歯科医師国家試験 過去問題

認知症

過去問題目次

  1. 問題番号
    問題
    正答率
  2. 111A-46

    認知症高齢者の居宅で口腔衛生指導を行う際、対象となるのはどれか。3つ選ベ。

    a 家族
    b 民生委員
    c 介護福祉士
    d 訪問看護師
    e 介護支援専門員

    72.3%
  3. 111A-85

    85歳の女性。上下顎全部床義歯を通所介護施設で紛失したと訴えて独歩で来院した。
    診療録によると約1年間で義歯を2度紛失していたが、患者は記憶していなかった。
    かかりつけ医を最近は受診していないという。
    問診票に記入した年齢は被保険者証の記載より20歳若かった。

    適切な対応はどれか。2つ選べ。

    a 訪問歯科診療に移行する。
    b 家族に受診時の同行を求める。
    c かかりつけ医への受診を勧める。
    d 新義歯製作を断念するように説得する。
    e 新義歯は装着したままにするように指示する。

    77.0%
  4. 111B-47

    85歳の男性。家族に義歯を隠されたと訴えて来院した。
    家族によるとその事実はないという。

    この症状と同じカテゴリーに分類される認知症の症状はどれか。2つ選べ。

    a 異食
    b 失認
    c 不潔行為
    d 見当識障害
    e 実行機能障害

    50.1%
  5. 112D-42

    Alzheimer病の病期分類はどれか。1つ選べ。

    a CGA
    b FAST
    c FIM
    d GDS
    e SGA

    74.1%
  6. 113A-33

    初期のAlzheimer型認知症で障害が生じやすいのはどれか。1つ選べ。

    a 嗅覚
    b 視覚
    c 聴覚
    d 味覚
    e 平衡覚

    0.0%
  7. 113B-61

    観察による認知機能の評価法はどれか。2つ選べ。

    a Trail Making Test<TMT>
    b Clinical Dementia Rating<CDR>
    c Functional Assessment Staging <FAST>
    d Mini-Mental State Examination <MMSE>
    e 改訂長谷川式簡易知能評価スケール<HDS-R>

    44.8%
  8. 113B-70

    88歳の女性。義歯についての相談を目的として家族に伴われて来院した。
    3日前、食事中に苦悶し、救急搬送された病院で内視鏡下に義歯を摘出する処置を受けたという。
    5年前に重度認知症と診断され、IADLは全介助である。

    義歯を装着した口腔内写真(別冊No.22A)、病院から提供された摘出前の胸部エックス線画像 (別冊No.22B)及び摘出した義歯の写真(別冊No.22C)を別に示す。

    まず行うべき対応として適切なのはどれか。1つ選べ。

    a 義歯の修理
    b 義歯の調整
    c 新義歯の製作
    d 義歯の清掃指導
    e 義歯の使用中止の指示

    口腔内写真、病院から提供された摘出前の胸部エックス線画像及び摘出した義歯の写真

    72.4%
  9. 114C-31

    重度認知症の高齢者の医療面接で適切なのはどれか。3つ選べ。

    a 幼児言葉で話す。
    b 正面から話しかける。
    c 作話があれば指摘する。
    d 表情やしぐさに注意を払う。
    e 非言語的メッセージを多用する。

    91.7%
  10. 114D-79

    認知症の行動・心理症状<BPSD>はどれか。3つ選べ。

    a 失行
    b 焦燥
    c 徘徊
    d せん妄
    e 記憶障害

    88.2%
  11. 116A-80

    在宅療養におけるポリファーマシーの要因になるのはどれか。2つ選べ。

    a 併科受診
    b 和漢薬への変更
    c 多職種連携の欠如
    d 服薬カレンダーの利用
    e 後発医薬品<ジェネリック医薬品>への変更

     

    91.6%
  12. 116C-63

    高齢者において服薬アドヒアランスが低下する要因となるのはどれか。3つ選べ。

    a 摂食嚥下障害
    b 認知機能低下
    c ポリファーマシー
    d 薬剤耐性菌の増加
    e 処方・調剤の一元管理

     

    77.3%
問題番号 カテゴリ 問題 正答率
問題番号:111A-46

認知症高齢者の居宅で口腔衛生指導を行う際、対象となるのはどれか。3つ選ベ。

a 家族
b 民生委員
c 介護福祉士
d 訪問看護師
e 介護支援専門員

正解:ACD
正答率:72.3%
問題番号:111A-85

85歳の女性。上下顎全部床義歯を通所介護施設で紛失したと訴えて独歩で来院した。
診療録によると約1年間で義歯を2度紛失していたが、患者は記憶していなかった。
かかりつけ医を最近は受診していないという。
問診票に記入した年齢は被保険者証の記載より20歳若かった。

適切な対応はどれか。2つ選べ。

a 訪問歯科診療に移行する。
b 家族に受診時の同行を求める。
c かかりつけ医への受診を勧める。
d 新義歯製作を断念するように説得する。
e 新義歯は装着したままにするように指示する。

正解:BC
正答率:77.0%
問題番号:111B-47

85歳の男性。家族に義歯を隠されたと訴えて来院した。
家族によるとその事実はないという。

この症状と同じカテゴリーに分類される認知症の症状はどれか。2つ選べ。

a 異食
b 失認
c 不潔行為
d 見当識障害
e 実行機能障害

正解:AC
正答率:50.1%
問題番号:112D-42

Alzheimer病の病期分類はどれか。1つ選べ。

a CGA
b FAST
c FIM
d GDS
e SGA

正解:B
正答率:74.1%
問題番号:113A-33

初期のAlzheimer型認知症で障害が生じやすいのはどれか。1つ選べ。

a 嗅覚
b 視覚
c 聴覚
d 味覚
e 平衡覚

正解:(解答なし)
正答率:0.0%
問題番号:113B-61

観察による認知機能の評価法はどれか。2つ選べ。

a Trail Making Test<TMT>
b Clinical Dementia Rating<CDR>
c Functional Assessment Staging <FAST>
d Mini-Mental State Examination <MMSE>
e 改訂長谷川式簡易知能評価スケール<HDS-R>

正解:BC
正答率:44.8%
問題番号:113B-70

88歳の女性。義歯についての相談を目的として家族に伴われて来院した。
3日前、食事中に苦悶し、救急搬送された病院で内視鏡下に義歯を摘出する処置を受けたという。
5年前に重度認知症と診断され、IADLは全介助である。

義歯を装着した口腔内写真(別冊No.22A)、病院から提供された摘出前の胸部エックス線画像 (別冊No.22B)及び摘出した義歯の写真(別冊No.22C)を別に示す。

まず行うべき対応として適切なのはどれか。1つ選べ。

a 義歯の修理
b 義歯の調整
c 新義歯の製作
d 義歯の清掃指導
e 義歯の使用中止の指示

口腔内写真、病院から提供された摘出前の胸部エックス線画像及び摘出した義歯の写真

正解:E
正答率:72.4%
問題番号:114C-31

重度認知症の高齢者の医療面接で適切なのはどれか。3つ選べ。

a 幼児言葉で話す。
b 正面から話しかける。
c 作話があれば指摘する。
d 表情やしぐさに注意を払う。
e 非言語的メッセージを多用する。

正解:BDE
正答率:91.7%
問題番号:114D-79

認知症の行動・心理症状<BPSD>はどれか。3つ選べ。

a 失行
b 焦燥
c 徘徊
d せん妄
e 記憶障害

正解:BCD
正答率:88.2%
問題番号:116A-80

在宅療養におけるポリファーマシーの要因になるのはどれか。2つ選べ。

a 併科受診
b 和漢薬への変更
c 多職種連携の欠如
d 服薬カレンダーの利用
e 後発医薬品<ジェネリック医薬品>への変更

 

正解:AC
正答率:91.6%
問題番号:116C-63

高齢者において服薬アドヒアランスが低下する要因となるのはどれか。3つ選べ。

a 摂食嚥下障害
b 認知機能低下
c ポリファーマシー
d 薬剤耐性菌の増加
e 処方・調剤の一元管理

 

正解:ABC
正答率:77.3%