過去問題目次
サルコペニアの診断に用いるのはどれか。2つ選べ。
a 握力
b 腹囲
c 血糖値
d 歩行速度
e 血清アルブミン値
長期臥床患者では全身麻酔後に肺血栓塞栓症を起こしやすい。
このリスクを判断するための検査項目はどれか。1つ選べ。
a CK
b PT
c CRP
d Dダイマー
e 心筋トロポニンT
歯周炎を随伴するのはどれか。3つ選べ。
a Down症候群
b Sturge-Weber症候群
c Peutz-Jeghers症候群
d Chédiak-Higashi症候群
e Papillon-Lefèvre症候群
85歳の男性。家族に義歯を隠されたと訴えて来院した。
家族によるとその事実はないという。
この症状と同じカテゴリーに分類される認知症の症状はどれか。2つ選べ。
a 異食
b 失認
c 不潔行為
d 見当識障害
e 実行機能障害
進行性下顎頭吸収<PCR>による変化はどれか。2つ選べ。
a FMAの増加
b Y軸角の減少
c 顔面角の増加
d SNB角の減少
e ANB角の減少
18歳の男子。咬合異常を主訴として来院した。
2日前に自転車で転倒してオトガイ部を強打したという。
初診時のエックス線画像(別冊No.7)を別に示す。
適切な治療法はどれか。2つ選べ。
a 囲繞結紮
b ミニプレート固定
c 床副子を用いた顎内固定
d 線副子を用いた顎内固定
e 線副子を用いた顎間固定
15歳の女子。飲水時の上顎臼歯部における疼痛を主訴として来院した。
歯の表面性状は萌出してから変化はないという。
皮膚に異常は認められない。
初診時の口腔内写真(別冊No.9A)とエックス線画像(別冊No.9B)を別に示す。
診断名はどれか。1つ選べ。
a 骨形成不全症
b 歯のフッ素症
c 先天性表皮水疱症
d エナメル質形成不全症
e 先天性外胚葉異形成症
生後1か月の乳児。哺乳障害がみられたため、小児科からの紹介で来院した。
出生直後から仰臥位で吸気時の喘鳴とチアノーゼがみられるという。
初診時の側貌写真(別冊No.10A)、口腔内写真(別冊No.10B)及び頭部側方向エックス線写真(別冊No.10C)を別に示す。
考えられる疾患はどれか。1つ選べ。
a Down症候群
b Apert症候群
c Crouzon症候群
d Robinシークエンス
e Beckwith-Wiedemann症候群
68歳の女性。左側下顔面の疼痛を主訴として来院した。
3日前から左側下顔面に発赤を伴う水疱が出現し、聴覚過敏とめまいを自覚するという。
初診時の顔貌写真(別冊No.13)を別に示す。
原因療法に用いるのはどれか。1つ選べ。
a アシクロビル
b プレドニゾロン
c ミコナゾール硝酸塩
d アモキシシリン水和物
e ロキソプロフェンナトリウム水和物
86歳の女性。かかりつけ歯科医で舌の腫瘤を指摘され来院した。
右側舌縁部に硬結を伴う腫脹を認める。
頸部に腫大したリンパ節は触れない。
初診時の口腔内写真(別冊No.18A)、造影CT (別冊No.18B)、FDG-PET/CT (別冊No.18C)、MRI脂肪抑制造影T1強調像(別冊No.18D)及び生検時のΗ-E染色病理組織像(別冊No.18E)を別に示す。
適切な治療法はどれか。1つ選べ。
a 開窓
b 切開排膿
c 外科的切除
d 抗菌薬投与
e 副腎皮質ステロイド軟膏塗布
17歳の女子。上顎前歯の前突を主訴として来院した。
術前矯正治療後に顎矯正手術を行うこととした。
手術中の口腔内写真(別冊No.19)を別に示す。
この手術法はどれか。1つ選べ。
a Dingman法
b Robinson法
c Wunderer法
d Le Fort I型骨切り術
e Obwegeser-Dal Pont法
9歳の女児。嚥下時の鼻腔への逆流があることを主訴として来院した。
軟口蓋の運動障害を認めたため装置を使用することとした。
装着時の口腔内写真(別冊No.23)を別に示す。
装置の効果を確認するための検査として適切なのはどれか。1つ選べ。
a 筋電図検査
b 超音波検査
c 改訂水飲みテスト
d 鼻咽腔内視鏡検査
e 反復唾液嚥下テスト
23歳の女性。開口障害を主訴として来院した。
4か月前から右側顎関節のクリック音を自覚していたが、3日前に口が開かなくなったという。
右側顎関節部の圧痛と開口時痛を認める。
右側顎関節のMRI(別冊No.24A)と切歯点開閉口運動路を正面から観察した図(別冊No.24B)を別に示す。
まず行う対応はどれか。2つ選べ。
a 咬合調整
b 下顎可動化訓練
c 顎関節円板切除術
d 中枢性筋弛緩薬の投与
e 非ステロイド性抗炎症薬の投与
67歳の男性。下顎前歯部歯肉の腫脹を主訴として来院した。
1か月前に気付き、徐々に大きくなってきたという。
オトガイ部の感覚に異常はなく、顎下リンパ節とオトガイ下リンパ節の腫脹もない。
初診時の口腔内写真(別冊No.27A)、エックス線画像(別冊No.27B)及び生検時のΗ-E染色病理組織像(別冊No.27C)を別に示す。
適切な治療法はどれか。1つ選べ。
a 歯肉切除
b KJ*の抜歯
c 下顎辺縁切除
d 下顎区域切除
e 放射線治療
問題番号 | カテゴリ | 問題 | 正答率 |
---|---|---|---|
問題番号:111B-25 | サルコペニアの診断に用いるのはどれか。2つ選べ。 a 握力
正解:AD |
正答率:93.5% | |
問題番号:111B-30 | 長期臥床患者では全身麻酔後に肺血栓塞栓症を起こしやすい。 このリスクを判断するための検査項目はどれか。1つ選べ。 a CK
正解:D |
正答率:63.6% | |
問題番号:111B-42 | 歯周炎を随伴するのはどれか。3つ選べ。 a Down症候群
正解:ADE |
正答率:91.6% | |
問題番号:111B-47 | 85歳の男性。家族に義歯を隠されたと訴えて来院した。 この症状と同じカテゴリーに分類される認知症の症状はどれか。2つ選べ。 a 異食
正解:AC |
正答率:50.1% | |
問題番号:111B-60 | 進行性下顎頭吸収<PCR>による変化はどれか。2つ選べ。 a FMAの増加
正解:AD |
正答率:86.4% | |
問題番号:111B-66 | 18歳の男子。咬合異常を主訴として来院した。 適切な治療法はどれか。2つ選べ。 a 囲繞結紮
正解:BE |
正答率:62.6% | |
問題番号:111B-68 | 15歳の女子。飲水時の上顎臼歯部における疼痛を主訴として来院した。 診断名はどれか。1つ選べ。 a 骨形成不全症
正解:D |
正答率:80.0% | |
問題番号:111B-69 | 生後1か月の乳児。哺乳障害がみられたため、小児科からの紹介で来院した。 考えられる疾患はどれか。1つ選べ。 a Down症候群
正解:D |
正答率:97.2% | |
問題番号:111B-72 | 68歳の女性。左側下顔面の疼痛を主訴として来院した。 原因療法に用いるのはどれか。1つ選べ。 a アシクロビル
正解:A |
正答率:97.4% | |
問題番号:111B-77 | 86歳の女性。かかりつけ歯科医で舌の腫瘤を指摘され来院した。 適切な治療法はどれか。1つ選べ。 a 開窓
正解:C |
正答率:99.9% | |
問題番号:111B-78 | 17歳の女子。上顎前歯の前突を主訴として来院した。 この手術法はどれか。1つ選べ。 a Dingman法
正解:C |
正答率:83.6% | |
問題番号:111B-83 | 9歳の女児。嚥下時の鼻腔への逆流があることを主訴として来院した。 装置の効果を確認するための検査として適切なのはどれか。1つ選べ。 a 筋電図検査
正解:D |
正答率:94.5% | |
問題番号:111B-84 | 23歳の女性。開口障害を主訴として来院した。 まず行う対応はどれか。2つ選べ。 a 咬合調整
正解:BE |
正答率:86.8% | |
問題番号:111B-87 | 67歳の男性。下顎前歯部歯肉の腫脹を主訴として来院した。 適切な治療法はどれか。1つ選べ。 a 歯肉切除
正解:C |
正答率:70.1% |