歯科医師国家試験 過去問題

根尖性歯周組織疾患の処置

過去問題目次

  1. 問題番号
    問題
    正答率
  2. 111D-84

    60歳の男性。下顎右側中切歯部の歯肉腫脹を主訴として来院した。
    2年前にI*の根管治療を受けたが、2日前に腫脹に気付いたという。
    現在、痛みはない。腫脹部に波動を触れる。
    歯周ポケット検査の結果、I*は全周3mm以下であった。
    初診時の口腔内写真(別冊No.30A)とエックス線画像(別冊No.30B)を別に示す。

    当日の治療で適切なのはどれか。2つ選べ。

    a ENAP
    b 抜歯
    c 切開排膿
    d 抗菌薬投与
    e 歯根尖切除

    口腔内写真(別冊No.30A)とエックス線画像(別冊No.30B)

    96.0%
  3. 112A-74

    67歳の女性。上顎左側臼歯部頰側歯肉の腫脹と咬合痛を主訴として来院した。自発痛はない。
    初診時の口腔内写真(別冊No.20A)とある検査時のエックス線画像(別冊No.20B)を別に示す。

    適切な処置はどれか。1つ選べ。

    a #Eの感染根管治療
    b #Eの歯根尖切除
    c #Fの感染根管治療
    d #Fの歯根尖切除
    e #Fのトライセクション

    口腔内写真とある検査時のエックス線画像

    94.8%
  4. 113B-50

    67歳の女性。上顎右側側切歯の咬合痛を主訴として来院した。
    1か月前から違和感があったがそのままにしていたという。
    歯髄電気診で生活反応を示さなかった。
    初診時の口腔内写真(別冊No.9A)とエックス線画像(別冊No.9B)を別に示す。

    まず行うのはどれか。1つ選べ。

    a 抗菌薬軟膏塗布
    b 抜髄
    c 感染根管治療
    d 歯根尖切除
    e 抜歯

    初診時の口腔内写真とエックス線画像

    95.6%
  5. 114A-76

    17歳の男子。上顎左側側切歯の咬合痛と歯肉腫脹を主訴として来院した。

    昨夜から激しい痛みがあるという。
    #Bには強い打診痛があり、腫脹部に波動を触れる。
    プロービング深さは全周3mm以下であった。

    初診時の口腔内写真(別冊No.32A) とエックス線画像(別冊No.32B)を別に示す。

    初診時の対応で適切なのはどれか。3つ選べ。

    a 咬合調整
    b 骨の穿孔
    c 根尖搔爬
    d 膿瘍切開
    e 抗菌薬投与

    口腔内写真とエックス線画像

    86.1%
  6. 114D-89

    60歳の女性。上顎右側臼歯部の咬合痛を主訴として来院した。
    自発痛はないが歯肉を押すと違和感があるという。FE"に打診痛を認める。

    初診時の口腔内写真(別冊No.31A)とエックス線画像(別冊No.31B)を別に示す。歯周組織検査結果の一部を表に示す。

    歯周組織検査結果の一部
    *        :プロービング深さ(mm)
    〇印 :プロービング時の出血
    **     : Millerの判定基準

    治療方針の組合せで適切なのはどれか。1つ選べ。

       F"                    E"
    a 経過観察 ──── 抜歯
    b 経過観察 ──── 感染根管治療
    c 咬合調整 ──── 抜歯
    d 咬合調整 ──── 感染根管治療
    e 感染根管治療 ── 抜歯
    f 感染根管治療 ── 感染根管治療

    口腔内写真とエックス線画像

    45.3%
  7. 115D-35

    感染根管に対する原因療法はどれか。3つ選べ。

    a 根管洗浄
    b 根管貼薬
    c 切開排膿
    d 鎮痛薬の投与
    e 感染歯質の削除

     

    90.1%
  8. 115D-47

    55歳の女性。下顎右側第一大臼歯の咬合痛を主訴として来院した。
    3か月前から違和感があり、1週前から歯肉に圧痛があるという。
    N*に打診痛を認め、動揺度は1度で、プロービング深さはすべて3 mm以下であった。
    初診時の口腔内写真(別冊No.12A)とエックス線画像(別冊No.12B)を別に示す。

    疼痛の原因と対応の組合せで正しいのはどれか。1つ選べ。

    a 咬合性外傷──────────経過観察
    b 咬合性外傷──────────咬合調整
    c 急性化膿性根尖性歯周炎────抗菌薬投与
    d 慢性化膿性根尖性歯周炎────感染根管治療
    e 慢性化膿性根尖性歯周炎────経過観察

    口腔内写真とエックス線画像

    86.3%
  9. 116A-65

    64歳の女性。下顎左側第一大臼歯の歯肉腫脹を主訴として来院した。
    半年前から違和感があり、1週前から自覚するようになったという。
    -Nは、自発痛はないが、打診に反応がある。
    プロービング深さは全周3mm以下であった。初診時の口腔内写真(別冊No.21A)とエックス線画像(別冊No.21B)を別に示す。

    -Nに行う処置で正しいのはどれか。1つ選べ。

    a 切開
    b 歯根分離
    c 感染根管治療
    d ファーケーションプラステイ
    e スケーリング・ルートプレーニング

    口腔内写真とエックス線画像

    95.5%
  10. 116B-51

    53歳の男性。上顎右側第一小臼歯の違和感を主訴として来院した。
    3か月前から自覚していたがそのままにしていたという。
    D"は歯髄電気診で生活反応を示さなかった。
    検査の結果、慢性歯周炎と診断し、歯周基本治療を行うこととした。
    初診時の口腔内写真(別冊No.18A)とエックス線画像(別冊No.18B)を別に示す。

    歯周組織検査結果の一部を表に示す。

    歯周組織検査結果の一部表
    *    :プロービング深さ(mm)
    〇印:プロービング時の出血
    **  : Millerの判定基準

    まず行うのはどれか。 2つ選べ。

    a 暫間固定
    b 感染根管治療
    c 口腔清掃指導
    d フッ化物歯面塗布
    e スケーリング・ルートプレーニング

    口腔内写真とエックス線画像

    56.4%
  11. 116C-82

    42歳の女性。下顎右側第一大臼歯の修復物の脱離を主訴として来院した。
    昨日、脱離したという。痛みや歯肉腫脹はない。
    初診時の口腔内写真(別冊No.35A)とエックス線画像(別冊No.35B)を別に示す。
    歯周組織検査結果の一部を表に示す。

    歯周組織検査結果の一部表
    *       :プロービング深さ(mm)
    〇印 :プロービング時の出血
    **  : LindheとNymanの分類(-は根分岐部病変がないことを示す)
    ***   : Millerの判定基準

    口腔清掃指導後、N*にまず行う処置はどれか。1つ選べ。

    a 暫間固定
    b 歯根尖切除
    c 感染根管治療
    d ヘミセクション
    e スケーリング・ルートプレーニング

    口腔内写真とエックス線画像

    35.7%
  12. 116D-35

    歯肉の違和感を訴え来院した患者の口腔内写真(別冊No.6A)、エックス線画像 (別冊No.6B)及びある薬液を用いた反応後の口腔内写真(別冊No.6C)を別に示す。

    まず行うのはどれか。2つ選べ。

    a 切開排膿
    b 感染根管治療
    c 抗菌薬の投与
    d 口腔清掃指導
    e スケーリング・ルートプレーニング

    口腔内写真、エックス線画像、及びある薬液を用いた反応後の口腔内写真

    0.0%
問題番号 カテゴリ 問題 正答率
問題番号:111D-84

60歳の男性。下顎右側中切歯部の歯肉腫脹を主訴として来院した。
2年前にI*の根管治療を受けたが、2日前に腫脹に気付いたという。
現在、痛みはない。腫脹部に波動を触れる。
歯周ポケット検査の結果、I*は全周3mm以下であった。
初診時の口腔内写真(別冊No.30A)とエックス線画像(別冊No.30B)を別に示す。

当日の治療で適切なのはどれか。2つ選べ。

a ENAP
b 抜歯
c 切開排膿
d 抗菌薬投与
e 歯根尖切除

口腔内写真(別冊No.30A)とエックス線画像(別冊No.30B)

正解:CD
正答率:96.0%
問題番号:112A-74

67歳の女性。上顎左側臼歯部頰側歯肉の腫脹と咬合痛を主訴として来院した。自発痛はない。
初診時の口腔内写真(別冊No.20A)とある検査時のエックス線画像(別冊No.20B)を別に示す。

適切な処置はどれか。1つ選べ。

a #Eの感染根管治療
b #Eの歯根尖切除
c #Fの感染根管治療
d #Fの歯根尖切除
e #Fのトライセクション

口腔内写真とある検査時のエックス線画像

正解:C
正答率:94.8%
問題番号:113B-50

67歳の女性。上顎右側側切歯の咬合痛を主訴として来院した。
1か月前から違和感があったがそのままにしていたという。
歯髄電気診で生活反応を示さなかった。
初診時の口腔内写真(別冊No.9A)とエックス線画像(別冊No.9B)を別に示す。

まず行うのはどれか。1つ選べ。

a 抗菌薬軟膏塗布
b 抜髄
c 感染根管治療
d 歯根尖切除
e 抜歯

初診時の口腔内写真とエックス線画像

正解:C
正答率:95.6%
問題番号:114A-76

17歳の男子。上顎左側側切歯の咬合痛と歯肉腫脹を主訴として来院した。

昨夜から激しい痛みがあるという。
#Bには強い打診痛があり、腫脹部に波動を触れる。
プロービング深さは全周3mm以下であった。

初診時の口腔内写真(別冊No.32A) とエックス線画像(別冊No.32B)を別に示す。

初診時の対応で適切なのはどれか。3つ選べ。

a 咬合調整
b 骨の穿孔
c 根尖搔爬
d 膿瘍切開
e 抗菌薬投与

口腔内写真とエックス線画像

正解:ADE
正答率:86.1%
問題番号:114D-89

60歳の女性。上顎右側臼歯部の咬合痛を主訴として来院した。
自発痛はないが歯肉を押すと違和感があるという。FE"に打診痛を認める。

初診時の口腔内写真(別冊No.31A)とエックス線画像(別冊No.31B)を別に示す。歯周組織検査結果の一部を表に示す。

歯周組織検査結果の一部
*        :プロービング深さ(mm)
〇印 :プロービング時の出血
**     : Millerの判定基準

治療方針の組合せで適切なのはどれか。1つ選べ。

   F"                    E"
a 経過観察 ──── 抜歯
b 経過観察 ──── 感染根管治療
c 咬合調整 ──── 抜歯
d 咬合調整 ──── 感染根管治療
e 感染根管治療 ── 抜歯
f 感染根管治療 ── 感染根管治療

口腔内写真とエックス線画像

正解:E
正答率:45.3%
問題番号:115D-35

感染根管に対する原因療法はどれか。3つ選べ。

a 根管洗浄
b 根管貼薬
c 切開排膿
d 鎮痛薬の投与
e 感染歯質の削除

 

正解:ABE
正答率:90.1%
問題番号:115D-47

55歳の女性。下顎右側第一大臼歯の咬合痛を主訴として来院した。
3か月前から違和感があり、1週前から歯肉に圧痛があるという。
N*に打診痛を認め、動揺度は1度で、プロービング深さはすべて3 mm以下であった。
初診時の口腔内写真(別冊No.12A)とエックス線画像(別冊No.12B)を別に示す。

疼痛の原因と対応の組合せで正しいのはどれか。1つ選べ。

a 咬合性外傷──────────経過観察
b 咬合性外傷──────────咬合調整
c 急性化膿性根尖性歯周炎────抗菌薬投与
d 慢性化膿性根尖性歯周炎────感染根管治療
e 慢性化膿性根尖性歯周炎────経過観察

口腔内写真とエックス線画像

正解:D
正答率:86.3%
問題番号:116A-65

64歳の女性。下顎左側第一大臼歯の歯肉腫脹を主訴として来院した。
半年前から違和感があり、1週前から自覚するようになったという。
-Nは、自発痛はないが、打診に反応がある。
プロービング深さは全周3mm以下であった。初診時の口腔内写真(別冊No.21A)とエックス線画像(別冊No.21B)を別に示す。

-Nに行う処置で正しいのはどれか。1つ選べ。

a 切開
b 歯根分離
c 感染根管治療
d ファーケーションプラステイ
e スケーリング・ルートプレーニング

口腔内写真とエックス線画像

正解:C
正答率:95.5%
問題番号:116B-51

53歳の男性。上顎右側第一小臼歯の違和感を主訴として来院した。
3か月前から自覚していたがそのままにしていたという。
D"は歯髄電気診で生活反応を示さなかった。
検査の結果、慢性歯周炎と診断し、歯周基本治療を行うこととした。
初診時の口腔内写真(別冊No.18A)とエックス線画像(別冊No.18B)を別に示す。

歯周組織検査結果の一部を表に示す。

歯周組織検査結果の一部表
*    :プロービング深さ(mm)
〇印:プロービング時の出血
**  : Millerの判定基準

まず行うのはどれか。 2つ選べ。

a 暫間固定
b 感染根管治療
c 口腔清掃指導
d フッ化物歯面塗布
e スケーリング・ルートプレーニング

口腔内写真とエックス線画像

正解:BC
正答率:56.4%
問題番号:116C-82

42歳の女性。下顎右側第一大臼歯の修復物の脱離を主訴として来院した。
昨日、脱離したという。痛みや歯肉腫脹はない。
初診時の口腔内写真(別冊No.35A)とエックス線画像(別冊No.35B)を別に示す。
歯周組織検査結果の一部を表に示す。

歯周組織検査結果の一部表
*       :プロービング深さ(mm)
〇印 :プロービング時の出血
**  : LindheとNymanの分類(-は根分岐部病変がないことを示す)
***   : Millerの判定基準

口腔清掃指導後、N*にまず行う処置はどれか。1つ選べ。

a 暫間固定
b 歯根尖切除
c 感染根管治療
d ヘミセクション
e スケーリング・ルートプレーニング

口腔内写真とエックス線画像

正解:C
正答率:35.7%
問題番号:116D-35

歯肉の違和感を訴え来院した患者の口腔内写真(別冊No.6A)、エックス線画像 (別冊No.6B)及びある薬液を用いた反応後の口腔内写真(別冊No.6C)を別に示す。

まず行うのはどれか。2つ選べ。

a 切開排膿
b 感染根管治療
c 抗菌薬の投与
d 口腔清掃指導
e スケーリング・ルートプレーニング

口腔内写真、エックス線画像、及びある薬液を用いた反応後の口腔内写真

正解:(解答なし)
正答率:0.0%