過去問題目次
28歳の女性。ブラッシング時の歯肉出血を主訴として来院した。
妊娠9か月だという。歯周組織検査の結果、ポケット深さは全顎的に3mm以下であった。
まず、ブラッシング指導を行った。
初診時の口腔内写真(別冊No.5)を別に示す。
次に行う対応はどれか。1つ選べ。
a 歯肉切除
b スケーリング
c ルートプレーニング
d 酸性NSAIDsの投与
e オーラルスクリーンの使用
歯周治療において抗菌薬を投与するのはどれか。1つ選べ。
a 生理的口臭症の改善
b 一次性咬合性外傷の改善
c 急性壊死性潰瘍性歯肉炎の改善
d スケーリング・ルートプレーニング後の知覚過敏症予防
e 骨粗鬆症患者のスケーリング・ルートプレーニング施行前
23歳の男性。歯肉の痛みと出血を主訴として来院した。
2日前から自覚していたがそのままにしていたところ、昨夜から痛みが増悪してきたという。
体温は38.0℃で、強い口臭と全身の倦怠感がある。
エックス線検査の結果、歯槽骨の吸収は認められなかった。
初診時の口腔内写真(別冊No.31)を別に示す。
患部の洗浄とともに行うべき対応はどれか。1つ選べ。
a 抗菌薬の投与
b 抗真菌薬の投与
c ビタミン剤の投与
d 抗ウイルス薬の投与
e 副腎皮質ステロイド軟膏の塗布
15歳の女子。上顎前歯部口蓋側歯肉の腫脹と痛みを主訴として来院した。
歯数に異常は認められない。
祖父と父に同様な歯肉腫脹が認められる。
下顎前歯切端の咬合調整を行ったが痛みは改善されなかった。
初診時の口腔内写真(別冊No.27)を別に示す。
適切な対応はどれか。2つ選べ。
a 経過観察
b 新付着術
c 歯肉切除術
d フラップ手術
e 歯周ポケット搔爬術
60歳の女性。前歯部の歯肉腫脹を主訴として来院した。
6か月前に降圧薬を服用してから自覚するようになったが、痛みがないためにそのままにしていたという。
プロービング深さは上下前歯部唇舌口蓋側近遠心で6〜8mm、中央部で4〜5mm、プロービング時には全測定部位で出血を認めた。初診時の口腔内写真(別冊No.27)を別に示す。
まず行うのはどれか。2つ選べ。
a 歯肉切除術
b 口腔清掃指導
c フラップ手術
d 抗菌薬の局所投与
e スケーリング・ルートプレーニング
長期間の服用によって歯肉増殖が生じる薬物はどれか。3つ選べ。
a ニフェジピン
b フェニトイン
c シクロスポリン
d シロスタゾール
e スルホニル尿素薬
問題番号 | カテゴリ | 問題 | 正答率 |
---|---|---|---|
問題番号:108A-46 | 28歳の女性。ブラッシング時の歯肉出血を主訴として来院した。 初診時の口腔内写真(別冊No.5)を別に示す。 a 歯肉切除
正解:B |
正答率:81.4% | |
問題番号:109A-51 | 歯周治療において抗菌薬を投与するのはどれか。1つ選べ。 a 生理的口臭症の改善
正解:C |
正答率:80.1% | |
問題番号:113A-80 | 23歳の男性。歯肉の痛みと出血を主訴として来院した。 患部の洗浄とともに行うべき対応はどれか。1つ選べ。 a 抗菌薬の投与
正解:A |
正答率:87.8% | |
問題番号:113C-73 | 15歳の女子。上顎前歯部口蓋側歯肉の腫脹と痛みを主訴として来院した。 初診時の口腔内写真(別冊No.27)を別に示す。 a 経過観察
正解:CD |
正答率:31.7% | |
問題番号:114D-78 | 60歳の女性。前歯部の歯肉腫脹を主訴として来院した。 プロービング深さは上下前歯部唇舌口蓋側近遠心で6〜8mm、中央部で4〜5mm、プロービング時には全測定部位で出血を認めた。初診時の口腔内写真(別冊No.27)を別に示す。 まず行うのはどれか。2つ選べ。 a 歯肉切除術
正解:BE |
正答率:84.4% | |
問題番号:115D-36 | 長期間の服用によって歯肉増殖が生じる薬物はどれか。3つ選べ。 a ニフェジピン
正解:ABC |
正答率:99.1% |