歯科医師国家試験 第111回 D77問題

問題番号:111D-77
正答率:96.9%

34歳の女性。下顎右側第一大臼歯部の痛みを主訴として来院した。
1年前にクラウンが装着された直後から同部の痛みが発現し、鈍痛が持続しているという。
クラウンは除去され、テンポラリークラウン装着後、調整が続けられたが、症状に変化はなかったという。
当該歯に打診痛はなく、浸潤麻酔による歯痛の軽減は認めない。
右側咬筋部の触診によって歯痛が再現される。
4 mm以上の歯周ポケットは認められない。
初診時に咬合状態を検査した口腔内写真(別冊No.23A)とエックス線画像(別冊No.23B)を別に示す。

最も疑われるのはどれか。1つ選べ。

a 歯根破折
b 咬合性外傷
c 非歯原性歯痛
d 慢性辺縁性歯周炎
e 慢性根尖性歯周炎

咬合状態を検査した口腔内写真(別冊No.23A)とエックス線画像(別冊No.23B)

正解:C

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著者紹介

著者 和気正和

歯科医師国家試験
60日合格塾・塾長
歯科医師 和氣正和

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