歯科医師国家試験 過去問題

歯科医師国家試験 口腔外科学

過去問題目次

  1. 問題番号
    問題
    正答率
  2. 113A-21

    腫瘍マーカーはどれか。2つ選べ。

    a AST
    b CEA
    c CRP
    d SCC
    e KL-6

    78.1%
  3. 113A-28

    Sjögren症候群の診断に用いるのはどれか。2つ選べ。

    a Saxonテスト
    b 顎下腺の生検
    c 交差適合試験
    d Schirmer試験
    e リンパ球表面抗原検査

    91.9%
  4. 113A-30

    高齢のうつ病患者によくみられるのはどれか。2つ選べ。

    a 幻聴
    b 振戦
    c 不安
    d 焦燥感
    e パニック症状

    57.6%
  5. 113A-33

    初期のAlzheimer型認知症で障害が生じやすいのはどれか。1つ選べ。

    a 嗅覚
    b 視覚
    c 聴覚
    d 味覚
    e 平衡覚

    0.0%
  6. 113A-43

    下顎臼歯部の顎骨内に発生した囊胞の模式図(別冊No.5)を別に示す。含歯性囊胞はどれか。1つ選べ。

    a ア
    b イ
    c ウ
    d エ
    e オ

    囊胞の模式図

    95.1%
  7. 113A-50

    口腔癌の一次予防はどれか。2つ選べ。

    a 禁煙指導
    b 減塩指導
    c 口腔がん検診の実施
    d えん下困難者用食品の推奨
    e 過度な飲酒習慣の改善指導

    74.6%
  8. 113A-53

    右側頸部の腫脹を主訴として来院した患者の初診時の顔貌写真(別冊No.11A)、MRI脂肪抑制造影Τ1強調冠状断像(別冊No.11B)、T2強調横断像(別冊No.11C)及び生検時のΗ-E染色病理組織像(別冊No.11D)を別に示す。

    診断名はどれか。1つ選べ。

    a 脂肪腫
    b 神経鞘腫
    c 多形腺腫
    d 類表皮囊胞
    e リンパ上皮性囊胞

    顔貌写真、MRI脂肪抑制造影Τ1強調冠状断像、T2強調横断像

    生検時のΗ-E染色病理組織像

     

    96.1%
  9. 113A-63

    75歳の女性。左側舌縁部の腫瘤を主訴として来院した。
    3か月前に気付いたが、大きさに変化がないのでそのままにしていたという。
    腫瘤は無痛性で弾性軟である。
    初診時の口腔内写真(別冊No.19A)とMRI(別冊No.19B)を別に示す。

    まず行うべき対応はどれか。1つ選べ。

    a 生検
    b 切開
    c 抗菌薬投与
    d 擦過細胞診
    e 舌部分切除

    口腔内写真とMRI

    79.0%
  10. 113A-64

    咬み合わせの異常を訴える患者に行った手術時の写真(別冊No.20)を別に示す。

    術中損傷によって、上顎骨の壊死を起こす危険性があるのはどれか。1つ選べ。

    a 頰動脈
    b 顔面動脈
    c 眼窩下動脈
    d 浅側頭動脈
    e 下行口蓋動脈

    手術時の写真

    73.5%
  11. 113A-66

    12歳の男児。右側頰部の膨隆を主訴として来院した。
    左側唇顎口蓋裂に対する手術の既往があり、矯正歯科治療を受けている。
    両側頰部に骨様硬の膨隆を触知する。母親も同じ疾患で治療を受けたという。
    初診時の顔貌写真(別冊No.22A)、エックス線画像(別冊No.22B)、歯科用コーンビームCT(別冊No.22C)及び生検時のΗ-E染色病理組織像(別冊No.22D)を別に示す。

    この疾患でよくみられるのはどれか。3つ選べ。

    a 二分肋骨
    b 四肢の末端肥大
    c 手掌の点状小窩
    d 大脳鎌の石灰化
    e 皮膚のカフェオレ斑

    顔貌写真、エックス線画像

    歯科用コーンビームCT及び生検時のΗ-E染色病理組織像

    92.2%
  12. 113A-68

    42歳の男性。右側顎下部の腫脹を主訴として来院した。
    3年前から食事時に腫脹と疼痛を繰り返しているという。
    検査の結果、口腔外から手術を行うこととした。
    初診時の顔貌写真(別冊No.24A)、エックス線画像(別冊No.24B)及びCT (別冊No.24C)を別に示す。

    手術の前に患者に説明すべき術後合併症はどれか。2つ選べ。

    a 「下唇の動きが悪くなることがあります」
    b 「下唇の感覚が鈍くなることがあります」
    c 「舌の右半分がしびれることがあります」
    d 「耳たぶの感覚が鈍くなることがあります」
    e 「舌をまっすぐ前に出せなくなることがあります」

    顔貌写真、エックス線画像及びCT

    54.8%
  13. 113A-74

    69歳の女性。舌の痛みを主訴として来院した。
    半年前から疼痛の出現と消退を繰り返しているという。
    初診時の口腔内写真(別冊No.28)を別に示す。

    適切な対応はどれか。1つ選べ。

    a 生検
    b 舌縮小術
    c 含嗽剤の処方
    d 抗菌薬の処方
    e レーザー照射

    初診時の口腔内写真

    79.9%
  14. 113A-84

    82歳の女性。摂食時の疼痛を主訴として訪問歯科診療の依頼があった。
    脳梗塞の既往があり、ワルファリンカリウムを服用している。
    口腔清掃に介助が必要である。
    初診時の口腔内写真(別冊No.34A)と使用中の義歯の写真(別冊No.34B)を別に示す。

    家族への義歯の清掃指導とともに投与すべき薬物はどれか。1つ選べ。

    a デキサメタゾン
    b アムホテリシンB
    c アセトアミノフェン
    d ミコナゾール硝酸塩
    e セファゾリンナトリウム

    口腔内写真と使用中の義歯の写真

    54.4%
  15. 113A-86

    85歳の男性。2週前から栄養改善を目的に入院中である。
    今朝から37.5℃の発熱を認める。
    むせやすく 口腔機能の低下がみられるため、歯科医師が診察を依頼された。
    入院初日と本日撮影された胸部エックス線画像(別冊No.35)を別に示す。

    疑われる疾患に伴い異常値を示すと考えられるのはどれか。2つ選べ。

    a BNP
    b CRP
    c 白血球数
    d Dダイマー
    e クレアチニン

    胸部エックス線画像

    90.3%
問題番号 カテゴリ 問題 正答率
問題番号:113A-21

腫瘍マーカーはどれか。2つ選べ。

a AST
b CEA
c CRP
d SCC
e KL-6

正解:BD
正答率:78.1%
問題番号:113A-28

Sjögren症候群の診断に用いるのはどれか。2つ選べ。

a Saxonテスト
b 顎下腺の生検
c 交差適合試験
d Schirmer試験
e リンパ球表面抗原検査

正解:AD
正答率:91.9%
問題番号:113A-30

高齢のうつ病患者によくみられるのはどれか。2つ選べ。

a 幻聴
b 振戦
c 不安
d 焦燥感
e パニック症状

正解:CD
正答率:57.6%
問題番号:113A-33

初期のAlzheimer型認知症で障害が生じやすいのはどれか。1つ選べ。

a 嗅覚
b 視覚
c 聴覚
d 味覚
e 平衡覚

正解:(解答なし)
正答率:0.0%
問題番号:113A-43

下顎臼歯部の顎骨内に発生した囊胞の模式図(別冊No.5)を別に示す。含歯性囊胞はどれか。1つ選べ。

a ア
b イ
c ウ
d エ
e オ

囊胞の模式図

正解:B
正答率:95.1%
問題番号:113A-50

口腔癌の一次予防はどれか。2つ選べ。

a 禁煙指導
b 減塩指導
c 口腔がん検診の実施
d えん下困難者用食品の推奨
e 過度な飲酒習慣の改善指導

正解:AE
正答率:74.6%
問題番号:113A-53

右側頸部の腫脹を主訴として来院した患者の初診時の顔貌写真(別冊No.11A)、MRI脂肪抑制造影Τ1強調冠状断像(別冊No.11B)、T2強調横断像(別冊No.11C)及び生検時のΗ-E染色病理組織像(別冊No.11D)を別に示す。

診断名はどれか。1つ選べ。

a 脂肪腫
b 神経鞘腫
c 多形腺腫
d 類表皮囊胞
e リンパ上皮性囊胞

顔貌写真、MRI脂肪抑制造影Τ1強調冠状断像、T2強調横断像

生検時のΗ-E染色病理組織像

 

正解:E
正答率:96.1%
問題番号:113A-63

75歳の女性。左側舌縁部の腫瘤を主訴として来院した。
3か月前に気付いたが、大きさに変化がないのでそのままにしていたという。
腫瘤は無痛性で弾性軟である。
初診時の口腔内写真(別冊No.19A)とMRI(別冊No.19B)を別に示す。

まず行うべき対応はどれか。1つ選べ。

a 生検
b 切開
c 抗菌薬投与
d 擦過細胞診
e 舌部分切除

口腔内写真とMRI

正解:A
正答率:79.0%
問題番号:113A-64

咬み合わせの異常を訴える患者に行った手術時の写真(別冊No.20)を別に示す。

術中損傷によって、上顎骨の壊死を起こす危険性があるのはどれか。1つ選べ。

a 頰動脈
b 顔面動脈
c 眼窩下動脈
d 浅側頭動脈
e 下行口蓋動脈

手術時の写真

正解:E
正答率:73.5%
問題番号:113A-66

12歳の男児。右側頰部の膨隆を主訴として来院した。
左側唇顎口蓋裂に対する手術の既往があり、矯正歯科治療を受けている。
両側頰部に骨様硬の膨隆を触知する。母親も同じ疾患で治療を受けたという。
初診時の顔貌写真(別冊No.22A)、エックス線画像(別冊No.22B)、歯科用コーンビームCT(別冊No.22C)及び生検時のΗ-E染色病理組織像(別冊No.22D)を別に示す。

この疾患でよくみられるのはどれか。3つ選べ。

a 二分肋骨
b 四肢の末端肥大
c 手掌の点状小窩
d 大脳鎌の石灰化
e 皮膚のカフェオレ斑

顔貌写真、エックス線画像

歯科用コーンビームCT及び生検時のΗ-E染色病理組織像

正解:ACD
正答率:92.2%
問題番号:113A-68

42歳の男性。右側顎下部の腫脹を主訴として来院した。
3年前から食事時に腫脹と疼痛を繰り返しているという。
検査の結果、口腔外から手術を行うこととした。
初診時の顔貌写真(別冊No.24A)、エックス線画像(別冊No.24B)及びCT (別冊No.24C)を別に示す。

手術の前に患者に説明すべき術後合併症はどれか。2つ選べ。

a 「下唇の動きが悪くなることがあります」
b 「下唇の感覚が鈍くなることがあります」
c 「舌の右半分がしびれることがあります」
d 「耳たぶの感覚が鈍くなることがあります」
e 「舌をまっすぐ前に出せなくなることがあります」

顔貌写真、エックス線画像及びCT

正解:AC
正答率:54.8%
問題番号:113A-74

69歳の女性。舌の痛みを主訴として来院した。
半年前から疼痛の出現と消退を繰り返しているという。
初診時の口腔内写真(別冊No.28)を別に示す。

適切な対応はどれか。1つ選べ。

a 生検
b 舌縮小術
c 含嗽剤の処方
d 抗菌薬の処方
e レーザー照射

初診時の口腔内写真

正解:C
正答率:79.9%
問題番号:113A-84

82歳の女性。摂食時の疼痛を主訴として訪問歯科診療の依頼があった。
脳梗塞の既往があり、ワルファリンカリウムを服用している。
口腔清掃に介助が必要である。
初診時の口腔内写真(別冊No.34A)と使用中の義歯の写真(別冊No.34B)を別に示す。

家族への義歯の清掃指導とともに投与すべき薬物はどれか。1つ選べ。

a デキサメタゾン
b アムホテリシンB
c アセトアミノフェン
d ミコナゾール硝酸塩
e セファゾリンナトリウム

口腔内写真と使用中の義歯の写真

正解:B
正答率:54.4%
問題番号:113A-86

85歳の男性。2週前から栄養改善を目的に入院中である。
今朝から37.5℃の発熱を認める。
むせやすく 口腔機能の低下がみられるため、歯科医師が診察を依頼された。
入院初日と本日撮影された胸部エックス線画像(別冊No.35)を別に示す。

疑われる疾患に伴い異常値を示すと考えられるのはどれか。2つ選べ。

a BNP
b CRP
c 白血球数
d Dダイマー
e クレアチニン

胸部エックス線画像

正解:BC
正答率:90.3%

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