過去問題目次
高齢患者が歯科治療中に突然呂律が回らなくなった。
患者を立位にし、歯科医師が両手をとって前方、水平にあげ、目を閉じさせた。
その後、歯科医師が手を放しても姿勢を維持するよう指示した。
手を放した後の写真(別冊No.3)を別に示す。
適切な対応はどれか。1つ選べ。
a 酸素投与
b 救急車の要請
c 血糖値の測定
d 静脈路の確保
e ビタミンB12製剤の投与
知的障害を伴う成人の静脈内鎮静法で用いるのはどれか。2つ選べ。
a ミダゾラム
b フェニトイン
c プレガバリン
d プロポフォール
e アミトリプチリン塩酸塩
9歳の女児。全身麻酔下で腸骨移植による顎裂閉鎖術を行うこととした。
セボフルランとレミフェンタニル塩酸塩を用いて麻酔を施行中、導尿バッグに赤褐色の尿を認めた。
体温は30分間で2℃上昇し、動脈血液ガス分析で代謝性アシドーシスを認めた。
この時の生体モニタ画面(別冊No.13)を別に示す。
投与すべき薬物はどれか。1つ選べ。
a フルマゼニル
b ナロキソン塩酸塩
c スガマデクスナトリウム
d スキサメトニウム塩化物水和物
e ダントロレンナトリウム水和物
在宅療養中の多剤併用<ポリファーマシー>患者に対する適切な対応はどれか。 2つ選べ。
a 薬剤師に処方内容を相談する。
b 主治医受診まで休薬を指示する。
c 服薬のアドヒアランスを確認する。
d 日々の体調で調節するよう指示する。
e 訪問看護師に錠剤の粉砕を指示する。
68歳の女性。上下顎義歯の接触音を主訴として来院した。
1年前に気付いたがそのままにしていたという。
3年前にうつ病と診断され、現在も抗うつ薬を服用している。
他に特記すべき既往歴はない。初診時の口もとで繰り返される一連の動きの写真(別冊No.16)を別に示す。考えられるのはどれか。1つ選べ。
a 拘縮
b ジストニア
c アロディニア
d ジスキネジア
e Parkinson 様症状
本態性高血圧症と診断されているが、安静時血圧のコントロールは良好で日常生活に制限はない。
この患者の米国麻酔科学会による術前状態分類<ASA-PS>はどれか。1つ選べ。
a I
b Ⅱ
c Ⅲ
d Ⅳ
e V
問題番号 | カテゴリ | 問題 | 正答率 |
---|---|---|---|
問題番号:114B-23 | 高齢患者が歯科治療中に突然呂律が回らなくなった。 その後、歯科医師が手を放しても姿勢を維持するよう指示した。 適切な対応はどれか。1つ選べ。 a 酸素投与
正解:B |
正答率:80.8% | |
問題番号:114B-36 | 知的障害を伴う成人の静脈内鎮静法で用いるのはどれか。2つ選べ。 a ミダゾラム
正解:AD |
正答率:94.3% | |
問題番号:114B-46 | 9歳の女児。全身麻酔下で腸骨移植による顎裂閉鎖術を行うこととした。 この時の生体モニタ画面(別冊No.13)を別に示す。 投与すべき薬物はどれか。1つ選べ。 a フルマゼニル
正解:E |
正答率:95.4% | |
問題番号:114B-53 | 在宅療養中の多剤併用<ポリファーマシー>患者に対する適切な対応はどれか。 2つ選べ。 a 薬剤師に処方内容を相談する。
正解:AC |
正答率:83.5% | |
問題番号:114B-55 | 68歳の女性。上下顎義歯の接触音を主訴として来院した。 他に特記すべき既往歴はない。初診時の口もとで繰り返される一連の動きの写真(別冊No.16)を別に示す。考えられるのはどれか。1つ選べ。 a 拘縮
正解:D |
正答率:90.9% | |
問題番号:114B-72 | 本態性高血圧症と診断されているが、安静時血圧のコントロールは良好で日常生活に制限はない。 この患者の米国麻酔科学会による術前状態分類<ASA-PS>はどれか。1つ選べ。 a I
正解:B |
正答率:54.1% |