過去問題目次
42歳の女性。歯周病のメインテナンスを希望して来院した。
定期検査のためエックス線写真を撮影したところ下顎右側第一大臼歯に異常を認めた。
N*に冷水痛や自発痛を自覚したことはないという。
N*は歯髄電気診と温度診に正常な反応を示し、探針による歯冠部と歯頸部の触診で異常は認められない。
来院時の口腔内写真(別冊No.25A)とエックス線写真(別冊No.25B)を別に示す。
N*の異常の原因で最も疑われるのはどれか。1つ選べ。
a 空胞変性
b 石灰変性
c 外部吸収
d 内部吸収
e 硝子様変性
歯根の外部吸収において、炎症性吸収より骨置換性吸収で発現頻度が高いのはどれか。2つ選べ。
a 打診音の変化
b 歯の色調変化
c 歯の動揺度の減少
d 感染根管治療での治癒
e エックス線透過像の出現
自覚症状がみられないのはどれか。1つ選べ。
a 歯髄充血
b 上行性歯髄炎
c 特発性歯髄炎
d 歯の内部吸収
e 慢性増殖性歯髄炎
53歳の男性。下顎左側臼歯部の咬合時の違和感を主訴として来院した。
-Nは打診にわずかに反応するが、根尖部歯肉に圧痛は認めない。
歯髄電気診で生活反応を示した。
初診時の口腔内写真(別冊No.13A)とエックス線画像(別冊No.13B)を別に示す。
歯周組織検査結果の一部を表に示す。
* :プロービングデプス(mm)
-Nに対する適切な対応はどれか。1つ選べ。
a 経過観察
b 直接覆髄法
c アペキソゲネーシス
d 抜髄法
e 根尖搔爬法
歯の再植後の骨性癒着の診断に有用なのはどれか。2つ選べ。
a 打診
b 歯髄電気診
c プロービング
d エックス線検査
e 歯の色調の確認
33歳の女性。上顎右側中切歯の違和感を主訴として来院した。
20年前、転倒した際に脱臼して再植を受けたが、最近まで自覚症状はなかったという。
初診時の歯科用コーンビームCT(別冊No.22)を別に示す。
適切な処置はどれか。1つ選べ。
a 抜歯
b 意図的再植
c 歯根尖切除
d 感染根管治療
e コンポジットレジン修復
39歳の男性。上顎左側第二小臼歯の違和感を主訴として来院した。
1年前から時々自覚していたがそのままにしていたという。
歯髄電気診に生活反応を示した。
初診時に異なる方向から撮影したエックス線画像(別冊No.11)を別に示す。
適切な対応はどれか。1つ選べ。
a 経過観察
b 暫間的間接覆髄
c 生活歯髄切断
d 抜髄
e 抜歯
16歳の女子。上顎左側側切歯の違和感を主訴として来院した。
歯髄電気診に生活反応を示した。
初診時のエックス線画像(別冊No.23A)とし#B部の歯科用コーンビームCT(別冊No.23B)を別に示す。
適切な対応はどれか。1つ選べ。
a 経過観察
b 歯髄鎮痛消炎療法
c 直接覆髄
d 抜髄
e 歯根尖切除
74歳の女性。下顎左側犬歯部の歯肉腫脹を主訴として来院した。
自発痛および打診痛はない。
初診時の口腔内写真(別冊No.29A)、口内法エックス線画像(別冊No.29B)及び-K部の歯科用コーンビームCT(別冊No.29C)を別に示す。
適切な対応はどれか。1つ選べ。
a 経過観察
b 感染根管治療
c 意図的再植
d 歯根尖切除
e 抜歯
32歳の女性。上顎左側側切歯の疲労時の違和感を主訴として来院した。
打診痛と根尖部歯肉の圧痛は認められない。
プロービング深さは全周3mm以内で、歯髄電気診で生活反応を示した。初診時の口腔内写真(別冊No.14A)とエックス線画像(別冊No.14B)を別に示す。
適切な対応はどれか。1つ選べ。
a 生活断髄
b 抜髄
c 感染根管治療
d 根尖搔爬
e 抜歯
問題番号 | カテゴリ | 問題 | 正答率 |
---|---|---|---|
問題番号:108B-25 | 42歳の女性。歯周病のメインテナンスを希望して来院した。 来院時の口腔内写真(別冊No.25A)とエックス線写真(別冊No.25B)を別に示す。 a 空胞変性
正解:D |
正答率:65.8% | |
問題番号:109C-77 | 歯根の外部吸収において、炎症性吸収より骨置換性吸収で発現頻度が高いのはどれか。2つ選べ。 a 打診音の変化
正解:AC |
正答率:96.5% | |
問題番号:110A-127 | 自覚症状がみられないのはどれか。1つ選べ。 a 歯髄充血
正解:D |
正答率:94.5% | |
問題番号:112D-66 | 53歳の男性。下顎左側臼歯部の咬合時の違和感を主訴として来院した。
-Nに対する適切な対応はどれか。1つ選べ。 a 経過観察
正解:D |
正答率:83.4% | |
問題番号:113C-22 | 歯の再植後の骨性癒着の診断に有用なのはどれか。2つ選べ。 a 打診
正解:AD |
正答率:97.4% | |
問題番号:114A-57 | 33歳の女性。上顎右側中切歯の違和感を主訴として来院した。 適切な処置はどれか。1つ選べ。 a 抜歯
正解:A |
正答率:77.2% | |
問題番号:115B-35 | 39歳の男性。上顎左側第二小臼歯の違和感を主訴として来院した。 適切な対応はどれか。1つ選べ。 a 経過観察
正解:D |
正答率:85.4% | |
問題番号:116B-64 | 16歳の女子。上顎左側側切歯の違和感を主訴として来院した。 適切な対応はどれか。1つ選べ。 a 経過観察
正解:D |
正答率:99.1% | |
問題番号:116D-79 | 74歳の女性。下顎左側犬歯部の歯肉腫脹を主訴として来院した。 適切な対応はどれか。1つ選べ。 a 経過観察
正解:E |
正答率:90.4% | |
問題番号:117A-41 | 32歳の女性。上顎左側側切歯の疲労時の違和感を主訴として来院した。 打診痛と根尖部歯肉の圧痛は認められない。 適切な対応はどれか。1つ選べ。 a 生活断髄
正解:B |
正答率:99.2% |