過去問題目次
5歳の女児。下顎左側臼歯部の疼痛を主訴として来院した。下顎左側第一乳臼歯以外のすべての乳歯に重度の齲蝕は認められない。診断の結果、-yを抜歯することとした。
初診時の口腔内写真(別冊No.4A)とエックス線写真(別冊No.4B)を別に示す。
抜歯後に用いる装置として最も適切なのはどれか。1つ選べ。
a 可撤保隙装置
b バンドループ
c リンガルアーチ
d ディスタルシュー
e Nanceのホールディングアーチ
10歳の男児。下顎左側第二小臼歯の咬合痛を主訴として来院した。1か月前から同部に違和感を自覚していたが1週前から食事の際に咬合痛があるという。
-Mの動揺度は1度、自発痛はないが打診痛がある。初診時の口腔内写真(別冊No.6A)とエックス線写真(別冊No.6B)を別に示す。
適切な対応はどれか。1つ選べ。
a 経過観察
b 咬合調整
c 直接覆髄
d 抜髄
e アペキシフィケーション
5歳の女児。上顎右側乳中切歯の外傷を主訴として来院した。
昨日、転倒し、q"を打撲したが、自発痛が軽度であったため、そのままにしていたという。
q"の動揺度は2度で打診痛を認める。初診時の口腔内写真(別冊No.11A)とエックス線写真(別冊No.11B)を別に示す。
適切な対応はどれか。1つ選べ。
a 経過観察
b 固定
c 感染根管治療
d 歯根尖切除
e 抜歯
9歳の女児。咬み合わせが悪いことを主訴として来院した。大動脈二尖弁があるという。性腺の未発達と翼状頸を示し、精神発達遅滞は認められない。
身長は同年齢の女児の標準値より13cm低かった。初診時の口腔内写真(別冊No.13)を別に示す。
疑われる疾患はどれか。1つ選べ。
a Down症候群
b Turner症候群
c Crouzon症候群
d Robinシークエンス
e Beckwith-Wiedemann症候群
6歳の女児。下顎右側第一大臼歯が萌出してきたため来院した。検査の結果、下顎に装着した装置を変更することとした。
来院時の口腔内写真(別冊No.19A)とエックス線写真(別冊No.19B)を別に示す。
使用するのはどれか。1つ選べ。
a タングクリブ
b アクチバトール
c クラウンループ
d リップバンパー
e リンガルアーチ
4歳の女児。下顎右側第一乳臼歯の咬合時の違和感を主訴として来院した。冷刺激に一過性に反応するが、自発痛は認められない。
歯髄電気診で生活反応を示した。初診時の口腔内写真(別冊No.20A)とエックス線写真(別冊No.20B)を別に示す。
適切な対応はどれか。1つ選べ。
a 経過観察
b コンポジットレジン修復
c 生活断髄
d 抜髄
e 抜歯
4歳の男児。歯の陥入を主訴として来院した。2時間前に階段から転落し顔面を強打したという。歯冠の破折は認められない。初診時の口腔内写真(別冊No.31)を別に示す。
後継永久歯に起こり得るのはどれか。2つ選べ。
a 歯内歯
b 歯根彎曲
c タウロドント
d Hutchinson歯
e エナメル質白斑
5歳の男児。下顎乳臼歯部の違和感を主訴として来院した。下顎右側第一乳臼歯と第二乳臼歯に動揺と打診痛は認められない。
検査の結果、コンポジットレジン修復を行うこととした。初診時のエックス線写真(別冊No.42A)と術前の口腔内写真(別冊No.42B)を別に示す。
窩洞形成で正しいのはどれか。1つ選べ。
a 頰舌面に保持溝を設ける。
b 隣接面形態はスライスカットとする。
c 隣接面歯肉側窩縁はナイフエッジとする。
d 咬合面窩洞にアンダーカットを付与する。
e 咬合面に便宜形態を付与する。
4歳の女児。下顎右側第二乳臼歯の食事中の疼痛を主訴として来院した。2か月前から時々冷水痛を訴えたがそのままにしていたという。
軽度の打診痛を認める。初診時の口腔内写真(別冊No.43A)とエックス線写真(別冊No.43B)を別に示す。
適切な処置はどれか。1つ選べ。
a 間接覆髄
b 直接覆髄
c 生活断髄
d 抜髄
e 抜歯
5歳の男児。上顎左側乳中切歯部の歯肉の腫脹を主訴として来院した。2か月前から食事の際に痛みを訴えることがあり、3日前から歯肉が腫脹してきたという。
初診時の口腔内写真(別冊No.45A)とエックス線写真(別冊No.45B)を別に示す。
原因として考えられるのはどれか。1つ選べ。
a 歯冠破折による歯髄感染
b 歯ブラシによる粘膜損傷
c 齲蝕の進行による歯髄感染
d 咬耗の進行による歯髄感染
e 単純ヘルペスウイルスの感染
次の文により52、53の問いに答えよ。
4歳の女児。上顎乳前歯部の審美不良を主訴として来院した。1週前から上顎右側乳中切歯の自発痛と上顎左側乳中切歯の歯肉の腫脹に気付いたがそのままにしていたという。
初診時の口腔内写真(別冊No.51A)とエックス線写真(別冊No.51B)を別に示す。上顎両側乳中切歯の検査結果の一部を表に示す。
処置の組合せで適切なのはどれか。1つ選べ。
q" #q
a 間接覆髄――――生活断髄
b 間接覆髄――――感染根管治療
c 生活断髄――――生活断髄
d 生活断髄――――抜髄
e 抜髄――――――抜髄
f 抜髄――――――感染根管治療
次の文により52、53の問いに答えよ。
4歳の女児。上顎乳前歯部の審美不良を主訴として来院した。1週前から上顎右側乳中切歯の自発痛と上顎左側乳中切歯の歯肉の腫脹に気付いたがそのままにしていたという。
初診時の口腔内写真(別冊No.51A)とエックス線写真(別冊No.51B)を別に示す。上顎両側乳中切歯の検査結果の一部を表に示す。
上顎両側乳中切歯に共通する最終修復物はどれか。1つ選べ。
a メタルインレー
b 硬質レジン前装冠
c ラミネートベニア
d レジンジャケット冠
e グラスアイオノマーセメント
問題番号 | カテゴリ | 問題 | 正答率 |
---|---|---|---|
問題番号:110D-4 | 5歳の女児。下顎左側臼歯部の疼痛を主訴として来院した。下顎左側第一乳臼歯以外のすべての乳歯に重度の齲蝕は認められない。診断の結果、-yを抜歯することとした。 a 可撤保隙装置
正解:B |
正答率:92.5% | |
問題番号:110D-6 | 10歳の男児。下顎左側第二小臼歯の咬合痛を主訴として来院した。1か月前から同部に違和感を自覚していたが1週前から食事の際に咬合痛があるという。 a 経過観察
正解:E |
正答率:91.9% | |
問題番号:110D-11 | 5歳の女児。上顎右側乳中切歯の外傷を主訴として来院した。 a 経過観察
正解:B |
正答率:56.1% | |
問題番号:110D-13 | 9歳の女児。咬み合わせが悪いことを主訴として来院した。大動脈二尖弁があるという。性腺の未発達と翼状頸を示し、精神発達遅滞は認められない。 a Down症候群
正解:B |
正答率:78.6% | |
問題番号:110D-19 | 6歳の女児。下顎右側第一大臼歯が萌出してきたため来院した。検査の結果、下顎に装着した装置を変更することとした。 a タングクリブ
正解:C |
正答率:86.2% | |
問題番号:110D-20 | 4歳の女児。下顎右側第一乳臼歯の咬合時の違和感を主訴として来院した。冷刺激に一過性に反応するが、自発痛は認められない。 a 経過観察
正解:B |
正答率:86.5% | |
問題番号:110D-32 | 4歳の男児。歯の陥入を主訴として来院した。2時間前に階段から転落し顔面を強打したという。歯冠の破折は認められない。初診時の口腔内写真(別冊No.31)を別に示す。 a 歯内歯
正解:BE |
正答率:89.9% | |
問題番号:110D-43 | 5歳の男児。下顎乳臼歯部の違和感を主訴として来院した。下顎右側第一乳臼歯と第二乳臼歯に動揺と打診痛は認められない。 a 頰舌面に保持溝を設ける。
正解:E |
正答率:59.5% | |
問題番号:110D-44 | 4歳の女児。下顎右側第二乳臼歯の食事中の疼痛を主訴として来院した。2か月前から時々冷水痛を訴えたがそのままにしていたという。 a 間接覆髄
正解:D |
正答率:64.9% | |
問題番号:110D-46 | 5歳の男児。上顎左側乳中切歯部の歯肉の腫脹を主訴として来院した。2か月前から食事の際に痛みを訴えることがあり、3日前から歯肉が腫脹してきたという。 a 歯冠破折による歯髄感染
正解:D |
正答率:88.3% | |
問題番号:110D-52 | 次の文により52、53の問いに答えよ。 処置の組合せで適切なのはどれか。1つ選べ。
正解:F |
正答率:95.3% | |
問題番号:110D-53 | 次の文により52、53の問いに答えよ。 上顎両側乳中切歯に共通する最終修復物はどれか。1つ選べ。 a メタルインレー
正解:D |
正答率:77.9% |