過去問題目次
65歳の男性。左側の咀嚼困難を主訴として来院した。
上顎義歯は5年前に装着し特に問題なく使用していたが、2週前から急に嚙みにくくなり、3日前に義歯の左側小臼歯部が欠けたという。
下顎歯列はすべて天然歯で上顎残存歯にも特に異常は認められない。
義歯の写真(別冊No.46)を別に示す。
急に嚙みにくくなった原因として考えられるのはどれか。1つ選べ。
a 顎堤吸収
b 支台装置の変形
c 維持格子の破折
d 義歯の人工歯破折
e 義歯床レジンの劣化
88歳の男性。義歯の破損を主訴として来院した。修理を行うこととした。破損した義歯の写真(別冊No.47A)と修理過程の写真(別冊No.47B)を別に示す。
修理の順番で正しいのはどれか。1つ選べ。
a ア→イ→ウ
b ア→ウ→イ
c イ→ア→ウ
d イ→ウ→ア
e ウ→ア→イ
f ウ→イ→ア
78歳の男性。前歯部補綴装置の審美不良を主訴として来院した。
15年前に前歯部ブリッジを装着したが、数週前に破折に気付いたという。
頻回の来院は困難のため、再製作を行わず補修することとした。
初診時の口腔内写真(別冊No.26)を別に示す。
破折部に行う処理はどれか。2つ選べ。
a スズ電析
b グレージング
c フッ化水素酸処理
d シランカップリング処理
e 金属接着性プライマー処理
68歳の男性。義歯の動揺を主訴として来院した。
上顎左側犬歯部の支台装置に破折が認められたため、支台装置を新たに作り直し、接着性レジンを用いて義歯に組み込むこととした。
初診時の口腔内写真(別冊No.21A)と試適・清掃後の支台装置の写真(別冊No.21B)を別に示す。
鉤脚部に対して、次に行うのはどれか。1つ選べ。
a ディギャッシング
b フッ化水素酸処理
c サンドブラスト処理
d シランカップリング処理
e 金属接着性プライマー処理
67歳の男性。義歯の動揺を主訴として来院した。
上顎左側犬歯部のクラスプに破折が認められたため、クラスプを再製作し、現有義歯の修理を行うこととした。
義歯の写真(別冊No.13A)と再製作したクラスプ試適時の口腔内写真(別冊No.13B)を別に示す。
鉤脚部の埋入に際し、優先したのはどれか。1つ選べ。
a 囲繞性の確保
b 維持力の増強
c 審美性の改善
d 把持力の確保
e 床適合性の維持
71歳の男性。義歯が壊れたことを主訴として来院した。
6年前に下顎部分床義歯を製作し問題なく使用していたが、数年前から義歯床の修理を繰り返すようになったという。
検査の結果、維持格子の形態修正を伴う修理を行うこととした。
床の破折片を接着剤で固定後、印象採得を行った。
破折した義歯の写真(別冊No.15A)、印象採得時の口腔内写真(別冊No.15B)及び印象体の写真(別冊No.15C)を別に示す。
アルジネート印象採得を行う目的はどれか。1つ選べ。
a 人工歯の脱離防止
b 粘膜面の機能印象
c 咬合器への模型装着
d フレームワークの変形防止
e 破折片の位置決め精度の向上
28歳の女性。上顎右側中切歯の審美不良を主訴として来院した。
3年前、A"に補綴装置を装着したが昨日の夕食中に欠けたという。
冷温痛は認めない。
初診時の口腔内写真(別冊No.7)を別に示す。
適切な処置はどれか。2つ選べ。
a 歯の漂白
b 3/4クラウンの装着
c ラミネートベニアの装着
d オールセラミッククラウンの装着
e グラスアイオノマーセメント修復
65歳の女性。上顎部分床義歯の維持不良を主訴として来院した。
8年前に装着し問題なく使用していたが、1週前に左側クラスプが破折したという。
診察の結果、クラスプを新製してレーザー溶接修理を行うこととした。
新製したクラスプの写真(別冊No.3A)、クラスプを仮固定した口腔内写真(別冊No.3B)及び義歯をピックアップ印象した写真(別冊No.3C)を別に示す。
ピックアップ印象を選択する理由はどれか。2つ選べ。
a 仮固定の補強
b 溶接強度の向上
c 義歯床のリライン
d 溶接後の適合確認
e 作業用模型の咬合器装着
60歳の男性。上顎右側前歯部ブリッジ前装部の脱離による審美不良を主訴として来院した。
5年前に装着し、問題なく使用していたが、昨夜の食事中に脱離したという。
診察の結果、ブリッジ前装部は適合に問題がないため、これを利用して修理することとした。初診時の口腔内写真(別冊No.20A)と前装部の写真(別冊No.20B)を別に示す。
修理に際して処置に必要なのはどれか。2つ選べ。
a EDTA
b HEMA
c γ-MPTS
d 4-META
e VBATDT
68歳の男性。下顎義歯のクラスプが破折したことによる咀嚼困難を主訴として来院した。
診察の結果、下顎部分床義歯に対して、ワイヤークラスプによる修理を行うこととした。
初診時の口腔内写真(別冊No.8A)、義歯の写真(別冊No.8B)及び修理時のある過程の写真(別冊No.8C)を別に示す。
この操作を行う目的はどれか。2つ選べ。
a 支台歯の形態修正
b 人工歯の咬合調整
c 模型上での技工操作
d 義歯粘膜面部の加圧印象
e クラスプの適切な位置への設置
72歳の男性。食事中に上顎右側顎堤が痛むことを主訴として来院した。
上顎義歯は2年前に製作し、これまで疼痛はなかったが、数日前から症状を自覚したという。
診察の結果、義歯の修理を行うこととした。
来院時の義歯の写真(別冊No.30A)、別日に修理した後の義歯の写真(別冊No.30B)及び義歯修理時における一連の操作の写真(別冊No.30C)を別に示す。
処置を実施の順番に並べよ。
a ア
b イ
c ウ
d エ
e オ
40歳の男性。上顎右側中切歯の審美不良を主訴として来院した。
10年前に同部にクラウンを装着したが、今朝食事中に破折したという。診察の結果、前装部の補修修復を行うこととした。初診時の口腔内写真(別冊No.16)を別に示す。
次に示す5つのステップのうち、3番目に行うのはどれか。1つ選べ。
a 形態修正・研磨
b 被着面の粗造化
c プライマー処理
d 歯冠色レジン築盛
e オペークレジン塗布
問題番号 | カテゴリ | 問題 | 正答率 |
---|---|---|---|
問題番号:109D-46 | 65歳の男性。左側の咀嚼困難を主訴として来院した。 義歯の写真(別冊No.46)を別に示す。 a 顎堤吸収
正解:C |
正答率:22.8% | |
問題番号:110D-48 | 88歳の男性。義歯の破損を主訴として来院した。修理を行うこととした。破損した義歯の写真(別冊No.47A)と修理過程の写真(別冊No.47B)を別に示す。 a ア→イ→ウ
正解:E |
正答率:38.9% | |
問題番号:111A-81 | 78歳の男性。前歯部補綴装置の審美不良を主訴として来院した。 破折部に行う処理はどれか。2つ選べ。 a スズ電析
正解:DE |
正答率:98.1% | |
問題番号:111C-70 | 68歳の男性。義歯の動揺を主訴として来院した。 鉤脚部に対して、次に行うのはどれか。1つ選べ。 a ディギャッシング
正解:E |
正答率:31.2% | |
問題番号:112B-65 | 67歳の男性。義歯の動揺を主訴として来院した。 鉤脚部の埋入に際し、優先したのはどれか。1つ選べ。 a 囲繞性の確保
正解:E |
正答率:23.8% | |
問題番号:113C-55 | 71歳の男性。義歯が壊れたことを主訴として来院した。 破折した義歯の写真(別冊No.15A)、印象採得時の口腔内写真(別冊No.15B)及び印象体の写真(別冊No.15C)を別に示す。 a 人工歯の脱離防止
正解:C |
正答率:18.6% | |
問題番号:113D-49 | 28歳の女性。上顎右側中切歯の審美不良を主訴として来院した。 適切な処置はどれか。2つ選べ。 a 歯の漂白
正解:CD |
正答率:63.4% | |
問題番号:114A-23 | 65歳の女性。上顎部分床義歯の維持不良を主訴として来院した。 ピックアップ印象を選択する理由はどれか。2つ選べ。 a 仮固定の補強
正解:DE |
正答率:39.9% | |
問題番号:114D-62 | 60歳の男性。上顎右側前歯部ブリッジ前装部の脱離による審美不良を主訴として来院した。 診察の結果、ブリッジ前装部は適合に問題がないため、これを利用して修理することとした。初診時の口腔内写真(別冊No.20A)と前装部の写真(別冊No.20B)を別に示す。 修理に際して処置に必要なのはどれか。2つ選べ。 a EDTA
正解:(解答なし) |
正答率:0.0% | |
問題番号:115D-39 | 68歳の男性。下顎義歯のクラスプが破折したことによる咀嚼困難を主訴として来院した。 この操作を行う目的はどれか。2つ選べ。 a 支台歯の形態修正
正解:CE |
正答率:95.2% | |
問題番号:116B-76 | 72歳の男性。食事中に上顎右側顎堤が痛むことを主訴として来院した。 処置を実施の順番に並べよ。
正解:ECDBA |
正答率:73.1% | |
問題番号:117B-53 | 40歳の男性。上顎右側中切歯の審美不良を主訴として来院した。 10年前に同部にクラウンを装着したが、今朝食事中に破折したという。診察の結果、前装部の補修修復を行うこととした。初診時の口腔内写真(別冊No.16)を別に示す。 次に示す5つのステップのうち、3番目に行うのはどれか。1つ選べ。 a 形態修正・研磨
正解:E |
正答率:97.6% |