歯科医師国家試験 過去問題

マルチブラケット装置

過去問題目次

  1. 問題番号
    問題
    正答率
  2. 110A-48

    22歳の女性。前歯部の叢生を主訴として来院した。Arch length discrepancyは-3mmである。非抜歯の治療を行うこととした。セファロ分析の計測部位を図に示す。

     セファロ分析の計測部位

    治療後に小さくなることが予測されるのはどれか。2つ選べ。

    a ア
    b イ
    c ウ
    d エ
    e オ

    65.9%
  3. 110C-122

    矯正治療中の口腔内写真(別冊No.20)を別に示す。
    この段階で用いるアーチワイヤーに必要な特性はどれか。1つ選べ。
    ※第110回C問題の画像は厚生労働省ホームページでの公開をしていません

    a 低い弾性限
    b 大きなたわみ
    c 高い弾性係数
    d 高い摩擦係数
    e 良好な超弾性

    49.9%
  4. 110D-3

    15歳の女子。上下顎前歯部の審美性の改善を希望して来院した。Arch length discrepancyは-3mmで、anterior ratioは82% (標準値78%)である。
    上下顎にマルチブラケット装置を用いて矯正治療を行うこととした。
    初診時の顔面写真(別冊No.3A)、口腔内写真(別冊No.3B)及びエックス線写真(別冊No.3C)を別に示す。セファロ分析の結果を図に示す。

    セファロ分析の結果

    適切な治療方針はどれか。2つ選べ。

    a B¤Bの抜歯
    b LªLの抜歯
    c #Bの歯冠修復
    d #Bの抜歯と欠損補綴
    e 下顎前歯のストリッピング

    顔面写真、口腔内写真

    エックス線写真

    72.8%
  5. 111B-43

    矯正用プライヤーの写真(別冊No.3)を別に示す。

    角線の屈曲に用いるのはどれか。2つ選べ。

    a ア
    b イ
    c ウ
    d エ
    e オ

    矯正用プライヤーの写真(別冊No.3)

    0.0%
  6. 111C-39

    矯正治療に用いるループの図(別冊No.3)を別に示す。

    同じ活性化量で最も大きな矯正力を発揮するのはどれか。1つ選べ。

    a ア
    b イ
    c ウ
    d エ
    e オ

    矯正治療に用いるループの図

    40.9%
  7. 111C-74

    15歳の男子。前歯の前突感を主訴として来院した。
    非抜歯でマルチブラケット装置を用いて矯正治療を行うこととした。
    初診時の口腔内写真(別冊No.25A)と治療中の口腔内写真(別冊No.25B)を別に示す。
    セファロ分析の結果を図に示す。

    セファロ分析の結果

    25Bで行われているのはどれか。1つ選べ。

    a 上顎犬歯の遠心移動
    b 上顎歯列弓幅径の拡大
    c 上顎第一大臼歯の挺出
    d 上顎4前歯の舌側移動
    e 上顎第一大臼歯の近心移動

    初診時の口腔内写真(別冊No.25A)と治療中の口腔内写真(別冊No.25B)

    96.9%
  8. 112A-60

    矯正治療中の口腔内写真(別冊No.9A)と側面頭部エックス線規格写真(別冊No.9B)を別に示す。

    この治療で上顎の歯に起こる変化はどれか。1つ選べ。

    a 犬歯の挺出
    b 側切歯の圧下
    c 前歯の唇側傾斜
    d 第一小臼歯の近心傾斜
    e 第一大臼歯の遠心移動

    口腔内写真と側面頭部エックス線規格写真

    80.1%
  9. 112A-81

    24歳の女性。笑ったときに上の歯茎が目立つことと歯並びが悪いことを主訴として来院した。
    上下顎両側第一小臼歯を抜去後、マルチブラケット装置による治療を行った。
    初診時の顔面写真(別冊No.27A)、口腔内写真(別冊No.27B)及び初診時と治療後のセファログラムのトレースの重ね合わせ(別冊No.27C)を別に示す。

    初診時のセファロ分析の結果を図に示す。

    セファロ分析の結果図

    改善されたのはどれか。2つ選べ。

    a 顔面高
    b 下顎の後退
    c 口唇の突出度
    d 下顎前歯の歯軸傾斜
    e 上下顎骨の前後的関係

    顔面写真、口腔内写真

    セファログラムのトレースの重ね合わせ

     

    98.7%
  10. 112C-31

    エッジワイズ法による切歯の舌側移動時に歯体移動を計画した。

    用いるアーチワイヤーの材質と線型の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。

    a ステンレス鋼――――――ラウンドワイヤー
    b ステンレス鋼――――――レクタンギュラーワイヤー
    c ニッケルチタン合金―――ラウンドワイヤー
    d ニッケルチタン合金―――レクタンギュラーワイヤー
    e チタンモリブデン合金――レクタンギュラーワイヤー

    38.8%
  11. 112D-23

    マルチブラケット装置を用いた矯正治療でアーチワイヤーとともに使用するのはどれか。2つ選べ。

    a 補助弾線
    b ボールクラスプ
    c Coffinスプリング
    d コイルスプリング
    e スレッドタイプのエラスティック

    78.7%
  12. 112D-28

    エッジワイズ法によるアーチワイヤーの屈曲で、唇頰舌方向に行うのはどれか。1つ選べ。

    a シンチバックベンド
    b ティップバックベンド
    c サードオーダーベンド
    d セカンドオーダーベンド
    e ファーストオーダーベンド

    51.6%
  13. 113B-41

    矯正用器具の写真(別冊No.5)を別に示す。
    アーチワイヤーをブラケットに結紮するのに用いるのはどれか。2つ選べ。

    a ア
    b イ
    c ウ
    d エ
    e オ

    矯正用器具の写真

    93.7%
  14. 113C-23

    上下顎両側第一小臼歯の抜去後、マルチブラケット装置による矯正歯科治療を行うこととした。

    上下顎側方歯群のレベリングの次に行うのはどれか。1つ選べ。

    a 咬合の緊密化
    b 犬歯の遠心移動
    c 切歯の舌側移動
    d 歯列の再レベリング
    e マルチブラケット装置の撤去

    83.3%
  15. 113C-84

    20歳の女性。食べ物が嚙みにくいことを主訴として来院した。
    検査の結果、上顎両側第一小臼歯と下顎両側第二小臼歯を抜去して矯正歯科治療を行うこととした。
    初診時の顔面写真(別冊No.34A)と治療中の口腔内写真(別冊No.34B)を別に示す。
    初診時のセファロ分析の結果を図に示す。

    初診時のセファロ分析の結果
    矢印で示すものを用いて上顎に対し期待できるのはどれか。1つ選べ。

    a 臼歯の圧下
    b 犬歯の挺出
    c 切歯の唇側移動
    d 犬歯の口蓋側移動
    e 臼歯の口蓋側移動

    顔面写真(別冊No.34A)と治療中の口腔内写真

    65.3%
  16. 113D-44

    矯正歯科治療中の口腔内写真(別冊No.5)を別に示す。

    アーチワイヤーの屈曲に用いるのはどれか。2つ選べ。

    a Howeのプライヤー
    b Youngのプライヤー
    c ユーティリティープライヤー
    d Tweedのアーチベンディングプライヤー
    e Tweedのループフォーミングプライヤー

    治療中の口腔内写真

    58.0%
  17. 114A-54

    13歳の女子。前歯が出ていることを主訴として来院した。
    診断をした結果、上顎両側第一小臼歯の抜去を伴うマルチブラケット装置を用いた矯正歯科治療を行うこととした。
    初診時の顔面写真(別冊No.20A)、口腔内写真(別冊No.20B)及びエックス線画像(別冊No.20C)を別に示す。

    セファロ分析の結果を図に示す。

    セファロ分析の結果

    治療目標の組合せで正しいのはどれか。1つ選べ。

          前歯部          大臼歯関係
    a 上顎中切歯歯軸傾斜角の改善 ──── Angle I 級
    b 上顎中切歯歯軸傾斜角の改善 ──── AngleⅡ級
    c 上顎中切歯歯軸傾斜角の改善 ──── AngleⅢ級
    d 下顎中切歯歯軸傾斜角の改善 ──── Angle I 級
    e 下顎中切歯歯軸傾斜角の改善 ──── AngleⅡ級

    初診時の顔面写真、口腔内写真

    エックス線画像

    24.9%
  18. 114B-26

    矯正用線のうち銀ろうを用いてろう付けができるのはどれか。3つ選べ。

    a ブラスワイヤー
    b ステンレス鋼ワイヤー
    c コバルトクロム合金ワイヤー
    d ニッケルチタン合金ワイヤー
    e チタンモリブデン合金ワイヤー

    23.7%
  19. 114B-62

    矯正歯科治療中の口腔内写真(別冊No.19)を別に示す。

    矢印で示すものを用いて下顎右側の歯に対して行うのはどれか。1つ選べ。

    a 臼歯の近心移動
    b 犬歯の遠心移動
    c 切歯の舌側移動
    d 小臼歯の舌側移動
    e 大臼歯の舌側移動

    矯正歯科治療中の口腔内写真

    68.8%
  20. 114C-76

    矯正装置装着前の口腔内写真(別冊No.33A)と歯科治療で用いる器具の写真(別冊No.33B)を別に示す。

    矢印で示すものを歯間に挿入する際に用いるのはどれか。1つ選べ。

    a ア
    b イ
    c ウ
    d エ
    e オ

    矯正装置装着前の口腔内写真と歯科治療で用いる器具の写真

    74.9%
  21. 114D-21

    矯正装置の模式図を示す。

    矯正装置の模式図

    矢印で示すものの作用によって減少するのはどれか。2つ選べ。

    a FMA
    b 下顎角
    c 顔面角
    d Y軸角
    e SNP 角

    80.1%
  22. 115C-26

    矯正歯科治療で用いる器具の写真(別冊No.3)を別に示す。

    トルク付与を目的とする角ワイヤーの屈曲に用いるのはどれか。1つ選べ。

    a ア
    b イ
    c ウ
    d エ
    e オ

    矯正歯科治療で用いる器具の写真

    90.0%
  23. 115D-73

    16歳の男子。前歯部の審美不良と口元が出ていることを主訴として来院した。
    診断をした結果、問題1の抜歯を伴うマルチブラケット装置を用いた矯正歯科治療を行うこととした。
    初診時の顔面写真(別冊No.23A)、口腔内写真(別冊No.23B) 及びエックス線画像(別冊No.23C)を別に示す。セファロ分析の結果を図に示す。

    セファロ分析の結果図

    改善するのはどれか。3つ選べ。

    a 叢生
    b 口唇の突出感
    c ハイアングル
    d 上下顎歯列正中線の不一致
    e 非対称な上下顎大臼歯の近遠心的関係

    顔面写真、口腔内写真

    エックス線画像

    70.4%
  24. 116A-27

    ブラケットが装着された上顎中切歯と、装着予定のアーチワイヤーの矢状断面図を示す。

    アーチワイヤーの矢状断面図

    装着後の歯の移動で増大するのはどれか。1つ選べ。

    a SNA角
    b ANB角
    c 上顎突出度
    d 上顎中切歯歯軸傾斜角
    e 上下顎中切歯歯軸傾斜角

    77.7%
  25. 116A-85

    19歳の女性。咬み合わせのずれと口唇が閉じにくいことを主訴として来院した。
    診断をした結果、 D¢、£E、-L、L¨の抜歯を伴うマルチブラケット装置を用いた矯正歯科治療を行うこととした。
    初診時の顔面写真(別冊No.35A)、口腔内写真(別冊No.35B)及びエックス線画像(別冊No.35C)を別に示す。セファロ分析の結果を図に示す。

    セファロ分析の結果図

    適切な治療目標はどれか。4つ選べ。

    a ANB角の増加
    b 口元の突出感の軽減
    c 上下顎歯列正中線の一致
    d 上下顎中切歯歯軸傾斜角の増加
    e 両側Angle I級の大臼歯関係の確立

    顔面写真、口腔内写真

    エックス線画像

    86.7%
  26. 116C-50

    マルチブラケット装置を用いて骨格性下顎前突の改善を図ることとした。
    矯正歯科治療中の口腔内写真(別冊No.18)を別に示す。

    治療目標として適切なのはどれか。2つ選べ。

    a 下顎前歯の挺出
    b 下顎大臼歯の挺出
    c 下顎前歯の舌側移動
    d 下顎大臼歯の遠心移動
    e 顎大臼歯の頰側傾斜

    矯正歯科治療中の口腔内写真

    70.3%
  27. 116C-51

    エッジワイズ法による治療の最終段階で用いるワイヤーに適した材質はどれか。

    2つ選べ。

    a ステンレス鋼
    b 金銀パラジウム合金
    c コバルトクロム合金
    d ニッケルチタン合金
    e チタンモリブデン合金

    54.2%
  28. 116D-74

    マルチブラケット装置に用いるチューブ付きバンドの装着過程の写真(別冊No.27)を別に示す。

    実施の順番に並べよ。

    解答

    a ア
    b イ
    c ウ
    d エ
    e オ

    チューブ付きバンドの装着過程の写真

    73.7%
問題番号 カテゴリ 問題 正答率
問題番号:110A-48

22歳の女性。前歯部の叢生を主訴として来院した。Arch length discrepancyは-3mmである。非抜歯の治療を行うこととした。セファロ分析の計測部位を図に示す。

 セファロ分析の計測部位

治療後に小さくなることが予測されるのはどれか。2つ選べ。

a ア
b イ
c ウ
d エ
e オ

正解:CD
正答率:65.9%
問題番号:110C-122

矯正治療中の口腔内写真(別冊No.20)を別に示す。
この段階で用いるアーチワイヤーに必要な特性はどれか。1つ選べ。
※第110回C問題の画像は厚生労働省ホームページでの公開をしていません

a 低い弾性限
b 大きなたわみ
c 高い弾性係数
d 高い摩擦係数
e 良好な超弾性

正解:C
正答率:49.9%
問題番号:110D-3

15歳の女子。上下顎前歯部の審美性の改善を希望して来院した。Arch length discrepancyは-3mmで、anterior ratioは82% (標準値78%)である。
上下顎にマルチブラケット装置を用いて矯正治療を行うこととした。
初診時の顔面写真(別冊No.3A)、口腔内写真(別冊No.3B)及びエックス線写真(別冊No.3C)を別に示す。セファロ分析の結果を図に示す。

セファロ分析の結果

適切な治療方針はどれか。2つ選べ。

a B¤Bの抜歯
b LªLの抜歯
c #Bの歯冠修復
d #Bの抜歯と欠損補綴
e 下顎前歯のストリッピング

顔面写真、口腔内写真

エックス線写真

正解:CE
正答率:72.8%
問題番号:111B-43

矯正用プライヤーの写真(別冊No.3)を別に示す。

角線の屈曲に用いるのはどれか。2つ選べ。

a ア
b イ
c ウ
d エ
e オ

矯正用プライヤーの写真(別冊No.3)

正解:(解答なし)
正答率:0.0%
問題番号:111C-39

矯正治療に用いるループの図(別冊No.3)を別に示す。

同じ活性化量で最も大きな矯正力を発揮するのはどれか。1つ選べ。

a ア
b イ
c ウ
d エ
e オ

矯正治療に用いるループの図

正解:D
正答率:40.9%
問題番号:111C-74

15歳の男子。前歯の前突感を主訴として来院した。
非抜歯でマルチブラケット装置を用いて矯正治療を行うこととした。
初診時の口腔内写真(別冊No.25A)と治療中の口腔内写真(別冊No.25B)を別に示す。
セファロ分析の結果を図に示す。

セファロ分析の結果

25Bで行われているのはどれか。1つ選べ。

a 上顎犬歯の遠心移動
b 上顎歯列弓幅径の拡大
c 上顎第一大臼歯の挺出
d 上顎4前歯の舌側移動
e 上顎第一大臼歯の近心移動

初診時の口腔内写真(別冊No.25A)と治療中の口腔内写真(別冊No.25B)

正解:D
正答率:96.9%
問題番号:112A-60

矯正治療中の口腔内写真(別冊No.9A)と側面頭部エックス線規格写真(別冊No.9B)を別に示す。

この治療で上顎の歯に起こる変化はどれか。1つ選べ。

a 犬歯の挺出
b 側切歯の圧下
c 前歯の唇側傾斜
d 第一小臼歯の近心傾斜
e 第一大臼歯の遠心移動

口腔内写真と側面頭部エックス線規格写真

正解:E
正答率:80.1%
問題番号:112A-81

24歳の女性。笑ったときに上の歯茎が目立つことと歯並びが悪いことを主訴として来院した。
上下顎両側第一小臼歯を抜去後、マルチブラケット装置による治療を行った。
初診時の顔面写真(別冊No.27A)、口腔内写真(別冊No.27B)及び初診時と治療後のセファログラムのトレースの重ね合わせ(別冊No.27C)を別に示す。

初診時のセファロ分析の結果を図に示す。

セファロ分析の結果図

改善されたのはどれか。2つ選べ。

a 顔面高
b 下顎の後退
c 口唇の突出度
d 下顎前歯の歯軸傾斜
e 上下顎骨の前後的関係

顔面写真、口腔内写真

セファログラムのトレースの重ね合わせ

 

正解:CD
正答率:98.7%
問題番号:112C-31

エッジワイズ法による切歯の舌側移動時に歯体移動を計画した。

用いるアーチワイヤーの材質と線型の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。

a ステンレス鋼――――――ラウンドワイヤー
b ステンレス鋼――――――レクタンギュラーワイヤー
c ニッケルチタン合金―――ラウンドワイヤー
d ニッケルチタン合金―――レクタンギュラーワイヤー
e チタンモリブデン合金――レクタンギュラーワイヤー

正解:BE
正答率:38.8%
問題番号:112D-23

マルチブラケット装置を用いた矯正治療でアーチワイヤーとともに使用するのはどれか。2つ選べ。

a 補助弾線
b ボールクラスプ
c Coffinスプリング
d コイルスプリング
e スレッドタイプのエラスティック

正解:DE
正答率:78.7%
問題番号:112D-28

エッジワイズ法によるアーチワイヤーの屈曲で、唇頰舌方向に行うのはどれか。1つ選べ。

a シンチバックベンド
b ティップバックベンド
c サードオーダーベンド
d セカンドオーダーベンド
e ファーストオーダーベンド

正解:E
正答率:51.6%
問題番号:113B-41

矯正用器具の写真(別冊No.5)を別に示す。
アーチワイヤーをブラケットに結紮するのに用いるのはどれか。2つ選べ。

a ア
b イ
c ウ
d エ
e オ

矯正用器具の写真

正解:BC
正答率:93.7%
問題番号:113C-23

上下顎両側第一小臼歯の抜去後、マルチブラケット装置による矯正歯科治療を行うこととした。

上下顎側方歯群のレベリングの次に行うのはどれか。1つ選べ。

a 咬合の緊密化
b 犬歯の遠心移動
c 切歯の舌側移動
d 歯列の再レベリング
e マルチブラケット装置の撤去

正解:B
正答率:83.3%
問題番号:113C-84

20歳の女性。食べ物が嚙みにくいことを主訴として来院した。
検査の結果、上顎両側第一小臼歯と下顎両側第二小臼歯を抜去して矯正歯科治療を行うこととした。
初診時の顔面写真(別冊No.34A)と治療中の口腔内写真(別冊No.34B)を別に示す。
初診時のセファロ分析の結果を図に示す。

初診時のセファロ分析の結果
矢印で示すものを用いて上顎に対し期待できるのはどれか。1つ選べ。

a 臼歯の圧下
b 犬歯の挺出
c 切歯の唇側移動
d 犬歯の口蓋側移動
e 臼歯の口蓋側移動

顔面写真(別冊No.34A)と治療中の口腔内写真

正解:A
正答率:65.3%
問題番号:113D-44

矯正歯科治療中の口腔内写真(別冊No.5)を別に示す。

アーチワイヤーの屈曲に用いるのはどれか。2つ選べ。

a Howeのプライヤー
b Youngのプライヤー
c ユーティリティープライヤー
d Tweedのアーチベンディングプライヤー
e Tweedのループフォーミングプライヤー

治療中の口腔内写真

正解:DE
正答率:58.0%
問題番号:114A-54

13歳の女子。前歯が出ていることを主訴として来院した。
診断をした結果、上顎両側第一小臼歯の抜去を伴うマルチブラケット装置を用いた矯正歯科治療を行うこととした。
初診時の顔面写真(別冊No.20A)、口腔内写真(別冊No.20B)及びエックス線画像(別冊No.20C)を別に示す。

セファロ分析の結果を図に示す。

セファロ分析の結果

治療目標の組合せで正しいのはどれか。1つ選べ。

      前歯部          大臼歯関係
a 上顎中切歯歯軸傾斜角の改善 ──── Angle I 級
b 上顎中切歯歯軸傾斜角の改善 ──── AngleⅡ級
c 上顎中切歯歯軸傾斜角の改善 ──── AngleⅢ級
d 下顎中切歯歯軸傾斜角の改善 ──── Angle I 級
e 下顎中切歯歯軸傾斜角の改善 ──── AngleⅡ級

初診時の顔面写真、口腔内写真

エックス線画像

正解:B
正答率:24.9%
問題番号:114B-26

矯正用線のうち銀ろうを用いてろう付けができるのはどれか。3つ選べ。

a ブラスワイヤー
b ステンレス鋼ワイヤー
c コバルトクロム合金ワイヤー
d ニッケルチタン合金ワイヤー
e チタンモリブデン合金ワイヤー

正解:ABC
正答率:23.7%
問題番号:114B-62

矯正歯科治療中の口腔内写真(別冊No.19)を別に示す。

矢印で示すものを用いて下顎右側の歯に対して行うのはどれか。1つ選べ。

a 臼歯の近心移動
b 犬歯の遠心移動
c 切歯の舌側移動
d 小臼歯の舌側移動
e 大臼歯の舌側移動

矯正歯科治療中の口腔内写真

正解:A
正答率:68.8%
問題番号:114C-76

矯正装置装着前の口腔内写真(別冊No.33A)と歯科治療で用いる器具の写真(別冊No.33B)を別に示す。

矢印で示すものを歯間に挿入する際に用いるのはどれか。1つ選べ。

a ア
b イ
c ウ
d エ
e オ

矯正装置装着前の口腔内写真と歯科治療で用いる器具の写真

正解:B
正答率:74.9%
問題番号:114D-21

矯正装置の模式図を示す。

矯正装置の模式図

矢印で示すものの作用によって減少するのはどれか。2つ選べ。

a FMA
b 下顎角
c 顔面角
d Y軸角
e SNP 角

正解:CE
正答率:80.1%
問題番号:115C-26

矯正歯科治療で用いる器具の写真(別冊No.3)を別に示す。

トルク付与を目的とする角ワイヤーの屈曲に用いるのはどれか。1つ選べ。

a ア
b イ
c ウ
d エ
e オ

矯正歯科治療で用いる器具の写真

正解:D
正答率:90.0%
問題番号:115D-73

16歳の男子。前歯部の審美不良と口元が出ていることを主訴として来院した。
診断をした結果、問題1の抜歯を伴うマルチブラケット装置を用いた矯正歯科治療を行うこととした。
初診時の顔面写真(別冊No.23A)、口腔内写真(別冊No.23B) 及びエックス線画像(別冊No.23C)を別に示す。セファロ分析の結果を図に示す。

セファロ分析の結果図

改善するのはどれか。3つ選べ。

a 叢生
b 口唇の突出感
c ハイアングル
d 上下顎歯列正中線の不一致
e 非対称な上下顎大臼歯の近遠心的関係

顔面写真、口腔内写真

エックス線画像

正解:ABD
正答率:70.4%
問題番号:116A-27

ブラケットが装着された上顎中切歯と、装着予定のアーチワイヤーの矢状断面図を示す。

アーチワイヤーの矢状断面図

装着後の歯の移動で増大するのはどれか。1つ選べ。

a SNA角
b ANB角
c 上顎突出度
d 上顎中切歯歯軸傾斜角
e 上下顎中切歯歯軸傾斜角

正解:D
正答率:77.7%
問題番号:116A-85

19歳の女性。咬み合わせのずれと口唇が閉じにくいことを主訴として来院した。
診断をした結果、 D¢、£E、-L、L¨の抜歯を伴うマルチブラケット装置を用いた矯正歯科治療を行うこととした。
初診時の顔面写真(別冊No.35A)、口腔内写真(別冊No.35B)及びエックス線画像(別冊No.35C)を別に示す。セファロ分析の結果を図に示す。

セファロ分析の結果図

適切な治療目標はどれか。4つ選べ。

a ANB角の増加
b 口元の突出感の軽減
c 上下顎歯列正中線の一致
d 上下顎中切歯歯軸傾斜角の増加
e 両側Angle I級の大臼歯関係の確立

顔面写真、口腔内写真

エックス線画像

正解:BCDE
正答率:86.7%
問題番号:116C-50

マルチブラケット装置を用いて骨格性下顎前突の改善を図ることとした。
矯正歯科治療中の口腔内写真(別冊No.18)を別に示す。

治療目標として適切なのはどれか。2つ選べ。

a 下顎前歯の挺出
b 下顎大臼歯の挺出
c 下顎前歯の舌側移動
d 下顎大臼歯の遠心移動
e 顎大臼歯の頰側傾斜

矯正歯科治療中の口腔内写真

正解:CD
正答率:70.3%
問題番号:116C-51

エッジワイズ法による治療の最終段階で用いるワイヤーに適した材質はどれか。

2つ選べ。

a ステンレス鋼
b 金銀パラジウム合金
c コバルトクロム合金
d ニッケルチタン合金
e チタンモリブデン合金

正解:AC
正答率:54.2%
問題番号:116D-74

マルチブラケット装置に用いるチューブ付きバンドの装着過程の写真(別冊No.27)を別に示す。

実施の順番に並べよ。

解答

a ア
b イ
c ウ
d エ
e オ

チューブ付きバンドの装着過程の写真

正解:CEDBA
正答率:73.7%