過去問題目次
45歳の女性。上顎右側小臼歯部の動揺と咬合痛を主訴として来院した。
1年前から自覚していたがそのままにしていたという。
診察と検査の結果、慢性歯周炎と診断し、歯周基本治療後に歯周組織再生療法を行うこととした。
エナメルマトリックスタンパク質を塗布操作中の口腔内写真(別冊No.10)を別に示す。
再評価時の歯周組織検査結果の一部を表に示す。
* :プロービング深さ(mm)
〇印 :プロービング時の出血
** : Millerの判定基準
この操作で正しいのはどれか。2つ選べ。
a 根面処理後に行う。
b 操作後に生理食塩液で洗浄する。
c 根面に血液が付着しないように行う。
d 骨欠損底部に肉芽組織を一層残して行う。
e セメント-エナメル境より歯冠側にも塗布する。
GTR法について正しいのはどれか。3つ選べ。
a 結合組織性付着により治癒する。
b 歯肉上皮細胞の侵入を阻止する。
c 水平性骨吸収部位が適応となる。
d 歯根膜由来細胞の増殖を促進する。
e LindheとNymanの根分岐部病変の分類1〜2度が適応となる。
歯周病を増悪させる宿主因子はどれか。3つ選べ。
a 喫煙
b 歯石
c 食片圧入
d ストレス
e 不適合修復物
60歳の女性。前歯部の歯肉腫脹を主訴として来院した。
6か月前に降圧薬を服用してから自覚するようになったが、痛みがないためにそのままにしていたという。
プロービング深さは上下前歯部唇舌口蓋側近遠心で6〜8mm、中央部で4〜5mm、プロービング時には全測定部位で出血を認めた。初診時の口腔内写真(別冊No.27)を別に示す。
まず行うのはどれか。2つ選べ。
a 歯肉切除術
b 口腔清掃指導
c フラップ手術
d 抗菌薬の局所投与
e スケーリング・ルートプレーニング
外科的侵襲が最も小さい歯周外科手術はどれか。1つ選べ。
a 歯肉切除術
b 歯槽骨切除術
c 歯周ポケット搔爬術
d 歯肉弁根尖側移動術
e Widman改良フラップ手術
60歳の女性。上顎右側臼歯部の咬合痛を主訴として来院した。
自発痛はないが歯肉を押すと違和感があるという。FE"に打診痛を認める。
初診時の口腔内写真(別冊No.31A)とエックス線画像(別冊No.31B)を別に示す。歯周組織検査結果の一部を表に示す。
* :プロービング深さ(mm)
〇印 :プロービング時の出血
** : Millerの判定基準
治療方針の組合せで適切なのはどれか。1つ選べ。
F" E"
a 経過観察 ──── 抜歯
b 経過観察 ──── 感染根管治療
c 咬合調整 ──── 抜歯
d 咬合調整 ──── 感染根管治療
e 感染根管治療 ── 抜歯
f 感染根管治療 ── 感染根管治療
問題番号 | カテゴリ | 問題 | 正答率 |
---|---|---|---|
問題番号:114D-42 |
45歳の女性。上顎右側小臼歯部の動揺と咬合痛を主訴として来院した。 診察と検査の結果、慢性歯周炎と診断し、歯周基本治療後に歯周組織再生療法を行うこととした。 再評価時の歯周組織検査結果の一部を表に示す。
この操作で正しいのはどれか。2つ選べ。 a 根面処理後に行う。
正解:AC
|
正答率:87.3%
|
|
問題番号:114D-45 |
GTR法について正しいのはどれか。3つ選べ。 a 結合組織性付着により治癒する。
正解:ABE
|
正答率:58.8%
|
|
問題番号:114D-73 |
歯周病を増悪させる宿主因子はどれか。3つ選べ。 a 喫煙
正解:BCE
|
正答率:54.8%
|
|
問題番号:114D-78 |
60歳の女性。前歯部の歯肉腫脹を主訴として来院した。 プロービング深さは上下前歯部唇舌口蓋側近遠心で6〜8mm、中央部で4〜5mm、プロービング時には全測定部位で出血を認めた。初診時の口腔内写真(別冊No.27)を別に示す。 まず行うのはどれか。2つ選べ。 a 歯肉切除術
正解:BE
|
正答率:84.4%
|
|
問題番号:114D-87 |
外科的侵襲が最も小さい歯周外科手術はどれか。1つ選べ。 a 歯肉切除術
正解:C
|
正答率:91.2%
|
|
問題番号:114D-89 |
60歳の女性。上顎右側臼歯部の咬合痛を主訴として来院した。 初診時の口腔内写真(別冊No.31A)とエックス線画像(別冊No.31B)を別に示す。歯周組織検査結果の一部を表に示す。
治療方針の組合せで適切なのはどれか。1つ選べ。 F" E"
正解:E
|
正答率:45.3%
|