過去問題目次
3歳の男児。咬み合わせの異常を主訴として来院した。
他に特記すべき事項はない。
初診時の口腔内写真(別冊No.1)を別に示す。
1年間経過観察した場合に成長量が最も小さいと予測されるのはどれか。1つ選べ。
a 下顎歯列弓長径
b 上顎歯列弓長径
c 下顎乳犬歯間幅径
d 上顎乳犬歯間幅径
e 上顎第二乳臼歯間幅径
乳歯の麻酔抜髄で根管拡大後の術式と使用薬剤・材料を図に示す。
組合せで正しいのはどれか。1つ選べ。
① ②
a パラホルム製剤――――――リン酸亜鉛セメント
b パラホルム製剤――――――グラスアイオノマーセメント
c ヨードホルム製剤―――――MTAセメント
d ヨードホルム製剤―――――グラスアイオノマーセメント
e クロロフェノール製剤―――リン酸亜鉛セメント
6歳の女児。下顎両側第一大臼歯の冷水痛を主訴として来院した。
萌出時から歯の形成不全が認められたという。
初診時の口腔内写真(別冊No.5A)とエックス線画像(別冊No.5B)を別に示す。
保護者への説明で適切なのはどれか。1つ選べ。
a 「歯の根が短くなる可能性があります」
b 「抗菌薬が歯の質に影響した可能性があります」
c 「血縁者に同様の症状がみられる場合があります」
d 「歯磨きが不十分なためむし歯になり始めています」
e 「飲料水のフッ化物濃度が影響した可能性があります」
幼若永久歯の病態、処置および治癒形態の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
a 一部性歯髄炎―――――アペキソゲネーシス――――― 生理的な歯根形成
b 一部性歯髄炎―――――アペキシフィケーション――― 骨様組織による根尖閉鎖
c 全部性歯髄炎―――――アペキソゲネーシス――――――生理的な歯根形成
d 全部性歯髄炎―――――アペキシフィケーション――――骨様組織による根尖閉鎖
e 根尖性歯周炎―――――アペキシフィケーション――――生理的な歯根形成
4歳の男児。咀嚼困難を主訴として来院した。
兄にも同様な歯科的問題があったという。抜歯経験はない。
初診時の顔貌写真(別冊No.7A)と口腔内写真(別冊No.7B)を別に示す。
診療にあたって留意すべきなのはどれか。1つ選べ。
a 座位で行う。
b 薄着を勧める。
c 照明を暗めにする。
d 母子分離を勧める。
e 周囲の音を遮断する。
5歳の女児。発音の異常を主訴として来院した。
1年前から異常に気付いていたが、改善を期待しそのままにしていたという。
初診時の口腔内写真(別冊No.16A) と舌突出時の写真(別冊No.16B)を別に示す。
考えられるのはどれか。1つ選べ。
a 巨舌症
b 血管腫
c 地図状舌
d 正中菱形舌炎
e 舌小帯強直症
5歳の女児。下顎右側第一乳臼歯部歯肉の発赤と腫脹を主訴として来院した。
自発痛はないが、y*頰側歯肉の圧痛を認める。
初診時の口腔内写真(別冊No.24A) とエックス線画像(別冊No.24B)を別に示す。
適切な対応はどれか。1つ選べ。
a 経過観察
b 副腎皮質ステロイド軟膏塗布
c 歯周ポケット搔爬
d 辺縁部歯肉の切除
e 抜歯
3歳の男児。下顎右側乳臼歯部の自発痛を主訴として来院した。
初診時の口腔内写真(別冊No.34A)とエックス線画像(別冊No.34B)を別に示す。
検査結果を表に示す。
治療方針の組合せで適切なのはどれか。1つ選べ。
z* y*
a 間接覆髄――――生活断髄
b 生活断髄――――生活断髄
c 間接覆髄――――抜髄
d 抜髄――――――抜髄
e 生活断髄――――感染根管治療
f 抜髄――――――感染根管治療
5歳の男児。下顎右側第一乳臼歯の疼痛を主訴として来院した。
3日前から一過性の冷水痛があるという。
象牙質齲蝕と診断し、ワンステップ接着システムを用いたコンポジットレジン修復処置を行うこととした。
初診時のエックス線画像(別冊No.35A)と術中の口腔内写真(別冊No.35B)を別に示す。
この後行う治療内容を実施の順番に並べよ。
a 咬合調整
b 歯面処理
c 隔壁の除去
d ウェッジの除去
e 光重合型コンポジットレジンの塡塞
問題番号 | カテゴリ | 問題 | 正答率 |
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問題番号:111D-38 |
3歳の男児。咬み合わせの異常を主訴として来院した。 1年間経過観察した場合に成長量が最も小さいと予測されるのはどれか。1つ選べ。 a 下顎歯列弓長径
正解:B
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正答率:84.2%
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問題番号:111D-46 |
乳歯の麻酔抜髄で根管拡大後の術式と使用薬剤・材料を図に示す。 組合せで正しいのはどれか。1つ選べ。 ① ②
正解:D
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正答率:74.7%
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問題番号:111D-53 |
6歳の女児。下顎両側第一大臼歯の冷水痛を主訴として来院した。 保護者への説明で適切なのはどれか。1つ選べ。 a 「歯の根が短くなる可能性があります」
正解:C
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正答率:27.0%
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問題番号:111D-56 |
幼若永久歯の病態、処置および治癒形態の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。 a 一部性歯髄炎―――――アペキソゲネーシス――――― 生理的な歯根形成
正解:AD
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正答率:82.5%
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問題番号:111D-58 |
4歳の男児。咀嚼困難を主訴として来院した。 診療にあたって留意すべきなのはどれか。1つ選べ。 a 座位で行う。
正解:B
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正答率:75.0%
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問題番号:111D-70 |
5歳の女児。発音の異常を主訴として来院した。 考えられるのはどれか。1つ選べ。 a 巨舌症
正解:E
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正答率:99.4%
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問題番号:111D-78 |
5歳の女児。下顎右側第一乳臼歯部歯肉の発赤と腫脹を主訴として来院した。 適切な対応はどれか。1つ選べ。 a 経過観察
正解:E
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正答率:82.9%
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問題番号:111D-88 |
3歳の男児。下顎右側乳臼歯部の自発痛を主訴として来院した。 治療方針の組合せで適切なのはどれか。1つ選べ。 z* y* a 間接覆髄――――生活断髄
正解:C
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正答率:76.6%
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問題番号:111D-90 |
5歳の男児。下顎右側第一乳臼歯の疼痛を主訴として来院した。 この後行う治療内容を実施の順番に並べよ。 a 咬合調整
正解:BEDCA
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正答率:92.9%
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