歯科医師国家試験 過去問題

摂食・嚥下障害のスクリーニング検査

過去問題目次

  1. 問題番号
    問題
    正答率
  2. 109C-107

    在宅診療で嚥下機能を評価する際に行われる検査はどれか。2つ選べ。

    a Saxonテスト
    b 嚥下造影検査
    c スパイロメトリ
    d 改訂水飲み検査
    e 反復唾液嚥下テスト

    98.8%
  3. 110A-37

    88歳の男性。介護老人福祉施設が実施するミールラウンド(食事場面の観察)の場において食事中のむせが認められた。
    まず行う検査はどれか。1つ選べ。

    a 頸部聴診法
    b 超音波検査
    c 嚥下造影検査
    d 嚥下内視鏡検査
    e ブローイング検査

    92.7%
  4. 110A-54

    改訂水飲み検査で正しいのはどれか。2つ選べ。

    a 温水を用いる。
    b シリンジを用いる。
    c 30mLを嚥下させる。
    d 口腔底に水を入れる。
    e 5回繰り返して評価する。

    80.1%
  5. 110A-82

    発話速度やリズムの異常を評価する検査はどれか。1つ選べ。

    a ソノグラフィー
    b 発語明瞭度検査
    c パラトグラム検査
    d ブローイング検査
    e ディアドコキネシス

    43.1%
  6. 111A-66

    85歳の女性。咀嚼困難を主訴として来院した。
    最近、食物の摂取が困難となり、食事に時間がかかるようになったという。
    オーラルディアドコキネシスを行った。基準値と計測値を表に示す。

    基準値と計測値表

    特に機能が低下していると考えられるのはどれか。1つ選べ。

    a 口唇
    b 喉頭
    c 舌根
    d 舌尖
    e 軟口蓋

    97.2%
  7. 112C-50

    気道防御能を評価できるのはどれか。3つ選べ。

    a 咳テスト
    b 頸部聴診法
    c 嚥下造影検査
    d 反復唾液嚥下テスト
    e オーラルディアドコキネシス

    64.5%
  8. 112D-49

    75歳の男性。食事時に頻繁にむせるため訪問歯科診療による精査の依頼があった。

    訪問時に必要な機器はどれか。2つ選べ。

    a 聴診器
    b 光照射器
    c 電気歯髄診断器
    d パルスオキシメータ
    e 携帯型口内法X線装置

    79.0%
  9. 112D-51

    検査とその目的の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。

    a 頸部聴診法-------------------------肺換気能
    b フードテスト----------------------食塊形成能
    c 改訂水飲みテスト-----------------味覚閾値
    d 反復唾液嚥下テスト--------------唾液分泌能
    e オーラルディアドコキネシス----舌と口唇の運動機能

    73.8%
  10. 113B-69

    38歳の男性。食事時のむせを主訴として来院した。
    頭部外傷の既往がある。
    クエン酸を溶解した生理食塩液を用いて行ったある検査の写真(別冊No.21)を別に示す。

    評価するのはどれか。1つ選べ。

    a 咬反射
    b 咳反射
    c 嚥下反射
    d 吸啜反射
    e 絞扼反射

    検査の写真

    98.7%
  11. 113C-87

    介護予防事業の基本チェックリストの質問項目はどれか。3つ選べ。

    a 口の渇きが気になりますか
    b 口の臭いが気になりますか
    c 歯の汚れを清掃していますか
    d お茶や汁物等でむせることがありますか
    e 半年前に比べて固いものが食べにくくなりましたか

    81.5%
  12. 113D-27

    オーラルディアドコキネシスで評価するのはどれか。1つ選べ。

    a 弾音
    b 通鼻音
    c 破擦音
    d 破裂音
    e 摩擦音

    81.2%
  13. 114D-46

    68歳の男性。食事に時間がかかることを主訴として来院した。
    6か月前に脳梗塞を発症したという。

    プリンを用いてフードテストを行った後の口腔内写真(別冊No.11)を別に示す。

    疑われるのはどれか。1つ選べ。

    a 咬合力の低下
    b 咬合接触の不良
    c 口唇閉鎖の不良
    d 舌運動機能の低下
    e 下顎運動機能の低下

    プリンを用いてフードテストを行った後の口腔内写真

    99.5%
  14. 114D-84

    重度認知症の高齢者に実施できる摂食嚥下機能検査はどれか。1つ選べ。

    a RSST
    b 咳テスト
    c 舌圧検査
    d フードテスト
    e 咀嚼能力検査

    63.6%
  15. 115D-25

    脳梗塞発症後の上下顎全部床義歯装着者に対する摂食嚥下リハビリテーションにおいて、直接訓練開始前の対応で正しいのはどれか。2つ選べ。

    a RSST
    b 咳テスト
    c 咬合力検査
    d 咀嚼能力検査
    e 発語機能検査

    72.1%
  16. 116A-70

    評価に構音を用いるのはどれか。2つ選べ。

    a 咬合音検査
    b Saxonテスト
    c パラトグラム検査
    d ブローイング検査
    e オーラルディアドコキネシス

    97.2%
  17. 117C-74

    72歳の男性。経口摂取を希望して来院した。

    2年前に上顎右側歯肉癌で上顎亜全摘と肩甲骨・広背筋皮弁による即時再建が行われ、現在まで胃瘻で栄養管理され、義歯は使用していないという。
    口腔清掃後に行った反復唾液嚥下テストは1回(2回以下を異常値とする)、改訂水飲みテストでは2点(嚥下あり、むせなし、呼吸切迫あり)であった。
    初診時の口腔内写真(別冊No.30)を別に示す。

    次に行うべきなのはどれか。2つ選べ。

    a 咳テスト
    b 発語機能検査
    c フードテスト
    d スパイロメトリ
    e オーラルディアドコキネシス

    初診時の口腔内写真

    52.3%
問題番号カテゴリ問題正答率
問題番号:109C-107

在宅診療で嚥下機能を評価する際に行われる検査はどれか。2つ選べ。

a Saxonテスト
b 嚥下造影検査
c スパイロメトリ
d 改訂水飲み検査
e 反復唾液嚥下テスト

正解:DE
正答率:98.8%
問題番号:110A-37

88歳の男性。介護老人福祉施設が実施するミールラウンド(食事場面の観察)の場において食事中のむせが認められた。
まず行う検査はどれか。1つ選べ。

a 頸部聴診法
b 超音波検査
c 嚥下造影検査
d 嚥下内視鏡検査
e ブローイング検査

正解:A
正答率:92.7%
問題番号:110A-54

改訂水飲み検査で正しいのはどれか。2つ選べ。

a 温水を用いる。
b シリンジを用いる。
c 30mLを嚥下させる。
d 口腔底に水を入れる。
e 5回繰り返して評価する。

正解:BD
正答率:80.1%
問題番号:110A-82

発話速度やリズムの異常を評価する検査はどれか。1つ選べ。

a ソノグラフィー
b 発語明瞭度検査
c パラトグラム検査
d ブローイング検査
e ディアドコキネシス

正解:E
正答率:43.1%
問題番号:111A-66

85歳の女性。咀嚼困難を主訴として来院した。
最近、食物の摂取が困難となり、食事に時間がかかるようになったという。
オーラルディアドコキネシスを行った。基準値と計測値を表に示す。

基準値と計測値表

特に機能が低下していると考えられるのはどれか。1つ選べ。

a 口唇
b 喉頭
c 舌根
d 舌尖
e 軟口蓋

正解:A
正答率:97.2%
問題番号:112C-50

気道防御能を評価できるのはどれか。3つ選べ。

a 咳テスト
b 頸部聴診法
c 嚥下造影検査
d 反復唾液嚥下テスト
e オーラルディアドコキネシス

正解:ABC
正答率:64.5%
問題番号:112D-49

75歳の男性。食事時に頻繁にむせるため訪問歯科診療による精査の依頼があった。

訪問時に必要な機器はどれか。2つ選べ。

a 聴診器
b 光照射器
c 電気歯髄診断器
d パルスオキシメータ
e 携帯型口内法X線装置

正解:AD
正答率:79.0%
問題番号:112D-51

検査とその目的の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。

a 頸部聴診法-------------------------肺換気能
b フードテスト----------------------食塊形成能
c 改訂水飲みテスト-----------------味覚閾値
d 反復唾液嚥下テスト--------------唾液分泌能
e オーラルディアドコキネシス----舌と口唇の運動機能

正解:BE
正答率:73.8%
問題番号:113B-69

38歳の男性。食事時のむせを主訴として来院した。
頭部外傷の既往がある。
クエン酸を溶解した生理食塩液を用いて行ったある検査の写真(別冊No.21)を別に示す。

評価するのはどれか。1つ選べ。

a 咬反射
b 咳反射
c 嚥下反射
d 吸啜反射
e 絞扼反射

検査の写真

正解:B
正答率:98.7%
問題番号:113C-87

介護予防事業の基本チェックリストの質問項目はどれか。3つ選べ。

a 口の渇きが気になりますか
b 口の臭いが気になりますか
c 歯の汚れを清掃していますか
d お茶や汁物等でむせることがありますか
e 半年前に比べて固いものが食べにくくなりましたか

正解:ADE
正答率:81.5%
問題番号:113D-27

オーラルディアドコキネシスで評価するのはどれか。1つ選べ。

a 弾音
b 通鼻音
c 破擦音
d 破裂音
e 摩擦音

正解:D
正答率:81.2%
問題番号:114D-46

68歳の男性。食事に時間がかかることを主訴として来院した。
6か月前に脳梗塞を発症したという。

プリンを用いてフードテストを行った後の口腔内写真(別冊No.11)を別に示す。

疑われるのはどれか。1つ選べ。

a 咬合力の低下
b 咬合接触の不良
c 口唇閉鎖の不良
d 舌運動機能の低下
e 下顎運動機能の低下

プリンを用いてフードテストを行った後の口腔内写真

正解:D
正答率:99.5%
問題番号:114D-84

重度認知症の高齢者に実施できる摂食嚥下機能検査はどれか。1つ選べ。

a RSST
b 咳テスト
c 舌圧検査
d フードテスト
e 咀嚼能力検査

正解:B
正答率:63.6%
問題番号:115D-25

脳梗塞発症後の上下顎全部床義歯装着者に対する摂食嚥下リハビリテーションにおいて、直接訓練開始前の対応で正しいのはどれか。2つ選べ。

a RSST
b 咳テスト
c 咬合力検査
d 咀嚼能力検査
e 発語機能検査

正解:AB
正答率:72.1%
問題番号:116A-70

評価に構音を用いるのはどれか。2つ選べ。

a 咬合音検査
b Saxonテスト
c パラトグラム検査
d ブローイング検査
e オーラルディアドコキネシス

正解:CE
正答率:97.2%
問題番号:117C-74

72歳の男性。経口摂取を希望して来院した。

2年前に上顎右側歯肉癌で上顎亜全摘と肩甲骨・広背筋皮弁による即時再建が行われ、現在まで胃瘻で栄養管理され、義歯は使用していないという。
口腔清掃後に行った反復唾液嚥下テストは1回(2回以下を異常値とする)、改訂水飲みテストでは2点(嚥下あり、むせなし、呼吸切迫あり)であった。
初診時の口腔内写真(別冊No.30)を別に示す。

次に行うべきなのはどれか。2つ選べ。

a 咳テスト
b 発語機能検査
c フードテスト
d スパイロメトリ
e オーラルディアドコキネシス

初診時の口腔内写真

正解:AC
正答率:52.3%