歯科医師国家試験の予備校費用を徹底調査!選び方のポイントも!
- 公開日:2023.06.01
- 更新日:2024.04.11
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歯科医師国家試験の受験生のあなたは、
「予備校・塾に行くにはどれくらい費用がかかるのか?」
「大手・中堅予備校と個別指導塾の費用の相場はいくらくらいなのか?」
といった疑問をお持ちではありませんか?
歯科医師国家試験に確実に合格するために予備校・塾に入る場合は、どのくらい費用がかかるのか気になりますよね。
歯科医師国家試験対策を行う予備校・塾の費用は年間99〜765万円と幅があります。
費用は予備校・塾を選択する判断軸の一つとしてとても気になりますが、費用の多少よりもっと重要なのは、受験生の個性や学力に合った学び方をサポートしてくれて、確実に合格できるかということです。
そこでこの記事では、
- 予備校・塾の費用の相場とその内訳
- 予備校・塾の適切な選び方
について詳しく解説します。
この記事を読めば、歯科医師国家試験対策を行う予備校・塾の費用相場と、あなたに合った予備校・塾の選び方を知ることができるでしょう。
ぜひ、最後まで目を通してみてください。
目次
1章:予備校・塾の費用の相場
歯科医師国家試験対策として予備校や塾に通うという判断をするために、まずは歯科医師国家試験における予備校や塾の費用の相場を知ることが必要です。
そこで1章では、
- 大手予備校
- 中堅予備校
- 個別指導塾
のコース・授業料について比較していきます。
1-1: 大手予備校の授業料は年間 200〜440万円
この記事では、全国各地に校舎を持ち、模試の実施やテキストの出版をしている予備校を「大手予備校」と定義します。
大手予備校は、
- 合格者の絶対数が多い
- 有名講師による国試特化型の講義がある
- 学習環境やサポート体制も充実している
などのメリットがあり、安心して通うことができます。
しかし、
- 学生数が多いので、集団を対象とした一方的な講義形式になりがち
- 講義進度への対応や、クラスの雰囲気に左右されやすい
などのデメリットもあります。
一般的な大手予備校の授業料は年間200〜440万円です。
この授業料には、テキストや模試受験料などが含まれているほか、夏期講習や直前講習などの追加講義がセットになっていることもあり、1年間トータルで見ると比較的リーズナブルな価格設定ともいえます。
また、授業料の割引制度などが設定されていることもあります。
以下の各大手予備校の特徴と費用を、順にお伝えしていきます。
- DES歯学スクール
- 麻布デンタルアカデミー
- 日本医歯薬研修協会
1-1-1:各大手予備校の授業料比較
【DES歯学教育スクール】
30年以上の歴史と7,700人以上の歯科医師を誕生させた実績があります。国試の新傾向対策に対応したプレ模試、必修模試、全国統一模試は的中率が高いと言われています。
通学(本科生)コースが、東京、大阪、福岡、札幌で開設されている他、Webコースもあります。
また、客観的な印象としては、開業医の先生が副業として講師を務めている場合も多く、臨床に強い・カリスマ性がある講師がいるイメージです。
- 本科生コース(東京校):231万円(税込)
- 本科生コース(大阪・福岡・札幌校):209万円(税込)
- Webコース:132万円(税込)
詳細は公式HPをご覧ください。
【麻布デンタルアカデミー】
麻布デンタルアカデミーは、DES歯学教育スクールと並ぶ歯科医師国家試験予備校の最大手であり、全国模試はDESと同等以上の規模で実施しています。
大手予備校の中では、講師との距離が近く、出席管理も丁寧に実施されている印象です。卒業後の就活サポートが行われているのも、人気の理由のひとつとも言えるでしょう。
国試対策コースの費用は、以下の通りです。
- 通学コース(東京、大阪、福岡):220万円(税込)
- 配信コース:198万円(税込)
- 複合コース:242万円(税込)
詳細は公式HPをご覧ください。
【日本医歯薬研修協会】
日本医歯薬研修協会は、創立41年の実績があり、DES歯学スクール、麻布デンタルアカデミーに続く大手予備校です。
教科書や国試対策テキストも販売していることも特徴です。
受講コースは以下のコースが設定されており、校舎(東京校、名古屋校、大阪校)によって変動します。
①ベーシック(本科)コース
②ゴールドコース
ベーシックコース
+個別指導(週1、年30回分)
+3者面談(年3回)
③プラチナコース
ベーシックコース
+個別指導(週3、年100回分)
+3者面談(年3回)
- 東京校
①ベーシック(本科)コース:231万円(税込)
②ゴールドコース:282万円(税込)
③プラチナコース:384万円(税込)
- 名古屋校
①ベーシック(本科)コース:220万円(税込)
②ゴールドコース:272万円(税込)
③プラチナコース:374万円(税込)
- 大阪校
①ベーシック(本科)コース:220万円(税込)
②ゴールドコース:272万円(税込)
③プラチナコース:374万円(税込)
また、場所や時間を問わずPC・タブレット・スマホで学習できるオンラインコースも設定されています。
- オンラインコース(ID LEARNING)
132万円 (税込)
さらに、自分のペースで勉強したい、国試対策ではなく卒試・進級・CBT対策についての個別指導の設定もあります。
- 個別指導
22,000円 / 60分(本科受講生)
33,000円 / 90分(本科生以外)
※学習進捗度、スケジュール、予算に応じた個別指導プラン作成。
詳細は公式HPをご覧ください。
1-2: 中堅予備校の授業料は年間 150〜400万円
この記事では、地域ごとや大学ごとに特化した展開をしている予備校を「中堅予備校」と定義します。
中堅予備校では、大手と同じく大教室での講義がメインの予備校が多いですが、アットホームな雰囲気で、大学の定期試験・卒業試験対策も可能な各大学や地域ごとに特化された指導方針が特徴です。
中堅予備校の授業料は年間トータルで150〜400万円が相場です。
受講コースは大手予備校よりも柔軟に設定されている傾向があり、費用が抑えられた「後期開講のコース」や「〇〇大学専用コース」などもあるのが特徴です。
また、教室での講義に加えて、個別指導の講義がセットになっている予備校もあります。
該当する以下の予備校の費用を順に紹介します。
- デンタル国進
- Dr’sセミナー
- ZEDAデンタルアカデミー
- さいとう歯道塾
1-2-1:各中堅予備校の授業料比較
【デンタル国進】
完全個別・個室指導を全国の校舎(名古屋、西岐阜、大阪摂津、大阪富田、岡山、広島、横浜、大宮、船橋)で受けられるほか、遠方の場合はオンラインでの個別指導も可能です。
費用については、Webには記載されていないため、電話での問合せが必要となります。
詳細は公式HPをご覧ください。
【Dr.’sセミナー】
Dr’sセミナーでは、年間を通して、基礎→応用・臨床、生理→薬理→口腔外科→麻酔と系統的な講義が行われています。
また、講師への直接質問だけでなく、iPadを通して質問ができる仕組みが設けられています。
- 本科年間受講料 220万円(税込)
- 後期期間(2022年9月〜)165万円(税込)
夏期講座・冬期講座・直前講座あり
詳細は公式HPをご覧ください。
【ZEDAデンタルアカデミー】
前身の栄光デンタルアカデミーから、10年前に時代のニーズに合わせて教育形態を変化させ、現在の「ZEDAデンタルアカデミー」となりました。
経験豊富な講師陣による “ZE・DA”プログラムで、合格までのモチベーションを維持することが可能です。
- 年間指導料:200万円(税込)
- 個別指導料:25,000円/1コマ(1時間)*
*:4・5・6年生、既卒生対象
在校生、1・2・3生対象のコースや6年生対象の現役ダブルコースあり。
詳細は公式HPをご覧ください。
【さいとう歯道塾】
大手予備校では対応し切れない個人の悩み、弱点、質問への対応や、自宅学習では難しい自己管理や情報不足を補う独自の指導法(さいとう式)による「少人数教育」、「個別指導」を組み合わせたコースが展開されています。
- 本科生(既卒者)コース
年間165回の通常講義・特別指導+個別指導10時間)に、追加される個別指導の時間数によって料金が異なります。
A:標準コース 個別指導10時間/年:259.6万円(税込)
B:充実コース 個別指導40時間/年:308万円(税込)
C:徹底コース 個別指導80時間/年:365.2万円(税込)
D:万全コース 個別指導100時間/年:390.5万円(税込) - 個別指導
講師1人に対する生徒数に応じて、1時間当たりの料金が幅があります。
講師:生徒 1:1〜1:4の料金は以下の通りです。
(1:1)19,250円(税込)
(1:2)13,475円(税込)
(1:3)9,625円(税込)
(1:4)7,700円(税込)
※1時間当たり通常料金:
詳細は公式HPをご覧ください。
1-3:個別指導塾の授業料は年間 99〜765万円
講師と生徒が1:1もしくは1:2などで指導する塾を「個別指導塾」と定義します。
個別指導塾のメリットは、
- 個々の生徒の理解度に合わせた講義
- 講義日時の自由度が高い
- 講師との相性が合えば合格可能性が高まる
などがあげられます。
反面、デメリットは、
- 講師との相性によって左右される面が大きい
- 自己分析力や質問力が必要
- 模試の国試の出願などのサポートが非対応
などです。
個別指導塾の1コマ(60〜90分)当たりの授業料の相場は15,000円〜60,000円です。
それらを、年間トータルで受講した場合には、99〜765万円と幅があります。
主な個別指導塾の費用を、以下の順に記載します。
- デンタック
- 東京デンタルスクール
- 弘中塾
- PREPデンプロ
- デンタルオレンジ
- CES
- 歯科医師国家試験60日合格塾
1-3-1:各個別指導塾の授業料比較
【デンタック】
「現役生は留年しないで、卒業し、国試に合格すること」「既卒生は1年で国試に合格すること」を目的に、塾生ひとりひとりにカスタマイズしたフルオーダーの講義が個室・マンツーマンで行われています。
教材は生徒一人ひとりに合わせ、講師がオリジナルプリントを作成しています。愛知学院や朝日大学を始めとして、各大学に合わせた教材も使用されています。
通学は名古屋・岐阜・東京・大阪の全国4校&千葉・埼玉に3教室開設されています。遠方からの通学のため、土・日のみのコースもあります。
- 1年次は、13,200円(税込)/60分
- 浪人生は、22,000円(税込)/60分
1年次から6年次は学年によって違います。
また、大手予備校の通学コースと同程度の受講料で、合格可能な国試対策カリキュラムも組んでいるようです。
詳細は公式HPをご覧ください。
【東京デンタルスクール】
現役生、浪人生を対象に、オーダーメイドカリキュラムでマンツーマン個別指導を行う予備校で、2012年に開講されました。
通学の講義が都内2校(秋葉原、綾瀬)で行われているほか、オンラインでのマンツーマン個別指導も行われています。
費用は、
- 入会金
- 39.6万円(12時間)の授業料
- 講師・事務管理料
が必要とされています。
※家庭教師の場合は出張費についても要相談
詳細は公式HPをご覧ください。
【弘中塾】
動画講義を用いたセミオーダーコースから、塾長の直接指導、出張講義、家庭教師など多様なコースが展開されています。
費用は151万円〜765万円まで幅があり、コースや時間数により異なります。
- 進級対策部卒試対策部:
週4時間:151万円
週8時間:290万円
週12時間:435万円
- 国試対策部(1浪まで):
週4時間:227万円
週8時間:466万円
週12時間:685万円
- 国試対策部(2浪以上):
週4時間:302万円
週8時間:509万円
週12時間:765万円
詳細は公式HPをご覧ください。
【PREPデンプロ】
歯科医師国家試験、歯学部の卒業試験、進級試験に特化した個人指導塾です。歯学部出身の塾長が、大学受験予備校(三大予備校)での受験指導の経験を活かして開設しました。
以下の3通りの受講が可能です。
- 自宅での家庭教師指導
- 自宅でのWeb授業
- 教室(秋葉原、上野)での指導
費用は、
- 入塾金:3万円
- 歯科医師国家試験対策:3万円/1時間
※1回の指導時間は最低1.5時間〜
指導回数は月1回から申込可能です。 - 家庭教師指導は、別途交通費+次の出向費用がかかります。
(関東圏:5,000円 関東圏以外:1万円)
詳細は公式HPをご覧ください。
【デンタルオレンジ】
ブログ記事や動画などで、歯科医師国家試験の制度解説や勉強法などがわかりやすく発信されています。
費用に関しては、学習相談15,000円以外の記載は見当たりません。
具体的な情報は直接お問い合わせください。
詳細は公式HPをご覧ください。
【CES歯科医師国試予備校】
CES歯科医師国試予備校の特徴は、「マンツーマン」「オーダーメイドスタイル」です。
受講スケジュールは、開講時間内で担当講師と相談の上、自由に決められるようです。
歯科医師国家試験対策コースの受講料は、以下の通り、現役生と浪人生とで異なります。現役生対象の卒業試験対策コースもあります。
- 国家試験対策コース(現役生)
・入学金 55,000円(税込)
・1コマ90分あたり33,000円(税込)
・※教材費は全て実費となります。
- 国家試験対策コース(既卒生)
・入学金 11万円(税込):
・1コマ90分あたり55,000円(税込)
詳細は公式HPをご覧ください。
【歯科医師国家試験 60日合格塾】
当メディアを運営している「60日合格塾」は、従来の予備校・塾とは異なる新しい指導方針の個別指導塾です。
国試対策の勉強をゼロから始めたとしても、最大60日(1日6時間×60日=360時間)で合格ラインに到達できるよう、一人ひとりに合わせた個別カリキュラムを提案して進めます。
合格に必要なことのみに絞って徹底的に無駄を省いた指導方針には、以下のような特徴があります。
- 1単元1枚にまとめたオリジナルテキスト
- アウトプット中心の個別カリキュラム
- 完全オンラインで全国どこでも受講可能
料金は、60日合格コース 99万円(税別)です。
詳細は公式HPをご覧ください。
2章: 予備校・塾の費用の内訳
この章では、予備校・塾の費用の内訳について解説していきます。
予備校・塾の費用は、授業料以外にも、教材費・施設使用料・模試の受験料・国家試験の出願費などが含まれている場合と含まれていない場合があります。
以下で、費用の内訳の主な違いを見ていきます。
2-1:集団講義と個別指導の費用内訳の違い
まず、集団講義と個別指導では、費用内訳にどのような違いがあるのでしょうか?
■集団講義
生徒数を確保するための宣伝広告費が必要となり、その分の費用が授業料には少なからず含まれているといえます。
また、不特定多数の苦手や弱点に合わせた講義動画やテキスト、問題集の作成などに、膨大な教材制作費がかかっています。
■個別指導
生徒の学力に合わせたカリキュラムの作成、日々の学習状況のチェックや質問対応など、生徒個別に対応するための人件費がかかっています。一方で、教材は市販のものを使うケースが多く、教材制作費はそれほどかかっていません。
2-2:通学とオンラインの費用内訳の違い
続いて、通学型とオンライン型の予備校に通う場合には、どのような費用内訳の違いがあるのでしょうか?
■通学型
教室や自習室などの施設使用料が授業料に含まれています。また、通学のために引っ越す場合は下宿費、また交通費・昼食代などの費用もかかります。
■オンライン型
オンライン講義を受けるためのPC・タブレットの購入費やWi-Fiなどの通信環境構築費、自宅以外の場所でオンライン授業を受ける場合は、その施設利用費が必要となります。
2-3:選ぶ際に最低限確認しておくべきこと
これから予備校・塾を選ぶ際には、これまで紹介してきた費用の内訳の中で、最低限以下のものが含まれているかどうかを明確に確認しておくことをおすすめします。
■教材費
中堅予備校や個別指導塾で、オリジナルテキストや問題集を用意されていない場合は、別途自分で市販テキストや問題集を購入する必要があります。
■模試の受験料
中堅予備校や個別指導塾では、模試の受験料が含まれていない場合が多いので、自分自身で別に支払い、手続きをする必要があります。
■国家試験の出願費
大手予備校では国家試験の出願費用や手続き代行費用が含まれていることが多いですが、中堅予備校や個別指導塾では含まれていない場合が多いので、自分で別途費用と手間をかけて出願する必要があります。
3章:失敗しない予備校・塾選びのポイント
ここまで予備校・塾の費用を中心に各予備校の特徴などをまとめてきました。
一口に歯科医師国家試験予備校といっても様々な種類や特徴があることがお分かりいただけたかと思います。
予備校や塾でプロの講師の力を借りることは、歯科医師国家試験合格への近道になる可能性があります。
ただし、その一方で自分に合わない予備校・塾を選んでしまうと時間もお金も無駄になってしまう可能性もあります。
そこでこの章では、自分に合った予備校を選ぶために「失敗しないための予備校選びのポイント」についてお伝えしていきます。
失敗しないための予備校選びのポイントは以下の4つです。
- 受講形式を決める
- 大手予備校か中堅予備校かを決める
- 授業料は総額で比較する
- 一番重要なのは予備校・塾との相性
では、それぞれ解説していきます。
3-1:受講形式(通学orオンライン)を決める
予備校・塾の受講形式は大きく分けて通学型とオンライン型の二つがあります。
それぞれメリット・デメリットがあるためそこを把握してどちらの型を選ぶか決めていく必要があります。
通学型のメリットは主に以下の4つです。
- 勉強仲間が出来る
- 毎日通って勉強する習慣が身につく
- 出願や研修マッチング等へのサポートを受けられる
- 最新の試験情報が手に入る
通学型のデメリットは主に以下の3つです。
- 費用が高い
- 全体の学習進度の影響を受けやすい
- 人間関係に左右される可能性がある
オンライン型のメリットは主に以下の5つです。
- 費用が比較的安い
- 時間的な制約が少ない
- 場所の制約がない
- 講義の再視聴が自由にできる
- 予期せぬ事態にも対応できる
オンライン型のデメリットは主に以下の5つです。
- 主体的に学習を進める必要がある
- モチベーションが下がりやすい
- 講義の臨場感にかける
- 自習室などの設備がない
- ある程度のITスキルが必要
通学型とオンライン型の予備校の違いについて、詳しくはコチラの記事でも解説していますので、ぜひあわせてご覧ください。
歯科医師国家試験の予備校選び!オンライン型と通学型、自分に合う選び方とは?
3-2:予備校(大手or中堅)か塾かを決める
次に、予備校選びのポイントとして「予備校か塾かを決める」ことが必要です。
予備校か塾かによってそれぞれメリット・デメリットがあるためそこを把握してどちらを選ぶか決めていく必要があります。
大手・中堅予備校のメリットは主に以下の4つです。
- 専門の講師陣による国試に特化した勉強ができる
- 全国から優秀な講師が多く集まるので、講師の質が保証されている
- 質問対応や理解度テスト、国試出願サポートなど様々な制度によるサポートが得られる
- 模試の受講料や市販の参考書なども授業料に包括されていることが多い
大手・中堅予備校のデメリットは主に以下の3つです。
- 個々の生徒の理解度に合わせるのではなく、全体に最適な進度で講義を進めていくため、一度遅れてしまうと追いつくことが難しくなってしまう
- 大学と同じ講義形式のため、大学時代に成績が良くなかった人はこの講義形式自体が合わないという場合もある
- 分かりやすい講師と分かりにくい講師で科目ごとに当たり外れがある。分業制なので、「外れ講師」の科目を、当たり講師で埋め合わすことが困難
塾(個別指導塾含む)のメリットは主に以下の4つです。
- 比較的少人数制なので、アットホームで質問し易い雰囲気
- 自分の学力や理解度に合わせた学習カリキュラム設計をしてもらえるので、合格への最短距離を進むことができる
- 教室での講義に加え、個別指導もセットになっていることもあり、キメ細かい指導が受けられる
- 自分の都合に合わせた講義日時を選べる
塾(個別指導塾含む)のデメリットは主に以下の5つです。
- 講師の質や相性に大きく左右されてしまう
- 1日中講義を受けるのではなく、自ら主体的に学習を進める必要がある
- 質問形式で講義が進むことが多いため、自分の分からないところを分析する力が必要となる
- 網羅的に全範囲の講義を受けられるというより、苦手科目の対策講義になりがち
- 模試や国試出願は各自で行う必要がある
大手・中堅予備校と個別指導塾の違いについてはコチラの記事でも詳しく解説していますので、ぜひ併せてご覧ください。
【歯科医師国家試験】大手・中堅予備校と個別指導塾の違い、適切な選び方
3-3:授業料は総額で比較する
次に、予備校選びのポイントとして「授業料は総額で比較する」という点が挙げられます。
大手予備校は一見費用が高く見える場合もありますが、その中に模試の費用や春季・夏季・直前講習の費用などが含まれている場合も多く、総額でみるとリーズナブルな価格設定になっている場合もあります。
逆に、単発の講義費用が安い個別指導塾などでは、国家試験の範囲を網羅しようとすると費用がかなり高額になる場合もあります。
また、個別指導塾では専用のテキストなどが用意されておらず、自分で別途購入が必要な場合も多いため、その費用も追加でかかってきます。
予備校選びの際には、
- どこまでの範囲を予備校で学びたいのか
- 模試は何回受ける予定か
- ひとつの予備校・塾で全て事足りるのか
- 総額の費用はどの程度になるのか
など確認してから入塾を決めることをおすすめします。
3-4:一番重要なのは予備校・塾との相性
ここまで予備校選びのポイントを解説してきましたが、最も重要なことはご自身と予備校・塾との相性です。
この予備校が良い!と思って入塾しても「なんとなく講師と合わない」「講義についていけない」という場合もあります。
そのような時には、その疑問や不安をそのままにせず、講師やチューターに相談したり、それでも解決しない場合には早めに他の予備校や塾も検討したり体験に行ってみることをおすすめします。
なぜなら、なんとなく合わないと感じつつ漫然と勉強を続けてしまうと、国家試験までの貴重な勉強時間を無駄にしてしまう可能性があるからです。
確かに一度入った予備校・塾を辞めて違うところに移るとなると、短期的に見れば余計な授業料や費用が掛かってしまうことになります。
しかし、国試に不合格となり翌年も浪人することになった場合には、学費や教材費、生活費(一人暮らしの場合は家賃も)を含めると、総額でおよそ1,000万円近くの費用が再び必要となってしまいます。
そのため、もしあなたが通う予備校・塾と相性が悪いと感じた際には、ぜひ一度、受験のプロに相談してみてください。
当メディア「歯科国試ドットコム」を運営するオンライン個別指導塾「60日合格塾」では、
- 国家試験に精通したプロの現役歯科医師
- 受験生だけでなく、親御様の相談も可能
- 電話・メール・LINE・Zoomなど各種対応
- 土日や夜間でも相談可能
といった特徴のもと、無料相談を行っております。
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4章:【親御様向け】予備校・塾選びの判断軸
歯科医師国家試験は「家族の戦い」とも言える試験です。
合格するためには受験生本人の頑張りに加え、親御様の適切な理解やサポートが欠かせません。
そのため、お子様が予備校・塾の入塾を検討されている場合でも、できる限りのサポートをしてあげることをおすすめします。
この章では、お子様の予備校・塾をサポートする上で、親御様にも気にして頂きたい以下の3つのポイントを解説します。
- 費用面以外の判断軸を持つ
- 大事なのは受験生自身に合った指導
- 親が安心できるかも重要なポイント
4-1:費用面以外の判断軸を持つ
親御様目線で予備校・塾を選ぶ際には、「費用面」を決め手として考えられることも多いです。
もちろん、経済的な面など親御様側にも事情があるのは当然です。
しかし、目先のおトク感などに惑わされて、お子様に合わない予備校・塾を選んでしまっては、肝心な国家試験の合格からは遠ざかってしまうリスクが高まります。
したがって、お子様に合った塾・予備校を選ぶ際には、以下のような判断軸から総合的に検討することをおすすめします。
- 模試の順位
- 現役or浪人回数
- 時期・入塾タイミング
- 予備校・塾や講師との相性
またこれ以外の要素として
- 親目線だけで判断していないか?
- お子様本人がその塾に通うことで自信が持てるか?
なども重要です。
4-2:大事なのは受験生自身に合った指導
せっかく塾や予備校に通い始めても、そこがお子様に合っていないと時間もお金も無駄になってしまいます。
当塾の経験上、不合格になるお子様に多いのが、親が勝手に予備校や塾を決めてしまい本人の納得感がないまま受験期間を過ごし、そのまま受験を迎えてしまったというケースです。
このようなケースでは、お子様は受験が上手く行かなかった際に「親が決めた予備校・塾だから」という言い訳がずっと付いて回ってしまいます。
そのためには予備校・塾は親御様主導で決めるのではなく、お子様自身が納得する方法で選ぶことが重要です。
その際は、
- お子様に合った指導が受けられるか(できれば専用のカリキュラム)
- 毎日の学習進捗や課題へのフィードバックを受けられるか
など、お子様自身にあった指導が受けられるかどうかも、必ず考慮に入れて頂きたいポイントです。
4-3:親が安心できるかも重要なポイント
お子様を予備校・塾に通わせたとしても、成績や勉強の様子が分からないと親御様自身が不安になることも多いです。
しかし、そのような際に必要以上に親御様の不安を押し付けてしまうと、勉強に身が入らなくなり、結果的に合格が遠のいてしまう可能性もあります。
そこで、予備校・塾の中には、親御様に向けた以下のようなサービスを提供しているところもありますので、これらを予備校選びの判断軸に入れることもおすすめします。
- お子様の学習状況についての定期面談や電話面談
- 親御様がいつでも気軽に連絡・相談できる窓口
- お子様との接し方についての動画セミナーなど
4-4:予備校選びに迷ったらぜひ相談を
もし、親御様が予備校・塾選びに迷われている場合は、ぜひ一度、当メディアを運営する「60日合格塾」に無料相談してみてください。
4-4-1:国家試験のプロが親身に相談を受けています
塾長をはじめとした受験のプロである講師やスタッフが様々な悩みや状況に対して最適なアドバイスをさせていただきます。
年間150件以上ものご相談をいただいている対応実績もありますので、安心してご相談をお寄せください。
4-4-2:受験生だけでなく、親御様の相談も可能です
実は、「60日合格塾」に寄せられるご相談は親御様が3割強を占めています。
面談の時間も柔軟に設定可能ですので、お仕事に忙しい親御様のご都合に合わせた対応が可能です。
もちろん、お子様本人からのお問合せ、親御様+お子様の三者面談も受け付けていますので、ぜひ相談を検討してみてください。
4-4-3:電話・メール・LINE・Zoomなど各種対応
当塾の面談の特徴は「電話・メール・LINE・Zoom」といった各種方法に対応していることです。
もし、LINEやZoomの使い方がわからないというような場合でも、こちらのフォームからお申し込みいただければ、当方からお電話を差し上げることも可能です。
まとめ:歯科国試の予備校・塾の費用相場は年間99〜765万円
いかがでしたか?
今回の内容をまとめます。
■予備校・塾の費用の相場
大手予備校、中堅予備校、個別指導塾の費用相場は以下の通りです。
- 大手予備校:年間200〜440万円
- 中堅予備校:年間150〜400万円
- 個人指導塾:1時間当たり15,000〜60,000円、年間99〜765万円
- 「集団講義」と「個別指導」の費用内訳
▶「集団講義」では、講義動画や問題集の制作費用、生徒数を集めるための広告宣伝費も含まれます。
▶「個別指導」では、一人ひとりの診断結果をもとにした個別カリキュラムの作成や個別対応に人件費をかけています。
- 「通学」と「オンライン」の費用内訳
▶「通学」は施設使用料が含まれる分割高になるのに加え、下宿代や生活費、交通費、昼食代、宿泊費など塾以外にも費用がかかります。
▶「オンライン」の場合は、PCやタブレットなどを購入したり通信環境を整えたりする費用がかかります。
- 最低限以下の費用は入塾前に事前に確認しておく必要があります。
▶教材費や問題集の費用
▶模試の受験料
▶国家試験の出願費用
- 受講形式(通学orオンライン)を決める
- 大手予備校か中堅予備校かを決める
- 授業料は総額で比較する
- 一番重要なのは予備校・塾との相性
■迷ったら「60日合格塾」に無料相談を!
もしも、この記事を読んでも来年度の合格に向けた予備校選びや学習計画の立て方にご不安やお悩みがある場合は、
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60日合格塾の詳細をもっと知りたい場合は、こちらのサイトをぜひご覧ください。
ご相談の際は、こちらのLINEに登録してお気軽にメッセージをお送りください。
この記事の内容を参考に、あなたに合った予備校・塾を選び、合格に近づけるよう行動を開始していきましょう。
当メディア「歯科国試ドットコム」は、歯科医師国家試験の受験生が確実に合格できるように、受験生本人と親御様向けに情報提供するメディアです。
もしあなたが、歯科医師国家試験に対して不安を抱えている場合、ぜひ当メディアの記事を読んで知識やスキルを身に付け、合格に向けた正しい努力ができることを願っています。