歯科医師国家試験 過去問題

歯科医師国家試験 口腔外科学

過去問題目次

  1. 問題番号
    問題
    正答率
  2. 111A-27

    咀嚼筋筋電図で評価できるのはどれか。1つ選べ。

    a 構音機能
    b 咀嚼能率
    c 下顎運動路
    d 最大開口量
    e 咀嚼リズム

    96.0%
  3. 111A-31

    口蓋裂児における口蓋形成術後の構音障害の改善に用いるのはどれか。2つ選ベ。

    a Hotz床
    b 咬合挙上副子
    c 舌接触補助床
    d スピーチエイド
    e 軟口蓋挙上装置

    87.6%
  4. 111A-48

    オーラルアプライアンスによる睡眠時無呼吸の治療で、効果が認められた場合に数値が低下するのはどれか。4つ選べ。

    a 無呼吸指数
    b 中途覚醒指数
    c 動脈血酸素飽和度
    d 無呼吸低呼吸指数
    e Epworth Sleepiness Scale <ESS>

    94.1%
  5. 111A-61

    粘膜下口蓋裂に特徴的な所見はどれか。3つ選べ。

    a 顎裂
    b 口蓋垂裂
    c 軟口蓋の感覚異常
    d 口蓋骨後縁のV字欠損
    e 軟口蓋正中部の光透過性亢進

    86.7%
  6. 111A-66

    85歳の女性。咀嚼困難を主訴として来院した。
    最近、食物の摂取が困難となり、食事に時間がかかるようになったという。
    オーラルディアドコキネシスを行った。基準値と計測値を表に示す。

    基準値と計測値表

    特に機能が低下していると考えられるのはどれか。1つ選べ。

    a 口唇
    b 喉頭
    c 舌根
    d 舌尖
    e 軟口蓋

    97.2%
  7. 111A-73

    22歳の女性。開口障害を主訴として来院した。
    交通事故に遭遇して顔面を強打したという。観血的に治療を行うこととした。
    初診時のエックス線画像(別冊No.18A)と3D-CT(別冊No.18B)、下顎骨下縁を矢印で示した術中写真(別冊No.18C)及び術後の頭部後前方向エックス線写真(別冊No.18D)を別に示す。

    術後に起こりやすい合併症はどれか。1つ選べ。

    a 舌の感覚異常
    b 下唇の下制障害
    c 下唇の感覚異常
    d 眼裂の閉鎖障害
    e 上唇の挙上障害

    エックス線画像(別冊No.18A)と3D-CT(別冊No.18B)

    術中写真(別冊No.18C)、術後の頭部後前方向エックス線写真(別冊No.18D)

    64.0%
  8. 111A-77

    8歳の男児。舌下面の腫瘤を主訴として来院した。
    2か月前に母親が気付いたが、疼痛はないためそのままにしていたという。
    腫瘤は半球形で波動を触れる。圧痛はない。
    初診時の口腔内写真(別冊No.22)を別に示す。

    適切な対応はどれか。1つ選べ。

    a 経過観察
    b 抗菌薬投与
    c 切開
    d 梱包療法
    e 摘出

    初診時の口腔内写真(別冊No.22)

    83.6%
  9. 111A-78

    33歳の女性。口蓋部の腫脹を主訴として来院した。
    2年前に気付き、緩徐に増大してきたという。
    鼻出血や疼痛はない。
    初診時の口腔内写真(別冊No.23A)、エックス線画像(別冊No.23B)、CT(別冊No.23C)、FDG-PET/CT(別冊No.23D)及び生検時のΗ-E染色病理組織像(別冊No.23E)を別に示す。

    診断はどれか。1つ選べ。

    a 血管腫
    b 骨肉腫
    c 腺様囊胞癌
    d 扁平上皮癌
    e 悪性リンパ腫

    口腔内写真(別冊No.23A)、エックス線画像(別冊No.23B)

    CT(別冊No.23C)、FDG-PET・CT(別冊No.23D)Η-E染色病理組織像(別冊No.23E)

    82.7%
  10. 111A-82

    75歳の女性。左側口底の腫瘤を主訴として来院した。
    5か月前に気付いたが、疼痛がないためそのままにしていたという。
    初診時の口腔内写真(別冊No.27A)、CT(別冊No.27B)、MRI T2強調像(別冊No.27C)及び生検時のΗ-E染色病理組織像(別冊No.27D)を別に示す。

    適切な治療法はどれか。1つ選べ。

    a 開窓
    b 腫瘤切除
    c 切開排膿
    d 顎下腺摘出
    e 抗癌剤投与

    初診時の口腔内写真(別冊No.27A)、CT(別冊No.27B)、MRI T2強調像(別冊No.27C)

    生検時のΗ-E染色病理組織像(別冊No.27D)

    57.5%
  11. 111A-87

    60歳の女性。下顎右側小臼歯部の腫脹を主訴として来院した。
    2年前から自覚していたが、そのままにしていたところ緩徐に腫脹は増大したという。
    腫脹は骨様硬で、下唇の感覚異常は認められない。
    生検を行ったところ、内部は軟らかい組織が充満していた。
    初診時の口腔内写真(別冊No.31A)、エックス線画像(別冊No.31B)、CT(別冊No.31C)及び生検時のΗ-E染色病理組織像(別冊No.31D)を別に示す。

    適切な治療法はどれか。1つ選べ。

    a 開窓
    b 皮質骨除去
    c 下顎辺縁切除
    d 抗癌剤投与
    e 放射線治療

    初診時の口腔内写真(別冊No.31A)、エックス線画像(別冊No.31B)

    CT(別冊No.31C)及び生検時のΗ-E染色病理組織像(別冊No.31D)

    90.0%
問題番号 カテゴリ 問題 正答率
問題番号:111A-27

咀嚼筋筋電図で評価できるのはどれか。1つ選べ。

a 構音機能
b 咀嚼能率
c 下顎運動路
d 最大開口量
e 咀嚼リズム

正解:E
正答率:96.0%
問題番号:111A-31

口蓋裂児における口蓋形成術後の構音障害の改善に用いるのはどれか。2つ選ベ。

a Hotz床
b 咬合挙上副子
c 舌接触補助床
d スピーチエイド
e 軟口蓋挙上装置

正解:DE
正答率:87.6%
問題番号:111A-48

オーラルアプライアンスによる睡眠時無呼吸の治療で、効果が認められた場合に数値が低下するのはどれか。4つ選べ。

a 無呼吸指数
b 中途覚醒指数
c 動脈血酸素飽和度
d 無呼吸低呼吸指数
e Epworth Sleepiness Scale <ESS>

正解:ABDE
正答率:94.1%
問題番号:111A-61

粘膜下口蓋裂に特徴的な所見はどれか。3つ選べ。

a 顎裂
b 口蓋垂裂
c 軟口蓋の感覚異常
d 口蓋骨後縁のV字欠損
e 軟口蓋正中部の光透過性亢進

正解:BDE
正答率:86.7%
問題番号:111A-66

85歳の女性。咀嚼困難を主訴として来院した。
最近、食物の摂取が困難となり、食事に時間がかかるようになったという。
オーラルディアドコキネシスを行った。基準値と計測値を表に示す。

基準値と計測値表

特に機能が低下していると考えられるのはどれか。1つ選べ。

a 口唇
b 喉頭
c 舌根
d 舌尖
e 軟口蓋

正解:A
正答率:97.2%
問題番号:111A-73

22歳の女性。開口障害を主訴として来院した。
交通事故に遭遇して顔面を強打したという。観血的に治療を行うこととした。
初診時のエックス線画像(別冊No.18A)と3D-CT(別冊No.18B)、下顎骨下縁を矢印で示した術中写真(別冊No.18C)及び術後の頭部後前方向エックス線写真(別冊No.18D)を別に示す。

術後に起こりやすい合併症はどれか。1つ選べ。

a 舌の感覚異常
b 下唇の下制障害
c 下唇の感覚異常
d 眼裂の閉鎖障害
e 上唇の挙上障害

エックス線画像(別冊No.18A)と3D-CT(別冊No.18B)

術中写真(別冊No.18C)、術後の頭部後前方向エックス線写真(別冊No.18D)

正解:B
正答率:64.0%
問題番号:111A-77

8歳の男児。舌下面の腫瘤を主訴として来院した。
2か月前に母親が気付いたが、疼痛はないためそのままにしていたという。
腫瘤は半球形で波動を触れる。圧痛はない。
初診時の口腔内写真(別冊No.22)を別に示す。

適切な対応はどれか。1つ選べ。

a 経過観察
b 抗菌薬投与
c 切開
d 梱包療法
e 摘出

初診時の口腔内写真(別冊No.22)

正解:E
正答率:83.6%
問題番号:111A-78

33歳の女性。口蓋部の腫脹を主訴として来院した。
2年前に気付き、緩徐に増大してきたという。
鼻出血や疼痛はない。
初診時の口腔内写真(別冊No.23A)、エックス線画像(別冊No.23B)、CT(別冊No.23C)、FDG-PET/CT(別冊No.23D)及び生検時のΗ-E染色病理組織像(別冊No.23E)を別に示す。

診断はどれか。1つ選べ。

a 血管腫
b 骨肉腫
c 腺様囊胞癌
d 扁平上皮癌
e 悪性リンパ腫

口腔内写真(別冊No.23A)、エックス線画像(別冊No.23B)

CT(別冊No.23C)、FDG-PET・CT(別冊No.23D)Η-E染色病理組織像(別冊No.23E)

正解:E
正答率:82.7%
問題番号:111A-82

75歳の女性。左側口底の腫瘤を主訴として来院した。
5か月前に気付いたが、疼痛がないためそのままにしていたという。
初診時の口腔内写真(別冊No.27A)、CT(別冊No.27B)、MRI T2強調像(別冊No.27C)及び生検時のΗ-E染色病理組織像(別冊No.27D)を別に示す。

適切な治療法はどれか。1つ選べ。

a 開窓
b 腫瘤切除
c 切開排膿
d 顎下腺摘出
e 抗癌剤投与

初診時の口腔内写真(別冊No.27A)、CT(別冊No.27B)、MRI T2強調像(別冊No.27C)

生検時のΗ-E染色病理組織像(別冊No.27D)

正解:B
正答率:57.5%
問題番号:111A-87

60歳の女性。下顎右側小臼歯部の腫脹を主訴として来院した。
2年前から自覚していたが、そのままにしていたところ緩徐に腫脹は増大したという。
腫脹は骨様硬で、下唇の感覚異常は認められない。
生検を行ったところ、内部は軟らかい組織が充満していた。
初診時の口腔内写真(別冊No.31A)、エックス線画像(別冊No.31B)、CT(別冊No.31C)及び生検時のΗ-E染色病理組織像(別冊No.31D)を別に示す。

適切な治療法はどれか。1つ選べ。

a 開窓
b 皮質骨除去
c 下顎辺縁切除
d 抗癌剤投与
e 放射線治療

初診時の口腔内写真(別冊No.31A)、エックス線画像(別冊No.31B)

CT(別冊No.31C)及び生検時のΗ-E染色病理組織像(別冊No.31D)

正解:C
正答率:90.0%

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