過去問題目次
17歳の女子。下顎の腫脹を主訴として来院した。
半年前から気付いていたが、 疼痛がないのでそのままにしていたという。
下顎右側に骨様硬の膨隆を触れる。
下唇の知覚異常はみられない。
初診時の口腔内写真(別冊No.2A)、エックス線画像 (別冊No.2B)、CT(別冊No.2C)及び生検時のΗ-E染色病理組織像(別冊No.2D)を別に示す。
適切な治療法はどれか。1つ選べ。
a 開窓後摘出
b 皮質骨除去術
c 下顎辺縁切除術
d 下顎区域切除術
e 放射線治療
急性化膿性炎でみられるのはどれか。1つ選べ。
a 間欠熱
b 稽留熱
c 弛張熱
d 周期熱
e 波状熱
脳梗塞発症後の上下顎全部床義歯装着者に対する摂食嚥下リハビリテーションにおいて、直接訓練開始前の対応で正しいのはどれか。2つ選べ。
a RSST
b 咳テスト
c 咬合力検査
d 咀嚼能力検査
e 発語機能検査
62歳の男性。舌の異常を主訴として来院した。
1週前に歯科治療時に指摘され、精査を勧められたという。
自覚症状はなく、圧痛は認めないが周囲に比べやや硬い。
初診時の口腔内写真(別冊No.5A)と生検時のΗ-E染色病理組織像(別冊No.5B )を別に示す。
診断名はどれか。1つ選べ。
a 白板症
b 扁平上皮癌
c 口腔扁平苔癬
d 口腔カンジダ症
e 白色海綿状母斑
36歳の男性。左側顔面の腫脹を主訴として来院した。
3日前に同部の自発痛を自覚した後から急に腫れてきたという。
体温は38.2℃で倦怠感があるが、呼吸や味覚に異常はない。
初診時の顔貌写真(別冊No.6A )と口腔内写真(別冊No.6B)を別に示す。
診断に有効なのはどれか。3つ選べ。
a MRI
b 生検
c 細菌検査
d 超音波検査
e 穿剌吸引細胞診
65歳の男性。右側頰粘膜部の腫脹を主訴として来院した。
1か月前に自覚したが大きさの変化はないという。
初診時の口腔内写真(別冊No.11A)、CT(別冊No.11B)、MRI(別冊No.11C)、術中の口腔内写真(別冊No.11D)及び摘出物のH-E染色病理組織像(別冊No.11E)を別に示す。
診断名はどれか。1つ選べ。
a 脂肪腫
b 粘液囊胞
c 類皮囊胞
d 腺様囊胞癌
e リンパ管腫
検査前に洗口の禁止を指示するのはどれか。1つ選べ。
a 口臭症
b 嚥下障害
c 味覚障害
d 口腔乾燥症
e 鼻咽腔閉鎖不全
Beckwith-Wiedemann症候群でみられる不正咬合の改善を目的に行うのはどれか。
1つ選べ。
a 舌縮小術
b 口蓋形成術
c 咽頭弁形成術
d 舌小帯伸展術
e 上唇小帯切除術
顔面痙攣が初発する筋はどれか。1つ選べ。
a 鼻筋
b 眼輪筋
c 口輪筋
d オトガイ筋
e 口角下制筋
膝神経節付近での顔面神経損傷により認められるのはどれか。2つ選べ。
a 口渇
b 顔面痛
c 瞳孔散大
d 角膜反射消失
e 舌後部1/3の味覚消失
スポーツマウスガードの製作で適切なのはどれか。1つ選べ。
a 硬口蓋をすべて覆う。
b 咬合を10mm挙上する。
c 咬合採得は咬頭嵌合位で行う。
d 咬合面は第二小臼歯まで覆う。
e 唇頰側辺縁は歯頸部に設定する。
上顎智歯抜去における手術部位感染の予防目的で、アモキシシリン水和物を単回経口投与することとした。
適切な投与時期はどれか。1つ選べ。
a 手術6時間前
b 手術3時間前
c 手術1時間前
d 手術直後
e 手術1時間後
67歳の女性。味覚異常を主訴として来院した。
6か月前から自覚していたが変化がないという。
2年前に胃を切除している。
初診時の口腔内写真(別冊No.28)を別に示す。
血液検査の結果を表に示す。
考えられるのはどれか。1つ選べ。
a 糖尿病
b Hunter 舌炎
c Sjögren 症候群
d Plummer-Vinson 症候群
e 特発性血小板減少性紫斑病(ITP)
出血性素因はどれか。すべて選べ。
a 壊血病
b 肝硬変
c 腎盂腎炎
d 播種性血管内凝固症候群<DIC>
e 特発性血小板減少性紫斑病<ITP>
32歳の男性。オトガイ下部の腫脹を主訴として来院した。
5日前から下顎前歯部の疼痛を自覚し、3日前から腫脹が増大してきたという。
体温は38.4℃で、腫脹部に波動を触れる。
診察の結果、消炎処置を行うこととした。
初診時の顔貌写真(別冊No.32A)と口腔内写真(別冊No.32B)を別に示す。
処置を実施の順番に並べよ。
a 排膿
b 穿剌吸引
c 皮膚切開
d ドレーン留置
e 膿瘍腔の洗浄
問題番号 | カテゴリ | 問題 | 正答率 |
---|---|---|---|
問題番号:115D-21 | 17歳の女子。下顎の腫脹を主訴として来院した。 適切な治療法はどれか。1つ選べ。 a 開窓後摘出
正解:A |
正答率:93.4% | |
問題番号:115D-23 | 急性化膿性炎でみられるのはどれか。1つ選べ。 a 間欠熱
正解:C |
正答率:38.0% | |
問題番号:115D-25 | 脳梗塞発症後の上下顎全部床義歯装着者に対する摂食嚥下リハビリテーションにおいて、直接訓練開始前の対応で正しいのはどれか。2つ選べ。 a RSST
正解:AB |
正答率:72.1% | |
問題番号:115D-33 | 62歳の男性。舌の異常を主訴として来院した。 診断名はどれか。1つ選べ。 a 白板症
正解:A |
正答率:93.2% | |
問題番号:115D-37 | 36歳の男性。左側顔面の腫脹を主訴として来院した。 診断に有効なのはどれか。3つ選べ。 a MRI
正解:ACD |
正答率:28.8% | |
問題番号:115D-45 | 65歳の男性。右側頰粘膜部の腫脹を主訴として来院した。 診断名はどれか。1つ選べ。 a 脂肪腫
正解:B |
正答率:75.7% | |
問題番号:115D-49 | 検査前に洗口の禁止を指示するのはどれか。1つ選べ。 a 口臭症
正解:A |
正答率:87.9% | |
問題番号:115D-61 | Beckwith-Wiedemann症候群でみられる不正咬合の改善を目的に行うのはどれか。 1つ選べ。 a 舌縮小術
正解:A |
正答率:97.0% | |
問題番号:115D-63 | 顔面痙攣が初発する筋はどれか。1つ選べ。 a 鼻筋
正解:B |
正答率:73.6% | |
問題番号:115D-65 | 膝神経節付近での顔面神経損傷により認められるのはどれか。2つ選べ。 a 口渇
正解:AD |
正答率:21.4% | |
問題番号:115D-67 | スポーツマウスガードの製作で適切なのはどれか。1つ選べ。 a 硬口蓋をすべて覆う。
正解:C |
正答率:78.7% | |
問題番号:115D-69 | 上顎智歯抜去における手術部位感染の予防目的で、アモキシシリン水和物を単回経口投与することとした。 適切な投与時期はどれか。1つ選べ。 a 手術6時間前
正解:C |
正答率:60.3% | |
問題番号:115D-79 | 67歳の女性。味覚異常を主訴として来院した。 考えられるのはどれか。1つ選べ。 a 糖尿病
正解:B |
正答率:93.0% | |
問題番号:115D-83 | 出血性素因はどれか。すべて選べ。 a 壊血病
正解:ABDE |
正答率:56.8% | |
問題番号:115D-89 | 32歳の男性。オトガイ下部の腫脹を主訴として来院した。 処置を実施の順番に並べよ。 a 排膿
正解:BCAED |
正答率:74.8% |