歯学部のCBTってどんな試験?合格率や効果的な対策を解説!

  • 公開日:2023.07.06
  • 更新日:2024.02.01
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歯学部のCBTってどんな試験?合格率や効果的な対策を解説!
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臨床実習を始める前に十分な知識を修得しているかを判断する試験

CBTを目前に控えた歯学部生のあなたは

「CBTってどんな試験だろう?」

「CBTの合格率はどのくらい?」

「効果的なCBT対策があれば知りたい!」

といった疑問や気持ちがあるのではないでしょうか。

CBT本番が近づいてくると

何か対策した方がいいのか?

それとも普段からの勉強を続けていれば良いのか?

と不安になりますよね。

結論から言うと、CBT対策は全力で取り組むことをおすすめします。

実際に当メディアを運営する60日合格塾に寄せられた相談の中でも「CBTを舐めていた訳ではないが、本気で対策しなかったばかりに合格できず、留年する羽目になり、同級生と一緒に臨床実習に行けなかった…」という経験をされた方がいました。

このように、なんとなく周りに流されて「受かるだろう」という気持ちでいると思わぬ形で足元をすくわれてしまう可能性があります。

また、CBT対策に全力で取り組むことはCBT合格のためだけでなく、その後の歯科医師国家試験対策にも繋がってきます。

そこで、この記事ではCBTを控えた歯学部生向けに

  • CBTの概要・試験日程・合格基準
  • CBTと歯科医師国家試験との関連性
  • CBTの効果的な対策方法

について解説していきます。

あなたがこの記事を読めば、CBTがどんな試験か分かり、効果的な対策方法が分かります。

ぜひ、この記事を読んでCBT合格を目指して行動を開始しましょう。

また、4章では短期間でCBT対策も可能な「60日合格塾」の特徴についても案内していますのでぜひ、最後まで目を通してみてください。

1章:歯学系CBTの概要を把握しよう

歯学系CBTとは

CBTという言葉は聞いたことがあるけど、実際どんな試験なのかよくわかっていないという歯学部生も少なくないのではないでしょうか。

そこで、1章ではCBTの概要についてお伝えしていきます。

CBTとは、共用試験の一つで

「臨床実習を始める前に十分な知識を修得しているか」を判定する試験です。

実際に、臨床実習に移るためには、共用試験であるCBTとOSCEの2つに合格することが必要となりますが、CBTが学力テストであるのに対して、OSCEは模擬診療や技工手順などの実作業の確認が主となり、いわゆる「試験勉強」が必要なのは圧倒的にCBTと言えます。

ここでは、以下の順に歯学系CBTの概要についてお伝えしていきます。

  • 歯学系CBTの試験形式
  • 受験資格試験日程
  • 合格基準再試験

では、それぞれ解説していきます。

1-1:歯学系CBTの試験形式

 CBTとは「Computer-Based Testing」の略で、基本的な知識を問うコンピューター試験です。

受験生はパソコンから問題に解答し、その結果をコンピューターが客観的に評価して、臨床実習に必要な知識や態度が一定のレベルに達しているかの判断を行います。

つまり、歯学部のCBTとは歯学部の1年生から4年生までに学んだ知識を再確認し、5年生からの臨床実習に臨める知識がきちんと身についているかを確認する試験と言えます。

CBTの試験問題はブロック1~6に分かれており、試験時間は1ブロック毎に60分で、問題は計320題、解答は選択式です。

また、問題はランダムに表示されるため、受験生によって解答する問題は異なりますが、難易度は同じになるように調整されています。

ブロックごとの問題形式

【ブロック1~4】

  • 回答形式:単純5肢択一
  • 問題数 :各60問
  • 試験時間:各60分

【ブロック5】

  • 回答形式:多選択肢2連問、順次解答2連問
  • 問題数 :20問、20問
  • 試験時間:60分

【ブロック6】

  • 回答形式:順次解答4連問
  • 問題数 :40問
  • 試験時間:60分

また、ブロック5、6では一度回答した問題を見返せない仕様になっているため、注意が必要です。

CBTの問題はモデル・コア・カリキュラムに沿って出題され、その出題割合が以下のように決まっています。

モデルカリュキュラムの出題割合

  • A+B 基礎事項 16.7%(A:歯科医師としての基本的な資質・能力 B:社会と歯学)
  • C 生命科学   37.5%
  • D 歯科医療機器      8.3%
  • E 臨床歯学37.5%

特に生命科学と臨床歯学の出題割合が高いため、この2つの範囲はしっかり復習しておきましょう。

詳しいCBT対策方法については、3章で解説していますので併せてご覧ください。

1-2:受験資格と試験日程

 次に、CBTの受験資格と試験日程についてです。

CBTは受験生が臨床実習に行ける知識や態度を身につけているかの試験のため、5年生の臨床実習の開始前に行われます。

その日程は大学毎に異なり、私立では概ね4年生の1~2月に実施されますが、国公立の一部は5年次に実施するところもあります。

また、CBTには特別な受験資格は不要です。

歯学部に所属して、ある程度の学年(一般的には4年生)まで進級していれば全員が受験できます

ただし、大学によっては「定期試験の得点率が◯%以上でないと受験資格が与えられず留年確定」とされる大学もあるため、ご自身の所属大学に受験資格が必要である場合には確認が必要です。

1-3:合格基準と再試験

 CBTは大学ごとに異なる試験日が設定され、その日に大学内のPCを使って一斉に行われます。

また、合否発表も大学から通知されます。

CBTはその合格者のみが5年次の臨床実習に進めるため、例えば1-2月にCBT実施した場合、4月からの臨床実習に間に合うよう、その間には合否が発表されます。

CBTの合格基準は大学によって異なりますが、大体72%前後に設定されていることが多いようです。

また、CBTに落ちてしまったり、何らかの理由で大学の設定日に試験を受けられなかった場合には、再試験を受けられます。

2021年のデータでは再試験を実施している大学は96.6%で、ほとんどの大学で再試験が行われていることが分かります。

再試験の受験率は23.1%で、566人の歯学部生が何らかの理由で再試験を受けています。

CBTは合格率の高い試験であり、なおかつ再試験という救済制度もあります。

しかし、これに落ちてしまうと臨床実習に参加できず、留年となってしまうため全力で対策しておくことをおすすめします。

2章:歯学系CBTの位置づけと歯科医師国家試験との関連性

1章では、歯学系CBTの概要についてお伝えしました。

次に2章では、歯学系CBTの位置づけと歯科医師国家試験との関連性についてお伝えしていきます。

実は、歯学系CBTは国家試験の予備試験とも言える位置づけであり、CBT対策を正しくやれば国家試験対策にも繋がっていきます。

どういうことか詳しく解説していきます。

2-1:CBTは国家試験の予備試験ともいえる位置づけ

 共用試験(CBTとOSCE)は両方を突破しないと臨床実習に進めず、留年となってしまいます。

そうなると、当然その先に位置する歯科医師国家試験も受けられなくなってしまうため、CBTはいわば歯科医師国家試験の予備試験の位置づけともいえます。

また、将来的には共用試験で臨床実習前までに必要な知識が身についているかを判定し、国家試験では臨床実習以降の知識を問う形に棲み分けを行うことも検討されており、CBTの重要性はますます高まっていくと考えられます。

さらに、ある研究データによると、CBTの成績順でグループ分けし、その後の国家試験の合格率を比較したところ、成績上位群ほど国家試験の合格率が高く、CBTの成績が下位になるほど国家試験の合格率は下がっていたそうです。

さらに、その研究ではCBTの成績がある一定のラインを下回ると国家試験の合格率が急激に下がることも示されました。

つまり、CBTにぎりぎりで合格した人は、そのままの学習方法や成績を維持していくだけでは、国家試験には合格できない可能性が高いと言えます。

CBTを上位の成績で合格するためにはこれまでの日々の積み重ねが必要なため、すぐに挽回するのは難しいかもしれません。

しかし、もし現時点でCBTの成績が下位になりそうなら、今の時点(4年生の間や5年生の早期)で勉強方法を見直し、国家試験に向けて正しい学習習慣をつけていくことが必要と言えるでしょう。

2-2:CBT対策を正しくやれば国家試験対策にも繋がる

 正しいCBT対策を取ることは、その後の国家試験対策にも直結します。

CBTの対策としてまずは、今まで受けた大学内の試験問題や、CBT(共用試験)の問題集を用いて勉強することがおすすめです。

国家試験までまだ余裕のあるこの時期に、基礎科目や臨床科目を完璧にしておくことで、本格的な受験勉強が始まってからも基礎知識以外の学習に多くの時間を割けます。

またCBTは、国家試験対策の基礎対策ともなる良質な問題が多く扱われています。

さらに、連問では実診療に沿った考え方が必要となるため、国家試験で求められる論理的思考力を養うためにも良い練習となります。

もし、CBT前のこの時点で学習習慣が身についていないならば、逆にチャンスと考えましょう。

ここから本格的に勉強に身を入れていくことで5年6年の間の時間を有効活用できる可能性が高く、国家試験合格に向けて学習の遅れを挽回することも可能だからです。

3章:歯学系CBTの効果的な対策方法

歯学系CBTの効果的な対策方法

ここまで1章ではCBTの概要について、2章ではCBTの位置づけについてお伝えしてきました。

次にこの3章では、CBTの効果的な対策方法についてお伝えしていきます。

CBTの効果的な対策は、以下の4つです。

  • 出題形式を把握する
  • 市販のテキストを使った対策
  • 効率的な勉強スタイルを見つける
  • 必要に応じて予備校・塾を活用する

では、それぞれ解説していきます。

3-1:出題形式を把握する

 CBT対策としてまず重要なことが、出題形式を把握することです。

CBTは全320問と問題数も多く、出題範囲も1年生から4年生で習った範囲と幅広いことが特徴です。

ただし、CBTの問題はモデルコアカリキュラムに沿って出題されており、その出題割合が以下のように決まっています。

  • A+B 基礎事項 16.7%(A:歯科医師としての基本的な資質・能力 B:社会と歯学)
  • C 生命科学   37.5%
  • D 歯科医療機器      8.3%
  • E 臨床歯学37.5%

まずはこの出題範囲を確認し、特に出題割合の高い生命科学と臨床歯学の分野から学習を進めていくと良いでしょう。

また、CBTではパソコンを使った試験のため、写真や図を用いた問題も多く出る傾向にあります。

そのため、学習するときは、できるだけ図や写真なども確認しつつ進めていくことをおすすめします。

また、CBT本番では320問中のうち80問は「新作問題」(次年度以降のプール問題候補)であり、これらは採点対象にはなりません。

つまり、実際には240問の「プール問題」(前年度までの過去問のうち、正答率などにより良問と判定された問題)の正答率で合否が決まります。

そのため、試験中にやたらと難しい問題が出る可能性もありますが、その問題は採点除外である可能性が高いため、しっかりと解ける問題に集中していくことが重要です。

3-2:市販テキストを使った対策

 CBTの過去問は、2010年度以降公開されていません。

そのためCBT対策には、市販のテキストなどを使用することになります。

市販テキストでは、麻布デンタルアカデミーの「CBT PASS」やDES歯学教育スクールの「CBT ANSWER」がメジャーどころです。

特に「CBT PASS」のガイド編はCBTに必要な最低限の出題範囲がわかりやすく、適切な分量でまとまっているので、どのレベルまでインプットしたらいいかわからない人はまず最初の1冊としてもおすすめです。

また、今は廃盤となっていますが、『CBTの辞典』と呼ばれる参考書は昔のプール問題が載っているので、CBTの勉強に慣れた人は問題慣れするために解いてみてもいいかもしれません。

CBT対策ではあれこれと手を出すよりも、上記の市販テキストを中心に試験範囲全体の理解を深め、その上で大学のCBT対策講義などで出題傾向などをより深く学んでいくことがおすすめです。

3-3:効率的な勉強スタイルを見つける

 2章でもお伝えしたように、CBTは歯科医師国家試験の予備試験ともいえる位置づけです。

そのため、CBT対策をする時期は、自分にとって効率的な勉強スタイルを見つけ出すのに最適な期間でもあります。

上記3-2のような勉強方法を試してみたり、試行錯誤して6年生の国家試験受験生になる前までに自分にとってベストな勉強方法を見つけることを目指しましょう。

効率的な勉強方法は人それぞれですが、CBT対策としてひとつおすすめ出来るのは、4年生で新しく学んだことをきちんと復習する習慣をつけることです。

4年生の授業で習うこと(口腔外科、内科など)はしっかりと身につけていればCBTの得点源となります。

CBT合格の近道のひとつとして、日々の大学の授業をしっかりと復習する習慣をつけていくことをおすすめします。

3-4:必要に応じて予備校・塾を活用する

CBTは、それまで大学で習った範囲内から出題基準に沿った問題が出題されるため、基本的には予備校・塾に通う必要はあまりありません。

しかし、もし以下のような理由がある場合には、予備校や塾の活用を検討しても良いかもしれません。

  • どうしても不安
  • 昨年落ちたので今年は確実に合格したい
  • 今までの定期試験で再試常連者
  • CBTの勉強を何からしたらいいかわからない人
  • 効率よく勉強したい人

CBT対策の予備校・塾は、歯科医師国家試験に比べ数が多くないため、比較する際は一度全ての体験授業などを受けてみて、ご自身に一番合う予備校や塾を探してみることをおすすめします。

4章:歯学系CBT対策も可能!完全オンライン塾「60日合格塾」の特徴

 ここまで記事を読んでも、

「CBT対策が不安」

「どうしても合格したいので予備校を探したい」

と考えている方へ、

基礎知識が不安でもOK!短期間でCBT対策も可能な「60日合格塾」

についての紹介です。

CBT対策にお困りの方は、ぜひ60日合格塾にご相談ください。

4-1:60日合格塾はCBT・卒試対策にも完全対応

 60日合格塾は、歯科医師国家試験だけでなくCBT・卒試にも対応しています。

また、過去の出題データや各大学の情報に精通しているので、生徒個別に合わせた試験対策指導が可能です。

4-2:予備校探しに迷ったら「60日合格塾」に無料相談を

当塾の無料の体験講義では、zoomでの模擬講義に加え

  • アウトプット指導
  • 学習カウンセリング

も行います。

あなたの現在の学力や強み弱みを診断し、最適な学習方法のアドバイスも行っていきます。

学習計画に迷いがある方は、ぜひ一度ご相談ください。

また、

「現在の成績でCBTに合格できるのか?」

「今の勉強方法であっているのか?」

歯学系CBTに精通し、受験のプロでもある当塾に何でもご相談ください。

当塾に入塾しなくても、もちろん相談費用は無料です。

もしあなたがCBT対策に不安や迷いを感じているのであれば、ぜひ一度、当メディアを運営する「60日合格塾」に無料相談してみてください。

まとめ:歯学系CBT対策はまず出題範囲の把握を!

歯学系CBTの概要を把握しよう

  • 歯学系CBTの試験形式
  • 受験資格試験日程
  • 合格基準再試験

歯学系CBTの位置づけと歯科医師国家試験との関連性

  • CBTは国家試験の予備試験ともいえる位置づけ
  • CBT対策を正しくやれば国家試験対策にも繋がる

歯学系CBTの効果的な対策方法

  • 出題形式を把握する
  • 市販テキストを使った対策
  • 効率的な勉強スタイルを見つける
  • 必要に応じて予備校・塾を活用する

もしも、この記事を読んでもCBT合格に向けた学習計画の立て方や、CBT対策の勉強にご不安やお悩みがある場合は、

  • CBTに精通したプロが親身になって解決策を提示
  • 受験生だけでなく、親御様の相談も可能
  • 電話・メール・LINE・Zoomなど各種対応

といった特徴のある「60日合格塾」に一度相談してみてください

最後に、当メディアを運営する「60日合格塾」の詳細をもっと知りたい場合は、コチラのサイトをぜひご覧ください。

【歯科医師国家試験 60日合格塾 】

当塾では無料個別相談を電話・メール・LINE・Zoomなどで365日受け付けています。

ご相談の際は、コチラのLINEに登録してお気軽にメッセージをお送りください。

この記事の内容を参考に、CBT合格に近づけるよう行動を開始していきましょう。

 

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AUTHOR
著者紹介

著者 和気正和

歯科医師国家試験
60日合格塾・塾長
歯科医師 和氣正和

当メディア「歯科国試ドットコム」は、歯科医師国家試験の受験生が確実に合格できるように、受験生本人と親御様向けに情報提供するメディアです。

もしあなたが、歯科医師国家試験に対して不安を抱えている場合、ぜひ当メディアの記事を読んで知識やスキルを身に付け、合格に向けた正しい努力ができることを願っています。

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