歯科医師国家試験 過去問題

歯科医師国家試験 口腔外科学

過去問題目次

  1. 問題番号
    問題
    正答率
  2. 116A-23

    咬み合わせの異常を主訴として来院した患者の初診時の口腔内写真(別冊No.2A)、エックス線画像(別冊No.2B)及び3D-CT(別冊No.2C)を別に示す。
    受診前日に左顔面を殴打されたという。

    骨片の偏位の原因となる筋はどれか。4つ選べ。

    a 咬筋
    b 側頭筋
    c 顎舌骨筋
    d 茎突舌骨筋
    e 内側翼突筋

    口腔内写真、エックス線画像

    3D-CT

    93.3%
  3. 116A-38

    頸部郭清術後の創部にドレーンを留置する目的はどれか。1つ選べ。

    a 創部の洗浄
    b 抗菌薬の投与
    c 排膿路の確保
    d 創部出血の防止
    e 貯留滲出液の排出

     

    71.6%
  4. 116A-42

    フレイルの診断項目に含まれるのはどれか。すべて選べ。

    a 握力
    b 体重
    c 易疲労
    d 口腔衛生状態
    e 日常生活活動量

    75.0%
  5. 116A-43

    チアノーゼを確認するために観察する部位はどれか。2つ選べ。

    a 額
    b 眼球
    c 口唇
    d 耳介
    e 爪床

    86.3%
  6. 116A-44

    72歳の男性。左側上唇の変色を主訴として来院した。
    5年前から自覚していたが、徐々に膨隆し、頻繁に誤咬するようになったという。
    膨隆部は硬結を触知し、圧痛を認める。
    初診時の顔貌写真(別冊No.9A)、口腔内写真(別冊No.9B)、MRI T1強調像(別冊No.9C)及び生検時のΗ-E染色病理組織像(別冊No.9D)を別に示す。

    診断名はどれか。1つ選べ。

    a 血腫
    b 血管腫
    c 悪性黒色腫
    d 色素性母斑
    e メラニン色素沈着症

    顔貌写真、口腔内写真

    MRI T1強調像及び生検時のΗ-E染色病理組織像

     

    94.2%
  7. 116A-46

    疾患と口腔粘膜症状の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。

    a 手足口病──────────地図状舌
    b 慢性GVHD─────────扁平苔癬様病変
    c 尋常性天疱瘡────────Nikolsky現象
    d Peutz-Jeghers症候群─────平滑舌
    e Plummer-Vinson症候群────再発性アフタ

    98.3%
  8. 116A-55

    6歳の女児。下顎の膨隆を主訴として来院した。
    かかりつけ歯科医のエックス線検査で異常を指摘されたという。
    下顎左側乳臼歯部に骨様硬の膨隆を触知するが圧痛はない。
    初診時の口腔内写真(別冊No.14A)、エックス線画像(別冊No.14B)、 CT(別冊No.14C)及びΗ-E染色病理組織像(別冊No.14D)を別に示す。

    診断名はどれか。1つ選べ。

    a 歯牙腫
    b 線維性異形成症
    c セメント芽細胞腫
    d 石灰化上皮性歯原性腫瘍
    e セメント質骨性異形成症

    口腔内写真、エックス線画像

    CT及びΗ-E染色病理組織像

     

    87.5%
  9. 116A-62

    40歳の女性。左側頰部の腫脹を主訴として来院した。
    30分前にかかりつけ歯科医で下顎左側埋伏智歯の抜去直後から腫脹が出現したため、紹介された。
    初診時の顔貌写真(別冊No.18A)、CT(別冊No.18B)及び抜歯前のエックス線画像(別冊 No.18C)を別に示す。

    適切な対応はどれか。2つ選べ。

    a 頰部圧迫
    b 抗菌薬投与
    c 抗ヒスタミン薬投与
    d アドレナリン筋肉注射
    e バイタルサインの確認

    顔貌写真

    CT及び抜歯前のエックス線画像

    89.2%
  10. 116A-63

    35歳の女性。右側咬筋部の疼痛を主訴として来院した。
    顎関節症I型と診断し、犬歯誘導型のスタビライゼーションスプリントによる治療を計画した。
    初診時の口腔内写真(別冊No.19A)、タッピングでの調整終了時(別冊No.19B)及び側方滑走運動での調整時のスプリントの写真(別冊No.19C、D)を別に示す。

    削合すべき部位はどれか。3つ選べ。

    a ア
    b イ
    c ウ
    d エ
    e オ

    口腔内写真、タッピングでの調整終了時

    調整時のスプリントの写真

    77.0%
  11. 116A-64

    46歳の女性。硬口蓋の腫脹を主訴として来院した。
    2週前に自覚したが自発痛はないという。
    左側硬口蓋に境界明瞭な膨隆を認める。
    初診時の口腔内写真(別冊 No.20A)、エックス線画像(別冊No.20B)、脂肪抑制造影MRI T1強調像(別冊 No.20C)及び生検時のΗ-E染色病理組織像(別冊No.20D)を別に示す。

    診断名はどれか。1つ選べ。

    a 口蓋膿瘍
    b 多形腺腫
    c 粘表皮癌
    d 腺房細胞癌
    e 腺様囊胞癌

    口腔内写真、エックス線画像、脂肪抑制造影MRI T1強調像、生検時のΗ-E染色病理組織像

    生検時のΗ-E染色病理組織像

    60.2%
  12. 116A-66

    かかりつけ歯科医でエックス線異常像を指摘されて来院した患者のエックス線画像(別冊No.22)を別に示す。
    自覚症状はなく、腫脹も認められない。
    下顎両側中切歯は歯髄電気診で生活反応を示した。

    適切な対応はどれか。1つ選べ。

    a 経過観察
    b 抜髄
    c 摘出
    d 抜歯
    e 下顎辺縁切除

    エックス線画像

    86.1%
  13. 116A-70

    評価に構音を用いるのはどれか。2つ選べ。

    a 咬合音検査
    b Saxonテスト
    c パラトグラム検査
    d ブローイング検査
    e オーラルディアドコキネシス

    97.2%
  14. 116A-77

    5歳の女児。舌の疼痛を主訴として来院した。
    数日前から発熱、食欲不振、感冒様症状があるという。
    初診時の口腔内写真(別冊No.28A)と手足の写真(別冊 No.28B)を別に示す。

    原因として考えられるのはどれか。2つ選べ。

    a 麻疹ウイルス
    b エンテロウイルス
    c ムンプスウイルス
    d コクサッキーウイルス
    e 単純ヘルペスウイルス

    口腔内写真

    手足の写真

    95.7%
  15. 116A-87

    唇裂に対して初回の口唇形成術を行う時期はどれか。1つ選べ。

    a 3〜6か月
    b 8〜12か月
    c 1歳6か月〜2歳
    d 3〜4歳
    e 5〜6歳

    94.1%
問題番号 カテゴリ 問題 正答率
問題番号:116A-23

咬み合わせの異常を主訴として来院した患者の初診時の口腔内写真(別冊No.2A)、エックス線画像(別冊No.2B)及び3D-CT(別冊No.2C)を別に示す。
受診前日に左顔面を殴打されたという。

骨片の偏位の原因となる筋はどれか。4つ選べ。

a 咬筋
b 側頭筋
c 顎舌骨筋
d 茎突舌骨筋
e 内側翼突筋

口腔内写真、エックス線画像

3D-CT

正解:ABCE
正答率:93.3%
問題番号:116A-38

頸部郭清術後の創部にドレーンを留置する目的はどれか。1つ選べ。

a 創部の洗浄
b 抗菌薬の投与
c 排膿路の確保
d 創部出血の防止
e 貯留滲出液の排出

 

正解:E
正答率:71.6%
問題番号:116A-42

フレイルの診断項目に含まれるのはどれか。すべて選べ。

a 握力
b 体重
c 易疲労
d 口腔衛生状態
e 日常生活活動量

正解:ABCE
正答率:75.0%
問題番号:116A-43

チアノーゼを確認するために観察する部位はどれか。2つ選べ。

a 額
b 眼球
c 口唇
d 耳介
e 爪床

正解:CE
正答率:86.3%
問題番号:116A-44

72歳の男性。左側上唇の変色を主訴として来院した。
5年前から自覚していたが、徐々に膨隆し、頻繁に誤咬するようになったという。
膨隆部は硬結を触知し、圧痛を認める。
初診時の顔貌写真(別冊No.9A)、口腔内写真(別冊No.9B)、MRI T1強調像(別冊No.9C)及び生検時のΗ-E染色病理組織像(別冊No.9D)を別に示す。

診断名はどれか。1つ選べ。

a 血腫
b 血管腫
c 悪性黒色腫
d 色素性母斑
e メラニン色素沈着症

顔貌写真、口腔内写真

MRI T1強調像及び生検時のΗ-E染色病理組織像

 

正解:C
正答率:94.2%
問題番号:116A-46

疾患と口腔粘膜症状の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。

a 手足口病──────────地図状舌
b 慢性GVHD─────────扁平苔癬様病変
c 尋常性天疱瘡────────Nikolsky現象
d Peutz-Jeghers症候群─────平滑舌
e Plummer-Vinson症候群────再発性アフタ

正解:BC
正答率:98.3%
問題番号:116A-55

6歳の女児。下顎の膨隆を主訴として来院した。
かかりつけ歯科医のエックス線検査で異常を指摘されたという。
下顎左側乳臼歯部に骨様硬の膨隆を触知するが圧痛はない。
初診時の口腔内写真(別冊No.14A)、エックス線画像(別冊No.14B)、 CT(別冊No.14C)及びΗ-E染色病理組織像(別冊No.14D)を別に示す。

診断名はどれか。1つ選べ。

a 歯牙腫
b 線維性異形成症
c セメント芽細胞腫
d 石灰化上皮性歯原性腫瘍
e セメント質骨性異形成症

口腔内写真、エックス線画像

CT及びΗ-E染色病理組織像

 

正解:A
正答率:87.5%
問題番号:116A-62

40歳の女性。左側頰部の腫脹を主訴として来院した。
30分前にかかりつけ歯科医で下顎左側埋伏智歯の抜去直後から腫脹が出現したため、紹介された。
初診時の顔貌写真(別冊No.18A)、CT(別冊No.18B)及び抜歯前のエックス線画像(別冊 No.18C)を別に示す。

適切な対応はどれか。2つ選べ。

a 頰部圧迫
b 抗菌薬投与
c 抗ヒスタミン薬投与
d アドレナリン筋肉注射
e バイタルサインの確認

顔貌写真

CT及び抜歯前のエックス線画像

正解:BE
正答率:89.2%
問題番号:116A-63

35歳の女性。右側咬筋部の疼痛を主訴として来院した。
顎関節症I型と診断し、犬歯誘導型のスタビライゼーションスプリントによる治療を計画した。
初診時の口腔内写真(別冊No.19A)、タッピングでの調整終了時(別冊No.19B)及び側方滑走運動での調整時のスプリントの写真(別冊No.19C、D)を別に示す。

削合すべき部位はどれか。3つ選べ。

a ア
b イ
c ウ
d エ
e オ

口腔内写真、タッピングでの調整終了時

調整時のスプリントの写真

正解:ABD
正答率:77.0%
問題番号:116A-64

46歳の女性。硬口蓋の腫脹を主訴として来院した。
2週前に自覚したが自発痛はないという。
左側硬口蓋に境界明瞭な膨隆を認める。
初診時の口腔内写真(別冊 No.20A)、エックス線画像(別冊No.20B)、脂肪抑制造影MRI T1強調像(別冊 No.20C)及び生検時のΗ-E染色病理組織像(別冊No.20D)を別に示す。

診断名はどれか。1つ選べ。

a 口蓋膿瘍
b 多形腺腫
c 粘表皮癌
d 腺房細胞癌
e 腺様囊胞癌

口腔内写真、エックス線画像、脂肪抑制造影MRI T1強調像、生検時のΗ-E染色病理組織像

生検時のΗ-E染色病理組織像

正解:C
正答率:60.2%
問題番号:116A-66

かかりつけ歯科医でエックス線異常像を指摘されて来院した患者のエックス線画像(別冊No.22)を別に示す。
自覚症状はなく、腫脹も認められない。
下顎両側中切歯は歯髄電気診で生活反応を示した。

適切な対応はどれか。1つ選べ。

a 経過観察
b 抜髄
c 摘出
d 抜歯
e 下顎辺縁切除

エックス線画像

正解:A
正答率:86.1%
問題番号:116A-70

評価に構音を用いるのはどれか。2つ選べ。

a 咬合音検査
b Saxonテスト
c パラトグラム検査
d ブローイング検査
e オーラルディアドコキネシス

正解:CE
正答率:97.2%
問題番号:116A-77

5歳の女児。舌の疼痛を主訴として来院した。
数日前から発熱、食欲不振、感冒様症状があるという。
初診時の口腔内写真(別冊No.28A)と手足の写真(別冊 No.28B)を別に示す。

原因として考えられるのはどれか。2つ選べ。

a 麻疹ウイルス
b エンテロウイルス
c ムンプスウイルス
d コクサッキーウイルス
e 単純ヘルペスウイルス

口腔内写真

手足の写真

正解:BD
正答率:95.7%
問題番号:116A-87

唇裂に対して初回の口唇形成術を行う時期はどれか。1つ選べ。

a 3〜6か月
b 8〜12か月
c 1歳6か月〜2歳
d 3〜4歳
e 5〜6歳

正解:A
正答率:94.1%

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