歯科医師国家試験 過去問題

歯科医師国家試験 歯周病学

過去問題目次

  1. 問題番号
    問題
    正答率
  2. 114D-42

    45歳の女性。上顎右側小臼歯部の動揺と咬合痛を主訴として来院した。
    1年前から自覚していたがそのままにしていたという。

    診察と検査の結果、慢性歯周炎と診断し、歯周基本治療後に歯周組織再生療法を行うこととした。
    エナメルマトリックスタンパク質を塗布操作中の口腔内写真(別冊No.10)を別に示す。

    再評価時の歯周組織検査結果の一部を表に示す。

    再評価時の歯周組織検査結果の一部
    *       :プロービング深さ(mm)
    〇印 :プロービング時の出血
    **     : Millerの判定基準

    この操作で正しいのはどれか。2つ選べ。

    a 根面処理後に行う。
    b 操作後に生理食塩液で洗浄する。
    c 根面に血液が付着しないように行う。
    d 骨欠損底部に肉芽組織を一層残して行う。
    e セメント-エナメル境より歯冠側にも塗布する。

    エナメルマトリックスタンパク質を塗布操作中の口腔内写真

    87.3%
  3. 114D-45

    GTR法について正しいのはどれか。3つ選べ。

    a 結合組織性付着により治癒する。
    b 歯肉上皮細胞の侵入を阻止する。
    c 水平性骨吸収部位が適応となる。
    d 歯根膜由来細胞の増殖を促進する。
    e  LindheとNymanの根分岐部病変の分類1〜2度が適応となる。

    58.8%
  4. 114D-73

    歯周病を増悪させる宿主因子はどれか。3つ選べ。

    a 喫煙
    b 歯石
    c 食片圧入
    d ストレス
    e 不適合修復物

    54.8%
  5. 114D-78

    60歳の女性。前歯部の歯肉腫脹を主訴として来院した。
    6か月前に降圧薬を服用してから自覚するようになったが、痛みがないためにそのままにしていたという。

    プロービング深さは上下前歯部唇舌口蓋側近遠心で6〜8mm、中央部で4〜5mm、プロービング時には全測定部位で出血を認めた。初診時の口腔内写真(別冊No.27)を別に示す。

    まず行うのはどれか。2つ選べ。

    a 歯肉切除術
    b 口腔清掃指導
    c フラップ手術
    d 抗菌薬の局所投与
    e スケーリング・ルートプレーニング

    口腔内写真

    84.4%
  6. 114D-87

    外科的侵襲が最も小さい歯周外科手術はどれか。1つ選べ。

    a 歯肉切除術
    b 歯槽骨切除術
    c 歯周ポケット搔爬術
    d 歯肉弁根尖側移動術
    e Widman改良フラップ手術

    91.2%
  7. 114D-89

    60歳の女性。上顎右側臼歯部の咬合痛を主訴として来院した。
    自発痛はないが歯肉を押すと違和感があるという。FE"に打診痛を認める。

    初診時の口腔内写真(別冊No.31A)とエックス線画像(別冊No.31B)を別に示す。歯周組織検査結果の一部を表に示す。

    歯周組織検査結果の一部
    *        :プロービング深さ(mm)
    〇印 :プロービング時の出血
    **     : Millerの判定基準

    治療方針の組合せで適切なのはどれか。1つ選べ。

       F"                    E"
    a 経過観察 ──── 抜歯
    b 経過観察 ──── 感染根管治療
    c 咬合調整 ──── 抜歯
    d 咬合調整 ──── 感染根管治療
    e 感染根管治療 ── 抜歯
    f 感染根管治療 ── 感染根管治療

    口腔内写真とエックス線画像

    45.3%
問題番号 カテゴリ 問題 正答率
問題番号:114D-42

45歳の女性。上顎右側小臼歯部の動揺と咬合痛を主訴として来院した。
1年前から自覚していたがそのままにしていたという。

診察と検査の結果、慢性歯周炎と診断し、歯周基本治療後に歯周組織再生療法を行うこととした。
エナメルマトリックスタンパク質を塗布操作中の口腔内写真(別冊No.10)を別に示す。

再評価時の歯周組織検査結果の一部を表に示す。

再評価時の歯周組織検査結果の一部
*       :プロービング深さ(mm)
〇印 :プロービング時の出血
**     : Millerの判定基準

この操作で正しいのはどれか。2つ選べ。

a 根面処理後に行う。
b 操作後に生理食塩液で洗浄する。
c 根面に血液が付着しないように行う。
d 骨欠損底部に肉芽組織を一層残して行う。
e セメント-エナメル境より歯冠側にも塗布する。

エナメルマトリックスタンパク質を塗布操作中の口腔内写真

正解:AC
正答率:87.3%
問題番号:114D-45

GTR法について正しいのはどれか。3つ選べ。

a 結合組織性付着により治癒する。
b 歯肉上皮細胞の侵入を阻止する。
c 水平性骨吸収部位が適応となる。
d 歯根膜由来細胞の増殖を促進する。
e  LindheとNymanの根分岐部病変の分類1〜2度が適応となる。

正解:ABE
正答率:58.8%
問題番号:114D-73

歯周病を増悪させる宿主因子はどれか。3つ選べ。

a 喫煙
b 歯石
c 食片圧入
d ストレス
e 不適合修復物

正解:BCE
正答率:54.8%
問題番号:114D-78

60歳の女性。前歯部の歯肉腫脹を主訴として来院した。
6か月前に降圧薬を服用してから自覚するようになったが、痛みがないためにそのままにしていたという。

プロービング深さは上下前歯部唇舌口蓋側近遠心で6〜8mm、中央部で4〜5mm、プロービング時には全測定部位で出血を認めた。初診時の口腔内写真(別冊No.27)を別に示す。

まず行うのはどれか。2つ選べ。

a 歯肉切除術
b 口腔清掃指導
c フラップ手術
d 抗菌薬の局所投与
e スケーリング・ルートプレーニング

口腔内写真

正解:BE
正答率:84.4%
問題番号:114D-87

外科的侵襲が最も小さい歯周外科手術はどれか。1つ選べ。

a 歯肉切除術
b 歯槽骨切除術
c 歯周ポケット搔爬術
d 歯肉弁根尖側移動術
e Widman改良フラップ手術

正解:C
正答率:91.2%
問題番号:114D-89

60歳の女性。上顎右側臼歯部の咬合痛を主訴として来院した。
自発痛はないが歯肉を押すと違和感があるという。FE"に打診痛を認める。

初診時の口腔内写真(別冊No.31A)とエックス線画像(別冊No.31B)を別に示す。歯周組織検査結果の一部を表に示す。

歯周組織検査結果の一部
*        :プロービング深さ(mm)
〇印 :プロービング時の出血
**     : Millerの判定基準

治療方針の組合せで適切なのはどれか。1つ選べ。

   F"                    E"
a 経過観察 ──── 抜歯
b 経過観察 ──── 感染根管治療
c 咬合調整 ──── 抜歯
d 咬合調整 ──── 感染根管治療
e 感染根管治療 ── 抜歯
f 感染根管治療 ── 感染根管治療

口腔内写真とエックス線画像

正解:E
正答率:45.3%

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