過去問題目次
76歳の女性。上顎前歯部顎堤の疼痛を主訴として来院した。
半年前に上下顎義歯を新製したが、最近になって起床時に下顎残存歯に対向する顎堤粘膜の疼痛を自覚するようになったという
就寝中は義歯を外しており、日中の義歯使用時に疼痛は認められない。
初診時の義歯装着時の口腔内写真(別冊No.4A)と上顎顎堤の写真(別冊No.4B)を別に示す。
まず行うべき対応はどれか。1つ選べ。
a 鎮痛薬の投与
b 残存歯の削合
c 人工歯の咬合調整
d 義歯床粘膜面の削合
e 就寝時の義歯装着の指示
70歳の女性。下顎全部床義歯が浮き上がることを主訴として来院した。
使用中の義歯は10年前に製作したという。
診察の結果、下顎顎堤が高度に吸収しているため、義歯を新製することとした。
製作過程のある一連の操作の写真(別冊No.7) を別に示す。
この操作の目的はどれか。2つ選べ。
a 床辺縁形態を修正する。
b 歯肉部を審美的に形成する。
c 試適時における人工歯の移動を抑制する。
d デンチャースペース内に歯肉形成を行う。
e 義歯の維持に関与する筋の作用を増強する。
73歳の男性。咀嚼時の義歯の不安定を主訴として来院した。
8年前に上下顎全部床義歯を装着したが、6か月前から咬合時に上顎義歯が脱離しやすくなったという。
使用中の義歯の写真(別冊No.11A)と義歯装着時の口腔内写真(別冊No.11B) を別に示す。
まず行うべき処置はどれか。1つ選べ。
a 粘膜調整
b リライン
c 咬合面再形成
d 義歯床後縁の削除
e 前歯部の咬合調整
2種類の無歯顎患者用個人トレーの写真(別冊No.20A、B)を別に示す。Aと比較したBの特徴はどれか。3つ選べ。
a 口唇の機能運動ができる。
b 咬合時の印象採得ができる。
c ダイナミック印象ができる。
d 咬合平面に対し垂直な圧が加わる。
e 術者が印象圧をコントロールできる。
問題番号 | カテゴリ | 問題 | 正答率 |
---|---|---|---|
問題番号:114B-24 | 76歳の女性。上顎前歯部顎堤の疼痛を主訴として来院した。 就寝中は義歯を外しており、日中の義歯使用時に疼痛は認められない。 まず行うべき対応はどれか。1つ選べ。 a 鎮痛薬の投与
正解:E |
正答率:98.1% | |
問題番号:114B-32 | 70歳の女性。下顎全部床義歯が浮き上がることを主訴として来院した。 診察の結果、下顎顎堤が高度に吸収しているため、義歯を新製することとした。 この操作の目的はどれか。2つ選べ。 a 床辺縁形態を修正する。
正解:DE |
正答率:45.3% | |
問題番号:114B-41 | 73歳の男性。咀嚼時の義歯の不安定を主訴として来院した。 使用中の義歯の写真(別冊No.11A)と義歯装着時の口腔内写真(別冊No.11B) を別に示す。 まず行うべき処置はどれか。1つ選べ。 a 粘膜調整
正解:C |
正答率:63.7% | |
問題番号:114B-63 | 2種類の無歯顎患者用個人トレーの写真(別冊No.20A、B)を別に示す。Aと比較したBの特徴はどれか。3つ選べ。 a 口唇の機能運動ができる。
正解:ABD |
正答率:35.5% |