか。1つ選べ。

a 嚥下訓練
b 構音訓練
c 義歯の新製
d 舌抵抗訓練
e 食形態の指導

初診時の口腔内写真

正解:E
正答率:47.5%
問題番号:114B-27

加齢による鼻咽腔閉鎖機能不全に有効なのはどれか。1つ選べ。

a 舌抵抗訓練
b 頭部挙上訓練
c プッシング訓練
d バルーン拡張訓練
e ブローイング訓練

正解:E
正答率:96.8%
問題番号:114B-38

歯科医師の指示の下に嚥下訓練を行えるのはどれか。2つ選べ。

a 管理栄養士
b 言語聴覚士
c 作業療法士
d 歯科衛生士
e 理学療法士

正解:BD
正答率:93.5%
問題番号:114C-46

76歳の女性。よだれが垂れることを主訴として来院した。
最近、夫から指摘されるようになったという。
特記すべき既往歴はない。顔面の運動障害や知覚障害は認めない。

診察の結果、ある訓練を行うこととした。訓練前と訓練中の写真(別冊No.15)を別に示す。

この訓練の効果を評価するのはどれか。1つ選べ。

a RSST
b MWST
c 舌圧検査
d フードテスト
e オーラルディアドコキネシス

訓練前と訓練中の写真

正解:E
正答率:92.4%
問題番号:115A-27

72歳の男性。食事がしづらいことを主訴として来院した。
半年前に脳梗塞を発症したという。
日常生活に支障をきたす運動障害は認められなかった。
初診時の医療面接で一部聞き取りにくい単語が認められた。

診断をした結果、機能訓練を行うこととした。
訓練中の写真(別冊No.5)を別に示す。

訓練に有効な装置はどれか。1つ選べ。

a スプリント
b 舌接触補助床
c スピーチエイド
d 軟口蓋挙上装置
e オブチュレーター

訓練中の写真

正解:D
正答率:81.5%
問題番号:115C-60

82歳の女性。最近むせるようになったことを主訴として家族と来院した。
7年前から認知症と診断され、現在全介助であるという。
1年前から食事に時間がかかるようになり、最近ではお茶でよくむせるという。
誤嚥性肺炎の既往はない。
口腔清掃状況は良好であった。
初診時の摂食姿勢の写真(別冊No.22A)ととろみをつけた飲み物の摂食指導後の姿勢の写真(別冊No.22B )を別に示す。

指導後はむせずに嚥下できた。次に行うのはどれか。1つ選べ。

a 横向き嚥下
b 嚥下の意識化
c 食環境の改善
d 食内容の指導
e ブローイング訓練

摂食姿勢の写真と摂食指導後の姿勢の写真

正解:D
正答率:66.0%
問題番号:116A-29

摂食嚥下リハビリテーションにおける頭部挙上訓練により機能回復が期待できる筋はどれか。3つ選べ。

a 咬筋
b 顎舌骨筋
c 茎突舌筋
d 顎二腹筋前腹
e オトガイ舌骨筋

正解:BDE
正答率:85.2%
問題番号:116B-85

72歳の男性。食事時のむせを主訴として来院した。
脳梗塞の既往があり、脳神経内科に通院中であるという。
口腔機能検査では異常が認められなかったものの、 嗄声を生じていたので耳鼻咽喉科医に精査を依頼した。
嚥下内視鏡検査の結果、液体摂取時に誤嚥が認められたため、機能改善を目指した訓練を行うこととした。
安静時と「イ」発声時の嚥下内視鏡画像(別冊No.37)を別に示す。

推奨されるのはどれか。1つ選べ。

a 咀嚼訓練
b 舌抵抗訓練
c プッシング訓練
d バルーン拡張訓練
e ブローイング訓練

発声時の嚥下内視鏡画像

正解:C
正答率:94.1%
問題番号:116C-58

舌圧が低下した摂食嚥下障害患者に対して、舌接触補助床を用いて嚥下時の食塊移送を改善するのはどれか。1つ選べ。

a 経済的アプローチ
b 心理的アプローチ
c 代償的アプローチ
d 治療的アプローチ
e 環境改善アプローチ

正解:C
正答率:86.5%