過去問題目次
72歳の男性。上下顎全部床義歯の製作を希望して来院した。全部床義歯製作中の検査結果の写真(別冊No.17A)を別に示す。
検査後、矢印で示す位置における顎間関係記録を採得した。顎間関係記録採得時の写真(別冊No.17B)を別に示す。
この記録を用いて咬合器上で調節するのはどれか。1つ選べ。
a 矢状切歯路角
b 右側平衡側顆路
c 左側作業側顆路
d 左側平衡側顆路
e 右側側方切歯路角
78歳の男性。咀嚼困難と上下顎前歯部の顎堤粘膜の疼痛を主訴として来院した。
義歯は約15年前に製作し、半月前から咀嚼時の下顎前歯部の疼痛を認め、食事がしづらくなったという。装着中の義歯の写真(別冊No.22A)と口腔内写真(別冊No.22B)を別に示す。
行うべきなのはどれか。2つ選べ。
a 舌圧検査
b 適合検査
c 咬合接触検査
d チェックバイト法
e ゴシックアーチ描記法
次の文により33、34の問いに答えよ。
86歳の男性。咀嚼時の下顎義歯床下粘膜の疼痛を主訴として来院した。検査の結果、上下顎全部床義歯を新製することとした。
咬合採得時の写真(別冊No.32)を別に示す。
この操作によって決定する要素はどれか。1つ選べ。
a 咬合高径
b 水平的咬合位
c 臼歯の頰舌的位置
d 上顎咬合堤の咬合平面
e 上顎前歯切縁の上下的位置
次の文により33、34の問いに答えよ。
86歳の男性。咀嚼時の下顎義歯床下粘膜の疼痛を主訴として来院した。検査の結果、上下顎全部床義歯を新製することとした。
その後に行われた操作の写真(別冊No.33)を別に示す。
この操作で正しいのはどれか。2つ選べ。
a 前方基準点は眼窩下点である。
b 下顎限界運動を指示して記録する。
c 記録された結果を顆路角調節に用いる。
d 顎関節と上顎の位置関係を咬合器上に再現する。
e 頭蓋に対する下顎の位置を咬合器上に再現する。
79歳の女性。全部床義歯を製作中である。上下口唇の豊隆の確認と咬合採得の後に咬合器に装着した作業模型の写真(別冊No.36A)と上下顎顎堤の関係の写真(別冊No.36B)を別に示す。
人工歯排列時に留意すべきなのはどれか。2つ選べ。
a 臼歯の交叉咬合排列を考慮する。
b 前歯の垂直被蓋を大きく付与する。
c 前歯の水平被蓋を大きく付与する。
d 下顎の前歯部人工歯は歯槽頂上に排列する。
e 上下顎前歯部人工歯は同じモールドを選択する。
75歳の女性。下顎前歯部顎堤粘膜の咀嚼時疼痛を主訴として来院した。義歯は1か月前に装着したが、当初から疼痛があるという。
下顎顎堤部の写真(別冊No.50A)と2種類の適合検査後の義歯の写真(別冊No.50B、C)を別に示す。
50Bの適合検査が50Cに比べて優れているのはどれか。2つ選べ。
a 空隙量の評価
b 検査所要時間
c 義歯床辺縁の形態の評価
d 食物咀嚼時の強圧部位の評価
e 義歯挿入過程の接触部位の確認
問題番号 | カテゴリ | 問題 | 正答率 |
---|---|---|---|
問題番号:110D-17 | 72歳の男性。上下顎全部床義歯の製作を希望して来院した。全部床義歯製作中の検査結果の写真(別冊No.17A)を別に示す。 a 矢状切歯路角
正解:B |
正答率:71.2% | |
問題番号:110D-22 | 78歳の男性。咀嚼困難と上下顎前歯部の顎堤粘膜の疼痛を主訴として来院した。 a 舌圧検査
正解:BC |
正答率:95.5% | |
問題番号:110D-33 | 次の文により33、34の問いに答えよ。 a 咬合高径
正解:D |
正答率:98.1% | |
問題番号:110D-34 | 次の文により33、34の問いに答えよ。 a 前方基準点は眼窩下点である。
正解:AD |
正答率:83.5% | |
問題番号:110D-37 | 79歳の女性。全部床義歯を製作中である。上下口唇の豊隆の確認と咬合採得の後に咬合器に装着した作業模型の写真(別冊No.36A)と上下顎顎堤の関係の写真(別冊No.36B)を別に示す。 a 臼歯の交叉咬合排列を考慮する。
正解:AD |
正答率:52.0% | |
問題番号:110D-51 | 75歳の女性。下顎前歯部顎堤粘膜の咀嚼時疼痛を主訴として来院した。義歯は1か月前に装着したが、当初から疼痛があるという。 a 空隙量の評価
正解:AC |
正答率:62.9% |