過去問題目次
味覚障害をきたすのはどれか。2つ選べ。
a 智歯周囲炎
b 鉄欠乏性貧血
c 下顎骨骨髄炎
d ビタミンC欠乏
e Ramsay Hunt症候群
30歳の女性。下顎右側第一大臼歯の疼痛を主訴として来院した。
口腔内検査により、歯と歯周組織には異常を認めない。
右側頰部の触診により圧痛を認め、当該歯の歯痛が誘発される。
痛みが誘発される部位を患者に示させた写真(別冊No.47)を別に示す。
治療として適切なのはどれか。1つ選べ。
a 咬合調整
b 抗菌薬投与
c 神経ブロック
d 表面麻酔薬塗布
e 咀嚼筋ストレッチ
19歳の男性。咬合不全を主訴として来院した。
昨日、野球の練習中にボールが顎に当たったという。
初診時のエックス線写真(別冊No.37)を別に示す。
この外傷に伴う神経麻痺の診断に有用なのはどれか。2つ選べ。
a 味覚検査
b 触覚検査
c Saxonテスト
d 二点識別検査
e プリックテスト
41歳の男性。顔面の非対称と話しづらいことを主訴として来院した。昨日、起床時に右側顔面部の異常に気付いたという。
初診時の口角挙上時と口唇閉鎖時の顔貌写真(別冊No.28)を別に示す。
発音の際に障害される可能性のある音はどれか。2つ選べ。
a /b/
b /k/
c /p/
d /s/
e /t/
神経障害性疼痛の症状はどれか。1つ選べ。
a 腫脹
b 発疹
c めまい
d 意識障害
e アロディニア
非歯原性歯痛の原因となるのはどれか。1つ選べ。
a 貧血
b 肝硬変
c 白血病
d 片頭痛
e てんかん
41歳の男性。洗顔時の右側頰部の疼痛を主訴として来院した。
6か月前から右側鼻翼部にチクチクするような疼痛を自覚し、その後電撃痛へと変化したという。
また、痛みが発生すると疼痛は数秒間持続するという。
診断のために有効なのはどれか。2つ選べ。
a 眼窩下孔の圧迫
b ビタミンB12の投与
c 星状神経節ブロック
d カルバマゼピンの投与
e 眼窩下孔のアルコールブロック
舌咽神経麻痺の症状はどれか。1つ選べ。
a 嗄声
b 開鼻声
c 口腔ジスキネジア
d 舌前方2/3の味覚障害
e 舌突出時の舌尖の偏位
34歳の女性。下顎右側第一大臼歯部の痛みを主訴として来院した。
1年前にクラウンが装着された直後から同部の痛みが発現し、鈍痛が持続しているという。
クラウンは除去され、テンポラリークラウン装着後、調整が続けられたが、症状に変化はなかったという。
当該歯に打診痛はなく、浸潤麻酔による歯痛の軽減は認めない。
右側咬筋部の触診によって歯痛が再現される。
4 mm以上の歯周ポケットは認められない。
初診時に咬合状態を検査した口腔内写真(別冊No.23A)とエックス線画像(別冊No.23B)を別に示す。
最も疑われるのはどれか。1つ選べ。
a 歯根破折
b 咬合性外傷
c 非歯原性歯痛
d 慢性辺縁性歯周炎
e 慢性根尖性歯周炎
神経障害性疼痛が生じるのはどれか。1つ選べ。
a 歯髄炎
b 舌痛症
c 顎関節症
d 舌咽神経痛
e 身体表現性障害
疾患と治療薬の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
a 舌痛症――――――――モルヒネ塩酸塩水和物
b 三叉神経痛――――――ビタミンA
c 舌咽神経痛――――――カルバマゼピン
d 顔面神経麻痺―――――アセトアミノフェン
e 神経障害性疼痛――――プレガバリン
76歳の男性。舌の違和感を主訴として来院した。
1か月前から食物の食べにくさを自覚していたという。
既往歴に特記すべき事項はない。
初診時の口腔内写真(別冊No.22A)と舌前方突出時の写真(別冊No.22B)を別に示す。
最も考えられるのはどれか。1つ選べ。
a 三叉神経麻痺
b 顔面神経麻痺
c 舌咽神経麻痺
d 迷走神経麻痺
e 舌下神経麻痺
34歳の女性。舌の知覚麻痺を主訴として来院した。
1か月前に他院で下顎左側第三大臼歯を抜去後から自覚し、その後改善しないという。
初診時の舌の写真(別冊No.26A)、エックス線画像(別冊No.26B)及び-P部の歯科用コーンビームCT (別冊No.26C)を別に示す。
行うべきなのはどれか。2つ選べ。
a SWテスト
b Schirmer 試験
c 濾紙ディスク法
d ドプラ超音波検査
e ブローイング検査
頭蓋内での血管による組織圧迫が原因となるのはどれか。2つ選べ。
a 舌痛症
b 三叉神経痛
c Parkinson 病
d 片側顔面痙攣
e Ramsay Hunt 症候群
42歳の男性。顔の違和感を主訴として来院した。
今朝洗顔時に気付いたという。
既往歴に特記事項はない。
初診時の眉挙上時と口唇突出時の顔貌写真(別冊No.19A、B)を別に示す。
適切な治療法はどれか。2つ選べ。
a 冷罨法
b NSAIDsの投与
c ビタミンB12の投与
d カルバマゼピンの投与
e 副腎皮質ステロイド薬の投与
顔面痙攣が初発する筋はどれか。1つ選べ。
a 鼻筋
b 眼輪筋
c 口輪筋
d オトガイ筋
e 口角下制筋
膝神経節付近での顔面神経損傷により認められるのはどれか。2つ選べ。
a 口渇
b 顔面痛
c 瞳孔散大
d 角膜反射消失
e 舌後部1/3の味覚消失
顔面神経の末梢枝と損傷時の症状の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
a 頸枝―――――――味覚障害
b 頰筋枝――――――鼻唇溝の消失
c 頰骨枝――――――前額の皺消失
d 側頭枝――――――閉口障害
e 下顎縁枝―――――口唇閉鎖不全
神経障害性疼痛に分類されるのはどれか。2つ選べ。
a 舌痛症
b 唾疝痛
c 三叉神経痛
d ドライソケット
e 帯状疱疹後神経痛
典型的三叉神経痛の原因はどれか。1つ選べ。
a 脳腫瘍
b 頭蓋内出血
c ウイルス感染
d 末梢神経外傷
e 頭蓋内血管による圧迫
問題番号 | カテゴリ | 問題 | 正答率 |
---|---|---|---|
問題番号:108C-98 | 味覚障害をきたすのはどれか。2つ選べ。 a 智歯周囲炎
正解:BE |
正答率:86.4% | |
問題番号:108D-47 | 30歳の女性。下顎右側第一大臼歯の疼痛を主訴として来院した。 痛みが誘発される部位を患者に示させた写真(別冊No.47)を別に示す。 a 咬合調整
正解:E |
正答率:55.2% | |
問題番号:109B-37 | 19歳の男性。咬合不全を主訴として来院した。 初診時のエックス線写真(別冊No.37)を別に示す。 a 味覚検査
正解:BD |
正答率:79.4% | |
問題番号:110B-31 | 41歳の男性。顔面の非対称と話しづらいことを主訴として来院した。昨日、起床時に右側顔面部の異常に気付いたという。 a /b/
正解:AC |
正答率:97.5% | |
問題番号:111B-39 | 神経障害性疼痛の症状はどれか。1つ選べ。 a 腫脹
正解:E |
正答率:74.5% | |
問題番号:111B-49 | 非歯原性歯痛の原因となるのはどれか。1つ選べ。 a 貧血
正解:D |
正答率:93.4% | |
問題番号:111B-58 | 41歳の男性。洗顔時の右側頰部の疼痛を主訴として来院した。 診断のために有効なのはどれか。2つ選べ。 a 眼窩下孔の圧迫
正解:AD |
正答率:47.9% | |
問題番号:111D-33 | 舌咽神経麻痺の症状はどれか。1つ選べ。 a 嗄声
正解:B |
正答率:69.5% | |
問題番号:111D-77 | 34歳の女性。下顎右側第一大臼歯部の痛みを主訴として来院した。 最も疑われるのはどれか。1つ選べ。 a 歯根破折
正解:C |
正答率:96.9% | |
問題番号:112C-29 | 神経障害性疼痛が生じるのはどれか。1つ選べ。 a 歯髄炎
正解:D |
正答率:79.9% | |
問題番号:113A-59 | 疾患と治療薬の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。 a 舌痛症――――――――モルヒネ塩酸塩水和物
正解:CE |
正答率:84.9% | |
問題番号:113C-67 | 76歳の男性。舌の違和感を主訴として来院した。 最も考えられるのはどれか。1つ選べ。 a 三叉神経麻痺
正解:E |
正答率:97.3% | |
問題番号:114B-73 | 34歳の女性。舌の知覚麻痺を主訴として来院した。 行うべきなのはどれか。2つ選べ。 a SWテスト
正解:AC |
正答率:77.1% | |
問題番号:114C-74 | 頭蓋内での血管による組織圧迫が原因となるのはどれか。2つ選べ。 a 舌痛症
正解:BD |
正答率:62.1% | |
問題番号:115B-47 | 42歳の男性。顔の違和感を主訴として来院した。 適切な治療法はどれか。2つ選べ。 a 冷罨法
正解:CE |
正答率:83.3% | |
問題番号:115D-63 | 顔面痙攣が初発する筋はどれか。1つ選べ。 a 鼻筋
正解:B |
正答率:73.6% | |
問題番号:115D-65 | 膝神経節付近での顔面神経損傷により認められるのはどれか。2つ選べ。 a 口渇
正解:AD |
正答率:21.4% | |
問題番号:117A-76 | 顔面神経の末梢枝と損傷時の症状の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。 a 頸枝―――――――味覚障害
正解:BE |
正答率:73.5% | |
問題番号:117B-58 | 神経障害性疼痛に分類されるのはどれか。2つ選べ。 a 舌痛症
正解:CE |
正答率:94.3% | |
問題番号:117D-43 | 典型的三叉神経痛の原因はどれか。1つ選べ。 a 脳腫瘍
正解:E |
正答率:80.0% |